【どこで買う？】ガスファンヒーターの人気おすすめ商品9選｜寿命やガス代も解説

朝晩の冷え込みが厳しい季節は、起床時や帰宅時に暖房を付けてもなかなか部屋が暖まらないとお悩みではありませんか？そんなときに最適なのが、ガスファンヒーターです。ガスを利用するため立ち上がりが早く、広範囲を素早く暖めてくれます。

石油ファンヒーターや石油ストーブに比べると印象が薄いため、どこで買うのかわからないという方も多いようです。ガスファンヒーターはリンナイやノーリツ、東京ガスや大阪ガスなどから販売されているので選択肢は豊富に揃っています。

この記事では、ガスファンヒーターを選ぶポイントと人気のおすすめ商品をご紹介します。気になる電気代やガス代、安全に使用する方法にも触れているので、ぜひ最後まで読んで購入の参考にしてください。

ガスファンヒーターという名前からもわかるように、ガスを使用するのでスイッチを入れてからの立ち上がりが早くすぐに温風が出てきます。ガスはパワーがあり広範囲を暖められるのもポイントです。

ガス栓につないで使用するため、燃料を補給したり買いに行ったりという手間がかかりません。ガスファンヒーターは燃焼時に蒸気を発生させるので、空気が乾燥しにくいというメリットもあります。

ガスファンヒーターのデメリットは、他の暖房器具と比べてランニングコストが高いこと、ガス栓がないと使えないこと、換気が必須であることです。ガスファンヒーターは、エアコンや石油ファンヒーターに比べるとコストがかかるのは否めません。

ガスファンヒーターを使用したい部屋にガス栓がない場合は、設置工事や増設工事が必要となり工事費もかかります。購入してもすぐに使えないのは不便に感じてしまうでしょう。

ガスという燃料を燃やして熱を発生させる暖房器具である以上、換気をしないと一酸化炭素中毒のリスクがあります。窓を開けたり換気扇を回したりすると室温が下がりますが、安全のために最低でも1時間に1回～2回を目安に換気をしましょう。

ガスファンヒーターに関する気になる疑問について解答します。気になるガス代や取り付け工事が必要かどうかについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

ガスファンヒーターは主に以下のようなところで購入できます。

• ガス販売店
• 家電量販店
• ホームセンター
• ネットショップ

設置する際に工事が必要な場合は、契約中のガス販売店で購入したほうがスムーズに手続きを行えます。工事が必要ないのであれば、ヤマダ電機のような家電量販店やネットショップなどで安いお店で購入するのもおすすめです。

工事が必要なケースについては、この後、詳しく説明します。

ガスファンヒーターを使用したい部屋にガス栓があれば、ガスコードをガス栓につなぐだけなので取付工事は必要ありません。しかし、ガス栓がない場合は工事が必要です。

工事は業者に依頼しますが、工事費用がかかります。費用は大体15,000円～18,000円前後見ておくといいでしょう。また、ガスファンヒーターを使用する場合のガスコードは5mまでと決まっているため、5m以上離れた場所では使用できないので注意しましょう。

ガスファンヒーターはガスと電気を使用するので、他の暖房器具に比べて光熱費が高めです。導入するにあたり、光熱費が不安という方はガス代や電気代がどのくらいかかるのかをチェックしておくといいでしょう。

まず電気代は1時間あたり0.7円～0.8円です。ガス代については、20号で1時間あたり20円前後とされています。ガスファンヒーターのサイズが大きくなるほど使用するガス量も増えるので、35号なら20号の1.5倍=30円、50号なら20号の2倍=40円を目安にするといいでしょう。

プロパンガスの場合は、都市ガスの1.5倍～2倍高くなります。

ガスファンヒーターの寿命について押さえておくべきポイントは以下の3点です。

• 設計上の標準使用期間：製造から10年
• 補修用性能部品の保有期間：製造打ち切りから6年
• ガスホース・コード・ソケットの寿命：製造から7年前後

ガスファンヒーターの寿命は8年前後と言われていますが、使用状況によっても変わるので、中には15年や20年以上使用しているケースもあります。問題なく使用できていれば買い替えは検討しないという方も多いようです。

しかし経年劣化により燃焼効率が悪くなったり、細かい温度設定ができなくなったりすることがあります。多くの製品は耐用年数を10年としているため、販売開始から時間が経ったモデルは部品の製造も終了となり、修理が必要でも部品がないと修理できません。

また、本体は問題なく使用できていても、ガスコードやソケットも劣化するので定期的に交換が必要です。ガスホース・コードやソケットの寿命は7年とされているので、7年～8年を目安に状態を確認し買い替えを検討するといいでしょう。

ガスファンヒーターの寿命目安は7～10年ほどと説明しましたが、以下のような症状がある場合は寿命もしれません。使用を中止して、点検・修理や買い替えを検討しましょう。

• ガスのニオイがするようになった
• 点火時・運転時の音が以前より大きくなった
• 本体が異常に熱い・変色・変形
• たびたびエラー表示が出る
• なかなか点火しない
• 風量が弱くなった
• 吹き出し口が変色して黒い

ガスファンヒーターを筆頭に暖房器具がもっとも安い時期は、3月・9月の決算時期と7月・12月のボーナス時期です。決算時期やボーナス時期には大きなセールをうつ家電量販店が多いので、その時期を狙いましょう。また、3月頃の気温が上がってきて、暖房器具の需要が下がるタイミングも在庫処分セールで安くなることがあります。

ガスの種類は東京ガスや大阪ガスといった都市ガスと、プロパンガスの2種類です。都市ガスはガス管で各家庭に供給されており、プロパンガスが各家庭に設置したガスボンベから供給されています。

都市ガスとプロパンガスは性質も異なり、ガスファンヒーターもそれぞれのガスに合わせて設計されています。誤って違う種類のガスファンヒーターを使用すると、不完全燃焼を起こす可能性があり危険です。

ガスファンヒーターを購入する際は、自宅のガスに対応しているかどうかをしっかりとチェックしてください。

ガスファンヒーターはガス栓に接続して使用するため、基本的にガス栓がない場所では使用できません。しかし、電気ヒーター付きガスファンヒーターであれば、ガス栓がない場所でも電気を使ってお部屋を温められます。ガスと電気をシーンやお部屋に合わせて使い分けたい方におすすめです。

20号のガスファンヒーターは、木造7畳/コンクリート9畳まで対応しています。勉強部屋や書斎、寝室など狭い部屋なら20号あれば十分でしょう。広めの部屋なら、木造11畳/コンクリート15畳まで対応している35号がおすすめです。

ダイニングやリビングなど広い部屋で使用するなら、木造15畳/コンクリート21畳まで対応している50号がおすすめです。ただし使用するガスの量も多くなるため、光熱費も高くなるので注意しましょう。

ガス代がかかるという理由で狭い部屋用を選ぶと、暖まるまでに時間がかかったり十分に暖められなかったりします、この場合はガスファンヒーターと他の暖房器具を併用するといいでしょう。

ガスファンヒーターの適応畳数は、最大でコンクリート21畳です。そのため、需要のある30畳用のガスファンヒーターは販売されていません。20畳以上・30畳に対応したファンヒーターが欲しい場合は、「石油」ファンヒーターから選ぶことになります。

ガスファンヒーターはこまめに換気をすることも大切ですが、不完全燃焼による一酸化炭素中毒に注意が必要です。「不完全燃焼防止機能」が搭載されていれば、万一不完全燃焼が起きた場合も自動でガスの供給をストップします。

小さいお子さんやペットがいるご家庭には、転倒時に自動でガスを遮断する「転倒時ガス遮断機能」があると安心です。

ガスファンヒーターを安全に使用するためには、1時間に1回～2回の換気が必要です。そうと分かっていても、寒い時期に窓を開けると室温が下がってしまいますよね。そんなときは空気清浄機機能が付いたモデルを選ぶといいでしょう。

空気を浄化してくれるので、室温を下げたくないときにおすすめです。ただしガスファンヒータを使用する以上、全く換気をしなくていいというわけではありません。空気清浄機を使用する場合でも、2時間～3時間に1回は換気をしてください。

ガスファンヒーターはランニングコストが高いので、導入を迷ってしまうこともあるでしょう。しかし立ち上がりの早さや広範囲を暖められるというメリットもあります。光熱費がかかると心配なら、省エネ機能を搭載したモデルがおすすめです。

室温が高いときは自動で省エネ運転に切り替えたり、温度を自動調節したりするのでガス消費量を節約できます。光熱費が心配な方は、省エネ機能が搭載されているかどうかチェックするといいでしょう。

寝室でガスファンヒーターを使用する際は、ついうっかり付けっぱなしで寝てしまうことがあるかもしれません。長時間換気をしないと一酸化炭素中毒のリスクがありますし、無駄にガスを消費します。

消し忘れを防止したいなら、オフタイマー機能があると便利です。オンタイマーがあると起床時間や帰宅時間に合わせて部屋を暖めておけます。細かい時間設定ができるかどうかも確認しておくといいでしょう。

リンナイはガスを使用する家電を多く取り扱う、1920年創業の老舗メーカーです。ガスファンヒーターは暖めるだけのシンプル設計から、空気清浄機や電気ヒーターを搭載した高性能モデルまで用途に合わせて豊富なラインナップから選べます。

ノーリツは神戸に拠点を置く家電メーカーで、創業は1951年とこちらも老舗の信頼と実績があります。製品ラインナップは上質を追求したデラックスタイプと、シンプルなスタンダートの2種類です。

種類は多くないものの、操作性に優れているので初めてガスファンヒーターを使用する方にも扱いやすいでしょう。

小さい子供やペットがいるご家庭は、安全性についてもしっかりと考えて導入を検討したいという方も多いことでしょう。セーフティ装置が搭載されれていれば安心ですが、温風が吹き出る部分は高温になるため、火傷のリスクもあります。

火傷のリスクを防ぐには、ファンヒーターガードがおすすめです。周囲をぐるりと囲むものや、吹出口だけガードするものなど用途に合わせて選べますので、安全対策に取り入れてみてはいかがですか？

以下の記事ではおすすめのストーブガードについて紹介しています。気になる方はぜひ参考にしてください。

ガスファンヒーターは広い部屋でも素早く暖めることができます。寒がりな方や寒冷地にお住まいの方に最適です。今お使いの暖房器具に満足できないという方は、ぜひガスファンヒーターをチェックしてみてください。