寝袋で寝る生活はあり？家で布団代わりになる寝袋のおすすめメーカーも！冬も使える？

キャンプだけでなく、自宅でも寝袋で寝る方が増えています。アウトドア人気や防災意識の高まりからの影響もあるようですが、実は寝袋で寝ると多くのメリットがあることをご存知ですか？そこで今回は、布団代わりに寝袋で寝る生活のよさをご紹介します。

ベッドや布団で眠る日常を寝袋で寝る生活に切り替えると、掛布団代わりとして使用できるので寝具にかかるコストやメンテナンスの手間が大幅に減ります。さらに、部屋の居住スペースにゆとりが生まれるのも寝袋ならではです。

本記事では、寝袋で寝るよさだけでなく、寝袋生活に潜むデメリットや解消方法も詳しく解説。さらに、布団代わりに最適な寝袋を取り扱う人気メーカーなどもご紹介しているので、ぜひご覧ください。

寝袋はアウトドアで寝るためのアイテムなので、携帯性と収納性に優れています。小さくたためてコンパクトに収納でき、布団と比較すると非常に省スペース。一人暮らしの部屋や収納できる場所が少ないご家庭に適しています。

クローゼットや押入れの隙間だけでなく、ソファに置けばクッションとしても活用でき、実は仕舞い込む必要がないのもメリット。収納袋に入れるだけなので、片付けが苦手な方にもおすすめです。

寝袋は、寝具の衛生に気を配りたい方にも嬉しいアイテムです。自宅で丸洗いできる商品が多く、洗濯機を使える寝袋なら気になった時にいつでもお手入れできます。また、湿度を放出しやすいため乾きやすく、朝洗っておけば夜には使えるのもメリットです。

さらに、布団のようにシーツやカバーを交換する手間がないのも魅力。毎日寝るための自分用だけでなく、来客用の布団の購入を考えている方にも寝袋がおすすめです。

▼洗える寝袋を知りたい方はこちらの記事をチェック！

持ち運びやすい寝袋なら、家中どこへでも移動して好きな場所で寝られるのもメリットです。いつもは寝室で寝ているけれど今日はリビングルームで寝よう、など気分を変えたいときにも便利。翌日早朝からリモート会議がある日には、パソコンの前で寝ることもできます。

遊びに来た友人と一緒にDVD鑑賞をしながらそのまま寝てしまう方にもおすすめ。さらに、親子でベランダや庭に寝袋を広げてプチキャンプ気分を味わうのも楽しいですよ。

テントに泊まるのは楽しみでも、寝袋ではなかなか寝つけないことがあります。布団と寝袋は勝手が違い、手足を動かせる範囲が狭く、寝返りが打ちにくいことも重なってストレスに感じる方もいるようです。

しかし、自宅でも寝袋で寝ると、キャンプの夜にもいち早く眠りにつけるのがメリット。毎日寝袋なら出入りの仕方や心地いい寝方が身につきます。年に数回しかキャンプに行かない方も、快適に眠れれば翌日もアクティブに過ごせますね。

寝袋は、天候や場所により温度が異なるアウトドアで快適に眠るためのアイテム。冬山でも眠れるほどの高い保温力を持つ寝袋もあり、何枚も布団を重ねないと眠れない寒がりな方でも安眠しやすいのがメリットです。

もちろん商品によって保温力が異なるので、ご自身の体感温度や使用するシーズンに合う快適温度を選ぶことも大切。夏用と冬用を使い分けたり、3シーズン用の内側にインナーシュラフやブランケットを入れるなど、季節に合わせた使い方をするのがおすすめです。

布団を袋状にしてファスナーを取り付けたのが寝袋です。このため、入りにくさを感じる方が多いのは事実。スッと潜り込めない歯痒さは寝袋のデメリットと言えます。起床時にもガバッと起き上がっても身体にくっついてくるため、出るのもやや面倒です。

また、寝袋は身体の形状にフィットするように作られており、布団のようなゆとりがなく窮屈さを感じます。少しでも余裕が欲しい方は、ゆとりのあるサイズを選びましょう。

寝袋で寝るもうひとつのデメリットは、肩や腰が痛くなることです。個人差はありますが、普段寝ているベッドや布団とは異なり、寝袋は床に直接敷いて寝ることが多くなります。このため、硬さが影響して痛いと感じるのが難点です。

また、床の冷たさが伝わりやすく、身体に悪いと言われることもあります。専用のマットを敷くことで、底冷えと地面の硬さを同時に防ぐことができるのでおすすめです。枕がないと寝れない方は、枕を使うのもいいでしょう。枕があれば寝違えや不眠を防止できます。

寝袋で寝ると、生活自体が身軽になります。毎日布団を片付ける手間が減り、自分のために使える時間を増やしたい方にぴったりです。また、昨日まで寝ていたベッドまでなくなれば、部屋の中がより広くなりゆったりと過ごすスペースが広がります。

キャンプ好きにはもちろんのこと、家中どこでも寝たい方や引っ越しが多い方にも寝袋が最適。寝袋生活は、自分にとって必要なものだけを持ち、豊かな暮らしを求めるミニマリストを目指す方におすすめです。

日常生活で布団代わりに寝袋を使用するなら、封筒型を選ぶのがおすすめです。ファスナーを開けて展開すると長方形の掛け布団のようになるので、普段の掛け布団と同じように使えます。寝袋の下に寝袋用マットなどを使用すれば、床の硬さを感じにくくより快適に眠れます。

サイズは、体のサイズよりも少し大きめを選んでおくと窮屈感がありません。

寝袋の中綿には、ダウンと化学繊維の2種類があります。自宅で寝るための寝袋なら、中綿は化繊がおすすめ。ダウンはクリーニングに出すなどメンテナンスに手間とコストがかかります。しかし、化繊なら自宅で手軽に洗えてお手入れが非常に簡単です。

また、寝るときの環境温度にも関係があります。ダウンは極寒でも耐えられるほど保温力が高く、冷暖房が効いた室内ではやや暑苦しいことも。化繊の中綿なら布団と同じ感覚で寝やすいこともおすすめの理由です。

コールマンはアメリカで始まった世界的なアウトドアギアメーカーです。コールマンでは封筒型の寝袋を数多くラインナップしているのが特徴。掛け布団を2つ折りにしたような形状で、従来の布団からも違和感なく切り替えられるのが魅力です。

また、洗濯機で丸洗い可能なアイテムが充実しているのも特徴。保温力が異なる寝袋が豊富で、好みの体感温度や季節に合わせて、自身にぴったりな寝袋を選びたい方におすすめです。

▼コールマンの寝袋を知りたい方はこちらの記事をチェック！

スノーピークは、スタイリッシュなデザインが人気のアウトドア総合ブランドです。日本のものづくり力を生かしたラインナップが魅力で、高機能で高品質な製品を幅広く取り扱っています。スノーピークの寝袋は、誰もが快適に眠れるのが魅力です。

中でも、掛け布団と敷き布団をジッパーでつなげたような形状の寝袋「オフトン」の快適さは格別。高性能な保温素材を使用し、つなげても別々でも好みの使い方が選べます。室内用としてもキャンプ用としても使えるのが魅力です。

ベアーズロックは、誰にでも簡単に使えるアウトドア用品を展開するメーカー。持っているだけで楽しくなるようなアイテムが特徴で、「ねぶくろん」や「おうちぶくろん」といったユニークな寝袋が話題を集めています。

入った瞬間から暖かくぐっすり眠れる工夫が随所に施され、掛け敷きを分離してオールシーズン快適に眠れるのが魅力。中空繊維を3D立体製法にすることで、夏は涼しく冬には暖かく朝まで快適に眠れます。

ニトリでは、人気キャンプ用品メーカー「ロゴス」の本格的な寝袋のほか、家庭で気軽に使える寝袋なども販売中です。ロゴスの寝袋はデザインがかわいく、-2°でも快適に使用できる本格的な商品もあり、寒さが厳しい真冬にいつもの寝具と合わせて使用している方もいます。

ネット限定販売の商品もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

寝袋でより快適に眠るためのポイントを紹介します。工夫次第で、普通の布団と変わらないぐらい快適に使用可能です。ポイントを押さえて、快適で心地いい睡眠を手に入れましょう。

自宅で寝袋で寝るなら、ぜひセットで持っておきたいのがマットです。寝袋の下に敷くだけで、床の固さや冷えをブロックして快適に眠れます。マットと言ってもさまざまなものがあり、手近なものなら防災用の銀マットでも断熱効果が期待できます。

ソフトな寝心地を求める方には、アウトドア用のインフレータブルマットがおすすめ。コンパクトに収納できて、空気の力で床の硬さを和らげてくれます。コスパを重視の方にはウレタンマットも適しています。

マット以外に、寝袋のデメリットを解消して寝心地をアップさせるグッズには、以下の3つがあります。ぜひ参考にして、活用してください。

• コット
• インナーシーツ
• 毛布

コットは、簡易ベッドの代わりになり床の冷たさや硬さによる不快感を回避できます。使用しない時はコンパクトに収納できるのも嬉しいところです。また、インナーシーツを使うと寝汗や皮脂により寝袋が汚れるのを防げ、 毛布は寝袋の保温不足を補うのに有効です。

寝袋で寝るのはアウトドアだけとは限りません。自宅の布団がわりに寝袋で寝ると荷物が減り、家事にかける時間や労力もカットできます。また、季節に合わせた使い方をすれば、夏や冬も快適に眠れます。本記事を参考に、ぜひ寝袋で寝る生活を始めてみてください。