【2023】石油ファンヒーターおすすめ14選｜石油ファンヒーターとエアコンどちらが経済的？

寒い季節に欠かせない暖房器具。エアコンを暖房として使う方も多いですが、立ち上がりが遅く、空気を乾燥させてしまうのがイヤですよね。そこで人気の暖房器具が「石油ストーブ」です！

石油ストーブのメリットはなんといっても立ち上がりのはやさ（速暖性）とお部屋全体を暖める能力！エアコンよりも速暖性に優れ、電気ストーブよりも広範囲を暖めてくれます。とはいえ、暖房器具を購入するときに気になるのが電気代ですよね。

そこで今回は、コロナ・トヨトミ・ダイニチなどの人気メーカーからおすすめの石油ファンヒーターを紹介。石油ファンヒーターとエアコンどちらが経済的かについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

石油ファンヒーターのメリットは何と言ってもエアコンやオイルヒーターに比べて立ち上がりが早いことです。石油ファンヒーターは運転開始直後から暖かさを体感でき、部屋がすぐに暖まるのが特徴です。また、エアコンのように工事がいらないので購入後にすぐ使い始められるのも嬉しいポイントです。

石油ファンヒーターの本体はエアコンなどに比べて小さいのでピンポイントしか暖まらないのでは？と心配する方がいます。しかし石油ファンヒーターはハイパワーで部屋全体を暖めてくれる優れものです。

石油であたためた熱をファンが広い範囲に拡散してくれるのでヒーターの近くだけでなく部屋全体の温度をムラなく暖めてくれます。

灯油を使用するので仕方がないことですが、特に着火時や消火時に灯油のニオイがします。灯油のニオイが気になる方のために最近は消臭するモデルも発売されています。通常製品の中には70％まで消臭可能なモデルもあるので気になる方は要チェックです。

石油ファンヒーター使用時のデメリットとして給油の手間もあります。今すぐ暖まりたい時に灯油が入っていないと寒い中給油から始めることになります。使用後に必ず給油すると決めていれば「すぐに使えない」という不便さを解消してくれます。

気になる石油ファンヒーターの電気代は暖房器具の代表格とも言えるエアコンより安いです。使用状況や機種によって消費電力は変わりますが、例として一ヶ月の平均電気代を計算してみましょう。

エアコンの消費電力平均値を1000Wとすると、1日8時間使用で1ヶ月の電気代が約6480円。石油ファンヒーターの消費電力平均値が100Wで1日8時間使用の場合、1ヶ月の電気代が約648円。

電気代だけを考えるとエアコンの約10分の1になります。購入時の費用だけでなくその後のランニングコストを考えても石油ファンヒーターはお得な暖房器具と言えます。

石油ファンヒーターを使うには必ず灯油が必要です。仮に1日8時間の使用で平均1.3Lの灯油量を消費するとして一ヶ月で39L。1Lあたり100円の計算で一ヶ月の灯油代が3900円になります。

機種によって1時間ごとの燃料消費量は変わるので多少の誤差がありますが、灯油代に月約4000円から5000円代というのが目安です。先ほど計算した一ヶ月の電気代648円に、多めに見積もった灯油代を入れて計算しても5648円とエアコンより1000円程度安くなります。

電気代と灯油代を合わせても他の暖房器具に比べてランニングコストはいいでしょう。

ファンヒーターのみで使うとどうしても電気代がかさみます。そのため、燃費を抑えて使うためにはエアコンやサーキュレーターと併用して使うのがおすすめです。また、ファンヒーターは窓を背にして使うようにしましょう。

冷気や外気が入ってくることで暖まりづらくなってしまうので、冷気や外気をシャットアウトするのも大切です。

石油ファンヒーターには「6畳、8畳、10畳、20畳用」など対応可能な部屋の広さが記載されています。部屋の広さに見合う出力かを必ず確認して購入しましょう。いくつかの部屋で使用する場合は一番大きな部屋の広さに合わせて選べます。

出力を確認する際に温暖地また寒冷地という記載があります。温暖地は室内と外気温の差が15度程度の地域（東京都や大阪府など）を表し、寒冷地は室内と外気温の差が30度以上の地域（北海道など）を表しています。

また建築物によって断熱性が変わってくるため「木造」と「コンクリート」という表記で区別されています。木造は戸建て住宅、コンクリートはマンションなどの集合住宅のことです。

石油ファンヒーターを使用するためには灯油代と電気代が発生します。しかし省エネ性能付きであれば灯油の消費量を抑えたり電気代節約にもなりお得に使用できます。代表的な省エネ性能は人感センサー、エコモード搭載などです。

省エネモデルを選ぶことで光熱費に大きな差が出てくるので購入の際には要チェックです。

人感センサーとは、人の有無を判断して自動で付く省エネ機能のことです。近くに人がいる場合は通常運転。たとえば約10分間人がいないと判断した場合は、省エネ機能がオンになり最小の火力で運転します。1時間近く人を検知できない場合、自動消火し大幅にコスト削減してくれる商品もあります。ムダな消費を防いでくれる嬉しい機能です。

石油ファンヒーターのタイマー機能として搭載されいるのは「入りタイマー」です。使用開始時間を予約し、その時間になったらスムーズに点火可能、すぐに暖まります。

火を扱う暖房器具のため安全を重視し、切タイマーは基本搭載されていませんがJIS規格が定めた通りすべてのメーカーで3時間の連続運転後、自動でoffとなり就寝前も安心して使用できます。

灯油のニオイが苦手な人にとって必須の消臭機能。消臭効果をアップさせるため一つの商品にいくつかの消臭対策を組み合わせている商品もあります。

消火時に火力を制御しニオイを抑えるもの、気化ガスが燃え残らないよう燃やし切るタイプ、残った灯油を吸引してニオイの元を取り除くタイプ、また脱臭フィルター搭載など消臭方法もさまざまです。

機種によりエコモードの内容は多少変わりますが、エコモードボタンを押すだけでセンサーが反応し、燃焼量を最適なものに調整、燃料のムダ遣いを防ぐのが一般的なエコモードの機能です。

室温見張りなどで快適な気温をキープし、ハイパワーで暖め続けるというムダを無くしてくれます。省エネ対策を考える方にはボタン一つでエコが始まるエコモード付きをおすすめします。

1回あたりの給油で何日間使えるかはタンクの容量によって変わります。タンク容量は小さいもので3.5リットルから大きくて9リットルあたりが目安です。

使用状況によって燃料消費量は変わりますが、仮に1日8時間使用で約1.3Lの灯油を消費した場合、小さなタンクであれば2日〜3日に1回給油が必要なのに対し、大容量の9Lタンクの場合約7日に1回の給油で済む計算になります。

給油が面倒だからとにかく大きい容量を選ぼうとすると、本体サイズが部屋に対して大きすぎることもあるのでタンク容量と本体サイズも確認しましょう。

石油ファンヒーターはどうしても給油が手間になってしまいます。なるべく手間を省くためにも給油がしやすいものを選びましょう。タンクのふたはタンク一体型のものか、ワンタッチ型がおすすめです。

給油口側にも取っ手があるものを選ぶと、給油の際に持ち運びもしやすく便利です。またタンクの大きいものを選ぶと給油の回数が減ります。

コロナの石油ファンヒーターの強みは徹底的に消臭にこだわった「プレミアム消臭」機能です。クリーン消火、ニオイカットメカ、においとり触媒という3つの消臭機能を搭載、点火と消火時には消臭シャッターが閉じ、気になるニオイを内部に閉じ込めてくれます。

豊富なラインナップも魅力で、使う人や用途に合わせて選ぶことができます。ミニタイプやスタンダードモデルから年配の方に優しい大きな操作パネル付き、ハイスペックなファンヒーターなど選択肢が豊富なので自分に合ったものを選べます。

ダイニチの石油ファンヒーターは2つのエコ機能搭載でランニングコストを抑えたい方におすすめです。室温変化を自動で見張ってくれるecoおまかせモードプラスと、人の動きを見て燃焼量を調整する省エネセンサーで、暖かさはもちろん節約までしてくれます。

機種によっては3.5リットルの小さなタンクもありますが、ダイニチの多くのモデルでは9リットルの大容量タンクが採用されており給油の手間を減らしてくれます。

トヨトミの石油ファンヒーターは人感センサーによりムダな消し忘れを防いでくれます。センサーが人の気配を見守り、約5分間人がいないと判断すると自動で燃焼量を弱くします。さらに約25分間、人がいないと消し忘れ防止機能で自動で消火します。

他にも室温を見張る温度センサーに加えて、湿度センサーも搭載されており最適な室温に自動調整してくれる快適おまかせ機能も備えています。なお、以下の記事でもトヨトミの石油ストーブのおすすめ商品をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

コロナの石油ファンヒーターの価格と性能を一覧にして比較してみましょう。2023年1月現在、ホームページに記載のある商品をまとめました。（注：各シリーズにサイズ違いのラインナップがある可能性があります）

ダイニチの石油ファンヒーターの価格相場と性能を比べてみましょう。2023年1月現在、ホームページに記載のある商品をまとめました。（注：各シリーズにサイズ違いのラインナップがある可能性があります）

トヨトミ製の石油ファンヒーターも価格相場と性能別に比較してみましょう。2023年1月現在、ホームページに記載のある商品をまとめました。

石油ファンヒーターを使う際の注意事項をご紹介します。石油ファンヒーターはよくエラーが出ますがなぜエラーが出るのかもお教えします。

安全を重視した設計になっているとはいえ、石油ファンヒーターでは火を扱うため、使用する際には火事などの危険に注意してください。布団やカーテンなどの可燃物の近くでは使用せず、燃えやすいものから十分に離して使用しましょう。

また、使用中は温風吹き出し口周辺が高温になることもあり、火傷の恐れもあるので取り扱いに注意しましょう。思いもよらない事故などを防ぐためにも、異変に気付きにくい就寝時や外出中には消火するようにし、完全に火が消えているかを確認しましょう。灯油以外の燃料を使うと火災に繋がるので絶対にやめましょう。

石油ファンヒーターは便利な反面、よくエラーが出るとの声が多いです。エラーの原因は主に2つあり、前シーズンの灯油を繰り返し使用することと、シリコーン製品を同じ部屋で使うことです。

古い灯油は劣化しているので、繰り返し使うと上手く運転できない原因になります。また、ヘアケア商品などシリコーン製品を同じ部屋で使うとヒーター内部の安全装置に付着して異常を感知し運転が停止します。

石油ファンヒーターの寿命は約6年と言われています。使い方が良ければ10年もつこともありますし、逆に使用環境や使用頻度によっては6年よりも早く寿命を迎えることもあります。長持ちさせるため、説明書通りにこまめな掃除をするよう心がけましょう。

石油ファンヒーターを処分したい場合、自治体によって処理方法が違うためまずは処分方法を確認しましょう。ほとんどの暖房器具が粗大ごみに分類されますが不燃物という可能性もあります。

少量の灯油が余った場合は、灯油を燃やし切って使い切るのをおすすめします。使いきれないほどの量が余った場合は、ガソリンスタンドやホームセンターに引き取ってもらいましょう。灯油の引き取りサービスを行なっていない店舗もあるので、事前に確認するのをおすすめします。

他の暖房器具に比べて即暖性が高く、特に寒い日には欠かせない石油ファンヒーター。お得に使える省エネやエコモード搭載品もたくさんありありました。機能性や光熱費も含め、納得できる商品を見つけて寒い冬を乗り切りましょう。なお、石油ヒーターのデザインにもこだわりたいという方は以下の記事"人気のおしゃれな石油ストーブおすすめランキング10選"をご覧ください。