トースターはフライパンで代用できる！トースターの代わりに美味しく焼く方法も紹介

オーブントースターやポップアップトーストなしでも、実はフライパンでトーストを焼けます。一人暮らしの狭いキッチンでオーブントースターやポップアップトーストを置く場所がない方もフライパンで代用できます。

これから一人暮らしや新生活を始める予定がある方で、トースターを購入しようか迷っている方もぜひ一度フライパンでトーストを焼いてみてください。この記事ではフライパンでトーストを焼くメリット・デメリットや、美味しく焼くコツをご紹介します。

トースターとフライパンの仕上がりの違いやトースターがないときのトースターの代わりになるアイテムやフライパン以外の代用品・アレンジレシピも紹介しますので、ぜひ最後まで読んで毎日の生活に役立ててください。

フライパンでトーストを焼くと、全面を均一に焼けます。高温で一気に焼き上げるため、水分の蒸発を抑えふんわりと仕上がるのもポイントです。より美味しく焼き上げるには、あらかじめフライパンをしっかり熱しておきましょう。

テフロン加工のフライパンは、焦げ付かないので油を引かなくてもOKです。食感を楽しみたいのであれば、少量のオリーブオイルを敷いてからバターを溶かして焼くとサクサクの食感に焼き上がります。

オーブントースターやポップアップトーストでトーストを焼く場合は、焼く前か焼いた後にバターを塗りますよね。フライパンで焼くときは、先にバターを入れるのでバターを塗る手間を省けます。

バターを溶かしてから焼くと塗ってから焼くよりも食感が良く、バターがしっかりと染み込みふんわりとした食感に仕上がるのもポイントです。手間を省けてより美味しく仕上がるのは何よりのメリットです。

冷凍保存した食パンをオーブントースターで焼く場合は、焼くよりも前に出しておいて自然解凍する必要があります。朝は何かと忙しくバタバタとしがちですので、冷凍庫から食パンを出すのを忘れてしまいます。

この場合は電子レンジで解凍したり温めたりできますが、その分手間と時間がかかります。フライパンは解凍なしでも美味しく焼き上がるので、冷凍保存を活用している方にもおすすすめです。

フライパンでトーストを焼く場合は、両面同時焼きができません。そのためデメリットも存在します。

トーストにチーズを乗せて焼きたい場合は、オーブントースターのように両面焼きができないので、一旦片面を焼いてからひっくり返し、その後チーズを乗せる手順になります。しかし、この場合ですとチーズが溶けにくく、焦げ目が付きません。

ひっくり返してチーズを乗せた面でも焼けますが、チーズが溶け落ちフライパンが汚れてしまい後片付けが面倒です。この場合はフライパン用ホイルを敷いておくと、後片付けが楽になり忙しい朝にも活用できます。

保存状態によっては食パンの形が変わってしまい、フライパンの面に均一に当たらない場合があります。この場合はフライ返しで軽く押し当てて、均一に当たるよう密着させましょう。ただし、力を入れて押さえつけると、ふんわり感が損なわれてしまうので注意が必要です。

フライ返しを使えば、市販の角食以外にもホームベーカリーで焼いたパンや、ベーグルやイングリッシュマフィンもフライパンで焼いて食べられます。

キッチンが狭くオーブントースターを置くスペースがない場合は、フライパンをトースター代わりにできるのでオーブントースターを購入しなくても済みます。オーブントースターを持っている場合は、フライパンで焼くべきか、オーブントースターを使うべきか迷ってしまいますよね。

フライパンとオーブントースターの違いは「食感」です。パンの厚さによる違いなどもあるものの、オーブントースターではサクッと感が強く、フライパンは外はサクッと中はふんわりと焼き上げられます。

どちらがいいか見極められない場合は、オーブントースターもフライパンもどちらも試してみましょう。

フライパンで美味しいトーストを焼くにはいくつかのコツが必要です。初めて焼くときにもわかりやすいよう手順も紹介しますので、ぜひ試してみてください。

1. フライパンをしっかりと温めてからバターを溶かす
2. 食パンを入れ焦がさないよう火加減に注意しながら1分半～2分焼く
3. 片面が焼けたらひっくり返してもう片面も同じように焼く
4. 全体を均一に焼きたい場合はフライ返しで軽く押さえる

食パンに切り込みを入れてから焼くとバターが染み込みますし、食べやすいのでおすすめです。よりふんわりと仕上げたいのであれば、蓋をして焼いてください。日にちが経ったパンは霧吹きで水をかけてから焼くと柔らかく焼き上がります。

フライパンでトーストを焼くときに一手間加えるだけで、カフェで食べるような美味しいフレンチトーストも簡単に作れますよ。毎日同じ味に飽きたときや、休日のブランチに試してみてはいかがですか？

【材料】

• 食パン2枚
• ☆卵1個
• ☆牛乳120ml
• ☆砂糖大さじ1
• バター10g
• メープルシロップ　適量
• 粉砂糖　適量

【作り方】

1. ☆を混ぜて卵液を作る
2. 食パンを半分にカットして卵液に浸す
3. フライパンを熱しバターをとかしたら2を弱火で焦げないように両面を焼く
4. 焼き上がったら粉砂糖とメープルシロップをかけて食べる

トーストに目玉焼きを乗せて食べたいときは、フライパンを使えば簡単に美味しく焼けます。やり方はいくつかあるのですが、食べやすいようパンを切り抜く方法を紹介します。

【材料】

• 6枚切り食パン1枚
• 卵1個
• バター
• ハーブソルト（なければ塩コショウでもOK）

【作り方】

1. 食パンの中央部分をコップやケーキ型でくり抜く
2. フライパンにバターを溶かし片面を焼いたらひっくり返す
3. ひっくり返したらくり抜いた部分に卵を割り入れ好みの硬さになるまで焼く
4. 黄身にしっかりと火を通したい場合はひっくり返して両面焼いてもOK
5. 仕上げにハーブソルトをかけて食べる

食パンをくり抜かずに食パンのフチに沿ってマヨネーズで土手を作り、中央に卵を割り入れて作る方法もありますよ。お好みの方法で試してみてくださいね。

サンドイッチ用のパンを使えば、フライパンでホットサンドを作れます。具材はハムとチーズでもいいですし、ポテサラやたまごサラダなどお好みで用意してください。

【作り方】

1. サンドイッチ用のパンに具材を挟み4辺をスプーンやフォークでプレスする
2. フライパンで両面をこんがりと焼く（バターはお好みで使ってもOK）
3. 焼けたら斜め半分にカットして食べる

ホットサンドが好きな方は、ホットサンドメーカーを使うのもおすすめです。フライパンのように直火で使えるホットサンドメーカーを紹介しますので、気になる方はチェックしてみてください。

ピザトーストはトースターで焼くのがほとんどですが、フライパンでも作れます。フライパンで焼いて、焦げ感のあるカリカリのピザトーストを作ってみるのもいかがですか。

【材料】

• 食パン
• ウインナー(代用でハムやベーコンも可)
• 玉ねぎ
• バター5g
• スライスチーズ適量
• ケチャップ適量
• コショウ適量
• (お好みでピーマンやマヨネーズ・ツナを入れてもおすすめ)

【作り方】

1. 玉ねぎとウインナーを薄切りする
2. フライパンの外側で玉ねぎとウインナーを炒め、真ん中にチーズを入れる
3. ケチャップをかけて上に食パンをのせる
4. 食パンの上に皿を裏返ししてのせ、フライパンをひっくり返す
5. フライパンにバターを適量入れ、食パンに焼き色が付くまで焼く
6. 焼き色がついたらお好みのサイズに切り、コショウをふって完成

毎朝トーストを食べるファミリーの場合は、ホットプレートがおすすめです。ホットプレートであればコンパクトサイズでも、同時に数枚のトーストを焼けます。

ホットプレートは火加減の調節も簡単ですし、テーブルの上でトーストとおかずを同時に焼けます。後片付けもプレートを洗うだけなので、忙しい朝に活用してみてください。

ガスコンロやフライパンがふさがっているときは、魚焼きグリルでもトーストを焼けます。魚焼きグリルも2枚同時に焼けますし、予熱してから焼くとより美味しく焼き上がります。直火の高火力で一気に焼くと、外はカリッと中はふんわりします。

両面焼きのグリルであれば、ひっくり返す手間がないのでフライパンよりも便利です。グリルを使えば、チーズやハムなど具材を乗せて焼きたいときにもおすすめです。

魚焼きグリルの掃除が面倒な方は、焼き網を使ってトースターで焼くのがおすすめです。焼き網はトースター以外にもお餅や魚を焼くときにも使えるので、1つ持っていると便利です。

焼き網というとガスコンロでしか使えないイメージがありますが、最近ではIHで使える焼き網も販売されています。ただし、IH用といってもラジエントヒーターでしか使えない商品もあるので、購入する際はよくチェックしましょう。

フライパンでトースト以外にもパンが焼けるのか気になりますよね。実はトースト以外に、フライパンでパンを焼くことは可能です。作り方は通常のパン作りと同じです。まずは、パン生地を混ぜ合わせてこねます。

生地を火のついていないフライパンに入れ、30分程度発酵させます。1次発酵・2次発酵と合計1時間くらいが目安です。そのあと、弱火でじっくりと両面焼けば完成です。アレンジでちぎりパンにするなら、焼く前段階で一口大にして並べれば食べやすいちぎりパンが出来上がります。

パンはフライパンで焼いても美味しいですが、オーブントースターで焼くと、また違った味わいが楽しめます。美味しくパンを焼き上げるにはオーブントースターについて知っておくと失敗がありません。

オーブントースターについてもっと知りたい方は下記の記事をご覧ください。

トーストはフライパンでも美味しく焼けます。トースト好きの間では、あえてトースターを使わずにフライパンで焼いて食べる人もいるそうです。美味しいトーストを追求したい方はぜひフライパンで焼いたトーストを試してみてください。