焼酎が美味しくなるグラスおすすめ20選｜大きめのコップ・冷めないお湯割りグラスも

近年、健康志向の高まりで、男性ばかりではなく女性の間でも焼酎の人気が高まっています。そんな焼酎を美味しく飲むのに欠かせないのが、焼酎グラスです。形状や質感、口当たりなどにこだわった焼酎グラスなら、いつものコップより焼酎がもっと美味しく感じられます。

焼酎グラスには、お湯割り・水割り・ロック・ストレートなど、好みの飲み方に合わせたタイプのものや、最近ではプレゼントとして人気の高い商品もあり、焼酎がお好きな方にとっては、なかなか選ぶのに迷うところです。

そこで今回は、焼酎グラスの選び方やおすすめ商品をご紹介します。ロックグラス・お湯割りグラス・タンブラーグラスとそれぞれのおすすめをセレクトしました。人気の大きめサイズや冷めないグラスもピックアップしています。記事の最後には、ちょっと珍しいタイプの焼酎グラスも紹介しています。ぜひ焼酎が美味しくなるグラスを見つけてください。

陶器・陶磁器の焼酎グラスは、落ち着いた雰囲気と重厚感で焼酎のおいしさを引き出してくれるので、定番の人気です。有田焼や九谷焼、美濃焼や信楽焼などはそれぞれのファンも多く、有名です。

ガラスに比べて比較的割れにくいため取り扱いやすく、普段使いできるのも選ばれるポイントです。焼酎グラスであっても、グラスのデザインによってはビールグラスにしたり、デザート用のカップとして使ったりと、さまざまな用途に使える汎用性が陶器タイプの魅力です。

焼酎をロックや水割りで飲むなら、ガラス製のグラスが最適です。割れやすい難点はありますが、清涼感のある見た目とクリアな質感で、クールな味わいを楽しめるのが魅力です。デザイン性の高い商品が多いので、プレゼント用としても使えます。

切子やクリスタルなどの高級グラスから、機能面に優れた耐熱ガラス製のものまで幅広い選択肢があるので、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。なお、耐熱ガラスならロックに限らずお湯割りも楽しめます。

ステンレス製の焼酎グラスは保温性、保冷性ともに高いので、お湯割りを入れても冷めにくく、ロックで使っても冷たさをしっかりキープしてくれます。焼酎の種類や季節に合わせて飲み方を変えても、同じグラスを愛用したい方におすすめです。

ステンレスには味気ないイメージもありますが、おしゃれなデザインやカラーバリエーション、加工などが施されているグラスもあるので、雰囲気を壊さず使えます。実用性の高いオールマイティーな焼酎グラスとして、一つあると重宝します。

木製の焼酎グラスは、熱々のお湯割りを楽しみたい方におすすめです。木製は保温性が高いため、温度を保ちやすく、ゆっくり温まって冷めにくいのが特徴です。お湯割りの場合には、最後まで温かさを保った状態で焼酎を楽しめます。

木製のグラスは熱伝導率が低いため、熱いお湯割りを入れても「熱くて素手では持てない」といった事態になりません。また、保冷性も高いので結露しにくく、ロック用としても使えます。木ならではの温かみがあり、手触りの良さもポイントです。

金、銀に次ぐ高価な金属として知られる錫（スズ）は、酸化しにくく抗菌作用が強い特性を持っています。古くから「錫の器に入れた水は腐らない」「お酒がまろやかになる」と言われ、酒器や茶器などに使われてきました。

錫製のロックグラスは保温性に優れ、冷たいものを冷たいままキープしてくれます。水割りやソーダ割りだけでなく、ロックで飲むときにもおすすめのグラスです。

ダブルウォールの焼酎グラスは、焼酎をロックで飲むのに最適です。ダブルウォールのグラスは、二重構造になっているので冷たいものを入れても結露ができにくいのが特徴です。そのため、時間が経っても手やテーブルを濡らさず快適に飲めます。

また、中に入れた液体が宙に浮いているように見えるので、おしゃれな雰囲気を演出できます。保冷性にも優れているので、時間をかけてゆっくり飲みたいロック派の人におすすめです。

焼酎をお湯割りで楽しむ際、大切なのはグラスの持ちやすさです。熱くなりやすいグラスでお湯割りを飲もうとすると、グラスが持てなくなる場合があります。耐熱性に優れた陶器製やガラス製のグラスなら、熱いものを入れても持ちやすいです。陶器はゆっくり温まる性質があるので、焼酎グラスの外側が熱くなりにくいのが特徴です。

同時に冷めにくい性質もあり、最後までほんのり温かいまま味わえます。重厚な質感や温もりのある手触りと口当たりが、お湯割りのふくよかな香りにマッチします。普通のガラス製のグラスは冷たい飲み物を入れるものとして使用し、耐熱性のあるガラスはお湯割りグラスとして使い分けるとメリハリが出る上、おしゃれです。

タンブラーは通常のガラスコップに比べて、比較的持ち運びしやすいのが特徴です。家の中で、部屋間を移動するときに焼酎のグラスを持ち運んで楽しみたい方には、タンブラーがあると便利です。

ステンレス製のタンブラーであれば保冷効果も期待できますので、焼酎を水割りやソーダ割りで飲む場合にも最適です。

焼酎グラスを選ぶ際、容量やサイズまでチェックしておくと、より自分に合ったグラスが選べます。焼酎グラスの容量は200～300mlが一般的です。使い勝手が良く、手に馴染むサイズ感です。

お酒をたくさん飲む方や、多めに注いでおいてじっくり晩酌を楽しみたい方には300～400mlの大きめのものを選んでください。また、ロックグラスで「オンス」の表記が使われている場合は、「1オンス＝約30ml」で換算します。

焼酎グラスと言えば、有田焼の商品が有名です。有田焼は佐賀県有田町とその周辺で製造される磁器で、明治以降に広く用いられるようになりました。有田焼のグラスは高級感のある重厚な作りのものが多く、渋みのある職人技が感じられます。

熱に強いので、お湯割りを飲む方に特におすすめです。表面が滑りにくいタイプのものは結露しても滑らないので、ロック用にも使用できます。素材は磁器ですが軽く、飲み口も意外と薄めなので、適度な口当たりを楽しめます。

琉球ガラスは、戦後に駐留米軍が使用したコーラやビールの色付きガラス瓶を再生して、彼ら向けにガラスを作っていた歴史を背景としています。色鮮やかなルックスが特徴で、人気が高い商品です。

カラフルな色合いが夏を連想させ、涼し気な演出効果があります。焼酎や泡盛をロックで美味しく飲むにはピッタリの素材と言えます。お土産品としても人気があるので、プレゼントにしても喜ばれます。

焼酎グラスを選ぶときには、使用後のお手入れ方法についてもチェックします。陶器製や非耐熱ガラス製の焼酎グラスは、自動食器洗浄機に入れられないので、注意が必要です。

また、手で洗う場合には、広口のタイプが洗いやすいのでおすすめです。お手入れができるだけ簡単なもの好む方は、事前に自動食洗機に対応しているか、傷がつきにくい素材かなどをよく確認してから購入するようにしてください。

お酒は、飲むときの雰囲気も美味しさを引き立てる重要な要素です。一人でしっとり飲みたいとき、友人や仲間と楽しく飲みたいとき、大切な人と飲みいたいときなど、さまざまなシーンで美味しいお酒を演出してくれるのも、グラスの重要な役割です。

そこで、焼酎グラスを選ぶ際には、自分の好みやセンスに合ったおしゃれなデザインのものをチョイスするのがおすすめです。美しいデザインの焼酎グラスは、来客用にも、プレゼント用にも幅広く活躍してくれます。

焼酎グラスは、自分の晩酌用はもちろん、プレゼントとしても大変喜ばれる品です。父の日や母の日、還暦祝いなど大切な方への贈り物に最適です。特に、送りたい相手の名前やメッセージをプリントできる名入れタイプは、ギフトにおすすめです。

焼酎が好きな夫婦やカップルへ焼酎グラスを贈るときには、ペアセットがおすすめです。ペアセットは、色違いで男女それぞれに合う雰囲気のカラーになっているものが多いです。結婚記念日の贈り物などに、大変喜ばれます。

焼酎グラスは、そのコップの飲み口の厚さによっても、お酒の味が変わります。飲み口が薄いと、その分抵抗なくお酒が流し込まれるので、口中で広がりやすく、酸味や渋みをバランスよく拾って味わえます。

飲み口が厚いと、お酒がへりを乗り越えるのに時間がかかり、やや塊状になって口の前面に入るので甘さが際立ちます。自分の好みに合った飲み口のグラスを選べば、お酒の味わいが変わり、より美味しく楽しめます。

焼酎グラスは、自分の晩酌用であれば、1,000円～2,000円くらいのものが購入しやすく、おすすめです。贈り物にする場合は、だいたい2,000円～5,000円前後の価格帯で選ぶと上質でおしゃれな焼酎グラスが見つかります。

贈り物に最適なブランド焼酎グラスでは、1,000円台のものから高級なタイプになると10,000円以上するものまで、さまざまな価格帯のものがあります。自分の予算や、贈る相手との関係性などに合わせて、適したものを選んでください。

バカラはフランスのクリスタルのラグジュアリーブランドです。高級クリスタルガラスを製造するメーカーとして世界的にも有名で、各国の王室や皇室などでも愛用されています。高価なブランドですので、大切な記念品として贈るのがおすすめです。

フォルムのデザインやガラスのカット方法などによってさまざまな種類の商品があるので、贈る相手の好みに合わせたグラスを選びをしてください。

サーモスは1904年にドイツで設立され、世界で初めてステンレスの真空魔法瓶を開発しました。魔法瓶のブランドとして世界的に有名で、現在は日本に本社を置き、主にステンレス製魔法瓶「サーモス」、「ケータイマグ」、「スポーツボトル」等を販売しています。

ステンレスボトルに特化したブランドなので、タンブラータイプの焼酎グラスに品質やクオリティを求める方は、サーモスの商品をおすすめします。

ボダムは、1944年にデンマークのコペンハーゲンで創業されたキッチンウェアブランドです。北欧らしいあたたかみのあるデザインを楽しめる老舗ブランドで、高い機能性とデザインを兼ね備えながら、普段使いもしやすいのが魅力です。

特に、二重構造の「ダブルウォールグラス」が有名です。繊細で美しいデザインが目を引き、同時に耐熱性が抜群なため、焼酎グラスとして愛用されている方も多いブランドです。

ニトリは、北海道札幌市に本社を置く日本の大手インテリア小売企業です。「お、ねだん以上。ニトリ」をCMのキャッチコピーとし、家具とホームファッションをともに扱うホームファニシングの業態を展開しています。

手に取りやすい価格でインテリア用品や生活小物などを多数販売しており、普段使いにちょうどいい商品が揃っているので、お手頃な焼酎グラスを見つけられます。

ここでは、韓国で一般的に使われている「ソジュグラス」や、鹿児島県では定番の「目盛付きグラス」など、地域性があってちょっと珍しいタイプの焼酎グラスをご紹介します。

韓国で一般的に飲まれているお酒が、緑色の瓶に入った「ソジュ」と呼ばれる焼酎です。日本でも韓国料理店などで飲めます。そのソジュを飲む時に使われるのがソジュグラスです。

ソジュの中でも「チャミスル」の商品名は有名で、そのロゴがプリントされたグラスは「チャミスルグラス」とも呼ばれています。

ソジュグラスは、日本でいうとおちょこくらいのサイズなので、ゆっくりお酒を楽しむよりはショットグラスのように使われます。韓国焼酎がお好きな方や興味がある方は、ソジュグラスを手に入れて試してみるのもおすすめです。

グラスの側面に「7：3／6：4／5：5／4：6」といった目盛りがプリントされている焼酎のお湯割り用グラスは、焼酎の本場、鹿児島県では定番のものです。鹿児島県内の複数の焼酎メーカーが、自社のロゴ入りで製作・販売しています。

鹿児島県のアンテナショップ「かごしま遊楽館」でも手に入れられます。お湯割りの濃さをアバウトではなくしっかり調整して飲みたい方には、あると便利なグラスです。

お気に入りの焼酎グラスを手に入れたら、ぜひ美味しいとっておきの焼酎を購入して楽しんでみてください。しかし焼酎はたくさん種類があって、どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。

そこで人気の焼酎や本当にうまい焼酎の情報を掲載した記事を紹介します。記事の下のリンク先ページをぜひご覧いただき、お気に入りの1本を見つけてください。

焼酎グラスと一口に言っても、飲み方や使い方によって、素材やデザインなど注目すべきポイントが変わってきます。何を重視したいかを考えて、最適なものを選ぶようにしましょう。ぜひお気に入りのグラスを見つけて、晩酌タイムを楽しんでください。