ポータブルDVDプレーヤーのおすすめ13選｜防水でお風呂でも使える！

お風呂や寝室、車でDVD視聴できるポータブルDVDプレーヤー。再生専用なので価格も安く、ちょっとした暇つぶしには最適です。最近は地上波が視聴可能な機種も増えており、テレビを持っていない方にもニーズがあります。

しかしポータブルDVDプレーヤーは、実は「何ができて何ができないのか」が分かりにくい映像機器のため、1台であれもこれもできると勘違いしている方もしばしば。「ブルーレイにも対応したら価格は？」「録画する手段はないのか？」など疑問も多いです。

そこで今回は、ポータブルDVDプレーヤーの疑問にお答えしつつ、おすすめ機種をご紹介します。また、Blu-ray対応モデルや低価格モデルまで幅広くピックアップし紹介しています。さらには、防水タイプはお風呂で使えるのかなども解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

ポータブルDVDプレーヤーは息の長い商品ですが、電気屋さんで売り場を見るとあまり選択肢がありません。実は国内の大手メーカーはほとんど製造しておらず、名前をあげるとしたら東芝・山善くらいです。多くがOEMを手がけるジェネリックメーカー、そして海外メーカー製です。

そのため、価格面は非常に安くDVD再生のみの製品なら6000円からあります。しかし人気の中心はBlu-rayディスク対応の「ブルーレイプレーヤー」で、DVD専用のプレーヤーは製品自体が少ない傾向に。

今から買うなら価格重視でDVD専用でもいいですが、ブルーレイ対応ならBDディスクはもちろん、SDやUSBメモリなどにも対応している商品が多く、使い方の幅が広がっておすすめです。

ポータブルDVDプレーヤーには地デジの「ワンセグアンテナ」「フルセグアンテナ」搭載の機種も多いです。そのため、電波が受信できれば地上波の視聴も可能。ただし、ワンセグの場合視聴に耐えるレベルで綺麗に映るかは電波の入り方次第です。

一方フルセグは情報量は多いもののワンセグよりもさらに安定性が低く、綺麗に見るためにはお部屋のアンテナ端子に接続したほうがいい場合がほとんど。どうしても綺麗に見たいなら室内用アンテナを購入するのも一つの手です。

ポータブルDVDプレーヤーの中でも一部のモデルは、HDMIでのテレビ出力に対応しています。ただし、DVDはテレビがアナログ時代の規格で解像度は720×480です。これはハイビジョン(1,280×720)にも満たない数値のため、 最近のフルHD以上のテレビではかなり画像は荒いです。

さらに、ポータブルDVDプレーヤーでHDMI出力付きのものは、価格面でも15000円以上とやや高めとなります。本当にDVDを今のテレビにHDMI出力するのかどうかよくご検討ください。

ポータブルDVDプレーヤーはDVD用の商品でブルーレイディスクの再生はできません。持ち運べてかつブルーレイディスクを再生したい場合は、ポータブルブルーレイプレーヤーが必要になります。

DVD専用プレーヤーより価格は上がりますが、最近のフルHD以上のテレビへの出力考えているなら、解像度の関係からこちらの方がおすすめです。ちなみに、最近ではDVDプレーヤーよりもブルーレイプレーヤーの方が人気の中心のため、この記事でもブルーレイプレーヤーを併せて紹介します。

最後にポータブルDVDプレーヤーに多い質問は録画に関してです。安い商品で録画まで出来たら嬉しいと思うはずですが、基本的にDVDプレーヤーは再生専用機のため録画不可能です。一部、海外製品の中には「録画対応」と書かれたものもありますが、これはSDカード録画でディスク録画ではありません。

結局のところ、録画する場合はレコーダーが必要になります。ちなみに、価格が安いDVDレコーダーは製品として終了して久しく、2021年の現在でディスク録画をする場合ブルーレイレコーダーが選択肢になります。

現在発売しているポータブルDVDプレーヤーの画面サイズは7インチ〜15インチ程度になります。目安としてわかりやすく表すと、小型のタブレット(7インチ)〜ノートパソコン(15インチ)といったサイズ感です。

7インチモデルは機能が少なく価格も安いものが多いですが、おすすめは10インチ以上です。やはり小さいと見にくいです。ただし、14インチを超えるとバッテリーが短くなる傾向があります。また、価格も画面サイズに比例するので、予算とも相談してご検討ください。

DVDの種類は市販・レンタル・ダビングしたものとさまざまありますが、自分でダビングしたものや人にダビングしてもらったDVDを見るときは、プレーヤー側の対応メディアの確認が必須です。

• DVD（一回録画のみ）：DVD-R/DVD+R/DVD-R DL/DVD+R DL
• DVD（繰り返し録画可能）：DVD-RW/DVD+RW/DVD-RAM

特にPCでダビングしたDVDを見る予定があるなら、なるべく多くの種類に対応したものがいいです。さらに、CDも「CD-R(一回のみ)」「CD-RW(繰り返しOK)」のように種類があるため、必ず確認してください。

ポータブルDVDプレーヤーには以下2つの形状があります。

• 折りたたみ型
• 置き型(縦型)

折りたたみ型は商品の選択肢は広く価格も安いです。画面を上にして完全に折り畳める製品も多く、車載バッグ付きならそれだけで助手席の後ろに設置可能です。置き型は見た目がスタイリッシュでデザインを気にする方におすすめします。また、防水のポータブルDVDプレーヤーも基本的に置き型となります。

お風呂でポータブルDVDプレーヤーを使用するなら「防水性能」が必須です。防水商品でないと、たとえお湯をかけなくても湯気が内部に入り込んでしまうため、壊れるのは時間の問題です。防水の数値はIPX0~8の数字で表され、数字が大きいほど防水性が高くなります。

現在発売しているポータブルDVDプレーヤーは、IPX7の多少の水没はOKな機種が多いものの、価格が最低でも1.5万円程度と高くなります。

ポータブルDVDプレーヤーのバッテリーでの連続再生時間は、2時間〜6時間の商品が一般的です。そのため、ほとんどの商品で映画一本はバッテリーで視聴可能となっています。ちなみにこの連続再生時間は製品としての性能の良し悪しではなく、画面サイズが大きく影響します。

価格が高くでも2時間しか再生できない製品、価格が安い7インチでも6時間再生可能な製品などが混在するため、特にしっかりチェックすべきポイントです。また、一部機種は乾電池にも対応しています。

車でポータブルDVDプレーヤーを使用するときは、シガーソケット(DC12V)から給電がマストです。もっとも、最近では多くのモデルがバッテリー・コンセント・シガーソケットの3way給電に対応しているため、選択肢はたくさんあります。

また、後部座席でお子さんに見せるために設置するなら、車載バッグセットの商品がおすすめです。別売りホルダーなしでそのまま車に設置できます。この時に、DVDなしでもちょっとしたミニゲームができるようなゲームモード搭載プレーヤーだと、手持ちのDVDに飽きてしまった時に便利です。

ポータブルDVDプレーヤーでテレビも見たい人は、ワンセグ/フルセグが搭載された製品を選ぶ必要があります。この「セグ」とは地デジの周波数帯の単位(セグメント)で、「フルセグ＝12こ」「ワンセグ＝1こ」の意味です。

【フルセグとは】

フルセグは通常のテレビ放送用の周波数帯。12のセグメントを使用し、一般的な建物内で受信する電波を利用するため、高画質で視聴できるのがポイント。しかし安定性はワンセグ以下で、ストレスのない視聴には家庭のアンテナ端子と接続する必要がある場合がほとんどです。

【ワンセグとは】

1つのセグメントのみで構成される、携帯電話用の電波として割り当てられた周波数帯。画質&解像度は低いですが、もともと携帯電話用のため屋外や移動時での利用を想定されており、電波の安定度は高いです。

ちなみにこれらのフルセグ/ワンセグは切り替え可能なモデルもあります。テレビ視聴を重視する場合は、切り替え可能モデルが望ましいです。

CPRM（Content Protection for Recordable Media）とは著作権の保護技術で、海賊版を取り締まるための規格。録画して1度ダビングしたテレビ番組を再ダビングできないようにする技術です。

再生するだけのDVDプレーヤーには無関係にも思いますが、実はこのCPRM対応のディスクで録画したテレビ番組を見るには、プレーヤー側にもCPRM対応が必要。レンタルDVDではなく、テレビ録画のDVDを見る場合にチェックしてください。

もっとも、格安DVDプレーヤーでもほとんどの商品は対応しているため、さほど心配する必要はありません。

輸入DVDなど発売元の国が異なるDVDを視聴したい方は「リージョンフリー」に対応しているかもチェックしましょう。

リージョンコードとは発売元の国と再生機双方に割り振ってあるコードで、これが一致しないと通常は再生できません。つまり、アメリカ(リージョン1)で制作されたディスクを日本(リージョン2)のプレーヤーで基本再生できません。

ただ、リージョンフリーのDVDプレーヤーやリージョン問わず再生可能です。最近はこのリージョンフリー機が増えてきているので、対象の方は検討してみてください。

東芝は日本の大手家電メーカーで、テレビなども販売しているため、高性能かつ高画質な製品が豊富。内蔵バッテリーも大容量なモデルが多く、長時間視聴したい方にもおすすめのメーカーです。

視聴中でもACアダプターで充電できる「おでかけ準備モード」など多機能なモデルが多く、価格も比較的リーズナブル。特にコスパを重視したい方におすすめのメーカーです。

グリーンハウスはパソコン周辺機や生活家電など幅広く展開している国内メーカーです。ワイド画面で楽しめるモデルが多く、手軽に持ち運べるモデルが多いのも魅力です。

Blu-ray再生に対応したモデルや地デジとワンセグを自動で切り替えられるモデルなど多機能な製品も多くラインナップも豊富です。国産ならではの技術力が最大の魅力になります。

アグレクションは2014年に設立された比較的新しい会社です。家電製品のOEMを手掛けており、大手家電量販店でも商品を手にできます。提携工場は海外にあるものの、商品開発や修理含むアフター対応は国内で行うため信頼性もばっちりです。

DVDプレーヤーのみならずブルーレイディスクプレーヤーも低価格で取り扱っているため、こちらもおすすめです。

ポータブルDVDプレーヤーはどこに売っているのか気になるはずです。店舗で販売していれば、自分の目で確かめられるので安心して購入できます。また、ネットで確認して店舗で購入するのもおすすめです。

ポータブルDVDプレーヤーは、ヤマダ電機やヨドバシカメラなどの公式通販で購入が可能となっています。特にヤマダ電機では、ネット購入したものを店舗で受け取れるサービスもあるので、特におすすめです。Amazonなど大手ネット通販サイトが不安な方は、ヤマダ電機やヨドバシカメラの公式通販で購入しましょう。

今回はポータブルDVDプレーヤーの選び方からおすすめ13選をご紹介してきました。ポターブルDVDプレーヤーは自宅や屋外など縛られずに好きな場所で映画を視聴できる便利アイテム。デジタルチューナーや防水性能など機能もさまざまなので、ぜひ自分にピッタリの1台を見つけてみてください！