ピアノにおすすめのスピーカー8選｜電子ピアノ・サイレントピアノに接続

自宅でピアノを練習する際、練習する時間帯によっては音が気になります。夜間でも練習したい方にはサイレントピアノや電子ピアノが人気ですが、ヘッドホンを用いての練習になるため、人によってはやりにくいと感じます。そこでおすすめなのがピアノ用の外部スピーカーです。

ヘッドホンではなくピアノ用の外部スピーカーを接続すると、耳に違和感を覚えずに快適に弾けます。また、音量調節ができるようになるので時間を気にせず練習できます。最近ではワイヤレスでピアノと接続できるものもあり、とても便利です。

今回は、電子ピアノ用・サイレントピアノ用外部スピーカーのおすすめ製品をご紹介します。また、クラシックの音楽鑑賞に特化したスピーカーについても触れていきます。選ぶ際のポイントも紹介しますので、是非参考にしてください。

サイレントピアノは現在の電子ピアノの中でも最高級のピアノです。ハイブリッドピアノとも呼ばれており、YAMAHA・河合・カシオの3ブランドから販売されています。

アコースティックピアノのような弾き心地で、時間を気にせず弾けるのがサイレントピアノの魅力です。夜遅くに弾きたい場合は、消音モードにするとヘッドホンでの練習が可能です。

ヘッドホンを使いたくない場合は、ヘッドホンの代わりにスピーカーを使って音量の調節もできます。また、木製鍵盤とアクション機構を搭載しながらも内部に弦がないため、定期的なメンテナンスが必要ないのもサイレントピアノの特徴です。

サイレントピアノ用の外部スピーカーを使用するメリットには、音量の調節ができる点やヘッドホンの装着が不要な点などが挙げられます。以下で詳しく見てみましょう。

サイレントピアノ用のスピーカーを使うと、音量を調整して演奏ができます。サイレントモードではヘッドホンを着用し耳から直接音を聞いて練習するため、違和感を覚える場合が多いです。

しかし、スピーカーを接続すれば音量調整を手軽にでき、アコースティックピアノのような弾き心地を損なわずに演奏を楽しめますよ。

上記でも触れましたが、ヘッドホンをしている場合としていない場合では音の捉え方が少し違い、普段から生で弾いた音を聴いている方は、違和感を覚えやすいようです。スピーカーを使用すると、ヘッドホンを使わず自然体の音を聞けます。

また、ヘッドホンを使うと響板の振動が0になるので鍵盤が少し軽く感じ、ヘッドホンではなくスピーカーを使用すると、鍵盤の弾き心地が変わりません。

音楽鑑賞が趣味の方なら、クラシックに特化したスピーカーもおすすめです。クラシックに特化したスピーカーはフルオーケストラを生で聴いているような臨場感を楽しめます。価格は安いものから高いものまでさまざまなため、選び方が重要です。

下記の記事では音楽鑑賞におすすめのクラシック向けスピーカーの選び方や、おすすめ製品を紹介しています。音楽鑑賞用のスピーカーが欲しい方は、ぜひチェックしてください。

ピアノ用スピーカーを選ぶ際のポイントまとめました。ぜひここを参考にして、自分に合ったスピーカーを選んでください。

サイレントピアノはアンプ内蔵スピーカーと接続できます。接続には市販のオーディオケーブル（抵抗なし）が必要になるので、別途用意しましょう。接続方法はサイレントピアノのスイッチボックス裏面もしくは底面にあるAUX OUT端子とアンプ内蔵スピーカーの入力端子を接続するだけです。

しかし、サイレントピアノの中にはAUX OUT端子がない製品があります。AUX OUT端子がないサイレントピアノをスピーカーに接続する場合は、ヘッドホン端子とアンプ内蔵スピーカーのプラグ形状に合ったオーディオケーブルを用意し接続してください。ピアノに接続できないスピーカーを選ばないように気を付けましょう。

スピーカーの接続方法には有線とワイヤレスがあります。有線は上記でも触れましたが、オーディオケーブルを別途用意しピアノとスピーカーを接続します。ワイヤレス接続はケーブルを接続する手間がないので気軽に接続できるのがメリットです。

しかし、ワイヤレス接続のスピーカーだとピアノを弾いたときに、鍵盤を叩くタイミングと音がズレて聴こえる場合があるため、ワイヤレス接続はあまりおすすめできません。接続するなら有線タイプのものを選びましょう。

ステージピアノとは、ライブハウスなど本物のピアノが置けないスペースで演奏するために作られた電子ピアノです。持ち運びしやすいように鍵盤部のみとなっており、演奏時は別でスタンドを付けます。ほとんどのステージピアノはスピーカー非搭載のため、外付けスピーカーが必要です。

ステージピアノに接続するスピーカーは、音の再現性のいいモニタースピーカーがおすすめです。ステージピアノはピアノに近い音を再現している楽器のため、スピーカーも音を忠実に再現できるものを選びましょう。

本記事で紹介したスピーカー以外にも、以下の記事でおすすめのモニタースピーカーを紹介しています。ぜひご覧ください。

すでに持っているアップライトピアノをサイレントピアノとして使う方法はあります。昭和40年以降に製造されたヤマハのアップライトピアノは、消音ユニットを取り付けるとサイレント機能を後付けでき、サイレントピアノとしての使用が可能です。

ピアノをスピーカーに接続して使うと、音量調節が可能になりヘッドホンをするよりも耳が疲れにくくなります。快適にピアノの練習したい場合は、スピーカーを活用するのがベストです。ピアノ演奏環境を整えて、すてきな演奏をしてくださいね。