プレミアム焼酎おすすめ23選｜百年の孤独も！ドンキで買える？定価で買う方法は？

世界にはさまざまな蒸留酒がありますが、日本の蒸留酒と言えば焼酎です。その中でも入手が比較的困難な銘柄を、プレミアム焼酎と呼びます。プレミアム焼酎には、原材料や工程にこだわり抜かれた製品が揃っていて、希少価値の高い高級品が多いです。

そんなプレミアム焼酎は、原材料や度数なども多種多様で、さまざまな銘柄が販売されています。しかしその分、何を基準に焼酎を選ぶべきか・どんな飲み方で楽しめばいいのか、などと迷ってしまう方も少なくありません。

今回はそんな方に役立つ、プレミアム焼酎の選び方やおすすめ人気焼酎などを紹介していきます。さらには、入手困難とされている高級焼酎、「百年の孤独」のドンキでの取り扱いについても解説していきます。おいしいプレミアム焼酎をお探しの方はぜひ参考にしてみてください。

焼酎は酒税法において原料や製法などが、きっちりと定義されています。そのなかでも蒸留方法によって、連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎の2つに分けられるのはご存知ですか。ここではそれぞれの概略や特徴を解説します。

連続式蒸留焼酎とは連続式蒸留機で蒸留した焼酎で、アルコール度数は36度未満と定められています。蒸留機の中で繰り返し蒸留を行うため、アルコール純度が高くなり原材料の風味は薄くなります。効率的で大量生産に向いており、一般的に甲類と呼ばれていましたが、2006年の酒税法改正の際に連続式蒸留焼酎と名称が変わりました。

単式蒸留焼酎とは単式蒸留機で蒸留した焼酎です。伝統的な製法で、ほとんどのプレミアム焼酎はこちらに分類されます。基本的に蒸留は1回だけのため原材料の風味を感じられます。甲類に対して乙類と呼ばれていましたが、「本格焼酎」の表記も認められてきました。2006年の酒税法改正の際に単式蒸留焼酎と名称が変わっています。

芋焼酎の一番の特徴は、芋の濃厚な味わいと豊潤な香りです。「臭い」と表現される場合も多く、敬遠している方もいるかも知れません。しかし酒造会社のなかには、有機農法で自社栽培した芋を使って焼酎作りに取り組むところもあり、臭みが少ない焼酎も多く販売されています。産地は宮崎県や鹿児島県を含む奄美地方が有名です。

焼酎はそもそも芋や麦などの原料を発酵させるために、米麹を使います。米焼酎はその麹も原料も米のため、シンプルな素材で作られておりすっきりと飲めるのが魅力です。さわやかでフルーティな風味も感じられ、日本酒好きの方にもおすすめできます。米焼酎の発祥の地である熊本県や、米どころの秋田県や新潟県も有名産地です。

芋や米よりもクセが少ないため初心者におすすめなのが、麦焼酎です。麦のなかでも大麦を使うものが多く、香ばしい麦の香りが楽しめます。麦は同じ蒸留酒であるジンやウイスキーにも使われており、お酒の原材料としてはメジャーな存在です。

黒糖焼酎は奄美群島のみで製造が許されている焼酎で、「島の宝」とも言われています。特に奄美大島・喜界島・徳之島などが有名産地です。すっきりとしたクセのない味わいを楽しめ、黒糖本来のやさしい甘い香りが感じられるので、女性にも人気です。

焼酎にはアルコール度数もさまざまな種類があります。20度や25度が一般的で、初心者やプレゼント用にもおすすめです。他には蔵内の状態をそのまま瓶詰し、「原酒」として販売されている40度以上の商品もあります。しっかりとした味わいで、ロックで飲むのがおすすめです。

プレミアム焼酎のなかでもとくに有名なのが、森伊蔵・魔王・村尾の3つです。すべて鹿児島県で作られている芋焼酎で、それぞれの頭文字をとって「3M」と呼ばれ入手困難な銘柄とされています。

森伊蔵は1885年創業の森伊蔵酒造で、有機栽培のさつま芋を使って作られています。魔王の白玉醸造は1904年創業。りんごのような香りでロックがおすすめです。村尾は1902年創業の村尾酒造で、甘すぎず食中酒としてもおすすめです。

1845年創業の西酒造は鹿児島県日置市で芋焼酎を作っています。現在の西陽一郎社長は8代目で、本格焼酎ブームの火付け役とも言われています。「富乃宝山」や「吉兆宝山」が有名で、こちらの宝山ブランドは初代蔵元の西助左衛門の時代から引き継がれているものです。芋焼酎以外にも、日本酒やオーガニックワインも製造している酒造会社です。

宮崎県児湯郡の黒木本店は1885年の創業以来、焼酎一筋で、焼酎の原料作りからすべて自社で手がけるこだわりようです。焼酎の製造過程で出た廃棄物は有機肥料として再び自然に返す「自然循環農法」を行っており中でも芋焼酎の「㐂六」が有名です。

「白麹仕込 佐藤」と「黒麹仕込 佐藤」で有名な佐藤酒造。1906年に鹿児島県姶良郡で創業し、その後霧島市に移転し現在にいたります。芋焼酎を中心に丁寧に製造している蔵元で、その人気は3Mと肩を並べるほど。焼酎好きならば一度は飲んでおきたい「佐藤シリーズ」ですが、小さな蔵元のため希少価値が高くなかなか出会えない銘柄です。

麦焼酎が好きならば知っておきたいのが四ッ谷酒造です。大分県宇佐市で1919年に四ッ谷兼八によって創業され、代表銘柄はその名を冠した本格派麦焼酎「兼八」です。代々受け継がれてきた製法は、現在5代目まで続いています。伝統を守りながらも、新しい味わいを追求し続ける「斬新でトラディショナルな」焼酎作りを徹底しています。

酒造会社同様に、古き良き酒屋さんはまだたくさんあります。品数が少ない場合もありますが、お酒のプロにおすすめを紹介してもらえるのもメリットです。ホームページで特約店情報を公開している酒造会社もあるため、チェックして酒屋さんめぐりを楽しむのもおすすめです。

酒造会社の公式サイトでの購入は、価格も品質も信頼できて確実です。季節限定商品などの情報も得られるので、お気に入りの酒造会社のホームページは定期的にチェックするのがおすすめです。製造工程などの紹介も楽しめます。しかし人気銘柄は抽選だったり、そもそも公式販売サイトがなかったりする会社も多いのがデメリット。

「近所に特約店がない」、「手軽に購入したい」そんな方は、インターネットがおすすめです。中には人気銘柄を合わせた「飲み比べセット」などもあり、初心者の方でも簡単にプレミアム焼酎を購入できます。価格が高騰している場合もあるため、適正価格を確認するのをおすすめします。

長期熟成された本格的な味わいが人気の麦焼酎、「百年の孤独」をお探しの方も少なくありません。百年の孤独は明治初期に生まれた老舗倉本が仕込む焼酎で、著名人にもファンが多い銘柄です。

実はこの百年の孤独は2年前まではドンキでの取り扱いがあり、酒店よりも安く購入できると話題を集めていました。しかし現在の取り扱いについてはほとんど情報が出回っていません。詳しい情報を知りたい方は、お近くのドンキの店舗へ問い合わせるのをおすすめします。

焼酎そのものの豊かな味を感じたい方には、水や氷で割らずにストレートで飲む方法がおすすめです。ストレートでプレミアム焼酎を飲む際は、香りが飛んでしまうのを防げる、サイズ感の小さいショットグラスで飲みましょう。焼酎の芳醇な香りをよりダイレクトに楽しめます。

時間をかけて焼酎の味わいをじっくりと堪能したい方には、氷を入れてロックで飲む方法がおすすめです。氷が溶けていく過程で、徐々に変わっていく味わいを楽しめます。ストレートよりも飲みやすさがありながらも、焼酎ならではの味わいを楽しめるので、ぜひ試してみてください。

焼酎の強い香りや味わいに苦手意識のある方には、ソーダ割りやお湯割りがぴったりです。特にさっぱりとした味わいが好みの方には、ソーダ割りをおすすめします。弾ける炭酸が焼酎の風味をすっきりさせてくれます。

またお湯割りは、まろやかな味わいが好みの方におすすめです。お湯割りする際は、70℃程度のお湯を用意し、お湯4：焼酎6の割合で割りましょう。焼酎そのものの豊かな風味を引き立てながらも、柔らかい口当たりを楽しめます。

「割り水」は「前割り」とも呼ばれる、焼酎の本場鹿児島県では有名な飲み方です。いわゆる水割りとは少し違います。作り方は簡単で、焼酎を水で割って3日から数週間寝かせるだけ。寝かせれば寝かせるほど焼酎と水が融合し、まろやかな味を楽しめます。

プレミアム焼酎と言われている森伊蔵・魔王・村尾。通称「3M」とも呼ばれています。それぞれ定価で手に入れる方法は異なり、森伊蔵は毎月公式ホームページにて行われる電話抽選に当選すると入手可能です。魔王は酒造元から購入することができます。ただし、入手困難なこともあり早くても半年待ちの可能性が高いです。

村尾は武岡酒造という酒屋で入手可能です。往復はがきで応募し当選すると村尾と武岡酒造推奨2本のお酒を購入する権利が得られます。ただし、こちらも応募数が多い為、簡単には手に入りにくいと思っていたほうがいいでしょう。

楽天などでは、3Mの飲み比べセットが約31,000～50,000程で販売されています。お得かと言われると微妙なところではありますが、3本合わせて手に入ることはなかなか難しい為、自分へのご褒美や、お酒好きの方へのプレゼントなどにもおすすめです。

ここまでプレミアム焼酎の選び方やおすすめの銘柄を紹介してきましたが、いかがでしたか。原材料のバリエーションの豊かさ、豊富な飲み方など、焼酎の魅力は無限大に広がっていきます。ぜひ記事の内容を参考にして、お気に入りの焼酎を見つけて楽しんでみてください。