フットヒーターのおすすめランキング｜電気代は？メトロの口コミも紹介

寒い時期、いくら着込んでも足元の寒さは辛いもの。冷え性の方は特に足先の寒さは耐え難いですよね。そんな時、足元からポカポカにしてくれるフットヒーターがおすすめです。フットヒーターとは足元から温める暖房器具で、フットウォーマーや足温器とも呼ばれます。

部屋全体を温めるエアコンやストーブとは違い、足元だけを温めてくれるものです。そのため他の暖房器具と比べると電気代の節約もできます。価格もサイズもさまざまなフットヒーターが発売されており、自分に合った商品を見つけるにはどこを見ればいいのかわからなくなりますよね。

そこでこの記事ではフットヒーターの種類・選び方・おすすめの商品について口コミを交えて解説します。パナソニック・アイリスオーヤマ・メトロといった人気のメーカーもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

フットヒーターを使うメリットはもちろんありますが、少なからずデメリットもあります。フットヒーターのメリット・デメリット合わせて解説します。

フットヒーターを使用するメリットは以下の通りです。

• 足元だけを温められる

• 温め過ぎや乾燥を防げる

• 他の暖房器具と合わせて電気代の節約になる

• 本体価格が安く手軽に入手できる

フットヒーターは部屋全体を温めるエアコンやストーブと違い、足元だけを重点的に温めるので、上半身だけが熱くなってぼーっとなってしまうのを防げます。温め過ぎによって空気の乾燥もしないので、暖房を使うと喉がイガイガしてしまう方にもおすすめです。

本体の値段は1000円台からあるので大型家電と違い気軽に手に入れられます。最初にエアコンやストーブで部屋全体を温めてから、フットヒーターに切り替えればポカポカを維持しつつ電気代を節約ができます。

次にフットヒーターを使用するデメリットもしっかりと見ておきましょう。

• 温まるまでに少し時間がかかる

• フットヒーターから離れてしまうと寒い

フットヒーターは足元から徐々にポカポカさせてくれるのが大きなメリットですが、即暖性の高いハロゲンタイプ以外では温まるまでに少し時間がかかります。また、部屋全体を温めているわけではないので少しでも離れてしまうと寒さを感じてしまいます。デスクワークなどでじっとしている方には最適ですが、よく動き回る方にはデメリットとなる場合もあります。

カーペットタイプのフットヒーターは、マット状のシートを床に敷いて使用します。1人用から複数人でも使える大きさまでサイズが豊富にあります。用途に合わせて選ぶべるのが特徴です。リビングで並んで映画鑑賞をする際やキッチンで一緒に料理をする際などにおすすめです。

ヒータータイプのフットヒーターは、ボックス型の暖かくなったヒーターの上に足を直接乗せて使用します。ホコリがつきにくくお手入れがラクなのが特徴です。カーペットタイプとは違って高さがありますので、机の下などで使用する場合は膝が当たらないか確認しておきましょう。

フットウォーマー（足温器）タイプのフットヒーターは枕のような形やブーツ型のものに足を挿し込んで使用します。靴を履いたまま使用できるものや、フットウォーマーに足を入れたまま歩けるものなど豊富なラインナップが特徴です。

デスクの下で使用したい方はパネルタイプがおすすめです。パネルタイプのフットヒーターは、薄型でコンパクトなモデルが多いので狭い場所に設置できます。机の下・脱衣所・キッチンなど使用する場所を選ばないのが魅力です。スタンドを使って床に置いたり、マグネットで貼り付けたりできます。

耐熱性のある石英管というガラスを使用しているタイプです。ガラスの中に固定された電熱線に電気が通って発熱します。

比較的簡単な構造で、低コストで製造できるため価格が安いのが特徴です。しかし衝撃に弱く、倒してしまっただけでも故障する可能性があるので注意が必要しましょう。

石英管タイプと構造は似ていますが、ガラスの中にハロゲンガスが注入されたものがハロゲンタイプです。即暖性が高く、スイッチを入れるとすぐに温まるのが特徴です。

消費電力が高く、寿命も長くないため現在は主流ではなくなっています。狭い範囲をかなり高温にするので、小さなお子様やペットが近づかないように気をつけましょう。

現在主流となっているのがこちらのカーボンタイプです。カーボンタイプは炭素繊維に電気を通して発熱します。遠赤外線効果はハロゲンタイプの約2倍で、体の表面だけでなく芯から温めてくれます。

2倍遠赤外線効果があると、ハロゲンタイプの半分の時間で同じ温度にできるので、電気代も節約できます。電気代をあまり気にせず使用したい方はカーボンタイプがおすすめです。

マイカタイプは薄いパネル状の素材を発熱体として使用しています。即暖性に優れ、発熱体がパネル状なので均一に温められるのが特徴です。薄く軽量なので、持ち運びたい方や、室内で頻繁に移動させたい方におすすめ。

耐熱性のあるシリコンゴムを発熱体に使用しているシリコーンゴムタイプ。パネル状とコード状の製品があり、パネル状のほうはマイカタイプと同じく均一に温められるのが特徴です。またコード状のほうは、複雑な形状でも対応できます。

しかし、シリコーンゴムタイプは工業用の製品に多く、一般用にはあまり出回っていません。そのため製品のバリエーションが少ないのが難点です。

フットヒーターは使う人数によって適したサイズを選びましょう。1人でしか使う予定がないのならフットウォーマータイプなどのコンパクトな製品や、狭い範囲を集中的に温めてくれるヒーターで問題ありません。

2人以上で使うのであれば面積の広いカーペットタイプがおすすめです。また、向かい合って使用するのか並んで使用するのかによってもベストなサイズは変わってくるので、ご自分が使用する場面をしっかり想定しておきましょう。

暖房器具を使うとき、1番心配なのがスイッチの切り忘れなどによる思わぬ事故の危険性ですよね。フットヒーターもサイズは小さくとも熱を発するので、危険は十分にあります。そのような思わぬ事故を事前に防いでくれる安全機能をしっかり確認しておきましょう。

設定した温度以上にならないように、電源をオン・オフしてくれるのがサーモスタット機能。一度温度を設定しておけばその温度を保つように動作してくれるので、自分で電源を操作する必要がなくとても便利です。うっかり消し忘れてしまった際でも温度が上がりすぎる心配はありません。

ヒューズ機能は万が一なにかの不具合でサーモスタット機能が働かなくなってしまった際でも、温度の上昇を防いでくれる最後の砦です。

ヒューズと呼ばれるパーツが高温になると溶けて電気の通り道を塞いでしまう仕組みによって、強制的に電源を落とす機能です。本当に文字通り最後の砦といえる機能で、こちらの機能が作動するとその製品の電源は使えなくなってしまいます。

使いやすさを重視する方には人感センサー機能搭載のモデルがおすすめです。人感センサーは人の動きを検知して自動で電源をコントロールする機能のこと。フットヒーターに近づくだけで暖かくなるため、いちいち電源を入れる手間を省けます。また人がいないときには運転が切れるため、省エネしたい方にもおすすめです。

就寝時に使用したい方は、タイマー機能があるものがおすすめです。タイマー機能は、指定した時間に自動で電源が切れる機能です。タイマーの設定時間が商品によって異なるので、購入する前には時間帯を確認するのをおすすめします。タイマーを設定さえすれば、電源をつけっぱなしにするおそれがないので、省エネにも貢献します。

フットヒーターを購入する際、意外と盲点となるのがコードの長さです。使う場所によっては長さが足らず、使えないなんて事態に陥りかねません。コードの長さは事前にしっかりと確認しましょう。

メーカーによってコードの長さはさまざまで、短いものだと1m、長いものだと3mほどの製品もあります。すぐ近くにコンセントがある場合は1mから1.5m程度あれば大丈夫ですが、もし近くにコンセントがない場合は念の為2m以上の長めのタイプにしましょう。

小さなお子様やペットがいる場合は、あまり長くコードを伸ばしすぎると足を引っ掛けてしまう危険性があるので注意が必要です。

フットヒーターにはUSBで給電可能なタイプもあります。パソコンやモバイルバッテリーで給電ができるので、コンセントがない場所でも使えます。コンセントが近くにない職場のデスクや、屋外で使用したい方におすすめです。

スリッパタイプのフットヒーターでは、USB給電コードを外せるものもあります。コードを外してしまえばそのまま歩き回れるので、たとえばキッチンに飲み物を取りに行きたい時などでも、寒い思いをしなくて済みます。

実際に使ってみなければわからない部分もあるので購入を悩んでしまうときもありますよね。そんな時に役に立つのが口コミです。ここではフットヒーターを実際に使った人の口コミを紹介します。

家電全般を幅広く手掛ける、日本を代表する大手家電メーカーの1つです。フットヒーターでは屏風のような形をしたパネル型のヒーターから定番のカーペットタイプまで、豊富な種類を扱っています。足温器・あんか・クッションなどさまざまな使い方ができるマイクロファイバータイプのフットヒーターも大変人気です。高品質な日本製の商品を探している方におすすめです。

プラスチック製品の下請け町工場から始まったアイリスオーヤマは、2000年代に家電に力を入れ始め一気に事業を拡大しました。現在は質が高くコスパのいい家電メーカーとしての地位を確立しています。人感センサー付きの足元にもおける小型セラミックファンヒーターが人気を集めています。日本製の商品を探しているけど、なるべく安いものが欲しい人にもおすすめです。

PRISMATE（プリズメイト）は株式会社阪和が展開する家電ブランドです。デザインと機能性を両立した、暮らしに寄り添う家電を取り揃えています。フットヒーターでは離れると自動オフになる人感センサーを備えた、足を乗せて使用するタイプのヒーターが人気です。

METRRO（メトロ）は主に家庭用、産業用のヒーターやLEDなどの灯照明器具を扱っているメトロ電気工業が手掛ける製品で、優しい感触の天然木フレームが特徴です。インテリア性が非常に高く、モダンな家との相性は抜群。おしゃれで高機能なフットヒーターをお探しでしたらMETRRO（メトロ）で決まりです。

便利でリーズナブルな生活雑貨を揃えるニトリからも、フットヒーターが販売されています。特にふわふわの起毛した生地を使用したヒーターは見た目通り温かく、足元をすっぽり覆えるので足全体を温められます。こたつを置く場所はないけど、足をこたつのように全体的に温めたい人に最適です。

メーカーが公式に発表している情報によると、フットヒーターの1時間当たりの電気代はどの商品も1〜3円です。高いものだと4円ほど。毎日3時間使用したとしても1ヶ月当たり約90〜270円ほどで済みます。だいたいの商品に消し忘れ防止機能や、熱くなりすぎるのを防いでくれる機能が付いているので、長時間つけっぱなしになる心配もありません。

たとえば、アイリスオーヤマのホットマットでは、消費電力は30Wなので1時間あたりの電気代は約0.8円（一般的な電力量料金で計算しています）になります。毎日3時間の使用でも1ヶ月で約70円程で済みますね。

在宅勤務やリモートワーク増えた昨今、デスクで長時間座って作業する機会も増えたかもしれません。「仕事中に足元が冷えて辛い、でもヒーターは邪魔になってしまう」そんな方にはパネルタイプのヒーターがおすすめです。

パネルタイプのヒーターは薄い板のような形状をしているので、デスクの下に置いても気にならずに足元を温められます。中でもマグネットで貼り付けられるヒーターは、デスクの下のスペースを一切取らないので特におすすめです。

シンプルなデザインと機能性の高さが魅力の無印良品からも、ホットマットが販売されています。椅子の座面に置きやすい四角いタイプのほか、お部屋のポイントになりやすい丸いタイプもあります。無印らしい落ち着いた色展開で、素材もマイクロファイバー素材・残反ポリエステル・綿キルティングなどさまざまです。用途や好みによって選べます。

フットヒーターはなんとも耐え難い足先の冷えからあなたを救ってくれる便利なアイテムです。機能性はもちろん、デザインがおしゃれなフットヒーターもたくさん発売されています。あなたに最適な一台で、ポカポカ快適な冬を過ごしましょう！