テレビ用DVDプレイヤーのおすすめ7選｜テレビでDVDを見る方法

映画・ドラマ・カルチャー系など、DVDはさまざまな種類があります。室内で過ごす時間にDVD鑑賞はぴったりですが、DVDをテレビで見るにはDVDプレーヤーが必要です。

DVDプレイヤー内蔵型のテレビもありますが、内蔵されていない場合は外付けのDVDプレーヤーを購入しなくてはいけません。テレビにDVDプレーヤーをつなぐ際に使用するケーブルは、DVDプレーヤーとテレビの種類により異なります。

本記事では、接続トラブルを回避するために知っておくべき、DVDをテレビで見る方法・繋ぎ方・ケーブルと端子の種類などを解説します。テレビに上手く映らない場合の対処法や安いDVDプレーヤーについても記載。また、テレビ接続におすすめのDVDプレーヤー・ポータブルDVDプレーヤー9選や外付けDVDドライブについてもあわせて紹介しているので、DVDプレーヤー選びで迷っている方は、参考にしてくださいね。

テレビに接続するDVDプレーヤーの主な機能は、DVDの再生です。テレビ番組の録画もできると思われがちですが、録画はできません。録画機能が必要な方はDVDレコーダーを選んでください。

また、高画質の映像が楽しめるブルーレイディスクの再生も不可能なので、閲覧したいディスクの種類がブルーレイディスクの場合は、ブルーレイプレーヤーが必要です。レンタル、もしくは購入したDVDが見られる単機能な機器が欲しい方に、DVDプレーヤーは適しています。

DVDプレーヤーは大きく分けて、テレビに接続して使用する「据え置き」、画面とプレイヤーが一体になっている「ポータブルタイプ」の2種類があります。それぞれの機能と必要な付属品を紹介するので、購入時の参考にしてください。

一般的なDVDであれば、ほとんどの据え置きタイプで再生できます。しかし、上書き可能なDVD-RWを再生する場合、対応しているか確認が必要です。

テレビに繋げる端子は、コンポーネント出力やHDMIなどがあります。HDMIは音声と映像を1本のケーブルから送る端子で、高音質かつ高画質で再生できます。また、据え置きタイプは冷却ファンで内部を冷やすため、本体の周囲に放熱のためのスペースが必要です。

持ち運び可能なポータブルタイプも、製品により再生可能なDVDが異なります。目的のディスクが対応しているか確認しましょう。テレビに接続できるポータブルタイプは、必ず同梱されている接続ケーブルを使用してください。特に、海外の製品は付属のケーブルしか使用できない場合があります。

接続ケーブルのトラブルを回避するには、HDMI端子のある製品がおすすめです。HDMI端子には、市販のケーブルが使用できます。新しく購入する際は、HDMI出力の製品を選ぶのが無難です。

日本国内で販売されているDVDビデオなどを再生する場合は、DVDプレイヤーは問題なく再生できます。しかし、テレビ番組やビデオカメラで撮影した映像を保存したDVDを見る場合は、DVDプレイヤーの対応メディアでないと再生できません。 DVDの規格は次のようになっています。

規格が対応しているか購入前に確認しておきましょう。海外のDVDは日本とリージョンが異なるので、リージョンフリーのDVDプレイヤーでないと再生できない場合があります。また、放送規格がNTSCでなくPALの場合も、DVDプレイヤーが対応していないと再生できません。

海外のDVDを見るのが多い場合は、リージョンフリーでPAL→NTSC変換機能付きのDVDプレイヤーがおすすめです。

音声にこだわる場合は、DVDプレイヤーの出力端子は光デジタル出力や同軸デジタル音声出力がおすすめです。1本で映像と音声を出力するHDMI端子、アナログのコンポーネント出力についてはすでに説明しましたが、光デジタル出力と同軸デジタル音声出力もあります。

光デジタル出力は、ケーブルに光ファイバーを搭載した端子になります。同軸デジタル音声出力は、「コアキシャル」と別名があるデジタル入出力を行う機材に搭載されている端子です。どちらも高音質な端子なので、映像よりも音声にこだわるならチェックしておきましょう。

光デジタル出力よりも、同軸デジタル音声出力の方が高音質との意見が主流です。ただし、同軸デジタル音声出力が搭載されたDVDプレイヤーは、価格もかなり高額になります。

ホームシアターのような音響設備を用意している場合は、5.1chサラウンド対応のDVDプレイヤーがおすすめです。せっかく充実した音響設備があってもDVDプレイヤーが対応していなければ、設備を活かせません。

5.1chサラウンド対応のDVDプレイヤーなら、6方向のスピーカーに対応して立体的な音声を再現できます。

アップスケーリング（アップコンバーター）機能は、DVDの映像をより高精細に変換する機能です。昔のDVDの映像でもかなり高画質に変換して見られます。アップコンバーター機能もフルHDに変換するタイプとより高画質の4K映像に変化するタイプがあります。

DVDをより高画質で鑑賞したい方におすすめの機能です。

DVDプレイヤーは基本的に再生専門ですが、テレビ番組を録画したいならレコーダー機能が付いた製品を購入しましょう。レコーダー機能付きなら気軽に録画できるので、事前に予約しておけば見たい番組を見逃す心配もありません。

現在はHDDに録画できるタイプがほとんどなので、DVDなどのディスクなしでも録画できます。ただし、価格は録画機能なしのDVDプレイヤーに比べてかなり高額で、HDDの容量が多いほど高い傾向になります。

DVDを再生した際に、ブレやちらつきが少ない映像が見たいならプログレッシブ対応のDVDプレイヤーがおすすめです。テレビの映像の伝送方式は、インタレース方式とプログレッシブ方式の2種類があります。

プログレッシブ方式はインタレース方式と比較して、動く映像のブレやちらつきが少なく高画質な映像が楽しめます。

早見・遅見機能は再生スピードを調整できる機能で、じっくりと見られない忙しい方におすすめの機能です。低価格のDVDプレイヤーではスキップ機能しかない機種もありますが、2倍・4倍・6倍・8倍と再生スピードが変えられる機種であれば、映像を飛ばさずに見られます。

また、再生スピードを速くすると音声が消えてしまう機種が多いものの、映像と共に音声も早くなって再生される「音声付き早見機能」が付いたDVDプレイヤーも増えています。

DVDを途中で中断するのが多い方におすすめなのが、見るのを止めたところから再開できるレジューム機能です。途中で見るのをやめた場合、最初から再生されると見たところまで探すのに時間がかかります。

レジューム機能があれば電源を切っても、見たところから再生されるので快適に見られます。一度に最後まで見る時間が確保できない方にはおすすめの機能です。

DVDプレイヤーを快適に操作するには、リモコンの操作性も大事です。操作がわかりにくい場合やボタンの反応が遅い、反応しないなどの問題があるリモコンもあります。価格の安いDVDプレイヤーは、リモコン操作がしづらい製品も多いです。

リモコンが思うように操作できないと、ストレスを感じてしまいます。店頭に置いてある場合は実際に操作してみたり、口コミを参考にしたりして、リモコンの操作性を確認してから購入しましょう。

ソニーのDVDプレイヤーは、サラウンド再生対応や早見・遅見再生、見たい場面を素早く探せる高速サーチなど、機能が充実しているのが特徴です。3000円～数万円と幅広い価格帯のDVDプレイヤーを販売しています。

価格が安いモデルでもDVD再生に役立つ機能はしっかり搭載されており、人気が高いメーカーです。

Panasonicはコンポジット出力対応の安価なDVDプレーヤーが人気が高いです。リージョンフリーでNTSCとPALの両方に対応したDVDプレイヤーも何種類も販売しており、海外のDVDも安心して再生できます。

ただし、海外モデルのDVDプレイヤーを逆輸入して販売している場合は、国内サポートが受けられない場合もあるので、国内サポートが受けられるか購入前に確認が必要です。

オーム電機は3000円程度の安いDVDプレイヤーを販売しています。学習機能付きのリモコンが付属するのが特徴で、DVDプレイヤー以外の家電製品を登録して操作可能です。価格は安いですが、テレビに接続するケーブルは付属します。

USBメモリに接続可能で、ディスク以外のメディアも再生できます。

Green Houseは、機能がシンプルで使いやすいDVDプレイヤーを販売しています。ディスプレイが見やすくあまり使用しない機能を省くなど、使いやすい設計になっています。操作しやすいDVDプレイヤーが欲しい方におすすめです。

接続ケーブルが付属しない製品もあるので、テレビに繋ぐ場合は別に購入する必要があります。

Pioneerは画質や音質にこだわった製品を販売しているメーカーです。高性能な12bit映像DACを搭載した高画質再生が可能なDVDプレイヤーなどを販売しています。DVDプレイヤーは5000円くらいのものも販売していますが、高価格帯の製品が多いです。

DVDオーディオやSACDなど高音質な音楽ディスクを再生できるDVDプレイヤーもあり、オーディオプレイヤーとしても高品質なモデルもあります。

まず、据え置きタイプの接続するやり方から紹介します。据え置きタイプは複数の接続端子が備わっている場合があり、テレビにも同じ端子があれば自分で好みの接続端子を選び接続も可能です。

最も多いのは、AVケーブルやコンポーネントケーブルを使用した接続です。AVケーブルは赤・黄・白の3色に分かれています。テレビとDVDプレーヤーにも同じ3色の端子があり、同じ色同士をAVケーブルで繋ぎます。このとき、AVケーブルも同じ色を使用してください。

コンポーネントケーブルも、それぞれに対応した色の端子を同じ色のケーブルで繋ぎます。コンポーネントケーブルは、赤が2つあります。同じ赤でも映像と音声に分かれているため、それぞれを正しい端子に繋がなければなりません。

HDMIケーブルは、アナログケーブルに比べて分かりやすく手軽です。テレビはHDMI入力端子、DVDプレーヤーはHDMI出力端子に繋ぎます。複数のHDMI端子があるテレビもありますが、基本的にどのHDMI端子でも接続できます。HDMIはアナログケーブルより高画質かつ高音質で再生できますが、古いテレビやDVDプレーヤーはHDMI端子がない場合があり、そのときはアナログケーブルが必要なので、その点は不便です。

画面と一体化しているポータブルタイプで再生したDVDも、テレビでの視聴が可能です。接続方法は、基本的に据え置きタイプと同じですが、ポータブルタイプは端子の種類を確認する必要があります。ポータブルdvdプレーヤーをテレビに映す方法について解説していきます。

ポータブルタイプは出力端子がAV出力と書かれた1ヶ所の場合が多く、両端が3色のAVケーブルや5色のコンポーネントケーブルは使用できません。しかし、変換コンバーターを使用すれば、ポータブルタイプに接続できます。

変換コンバーターは片側がHDMI接続、もう一方はAVケーブルかコンポーネントケーブルが接続できる作りです。テレビにHDMI端子がなく、AVケーブルかコンポーネントケーブルしか接続できない場合は、変換コンバーターを使って接続しましょう。

ポータブルタイプは、HDMIを使用した接続が多くの製品に取り入れられています。HDMIと書かれた端子に、HDMIケーブルで接続します。また、USBやSDカードなど多くの端子があり、USB端子はHDMI端子に似ているため、間違ってケーブルを接続しないよう確認してください。テレビに接続するのであれば、端子の有無を確認してから購入を進めましょう。

DVDプレーヤーは外部接続になるため、接続した端子から映像と音声をテレビに読み込みます。リモコンのソースボタンを操作して、どの画面で再生されているかを確認しましょう。ソースではなくAVやHDMIなどの表記があり、接続した端子の名前を押して入力切替する場合もあります。

もしも、すべてのボタンで表示を切り替えても映らない場合は、接続のトラブルやケーブルの破損が発生している可能性があるため、接続とケーブルを再度確認してください。

DVDプレーヤーを接続しても映らない・見れない場合、接続が間違っていたり、機器の電源が入っていなかったりなど、いくつかの原因があります。それぞれの原因と対処法を知るのが重要です。

アナログケーブルで起こりやすいトラブルは、端子を間違って接続するのが主な原因です。テレビとDVDプレーヤーの端子が、同じ色で接続されているのを確認してください。5種類のケーブルで構成されるコンポーネントケーブルは特に間違いやすく、同じ色であっても映像と音声の違いがあります。端子と差し込むケーブルを確認し、映像が映らなければ差し替えてください。

映像だけが映らないトラブルは、HDMIケーブルではあまり発生しません。ケーブルを正しく接続しているのに映らない場合は、劣化して機能していなかったり、接続不良になっていたりする可能性があります。劣化したケーブルは新しいケーブルに変えてください。

音が聞こえない現象は、アナログケーブルとHDMIケーブルのどちらでも発生しやすいトラブルです。アナログケーブルの場合、差し込む端子を間違えている場合が多いため、接続端子が正しいかを確認してください。

他に挙げられる原因に、音量が消音に設定されていたり、ヘッドホンが接続されていたりする場合があります。音量を確認し、ヘッドホンやイヤホンなどが接続されている場合は外してください。

HDMIケーブルの場合、オーディオ設定で音が出ない設定になっている可能性があります。リモコンでセットアップメニューや初期設定などを選択し、オーディオや音声の設定から音が出る設定に変更しましょう。

ポータブルタイプは出力端子に、テレビは入力端子にケーブルが差し込まれているかを確認しましょう。出力と入力が逆になっている場合、テレビに映像が映りません。出力と入力の表記を確認し、対応した端子に差し込んでください。

また、アナログとHDMIどちらの場合でも、テレビ側で入力端子の設定をしなければ映らない製品もあるため、説明書の確認は必須です。

ケーブルが奥までしっかりと差し込まれているかを確認してください。ポータブルタイプの多くは、本体の側面に接続端子があります。そのため、力を入れてケーブルを差し込めず、接続不良になっている可能性があります。ポータブルタイプ本体を片方の手で持ちしっかりと支えて、ケーブルを奥まで強く差し込んでください。

ポータブルタイプの付属ケーブルは、1色か2色の端と赤・黄・白の3色が端になっているケーブルなどで、製品専用のケーブルになっています。そのため、テレビと接続する場合は付属ケーブルしか使用できません。紛失した場合はパーツショップで購入するか、メーカーに直接問合せましょう。付属ケーブルは紛失しないように、分かりやすい場所に収納してください。

「DVDをノートパソコンで観ようと思ったのに、再生できない…」との経験をされた方もいますよね。Windows10のノートパソコンの場合は、以下のような原因が考えられます。

• DVD再生ソフトがインストールされていない
• DVDドライブのドライバが更新されていない
• ファイナライズ処理が行われていない（ダビングされたDVDの場合）

これらの場合は、ソフトのインストールやドライバの更新などを行えば解決可能です。また、DVDドライブそのものが搭載されていないノートパソコンも増えているため、その場合はディスクドライブを別途手に入れて後付けする必要があります。

DVDプレーヤーを購入するのが難しい場合、DVDをリッピングしたり、DVDプレーヤー内蔵のテレビを購入する方法でも、テレビでDVDを楽しめます。

リッピングとは、DVDをテレビ対応のフォーマットに変換する方法です。変換したものをUSBケーブルを通してテレビに接続して楽しみます。専用ソフトが必要にはなりますが、一度リッピングすればUSB端子があり互換性のあるテレビならどんなものでも楽しめるのが特徴です。

DVDプレーヤー内蔵のテレビなら、リッピングの手順を踏まずに直接楽しめます。DVDプレーヤーも必要ありません。

ポータブルDVDプレーヤーでテレビの見方ポータブルDVDプレーヤーでテレビを見たい方は、フルセグやワンセグに対応した地上デジタル放送を視聴できるモデルをチョイスしましょう。ポータブルDVDプレーヤーのなかにはテレビを視聴できるモデルがあるので、テレビを見たい方はぜひチェックしてみてください。

テレビにDVDプレーヤーを接続する際に重要なのは、端子・ケーブルの種類・チャンネルの確認です。1つでも間違えると映らないので、確認しながら作業を進めてください。また、対応する端子の有無もチェックすべき点です。テレビの端子を確認し、対応する端子が存在するDVDプレーヤーを購入しましょう。