【4Kも】ブルーレイレコーダーの容量目安・おすすめ商品10選｜1TBの録画時間は？

Blu-ray DiscやDVDなどを再生するために必要なブルーレイレコーダーは、またテレビ番組の録画もできます。その利便性から購入を考えている人も多いのではないでしょうか。ただ、市場に出回っているブルーレイレコーダーにはたくさんの種類があります。

中でも気になるのが、録画可能な時間ではないでしょうか。録画時間に大きく関係してくるのがデータ容量です。ブルーレイレコーダーの容量は、もともと内蔵されているハードディスクによって変わります。そして、高画質になるほど録画に必要なデータ容量は大きくなります。

そこでこの記事ではブルーレイレコーダー容量が1TB(テラバイト)の場合、4K画質やフルHD画質でどのくらいの録画時間が可能なのかなどの目安について説明します。また、外付けHDDを用いたブルーレイレコーダーの容量を増やす方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

画質がいい分録画に必要な容量が大きくなりますが、4K画質での録画はより美しく残せるのが魅力です。これから一般的になっていくと考えられる最高画質4Kで録画した場合の録画時間の目安は、以下の表の通りです。

従来のフルハイビジョン画質での録画は、4K録画よりも容量が少なめになります。それでも充分高画質が楽しめるので、できるだけ容量を節約してたくさんの番組を録画したい場合で、ある程度高品質な映像を残したい場合におすすめです。

「あまり録画はしない」場合であっても、1TB以上の容量がおすすめです。目安として4K画質で録画する場合、1時間ドラマを週に2本録画すると1TBの容量は8ヶ月ほどで上限に、さらに30分番組を2本増やしてしまうと、約5ヶ月で上限に達します。

4K画質録画では多くの容量を必要とするので、4K画質録画に対応したブルーレイレコーダーは、最低でもほとんど1TBから展開されています。これから主流になっていく4K画質で録画する場合、500GBではすぐに容量がいっぱいになってしまうので、最低でも1TBは欲しいところです。

家族で共用のレコーダーとして使用し、1週間で録画する量に波がある場合には2TB・3TBがおすすめです。たとえば、4K画質で2時間番組を1ヶ月に10本録画すると、2TBの場合6ヶ月半ほどで容量上限となります。

そのため頻繁に録画をしていると、1TBでは余裕がなく足りないと感じる場面が出てきます。また、特番が多い時期にできるだけ録画したい場合には3TBが最適です。

残り容量を気にせずにテレビ番組をたくさん録画したいなら、4TB以上がおすすめです。4TBの容量があれば、毎週4K画質で1時間ドラマを5本録画しても、13ヶ月分は録画可能です。普段からあまり撮り溜めをせずにすぐDVDなどに移している場合は、1TBでも間に合う場合もあります。

また、容量が少ないレコーダーで購入時のコストを抑えて、容量が足りなくなったときに外付けの大容量のHDDに録画していく方法もおすすめです。

ブルーレイレコーダーには、内蔵HDDに録画できるだけではなく、接続した外付けHDDに直接録画ができる「直接録画」機能を持つ多くのモデルがあります。2022年現在、多くのメーカーのブルーレイレコーダーがこの直接録画に対応していますが、録画方法の詳細はメーカーによりそれぞれ違っています。

たとえば、予約録画のみ直接録画が可能な場合や、後に解説する「SeeQVault」対応のHDDは直接録画ができない場合もあります。そのため、すべてのメーカーの直接録画機能が同じはないと考えたほうがいいでしょう。

デジタル放送のコンテンツは著作権が保護されているため、従来のHDDレコーダーでは録画した機器のみ再生が可能でした。「SeeQVault」とは、従来不可能だった著作権が保護されたコンテンツでも別の機器で再生が可能になる新しい技術です。

しかし、この機能を使用する場合でも、SeeQVault対応HDDであることや録画した機器と同じメーカーの機器で視聴することなど一定の条件があります。さらに、一部メーカーのブルーレイレコーダーの直接録画機能には非対応の場合があるなど、この機能もメーカーごとに統一されてはいません。

「4K Ultra HDブルーレイ」とは、フルHD（1,920×1,080）の4倍に当たる4K（3,840×2,160）の高解像度にHDRの高輝度、広色域を備えた次世代規格です。鮮やかな色彩に圧倒的な高精細で高コントラストの映像が楽しめます。さらに、この規格に対応したソフトも続々登場しています。

ただし、再生する側で4K Ultra HDブルーレイに対応していなければ、この高精細な映像は楽しめません。より美しい次世代規格のブルーレイを楽しみたいのであれば、4K Ultra HDブルーレイ対応かどうかは確認しておきましょう。

ブルーレイレコーダーに4Kチューナーが内蔵されていなければ、4K画質での録画はできません。4Kの美しい映像コンテンツを録画したいのであれば、4Kチューナーの有無は必ず確認しておきましょう。

録画した4Kの映像コンテンツを再生する際にも、気を付けておきたい点があります。ブルーレイレコーダーと接続するテレビが4Kに対応していなければ、4Kコンテンツの画質は再現できません。画質にこだわる場合は、テレビ側が4K対応かどうかも確認しておきましょう。

同時録画機能は、搭載するチューナーの数によって変わります。近年は2番組同時録画ができる2チューナー内蔵モデルが多く販売されていますが、同時に3番組録画が可能な3番組同時録画チューナー搭載機器も増えています。

その他にも、3番組以上の同時録画対応や24時間まるごと録画ができるタイプなどもあるので、家族の人数や見たい番組数に応じたチューナー数が搭載されているかチェックしましょう。

スマホ連携機能が付いているブルーレイレコーダーなら、専用アプリを使って外出先や移動中でもリモートで録画予約をしたり、録画した番組を視聴したりできます。自宅のテレビを使う必要がなく、スマホやタブレットがあればどこにいても録画機能を使用できるのが特徴です。

外出や出張が多くなかなか自宅でゆっくりテレビを見られない方や、家族が多くテレビを使えない場合でも、スマホやタブレットを使って好きな番組をいつでも視聴できるメリットがあります。

「パナソニック」は、テレビや冷蔵庫などの生活家電を中心に空調関連や美容関連の家電製品まで幅広く生産しているメーカーです。ブルーレイレコーダ関連の製品では「DIGA（ディーガ）シリーズ」のブランドで展開しているのが特徴となっています。

このDIGA（ディーガ）シリーズでは、データ容量が500GMから1TB～4TBまで揃っており、録画時間としては500GMでは675時間・2TBでは1350時間の録画が可能です。また1TB以上の容量の機器では4Ｋチューナーを搭載しており、4K Ultra HD再生により鮮明な映像が楽しめます。

さらにスマホアプリの「どこでもディーガ」を使うことにより、スマホ内の写真や動画を本体に保存でき、録画した番組や放送中の番組を好きなときに視聴することができます。またテレビの大画面に表示しても楽しめる点も便利です。

「ソニー」は、メディア業界でも使われている高品質なAudio・Visual関連の製品をメインに開発・展開しているメーカーとして知られています。家電分野ではブルーレイレコーダーをはじめ、テレビやカメラ・スマホ・ゲーム機などを品揃えしています。

ブルーレイレコーダーの分野では4Kチューナー内蔵モデルを多くラインナップしているのが特徴です。また、最長1カ月前からでも簡単に新番組の録画予約ができる「新作ドラマ・アニメガイド」や録り逃し防止機能などもあり、特に充実した録画機能が特徴となっています。

さらに「瞬間起動モード」により約0.5秒で起動でき、待ち時間の軽減を図っており、ディスプレイごとに画質を自動調節する「おまかせ画質モード」も搭載しています。また、ハイレゾにも対応しており、高品質な音にこだわっている点も魅力ポイントです。

「シャープ」は、スマホやタブレット端末、特許を持つ両開き冷蔵庫などの家電、エアコンや電卓などエレクトロニクス関連の製品を幅広く展開しているメーカーです。ブルーレイレコーダー関連では、テレビの「AQUOS（アクオス）」ブランドのシリーズ製品として提供しています。

4Kのダブルチューナーを搭載したモデルでは、4Kの録画中に別の4K番組が視聴できる点が好評です。また従来の地上デジタルに加えBSデジタルや110度CSデジタルチューナーを搭載しているモデルや新4K衛星放送も含めて3番組の同時録画ができる高性能モデルも人気です。

さらに、スマホやスマートスピーカーとの連携にも対応しており、録画した番組を外出先で視聴したり、リモコンやスピーカーで音声操作などができる点も魅力となっています。

せっかくブルーレイレコーダーを買うなら故障しにくいメーカーのものがいいですね。ここでは買ってはいけないブルーレイレコーダーの特徴を紹介します。

• 4Kチューナーが内蔵されていない
• ドライブがフナイ製
• 機種が古い

上記の条件に当てはまるブルーレイレコーダーは時として安価での購入が可能ですが、機能面での不満につながったり故障する可能性が高かったりしますのであまりおすすめできません。絶対に買ってはいけないわけではないため、特徴を踏まえたうえで購入してください。

自分に必要な容量が使えるブルーレイレコーダーを入手しましょう。自身の用途に適した録画時間が見込める容量のレコーダーを使えば、不便なく好きな番組を録画できます。外付けHDDも合わせてチェックして、上手にテレビの録画を行ってください。