暖炉型ヒーターおすすめ11選｜暖かいの？【口コミや電気代も解説】

ヨーロッパやアメリカの家にあるような温かみのある暖炉は、非常に魅力的で憧れる方は多いです。しかし、ほとんどの方は「賃貸マンションに住んでいて設置ができない」「小さい子供がいるから危険で設置できない」といった理由で諦めてしまいます。

そんな方におすすめしたいのが、暖炉型ヒーターです。暖炉型ヒーターは、暖炉で実際に薪を燃やしているかのような演出をする暖房器具のことです。LEDライトヤハロゲンランプを使って擬似炎を演出するため、安心して暖炉のような雰囲気と暖かさを味わえます。

暖炉型ヒーターは、壁掛けタイプ・置き型タイプ・加湿機能付き・転倒オフ機能付きなど多くの種類が展開されていて迷いがちです。そこで今回は、暖炉型ヒーターの魅力や電気代、選び方のポイント、おすすめ商品をご紹介します。実際に暖かいかどうかの口コミもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

まずは暖炉型ヒーターについて、暖炉型ヒーターを実際に使用するユーザーの多くが感じている魅力・メリットについてご紹介します。

暖炉型ヒーターの炎は光の原理を利用して本物の炎のように見せています。そのため、燃料を使用して実際に炎を使用するタイプの暖房器具とは異なり、火災の危険や汚れた空気による中毒症状の危険性は低く、子どもやペットのいるご家庭でも安心です。

暖炉を模したデザインに加え、疑似炎を作り出すための暖色系の光が魅力です。モデルによっては再現度の高いリアルな炎の揺らめきで、温もりと癒し効果を与えます。

また、実際に暖房器具としても機能します。「暖炉のモダンな雰囲気に憧れるけれど、住居の制限で無理」「本物の暖炉には手が出せない」そんな方におすすめできる暖房器具です。

暖炉型ヒーターの電気代について、有名メーカーを取り上げ下の表にまとめました。

※強弱切替のある場合には、それぞれの消費電力及び電気代も記載しています。

各暖房器具の電気代は以下のとおりです。

上記の通り、消費電力に応じて電気代が高くなっていきます。これは他のエアコンやセラミックヒーターなどの他の電気系暖房器具でも同様です。暖炉型ヒーターは500～600W程度であれば、他の消費電力の高い暖房器具よりも電気代が安くなります。

消費電力を簡単な算出は以下のリンク先のサイトでできるので、本記事で紹介する商品以外にも比較したい場合は参考にしてください。

暖炉型ヒーターには、置き型タイプと壁掛けタイプの2通りの形状があります。それぞれどんな違いがあるのかについて解説します。

床に置いて使用する置き型タイプの暖炉型ファンヒーターは、好きな時にお好みの場所を選んで移動できるところが利点です。ファンヒーター上部は熱をもたないつくりになっている製品も多いので安心して設置できます。

壁に掛けるタイプの暖炉型ヒーターの利点は、床面積を消費しないので部屋の空間を広く使える点です。また、転倒の危険性のもないので置き場所に困らず、安心して使用できます。

暖炉型ヒーターは安全に炎の光や揺らめきを楽しめますが、安全性への配慮を優先して実際の暖炉や石油ストーブなどの燃料系暖房器具やエアコンよりも熱量は低いのが一般的です。適応畳数の記載がない場合も少なくありません。

よって、暖房能力は消費電力を1つの目安にしましょう。一般的に、消費電力340Wでおおよそ1畳分の広さを暖められます。

せっかく暖炉型ヒーターを選ぶのですから、炎の感じにはこだわりたいものです。ここでは、疑似炎のタイプによる違いやメリットについて解説します。

炎を演出する光源としてLEDが用いられるタイプのメリットは、消費電力が少なく、実際に燃焼はしないため一酸化炭素中毒の心配がない点です。反射や屈折といった光の作用を利用して、炎の輝きを再現しています。

ハロゲンランプを使用するタイプのメリットは、赤外線効果でLEDタイプのものよりも暖房効果を実感しやすい点です。水蒸気に光をあててリアルな炎の揺らめきを演出するモデルもあり、加湿効果も得られます。

置き型タイプの暖炉型ヒーターはサイズのバリエーションが豊富なので、部屋の設置スペースについてあらかじめサイジングしてからヒーター選びを始めた方が効率的です。壁掛けタイプにおいても設置予定の壁に十分な面積があるか確認しておくのをおすすめします。

石油ストーブや石油ファンヒーターといった燃料を使用するタイプより安全な暖炉型ヒーターですが、さらに安全性を高めるためにさまざまな機能が備わっている場合もあります。

ペットやお子様のいるご家庭には、転倒時に自動的に電源をオフにする転倒オフ機能を備えた暖炉型ヒーターがおすすめです。地震の際にも火事などの二次災害の原因にならずに済みます。ヒーター選びの際には要チェックな機能です。

温度センサーが部屋の温度を感知して、一定の温度を超えた時に自動的に電源をオフにする温度過昇防止機能付きの暖炉型ヒーターもあります。外出時や就寝時の消し忘れでも火事にならず安心して使用可能です。「うっかりヒーターを付けっぱなしにしてしまう」といった方におすすめです。

暖炉型ヒーターには、ミストを発生させて加湿する機能を搭載しているモデルもあります。加湿機能付きのモデルでは空焚き防止もセットになっている場合が多いので、安心して冬場の乾燥対策が可能です。

暖炉型ヒーターは、一般的な暖房器具と比較して細かな暖房能力の調整ができず、不必要に電力を消費してしまう可能性もあります。温度調節機能付きのヒーターなら、自分のニーズに合わせて強弱を設定すれば電気代の節約が可能です。

暖房機能をオフにして、疑似炎による炎の揺らめきを楽しめる暖炉型ヒーターもあります。年中いつでも利用できるので、精神を落ち着かさせる「1/fゆらぎ」効果に浸る時間を作ってみるのもおすすめです。

調光機能があれば、部屋の明るさに合わせて光量を調整し間接照明としても使えます。

ディンプレックスは、イギリスの暖房器具で、コストコでも取り扱っている人気メーカーです。特許技術を用いたリアルな炎が再現されているので、本物の暖炉のような雰囲気が楽しめます。また、ラインナップが豊富なので、予算や部屋の広さによってお好みの商品が見つかりやすいです。なお、現在通販は品切れ中となっています。

山善は、さまざまな季節家電や生活家電を販売しているメーカーです。暖炉型ヒーターは現在1つしかありませんが、山善の直営サイトや大手ECサイトでなら他メーカと比べて安価で購入できるので、気になる方はぜひチェックしてください。

数は限られますが、暖炉型ヒーターには灯油を使用する製品もあります。暖房出力が高く、効率的に素早く部屋全体を温めるのが可能です。電気を使わないため、電気代の節約にも一役買えます。アンティーク調でおしゃれなものも多いため、お部屋の雰囲気作りにも最適です。

また、ニトリには暖炉に似せた「暖炉型ファンヒーター」が販売されています。もちろん、暖炉は本物ではなく、炎のパネルで演出されたものです。さらに見た目もかわいく、炎の揺らめきも癒されるので非常におすすめです。なお、暖炉の演出とヒーターのボタンは分かれているため、単独で操作ができます。

ただし、ニトリの商品含めて本体の価格は電気を使ったヒーターより高いです。予算があり、インテリア性にこだわりたい方はぜひチェックしてください。

暖炉型ヒーターを選ぶ際には、暖房能力は補助的に捉え、安全機能やお気に入りのデザイン・照明効果など必要な機能を優先しましょう。ぜひこの記事を参考に、おしゃれな暖炉型ヒーターを楽しんでください。