甲乙混合焼酎（甲乙混和焼酎）おすすめ10選｜サッポロのこくいもやこいむぎも

居酒屋や自宅で飲む時の定番として、焼酎は欠かすことのできない存在ですよね。ロック・水割り・お湯割りのいずれを選んでも美味しく飲める上に、季節を問わず楽しめるのも嬉しいポイントです。

しかし、居酒屋やスーパーでよく販売されている甲乙混合の焼酎を見て、他のお酒と何が違うのか疑問に思ったことはありませんか？甲乙混合焼酎はさまざまな味や香りのものがあり、初心者からお酒好きの方まで楽しめるお酒です。

容器もいくつかの種類に分けて販売されており、飲む量や保存環境に合わせて選べるため非常に便利です。この記事ではそんな甲乙混合焼酎の魅力・選び方・おすすめの銘柄10選をご紹介するので、ぜひお好みの焼酎を見つける参考にご覧ください。

焼酎は酒税法によって単式蒸留機で製造した「乙類焼酎」と、連続式蒸留機で製造した「甲類焼酎」にわかれています。この2つをブレンドしてつくる焼酎を甲乙混合焼酎（甲乙混和焼酎）と呼んでいます。

素材の香りをしっかり活かした乙類に、飲みやすさを重視したピュアな味わいの甲類を混ぜ合わせることで、両者のいいところを兼ねそなえた焼酎ができあがります。また、糖質が入っていないものもあるのが人気の秘密です。

甲乙混合焼酎の中でも、特に乙類の割合が多いものを「乙類甲類混合焼酎」と呼び、反対に甲類の割合が多い場合は「甲類乙類混合焼酎」と呼ばれます。スーパーや酒屋で焼酎を購入する際は、どちらの名称が記されているか注目しましょう。

甲乙混合焼酎は悪酔いしやすい・体に悪いといった話を聞いたことがある方も多いでしょう。その理由は、以下のような点が原因だと思われます。

• 飲みやすい：アルコール度数が高いが飲みやすいため、過剰摂取になりやすい
• 値段が安い：焼酎乙類よりも安価なため、不信感を抱く人がいる
• 原材料が不明：焼酎乙類は芋・米麹などシンプルな原材料で作られているが、焼酎甲類・甲乙混合焼酎は明記されていない場合もある

一般的に焼酎乙類・焼酎甲類も飲み過ぎたら体によくありません。また、体調によっては悪酔いする場合もあります。ほどほどに楽しむのが、美味しく飲むポイントです。

甲乙混合焼酎は、素材の豊かな風味と飲みやすさを併せもっています。乙類と甲類の美点を両方含んでいるからこそ味わえる魅力であり、お酒が好きな方から好まれる要素の1つでもあります。

香り・味ともに柔らかく親しみやすいため、癖が強い焼酎は苦手だと感じる方でも楽しめるのが嬉しいポイントです。

甲乙混合焼酎は製造にかかるコストを安く抑えられるため、市場に多く出回っています。手頃な値段のものが豊富に販売されていることで、焼酎が好きな方だけでなく普段あまり焼酎を飲まない方も気軽に購入することが可能です。

中には、原料に栗やシソを使用したものなど変わり種の焼酎も販売されています。

酒瓶は劣化しにくい素材でつくられており、長期間の保存に適しています。開けたお酒をすぐに飲みきってしまうのではなく、ある程度の時間をかけてゆっくり飲みたい方におすすめです。夏場はなるべく直射日光を避けて保存しましょう。

また、容器自体が非常に重いので、棚の端など落下しやすい場所に置かないよう注意が必要です。

紙パックの焼酎は「安くて美味しい焼酎を、より多くの人に楽しんでほしい」と願う蔵元の知恵によって生まれました。製造・輸送にかかるコストが低いため市場に出回りやすく、瓶に比べてリーズナブルです。

手軽に甲乙混合焼酎を楽しみたい方は、紙パックのものを選びましょう。素材が軽く、持ち運びしやすいのも便利な点です。

4L容器は業務用としての購入や、家庭でたくさん焼酎を飲む場合におすすめです。小容量の焼酎を何度も購入するより効率が良く、出費を抑えることができます。コスパの高さを求める方はぜひお試しください。

保存する場所は、直射日光が当たらない暗所を選びましょう。匂いの強い食品が近くにないかチェックすることも大切です。

麦焼酎は癖が少なく、すっきりとした味わいが特徴です。初めて焼酎を飲む方や、癖の強いお酒が苦手な方は麦焼酎を選びましょう。三和酒類の「いいちこ」など、有名な銘柄が多いため手にとりやすいのも嬉しいポイントです。

ロックや水割りでそのまま飲むのはもちろん、チューハイやカクテルのベースに使用することでまた違った味を楽しめます。

芋焼酎はサツマイモを原料とした焼酎です。甘くフルーティーな味わいは芋焼酎ならではの魅力と言えます。使用されるサツマイモの産地によって風味が変わるため、飲み比べをしても楽しいでしょう。

どの飲み方でも美味しく味わえますが、香りをマイルドに抑えたい場合は水割り・お湯割りで飲むことをおすすめします。

米焼酎は原料に米を使用しており、爽やかで上品な香りとコクが特徴です。日本酒が好きな方や、焼酎をあまり飲んだことがない方はぜひお試しください。

精米の段階でタンパク質や脂質を多く残すため、日本酒より米の旨味を強く感じられます。お湯割りや燗で飲むと、米本来の香りがいっそう引き立ちます。

そばの実を原料に使用する蕎麦焼酎は、癖が少なく料理との相性がいい焼酎です。蕎麦の深い香りとまろやかな口当たりを楽しむことができ、初心者の方にも飲みやすくつくられています。

お湯割りや燗でも美味しく味わえますが、蕎麦湯で割ることによりさらに強いコクと香りを堪能できます。

「容器や原料ごとの違いは理解したが、どれが自分に合っているか分からない」と悩んでしまう場合は、大手メーカーが製造する甲乙混合焼酎を選ぶことも1つの手段です。代表的な銘柄を紹介するので、参考にしてください。

とくに、サッポロのこくいもシリーズは、2021年9月から2022年9月までの1年間で、甲乙混和芋焼酎市場で売上日本一となりました。有名な銘柄を飲み比べて、自分好みの味を見つけてみてください。

• 三和酒類「いいちこ」
• アサヒビール「麦焼酎かのか」
• サッポロ「こいむぎ」
• サッポロ「こくいも」

食物繊維を含む代表的な食材は、居酒屋の定番メニューでもあるキャベツです。腸内環境を整えるだけでなく、満腹感を得やすいため飲みすぎを防ぐことにもつながります。お酒を飲んでいる最中はもちろん、飲む前に食べることで空腹の状態を避けることができます。

生やドレッシングなど、さまざまなアレンジで楽しみましょう。

タンパク質は肝臓・腎臓の機能を高め、悪酔いの防止を助ける効果があります。焼き鳥や枝豆などツマミとして人気のメニューにもタンパク質が含まれているため、食べすぎてしまわない程度に楽しみましょう。

タンパク質を含む食材の仲間であるスルメは、しっかり噛むことで満腹感を得ることもできるためおすすめです。

タウリンはタコやイカ、まぐろなどの魚介類に含まれている栄養素です。肝臓の解毒作用を高め、悪酔いや二日酔いを防ぐことができます。刺身は焼酎との相性が良く、美味しく味わえるのも嬉しいポイントです。

タウリンは水に溶ける性質があるため、寒い季節は魚介鍋やスープと一緒に焼酎を楽しんでみてはいかがでしょうか。

甲乙混合焼酎のカロリーは商品によって若干変わりますが、100mlあたりおよそ110kcal～140kcalとされています。度数が高くなるほど100mlに含まれるカロリーも高くなるため、焼酎を購入する際は前もって確認しましょう。

焼酎を炭酸水で割ることにより、早く満腹感を得て飲む量を抑えることができるためぜひお試しください。

乙類と甲類、両方の魅力を兼ねそなえた甲乙混合焼酎は、さまざまな味や香りを楽しむことができます。スーパーや酒屋で購入しやすいお酒であるため、気軽に自分好みの味や銘柄を探せるのも嬉しいポイントです。ぜひお気に入りの一品を見つけて、甲乙混合焼酎を楽しんでください。