バスヒーターおすすめ6選｜追い炊きのない風呂を温めるには？【電気で沸かす】

お風呂につかる時間は一日の疲れをゆっくりととるための大切な時間です。しかし、家族の入浴時間がそれぞれ違うとどうしてもお風呂は冷めてしまいますよね。家庭用のお風呂には、追い焚き機能がついていないものもあります。

そこでおすすめしたいのが簡易追い焚き機であるお風呂ヒーター、別名バスヒーターです。追い炊きのない風呂も追い焚きでき、いつでも温かいお風呂に入れるようになり、日々の生活を彩ること間違いなしです。

この記事では、電気で沸かすバスヒーターの電気代や選び方、お手入れの方法、買うべきおすすめ商品、またレンタルについてなど詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んでバスヒーター選びの参考にしてください。

大幅にガス代が節約できて、電気代も安いと評判のバスヒーター。電気代は実際にどれくらいかかるのか気になりますよね。よく「1日80円」などと商品紹介されているものは、「保温機能」のみの電気代である場合が多いです。

「保温」とは、すでに温まっているお湯の温度をそのままキープする機能です。また、「加熱（湯沸かし）」は冷めたお湯や水の状態から、設定温度まで温度を上昇させる機能です。そのため、加熱の電気代は保温の電気代とは異なります。

加熱機能の電気代については明記されていないケースが多いので、ワット数と1時間あたりの電気代から目安をチェックしておきましょう。たとえばワット数910Wで一時間の電気代が27円、加熱時間が4時間なら「27円×0.91kwh×4時間＝98.28円」となります。

バスヒーターに必ず付いている機能が「保湿」か「加熱」。どちらか一方の機種もあれば、両方備わっている商品もあります。

お風呂のお湯が冷めないように温度をキープするのが、バスヒーターの「保温」。コンセント式で電気を取って保温するタイプや、電子レンジでバスヒーターを温めて湯船に入れるだけのお手軽なものもあります。

保湿タイプのバスヒーターは、加熱タイプに比べると比較的価格がリーズナブルなのも特徴です。家族の入浴時間の合間が数時間空いてしまうなど、短い時間の保湿をしたい家庭におすすめです。

「加熱」タイプのバスヒーターは、追い炊き機能のように冷めた風呂の水を適温に加熱して温めてくれるものです。冷めてしまったお風呂の水を捨てずに再利用できるので、水道代を節約しながら、毎日温かいお風呂に入れます。

加熱タイプのバスヒーターは、加熱しながらお湯をクリーンに浄化してくれる機能の商品もあります。多くの加熱タイプは保温機能も備わっているので、家族の入浴時間がバラバラの家庭で役立ちます。

電気タイプのバスヒーターは、コンセントから電気を使用してお風呂を温めます。電気と水は危険な組み合わせなため、お湯を温めながら入浴はできませんが、しっかりとお湯を温められます。

気になる価格は高めの設定ですが、保温以外にも湯沸かし機能が搭載されている商品が多いです。ヒータ使用中は入浴できないのが特徴の商品で、入浴時間帯に差がある家族などに最適です。

電子レンジタイプは電子レンジで温めてからお湯の中に入れます。コンセントに繋がなければいけないタイプとは違い、入浴中も使用できて安全性が高いです。

保温力抜群のコンセントタイプと比べると保温時間は短いですが、その他のタイプと比べた場合は、保温力が高いです。電子レンジで温めるだけなので電気代も少なく、エコな商品です。電子レンジから取り出したり使用したりするときは、火傷しないように気を付けましょう。

バスヒーターの性能で見落としがちなのが「ワット数」。ワット数が大きいほど加熱能力に優れているので、短い時間で素早くお湯を温めてくれます。ただ、気を付けたいのが電気代。ワット数が大きいほど多くの電力を使うので当然電気代も上がります。

しかし保温能力に関しては、「お風呂をしばらく保温しておきたい」くらいならば、低いワット数のバスヒーターで十分に保温してくれます。低めのワット数の商品のほうが、リーズナブルな価格で購入できるのがメリットです。

バスヒーターでお風呂が温まるまでの時間は、どれくらいかかるか気になりますよね。水から温める場合、目安としては夏場は5～6時間くらい・冬場は8～9時間程度の時間となります。

バスヒーターの種類によってワット数が違うといった点もありますが、夏場は早く温められます。必要時間は季節によって異なるのを覚えておきましょう。

「ろ過機能」が付いたバスヒーターは、浴槽内の髪の毛や小さなゴミなどの浮遊物を取り除いてくれる便利な機能です。セラミックボールなどを搭載し、お湯を循環させて雑菌やぬめりなど気になるお風呂の汚れを抑え、湯質がキレイな状態をキープします。

数日間お風呂のお湯を変える必要がないタイプの機種もあり、その間は浴槽の掃除も不要です。どれくらいの時間、効果が継続するのか、フィルターの掃除方法などもチェックしましょう。湯船が汚れやすい大家族におすすめの機能です。

お湯の温度を上げる機械だからこそ気になるのは安全性。バスヒーターは加熱中や保温時間には放置する時間が長いため、就寝時や不在時は不安になってしまいますよね。

バスヒーターは、セーフティ機能が充実しているものを選ぶのがおすすめです。空焚きや漏電の防止、加熱のしすぎや水位異常を感知するものなど、さまざまな機能が揃っています。多くのセーフティ機能があると、火傷や事故防止に繋がります。

夏はゆるめのお湯・冬や疲れている日は熱めのお湯がいいなど、季節や日によって入りたいお湯の温度は異なるもの。バスヒーターに温度調整機能があると、好みのお湯の温度に設定が可能です。バスヒーターの種類によって、選べる温度の段階数も変わってきるのでチェックしてみましょう。

基本的にバスヒーターは、本体の高さの位置の水位以上の水やお湯が入っていないと加熱や保温ができません。半身浴や足湯など、お湯の量を少なめにしたい方は、寝かせて使えるタイプのバスヒーターがおすすめです。

寝かせるタイプのバスヒーターなら、少量の湯量でも加熱・保温が可能です。浴槽だけでなくビニールプールや洗い桶など狭いスペースでも使用できます。持ち運びもしやすいのでアウトドアにも活用できます。

バスヒーターは毎日浴槽で使用するとなると、汚れが気になりますよね。抗菌機能を維持し、清潔に長期間安心して使うためにも定期的なお手入れが必要です。

基本的には、家庭用の中性洗剤や石鹸でつけ置きし、スポンジで軽く洗うくらいで大丈夫です。本体は外側だけでなく、フィルターや内部の清掃もしておきましょう。バスヒーターの機種によってお手入れ方法も変わってくるので、説明書で確認してください。

バスヒーターはホームセンター・家電量販店・ディスカウントストアで購入可能です。「欲しい」と思わないと、手に取ったり見たりする機会が少ない商品なので、「どこに売っているの?」と悩む方も多いですが、バスヒーターは意外と身近に売っています。

店舗で見つからない場合は店員さんに聞くか、ネット通販で探してみてください。こちらの記事のおすすめ商品であれば、リンクから簡単に見つけられますよ。

「冬の間だけ使いたい」「家族が帰省してくる期間だけ使いたい」といった方は、バスヒーターを一時的にレンタルできれば嬉しいですよね。調べたところ、残念ながらバスヒーター専用のレンタルショップは見つかりませんでした。基本的に、バスヒーターは買い切り商品だと思ってください。ですが、オールジャンルのレンタルショップなら取り扱っている可能性もあります。

バスヒーターがあれば、お風呂に追い炊き機能がない家庭でも、手軽にお湯を温めたりそのまま保温できます。いつでも温かいお湯に浸かれるのは、お風呂好きの日本人にとって大きなメリットです。お気に入りのバスヒーターを見つけましょう。