壁掛け式ヒーターおすすめ6選｜口コミや電気代も紹介【洗面所・脱衣所にも】

家の中で洗面所・脱衣所・浴室などが一番寒いと感じる方は多いのではないでしょうか。暖房を使って温めたいと思っても、トイレや脱衣所、浴室はヒーターが置けるほどスペースに余裕がないですよね。また、脱衣所が寒いとヒートショックが起こる原因にもなります。

そこでおすすめしたいのが壁掛け式ヒーターです。壁掛けヒーターは文字通り壁に設置できるコンパクトなヒーターで、狭い空間を素早く温められるので、快適に暮らせるだけでなくヒートショックの対策にもなります。

この記事では、壁掛けヒーターのメリットや電気代、おすすめ商品をご紹介。人気の山善の商品や、口コミでの評判も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

冬場の寒さが気になる脱衣所やトイレ、洗面所は、狭いスペースである上に物が多くなりやすく、床に置いて使用するタイプの暖房器具は火災ややけどにも繋がりかねません。一方で、壁掛け式のヒーターは薄型なので上から物が被さったりつまづいて倒れたりする危険性がなく、狭い範囲を安全に温めてくれます。

また、冬場の浴室やトイレで起こる可能性が高いのが「ヒートショック」です。ヒートショックは、暖かいリビングから寒い浴室へ移動する際に血圧が大きく変動し、心臓に負担がかかると起こります。浴室に壁掛けヒーターを設置して気温差をなくせば、ヒートショックの予防にもなります。

また、送風機能がついているモデルが多いので夏には扇風機としても使え、活躍の場が多いのもメリットといえます。以下で実際に使用している人の口コミを見てみましょう。

温風タイプは、「セラミックファンヒーター」「温風ヒーター」とも呼ばれるタイプのもので、通風口から温かい風を送って部屋を暖めます。エアコンほどのパワーはありませんが、イメージとしてはエアコンに似ていて、脱衣所やトイレといった狭い部屋では比較的すぐに暖まるのが特徴です。

壁掛け式ヒーターの温風タイプは薄型のものが多く、部屋を上から圧迫しません。コンセントさえあれば設置できるので、楽なのもおすすめポイントです。

また、衣類乾燥機能が搭載された製品もあり、活躍の場が多いのもメリットの1つ。壁掛け式ヒーターの中では比較的低価格で手に入るため、予算を抑えたい方にもおすすめです。

遠赤外線タイプには、炭素繊維を使った「カーボンヒーター」や黒鉛を使った「グラファイトヒーター」があります。スイッチを入れると白い筒状の熱源が赤くなり、赤外線を放出して周囲を暖めるのが特徴です。

赤外線域の放射強度量が高くなるほど暖かく、速暖性に優れている点がメリットといえます。部屋全体をじんわりと優しく暖めるため、小さな子どもがいるご家庭にもおすすめ。製品の価格帯は3～4万円が一般的です。

「遠赤外線の優しい暖まり方は好きだけど、ヒーターの周辺しか暖まらない！」と思っている方におすすめなのが、両者の強みを活かした「遠赤外線＆温風タイプ」。遠赤外線ヒーターの輻射熱は放射状に広がりますが、遠くまで暖めるにはだいぶ時間が掛かりますよね。

遠赤外線＆温風タイプなら温風を送って遠赤外線ヒーターの熱を対流させ、部屋の隅々まで運ぶため、部屋全体を素早く暖められます。

紹介したヒーターの3タイプをまとめると下表のとおりです。参考にお役立てください。

さまざまなメーカーから壁掛けヒーターが発売されていますが、消費電力に注目すると「強が1200W、弱が600Wの2段階」、「強が1200W、中が800W、弱が500Wの3段階」、「強が800W、弱が500Wの2段階」となっているものが多いです。

1200Wあれば多少部屋が広くても十分なパワーで暖められますが、電気代や導入コストは比較的高くなります。部屋の広さや、使用目的によっては800Wでも十分な場合もあります。

壁掛け式ヒーターを選ぶ際は、電源を入れてから温かい風が来るまでの立ち上がりスピードにも注目してみましょう。寒い夜の入浴前や、起床時の洗面・脱衣所などは特に温度が下がっている状態です。

そのため、素早く室内が暖まるモデルを選ぶのがおすすめです。目安としては、2〜3秒で暖まる速暖性の高い機能が付いた商品を選ぶといいですね。

壁掛けヒーターには送風機能が搭載されているモデルが多くあります。送風機能とは冷風を送る機能で、夏には扇風機としての使用も可能です。また、夏の暑い時期のドライヤーがわりにもなるので涼しく快適に使えます。

製品によっては風量を数段階で設定できるものもあり、使用シーンや好みによって微調整でき便利ですね。一方、風量が弱く物足りないケースもあるようなので、購入前に風量をチェックしておきましょう。

手の届きやすいところにヒーターを設置する場合は本体で操作すればいいですが、高いところや手の届きにくい場所に設置する場合にはリモコンがあると便利です。

中には防水機能のあるリモコンもあり、浴室でも気兼ねなく使えます。商品選びの際は、どのくらい離れたところから操作できるのかなど、操作性を確認しておきましょう。

人感センサーがあるヒーターは、人が室内に入ると感知して作動を開始し、居なくなると自動的に停止してくれます。つけたり消したりする煩わしさがないだけでなく、消し忘れを防いで省エネにも繋がる機能なので、搭載されているヒーターがおすすめです。

先ほども書きましたが、送風機能のあるヒーターは冬だけでなく夏にも活躍します。さらに便利なのが風量調整機能。ダイヤルやボタンで冷風の強弱を調整できたり、自動で調整してくれるものもあります。あると意外に便利な機能なのでチェックしてみてくださいね。

毎日ほぼ決まった時間に洗面や脱衣所を利用する方は、一定の時間でオン・オフを設定できるタイマー機能が付いたものがおすすめです。また、入浴前などに時間でセットしておけば、入る際には快適な温度をキープしてくれます。

さらに一定の時間を使用すると自動でオン・オフを判断してくれるオート機能もあると省エネにもなります。

寒い部屋を素早く暖めてくれる壁掛けヒーター。パワーがあるだけに気になるのはやはり電気代ですよね。実際、1200Wで1時間使用したときの電気代は約33円と言われています。

これをもとに計算すると、1日30分使用した場合にかかる電気代は16～17円、1カ月あたり500円程度なので、意外と安く済みます。さらに、夏場に扇風機として送風機能を使った場合、1時間あたり0.5円。電気代についてはあまり心配する必要はありません。

市販の後付けできる壁掛け式ヒーターは、設置する際に壁に穴をあけて工具を取り付けます。そのため、賃貸住宅にお住まいの方は、現状維持が契約に含まれているかどうか確認しておきましょう。商品によっては取り付け工事を行う場合もあります。

欲しい商品が見つかったら、設置可能かどうか、またコンセントの位置なども同時に確認しましょう。

寒い冬を快適に乗り切るために活躍してくれる壁掛けヒーター。電気代が安い上に、夏にも使えると知って購入を決意した方も多いですよね。記事の内容を参考にして、ぜひ自分に合った1台を見つけてください。

他にも浴室やトイレなど狭い場所を暖めるための暖房器具をまとめました。ぜひ下記の記事を参考にしてください。