寝袋は体に悪い？｜普段使いするメリット・デメリット・おすすめメーカーも紹介！

寝ている最中に布団からはみ出て風邪を引いた経験がある方は、冬場の寝冷えが不安に感じてしまいますよね。そんな方におすすめなのが、自宅での寝袋生活です。寝袋を布団代わりにすれば、いくら寝相が悪くても袋から外れないので、寝冷えする心配がありません。

寝袋といえばマミー型シュラフのイメージが強いですが、最近では寝返りを打ちやすい人形寝袋も販売されています。しかし、窮屈で熱もこもりやすいことから、体に悪いのでは？快眠できないのでは？と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自宅で寝袋を活用するメリット・デメリットだけでなく、睡眠の質や健康に対する影響についても調査してみました。自宅での使用や来客用布団として寝袋の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

キャンプ場で付いた汚れが落とせるように、寝袋は丸洗いできるものが多く、ダニや汚れを確実に落とせます。枕・掛け布団等を別々に洗濯する必要もないので、洗濯の手間を省けるのも魅力的です。

寝袋を初めて購入する方は、洗濯機での丸洗いに対応した化繊の寝袋がおすすめです。ただし、正しく洗濯しないと、中綿が飛び出して買い替えが必要になるので、洗濯表示をしっかり守って洗いましょう。

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効率よく全身を温めてくれる寝袋は、布団やベットよりもコンパクトで折りたためるので、狭い場所にも収納できます。衣類圧縮袋を利用すれば、収納袋に入れた状態よりも更に圧縮できるので、よりコンパクトに収納できます。

一般的な寝具と異なり、どこでも利用できるので、収納場所を選ばないのも魅力的です。また、設置スペースも布団やベッドに比べて狭いので、寝袋を片付けなくても、部屋のスペースを広く確保できるのもメリットです。

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寝袋は数千円程度で購入できる上に、枕や掛け布団等の付属品を揃える必要もないので、購入費用が安く済みます。布団に比べて洗剤や柔軟剤の使用量も少なく済むので、ランニングコストを抑えられるのもメリットです。

費用比較表

ただし、寝袋により使用温度の範囲が定まっているので、気温差の激しい寒冷地では、適合温度の異なる寝袋を2個購入する必要があります。

布団やベッドに比べて設置面積が小さい分、寝返りを打ちづらく、窮屈に感じるデメリットがあります。しかし、寝袋には豊富な形状の製品が存在するので、スペースの大きな封筒型シュラフを選べば、窮屈感をあまり感じずに済みます。

熱が逃げないように入り口が狭く作られていて、チャックを動かす必要もあるため、出入りしづらいのもデメリットです。寝袋を家で毎日使う場合は、ジッパーの開閉を行いやすい製品を選びましょう。

寝袋の背面にも中綿が入っていますが、硬くて冷たい床に背中や腰が付くので、寒気を感じる場合があります。家で寝袋を使って熟睡したい方は、マットを活用して寝袋の底面の熱を逃さないようにしましょう。

枕も付いていないので、頭の収まりが悪くなり、首の部分を寝違えやすいのもデメリットです。頭部に違和感を感じてうまく快眠できない場合は、自分の頭に合った高さのクッションや、寝袋の中でも使えるキャンプ用の枕を設置しましょう。

寝袋は布団・ベッドに比べると快適性が落ちるので、日常的に寝袋を使うと、睡眠の質が落ちるのではないかと不安に感じる人も多いですよね。しかし、全身が温まり快眠できたという口コミがあるので、寝袋でも睡眠の質は確保できます。

体全体を温めてくれてる上に、寝袋自体の保温性が高いので、全身がしっかり温まりぐっすり眠れます。ただし、寝袋をそのまま使用すると、底冷えして心地よく寝れなくなるため、睡眠の質を確保するためには下敷きを用意する必要があります。

ヨガマットや布団があれば十分ですが、寝心地にこだわる人はコットやハンモックを使うのがおすすめです。寝袋生活を初めて数日間は快眠できない場合があるので、時間に余裕のある休日に始めましょう。

イスカは大阪の老舗寝袋メーカーです。イスカの寝袋は独自の3D構造で、体にフィットして温かく快適な睡眠をサポートしてくれるのが特徴です。ショルダーウォーマーが首・肩をあたたかく包み込み、寝袋内の暖かい空気の流出を防ぎます。また、足元にも保温材を多く封入するなど、暖かさのための工夫を随所に盛り込んでいます。

ナンガは、キャンプ好きなら知らない人はいない、有名な滋賀県の寝袋メーカーです。ナンガの寝袋はヨーロッパ産の質のいい羽毛を使い、職人が丁寧に仕上げています。透湿性にすぐれた独自素材「オーロラライト」を使用した寝袋は、蒸れにくく快適な眠りにつけると人気です。

寝袋は全品永久保証付きで、ナンガの自社製品の品質に対する自信が表れています。

コールマンの寝袋は封筒型の製品が多く、寝返りをしっかり打てるので、寝袋に慣れていない方でも使いやすいです。値段もリーズナブルで、寝袋の丸洗いにも対応しているので、寝袋初心者の方におすすめです。

商品のラインナップも幅広く、製品によって対応する気温が異なるので、周りの気候に合った寝袋を選べます。保温性の高いハイエンドモデルでは、レイヤーの取り外しが行えるので、寒冷地でも1枚で対応できるのも魅力的です。

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スノーピークの寝袋は保温性が高く、エントリーモデルの製品でも5℃まで使えるので、寒冷地でも使いやすいです。上側と下側を切り離せる、セパレートシュラフオフトンも取り扱っているため、布団のような寝心地の寝袋を求めている方におすすめです。

セパレートタイプの寝袋であれば、狭い場所にも収納できるだけでなく、普通の布団と同じようにしまえます。そのため、部屋の中をすっきりさせたいミニマリストの方にも向いています。

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アウトドア用の雨具メーカーとして有名なモンベルは、超耐久撥水加工を搭載した、頑丈な寝袋を取り扱っています。保温性も申し分なく、-14℃まで使える製品も存在するため、暖かい寝袋を求めている方に向いています。

しかし、他のメーカーの寝袋よりも高価なので、気軽に購入しづらいのが欠点です。寝心地に優れた封筒型の製品の品揃えも少ないので、キャンプ用の寝袋として兼用しない方は、他のメーカーの製品を選んだ方がいいです。

寝袋を普段遣いする上で生じる、メリットやデメリットを解説した上で、おすすめの寝袋についても紹介しました。寝袋をうまく活用すると、寝冷えせずに快眠できるので、興味を持った方は寝袋生活を始めてみましょう。