焼酎はお湯割りで飲むのがおすすめです。日頃、焼酎の飲み方で多く見かけるのは、水割りやロック、最近では炭酸割りなどが多く、もちろんこの飲み方も美味しくいただけます。
さらに焼酎をもっと味わいたい方へおすすめしたいのは、お湯割りです。暑い季節も?と思われるかもしれませんが、実際、本格焼酎の本場、鹿児島を中心とする九州地方では、夏場もお湯割りを楽しむ人が多いのです。お湯割りの良さは、焼酎の香りが引き立ち、素材の味や旨味を深く味わえるところです。冷たくした飲み方では気づかなかった味や香りを感じることができます。
この記事では、スーパーでも気軽に購入できる黒霧島など、手軽にお湯割りをはじめるのにおすすめの焼酎や、飲み方・アレンジについて紹介します。読み終わったらスーパーへ焼酎を買いに行きたくなります。
焼酎の種類は焼酎甲類と焼酎乙類(本格焼酎)とがあり、製法と原料によって分類されます。お湯割りでおすすめしたいのは、原材料の特徴を残す製造方法でつくられる焼酎乙類(本格焼酎)です。本格焼酎のなかでも代表的なものを紹介します。
- 米焼酎・・・米の甘みと旨味を感じる。日本酒よりもやわらかい甘み。すっきりして、かつコクもある。
- 麦焼酎・・・あっさりして飲みやすく香りはフルーティ。炭酸割り(焼酎ハイボール)などのベース向き
- 芋焼酎・・・主原料はサツマイモ。優しい甘みと芋由来の香りを楽しみながら飲む。味わいは芋の種類によっても違う。
それぞれの焼酎の味わいの違いを感じながら、飲み比べてみるのも楽しいですね。

焼酎は「甲類焼酎」「乙類焼酎」に分類されます。それぞれの製造方法と特徴について説明します。
- 甲類焼酎・・・連続蒸留で造られます。何度も蒸留されることで、原料の風味があまり残らず、クリアでクセが少ないことが特徴です。大量生産できるので、比較的安いものが多いです。原材料は麦・米・とうもろこし・さとうきびなどです。焼酎ハイボールやお茶割り・ソフトドリンクで割って飲むのにおすすめです。
- 乙類焼酎・・・単式蒸留で造られます。蒸留は1回のため素材の風味が残り、原料の特徴が生きます。手間と時間がかかり、甲類よりは値段が高めになります。原材料は麦・米・芋などです。風味を感じやすいロックや水割り・お湯割りで飲むのがおすすめです。
焼酎の魅力のひとつは香りです。焼酎好きの人は、焼酎の味わいはもちろんですが、香りに癒やされる人も少なくありません。
その香りをより存分に楽しむためにも、いろいろある飲み方のなかでも、お湯割りはおすすめです。
焼酎をお湯で割ると、湯気とともに焼酎本来の香りが立ちます。まず飲み口に鼻を近づけて、その豊かな香りをしばらく楽しむのが醍醐味です。それから少しずつ口に含んだときの味わいは、コクがより深く感じられ、まろやかな風味が口にひろがります。
冷たくした飲み方ではわからなかった風味を感じることができます。原料の味わいを楽しむなら本格焼酎を選ぶのがおすすめです。
焼酎をお湯割りにして飲むと、体が内側からあたたまります。体温に近い温かい飲み物は胃にやさしく、消化吸収もいいです。
そのため焼酎のお湯割りのような温かくしたお酒は、酔いもまわりやすい傾向にあり、したがって飲むペースが早いうちから落ちます。冷たいものと違って、少しずつゆっくり飲むことも、飲み過ぎ防止にもなります。

焼酎のお湯割りをおすすめする理由と魅力についてわかったら、飲みたくなります。そこで美味しくいただくための作り方を解説します。
お湯割りは、ただ焼酎とお湯を混ぜればいいものではありません。美味しい焼酎が手に入ったら、上手にお湯割りを作りましょう。
焼酎のお湯割りを作るときの最大のコツは、お湯を先に注いだあとに焼酎を注ぐ、という順番を守ることです。お湯を先に注ぐことで、まず器が温められます。その上に焼酎を静かに注ぐと温度差で対流が生まれ、かき混ぜなくてもお湯と焼酎が自然と混ざります。その時に、魅力的な焼酎の香りと風味がふわっと立ちのぼります。
また、お湯割りを作るときの器は、手のひらに収まるくらいの150cc程度の耐熱グラスや陶磁器が、温かいうちに飲みきれるちょうどいい大きさでおすすめです。
お湯といっても、熱々のお湯を使うのではありません。熱湯だとせっかくの焼酎の香りやアルコール分が飛んでしまいます。
お湯の適温は約70℃で、これをグラスに注ぐと、グラスが温められるのと同時にお湯の温度も下がります。その後に常温の焼酎を注ぐと約40℃くらいになり、焼酎の香りや風味を一番感じやすい飲み加減になり、おすすめです。

お湯割りを作るときの焼酎とお湯割りの割合はどれがいいでしょうか。
よくおすすめされるのが焼酎6:お湯4のロクヨンです。焼酎の香りや風味が一番感じられると言われています。焼酎5:お湯5のゴーゴーは食事と一緒に飲むと、食事とのバランスがよく、主張しすぎずちょうどいいです。焼酎4:お湯6はかなり飲みやすくなるので、お湯割り初心者向けです。
焼酎のお湯割りをひととおり試してみたら、今度はアレンジにもチャレンジしてみましょう。定番の梅干し以外にも多くのアレンジがあるので、ご紹介します。
- 梅干し・・・梅干しは種類が多くバリエーションが豊かです。お湯割りに入れて、最初は梅をつぶさずに飲んで、途中から潰しながら飲むなど、変化が楽しめます。
- 生姜・・・すりおろしを適量器に入れます。香りとぴりっとした刺激を楽しみますが、少量もしくはスライスしたものから試したほうがいいです。
- 塩昆布・・・塩昆布をひとつまみ器に入れ、お湯割りを作ります。1〜2分おいてから飲みます。塩気と昆布の旨味が焼酎の風味にぴったりです。
他にも麦焼酎に大葉と鷹の爪を入れて刺激を楽しんだり、芋焼酎にはちみつを入れたり、黒糖焼酎にレーズンやナツメグパウダーを入れるアレンジもあります。
【鹿児島県】三岳酒造 【三岳】みたけ) 【25度900ml】



※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
黒霧島 20度 チューパック 1800ml



※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
高橋酒造 白岳 しろ 米焼酎 25度 720ml
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乙 さつま白波 芋 25°/薩摩酒造 (鹿児島) 1.8L × 6本



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甕長期熟成 さつま島美人 25度 1800ml 芋焼酎



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赤兎馬 (せきとば) 芋焼酎 25度 1800ml



※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
伊佐美 芋焼酎 1800ml



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喜界島酒造 黒糖焼酎 25度 瓶 1800ml [ 焼酎 鹿児島県 ]



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黒麹仕立て桜島 25度 1800ml 紙パック



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全量芋焼酎「一刻者」 [ 焼酎 25度 鹿児島県 1.8L ]



※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
お湯割りが美味しい焼酎の比較表
商品画像 | ||||||||||
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メーカー |
三岳酒造
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霧島酒造
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薩摩酒造 株式会社
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長島研醸
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濱田酒造
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甲斐商店
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喜界島酒造
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本坊酒造
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宝酒造
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商品名 |
【鹿児島県】三岳酒造 【三岳】みたけ) 【25度900ml】
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黒霧島 20度 チューパック 1800ml
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高橋酒造 白岳 しろ 米焼酎 25度 720ml
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乙 さつま白波 芋 25°/薩摩酒造 (鹿児島) 1.8L × 6本
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甕長期熟成 さつま島美人 25度 1800ml 芋焼酎
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赤兎馬 (せきとば) 芋焼酎 25度 1800ml
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伊佐美 芋焼酎 1800ml
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喜界島酒造 黒糖焼酎 25度 瓶 1800ml [ 焼酎 鹿児島県 ]
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黒麹仕立て桜島 25度 1800ml 紙パック
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全量芋焼酎「一刻者」 [ 焼酎 25度 鹿児島県 1.8L ]
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価格 | 1,098円 (税込) | 1,288円 (税込) | 980円 (税込) | 1,525円 (税込) | 2,475円 (税込) | 1,738円 (税込) | 2,420円 (税込) | 1,688円 (税込) | 1,469円 (税込) | 2,500円 (税込) |
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いかがでしたか。焼酎のお湯割りは、冷たい飲み方とはまた違った魅力があるのが、おわかりいただけたと思います。作る温度や割合は焼酎の種類によっても違ってきますので、早速スーパーで探していろいろ試してみて、自分好みの焼酎のお湯割りを作って楽しみましょう。