Xperia用におすすめなイヤホン厳選12選｜10ⅲ・10iv対応の有線イヤホンも

Xperiaは、音質にこだわったビデオカメラやウォークマンなどを数多く販売しているSONYによって開発されたスマートフォンです。高音質な音楽が再生できる Xperiaで最高音質を楽しみたいなら、ハイレゾに対応した機種がおすすめです。

しかし、Xperia対応のイヤホンは種類が多くてどれを選べばいいか迷ってしまいます。実は、再生音域・イヤホンの形状・機能性・Xperiaの種類などに注目して選べば、音質にこだわりのある方でも納得できるイヤホンを見つけられます。

そこで今回は、有線イヤホンを含むXperia対応のおすすめイヤホンの人気商品をご紹介します。またイヤホン購入者420人を対象に行ったアンケート結果も掲載。

☆この記事を読めば簡単にエクスペリア用のイヤホンが選べます！

Xperiaの中でイヤホンジャックに対応している機種は、1iii・10iii・1ii・5ii・10ii・z5・5iv・10iv・10v・1vなどです。すべて使えるイヤホンの数も多くあるので、自分の使いやすいものや目的に合ったイヤホンを使用しましょう。

また、どれもハイレゾ相当の高音質となっているため、性能のいいイヤホンを使えばより臨場感のある音が体験できます。

XZ1はイヤホンジャックに対応していますが、XZ2・XZ3はイヤホンジャックに対応していないため、「変換アダプタ」が必要です。変換アダプタは100均やコンビニなどでも手に入りますが、ものによって接続ができない可能性もあるので、純正の変換アダプタをおすすめします。

純正の変換アダプタは家電量販店やソニーの公式オンラインショップで購入できるので、XZ2・XZ3で有線接続をしたい方は変換アダプタも一緒に購入しましょう。

音質にこだわる方には、デジタルとアナログ両方の高音技術を搭載したソニーのSIGNATUREシリーズがおすすめです。熟練の作業員の手で作られた高性能なインイヤーのイヤホンで、厳格な検査を通った高品質なもののみ販売されます。コンサートホールで音楽を聴いているような、臨場感あるサウンドが楽しめます。

また、音楽業界でプロが多く使用していると有名なモニターシリーズは、音を脚色しない解像度の高さが人気です。原音に近い音響を感じられるため、より高品質なイヤホンをお探しの方はぜひ試してみてください。装着感が高いので、アクティブな場面にも向いています。

XBAシリーズは原曲のサウンドをそのままで聴ける「HDハイブリッドドライバーシステム」が搭載された、インイヤータイプのイヤホンです。低音と高音のバランスが取れた上質な音声を体感できます。さらに、360°全方向から聞こえる仕組みはさらなる臨場感を生み出しました。

また、さまざまなジャンルの音楽を楽しみたいならスタンダードシリーズもおすすめです。高音域から低音域までバランスよく楽しめる万能タイプです。SONY製のイヤホン選びに迷ったときは検討してみてください。

体の中に響くような低音を楽しみたい方には、EXTRABASSシリーズがおすすめです。ユニットから耳の奥までの気密性を高めた設計で、重低音が直接体に伝わるような仕組みが組み込まれています。また音楽が単に響くだけでなく、透明感や広がりもあるので、サウンドにこだわりたい方でも、使用に問題はありません。

加えて、不要な振動を抑える制振動ABSと、アルミニウム合金を搭載したハウジングは、低音のレスポンスにも対応の高品質な中高音が特徴的です。

WF-1000XM3などのソニー1000Xシリーズは通学や通勤中でスムーズに使用できます。また、ノイズキャンセリングは、ワイヤレスタイプの中でも品質が高く、周囲の会話やバスのエンジン音などの騒音が気にならなくなります。

さらに、専用のアプリを使えば周囲音の取り込みやキャンセリングができるので、自分好みにカスタマイズしたい方にぴったりです。シリーズの中でも新しいものが欲しい方には、2021年の新作「WF-1000XM4」をおすすめします。

ジョギングやジムでのトレーニング中などに、活用するのであれば運動中の振動で落ちないSPORTSシリーズがおすすめです。また、汗や雨に耐えられる防滴・防水仕様となっている高音域から低音域までバランスよく楽しめる

コードレスタイプと有線タイプから選択可能で、有線タイプでもコードがじゃまにならない設計となっているので、使いやすい方を選びましょう。しかし、ジョギング中の使用は周囲の音が聞こえなければ危険なため、大音量の再生はしないようにしてください。

ご家庭で使うような、気楽に使いたい方におすすめするのが、カラフルなカラーリングでデザイン性に優れたh.earシリーズです。その可愛らしさから女性人気も高く、キャラクターとコラボしたタイプもソニーストアで販売されています。

また。500円のイニシャル刻印サービスは、自分だけのオリジナルはもちろん、プレゼントとしてもおすすめです。ワイヤレスやノイズキャンセリングに対応したものもあるので、通学や通勤にもぴったりです。

ソニー以外のメーカーもXperiaに対応したイヤホンを販売しています。ここでは、中でも人気のメーカー「ヤマハ」「デノン」について解説します。

世界的に有名な音楽メーカーであるYAMAHAも、Xperia対応のワイヤレスイヤホンを販売しています。高品質な音響再現はもちろんですが、長時間の使用で疲れにくいのもYAMAHAのワイヤレスイヤホンの特徴です。

YAMAHAのワイヤレスイヤホンの聴きやすさは、独自のリスニングケア技術によるものです。環境や音量に合わせて、音響バランスを自動補正してくれます。耳にやさしいYAMAHAのワイヤレスイヤホンは、作業などで長時間音楽を楽しみたい方にもおすすめです。

スピーカーやヘッドホンで有名な老舗オーディオメーカーのDENONは、豊富なラインナップのイヤホンを販売しています。DENONから販売されているすべてのイヤホンには「アコースティックオプティマイザー」が搭載されているのが特徴です。

アコースティックオプティマイザーとは、音圧バランスを最適化してくれるDENON独自の技術です。高音域から低音域までバランスよく楽しめるので、音質にこだわりのある方だけでなく幅広いジャンルの音楽を楽しみたい方にも向いています。

「360 Reality Audio」とはソニーが開発した立体音響の規格。有名なDolbyAtmosのようなサラウンド音響で、スマートフォンやウォークマンとイヤホン・ヘッドホン・スピーカーなどを組み合わせて楽しみます。

⏬必要な環境

360 Reality Audio再生可能なスマートフォンやウォークマン(スマホは全機種で可能)

(参考例)
・Xperia 1 IV
・Xperia 5 III
・Xperia 10 IV

360 Reality Audio認定のヘッドホンやイヤホン、スピーカーなど

(参考例)
・WF-1000X M4
・LinkBuds S
・LinkBuds　など

360 Reality Audioの音源

(参考例)
・Amazon Music Unlimited

この「360 Reality Audio」を基準にエクスペリアとソニーのイヤホンを揃えると、立体的な音楽を楽しめます。

もしも現行のXperiaに、ノイズキャンセリングに対応した高級有線イヤホンを使用したい場合は、残念ながら利用できません。

Xperiaは2017年のXZ1を最後に、5極プラグへの対応が廃止されました。現在このイヤホンを活かせるのは、ソニーのウォークマンである「NW-A26HN」「NW-A55」などです。

今Xperia用に有線イヤホンを探すなら、プラグが3極か4極のもので探してください。

実は、たった3つのポイントを意識するだけでイヤホン選びを失敗する確率がグッと下がります。

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】のイヤホンに行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

イヤホンは3万円までなら音質と予算がおおよそ比例します。

それ以上は普段聞く音楽など、好みによって合う合わないが大きいです。

自分が音楽にどれくらい予算をかけられるかは、イヤホンのグレードの指標になります。

購入者におこなったアンケートでは、普段使いしているイヤホン・ヘッドホンの価格帯と、次に買い換えるなら、どのくらいの予算のものを購入するかをうかがいました。

初めてのイヤホン選びの場合、

有線なら3,000〜5,000円程度

ワイヤレスなら7,000〜10,000円程度

予算を見るのがおすすめです。

• 理由
  ・有線ならこの程度の予算で音質が十分なものもある
  ・ワイヤレスは予算が上がるものの、3,000〜5,000円の安すぎる中華ワイヤレスイヤホンはブツ切れに聞こえたり音が籠ったりする。実用面で現実的でない。

また、イヤホン初心者の場合は、「そもそも自分にイヤホンが合っているのか」の問題もあります。

イヤホン（ワイヤレスイヤホン）自体が、ライフスタイルに合わない場合、下記のようなケースが発生しかねません。

• 買ったものの思ったより使用しなかった
• 結局装着が面倒で使わなくなった
• 耳に装着していると頭痛がする体質だった
• 完全ワイヤレスを使ってみたものの、管理が苦手ですぐに紛失した

そのため、まずはお試しとして失敗しても納得できる予算でスタートするのをおすすめします。

買い替えの場合は、今までどの価格帯のイヤホンを使用していたかが指標になります。

イヤホンの音質は個人の感じ方によるため、厳密に金額に比例するわけではないものの、

• 5,000円以下と3万円以上を聞き比べ
  ▶︎多くの人が違いを感じる
• 3万円以上のイヤホン
  ▶︎調整の問題のため好みによる

この傾向があります。要するに、3万円以下は例外はあるものの、基本的に音質が価格に比例します。

せっかく買い替えるなら、今までのものより「ちょっとイイもの」にしたい場合は、以下のように考えられます。

• 今5,000円以下のイヤホンを利用中
  ▶︎1万円〜にランクアップしてみる
• 今1万円以上のイヤホンを利用中
  ▶︎2万円〜で試聴で聴き比べて好みを探す
• 今もっといいイヤホンを利用中
  ▶︎完全に好みの問題のため、当たりをつけて試聴第一

このような探し方が現実的です。

ワイヤレスイヤホンからワイヤレスイヤホンで買い替え検討中の場合は、何のワイヤレスイヤホンからの買い替えかが満足度に大きく影響します。

特に、ノイズキャンセリングの効いた

• ソニー
  WF-1000XM4、WF-1000XM3など
• ボーズ
  QuietComfortシリーズなど
• Apple
  AirPods Pro

これら3メーカーのノイズキャンセリング機種からの買い替えの場合は、上記メーカー内で乗り換えを推奨します。

これら3メーカーはイヤホン価格が高いものの、ノイズキャンセリング技術も抜きん出て高いため、中途半端に予算を落としてこれら以外のメーカーに乗り換えると、不満を感じる可能性が高いです。

今まで有線イヤホンを使用していて、

はじめてワイヤレスイヤホンに乗り換えたい場合、

有線→ワイヤレスに変更する以上、

音質は劣化するのに予算は上がる

という点は理解しなければなりません。

• 音質について
  データ化してBluetoothで転送する以上、アナログで聴ける有線イヤホンよりも確実に劣化する。
  無線の特性上、人の多い場所や駅などでブツ切れになる可能性がある。
• 予算について
  ・会議用・通話目的：4,000円〜
  ・音楽鑑賞目的：7,000円〜
  ・ノイズキャンセリングをしっかり効かせたい：2万円〜
  　※有線イヤホンより予算感がかなり高い

ワイヤレスイヤホンは「無線方式」「バッテリー」という、有線には不要なコストがかかっています。ワイヤレスという使い勝手を選ぶ以上、ここは納得しなければなりません。

イヤホンの接続タイプは、

見た目はもちろん音質や使い勝手にも影響します。

編集部では「どの接続タイプが向いているか」を割り出すフローチャートを作成しました。有線にするか、ワイヤレスにするか、決めかねている場合はぜひ活用してください。

いかがでしたか？今お使いのイヤホンと違う結果になった場合は、接続タイプの変更を視野に入れましょう。

ただし、「普段はワイヤレスだけど、リモート会議でPCに繋ぐのは有線」など、2つのタイプを併用している方もいますよね。

ワイヤレスイヤホンとは、Bluetooth接続することで再生機器(スマホなど)とイヤホンとの間をワイヤレスにしたイヤホンです。

・完全ワイヤレスイヤホン
・ネックバンド(左右一体型)イヤホン

の2タイプあり、見た目と使い勝手に違いがあります。

完全ワイヤレスイヤホンは、左右が完全に分離したタイプです。

話題性や流行を重視したい、スマートに装着したいなら、

完全ワイヤレスタイプ一択です。

• おすすめな人
  ▶︎ケーブルが煩わしい人・スタイリッシュさが欲しい人・物の管理が得意な人
• おすすめしない人
  ▶︎物を紛失しやすい人・途切れが許せない人・とにかく安く済ませたい人・音質重視の人
• 特徴
  ・Bluetooth接続
  ・自由度が高く、装着時にイヤホンの存在を意識しなくなる
  ・流行のタイプで見た目もスタイリッシュ
  ・最近は比較的バッテリーも長め

ただしデメリットは「音質・接続性」と「紛失」問題です。

どれだけ最新の高額機種を使用しても、Bluetoothを使用する以上、場所によっては接続途切れが起こります。これはファームウェアのアップデートで改善する場合もありますが、多くの場合根本的な解決になりません。

また「紛失」も大きな問題で、ワイヤレスイヤホンの買い替え理由でも常に一定数を占めます。「移動時にも使う」「小型」「耳から外れやすい」とあって、非常に紛失しやすいです。

中には位置情報付きイヤホンもありますが、それでも手元に戻らない場合もあります。

ネックバンド(左右一体型)のワイヤレスイヤホンは、

首の後ろのみケーブルが繋がっているタイプです。

完全ワイヤレスタイプと比べて人気があるとは言えないものの、完全ワイヤレスとほとんど同じ自由度ながら紛失しにくいのが魅力です。

• おすすめな人
  ▶︎ワイヤレスでも使い勝手を求める人・紛失しにくさを求める人
• おすすめしない人
  ▶︎音質を求める人・完全ワイヤレスのスタイリッシュさが欲しい人
• 特徴
  ・有線タイプに近い使い勝手だがBluetoothでワイヤレス
  ・片耳だけすぐに外せて紛失しにくい
  ・スタイリッシュさでは完全ワイヤレスに叶わない
  ・新製品が少なくUSB-TypeC対応が少ない

外出時のレジでの会計時でも、片耳だけさっと外して対応できます。完全ワイヤレスだと紛失しないよう「ポケットに入れる」という動作が必要ですが、ネックバンド式ならスマートです。

逆に、デメリットはワイヤレスが故の接続性と見た目です。

Bluetoothで接続する以上最新機種でも接続途切れは発生します。また首後ろのバンドが太いほど、野暮ったい印象を抱く人が多いです。完全ワイヤレスのようなスタイリッシュな印象はありません。

有線イヤホンは、文字通り有線で接続するタイプです。

ワイヤレスと違って音質の損失がなく、3,000円台までのコスパイヤホンでも「ファイナルのE1000」「ゼロオーディオのZERO BASS ZB-01」など、十分な音質の製品が揃います。

• おすすめな人
  ▶︎コスパを重視する人・音質を重視する人
• おすすめしない人
  ▶︎ワイヤレスのスタイリッシュさが欲しい人・装着時に激しい動作をする人
• 特徴
  ・3.5mmのステレオミニジャックが基本
  ・スマートフォンに合わせたコネクタを装着して使う
  ・ぽろりと耳から落ちても紛失の危険がない

デメリットはケーブルの存在で、特にウォーキング・ジョギング時は体の揺れで服に引っ掛けて外れる可能性が高く、スポーツユースには向きません。

また、断線したら使えなくなるため、丁寧に扱う必要があります。

イヤホンはおおよそ3万円程度までは価格と音質が比例します。

これは内部のドライバー径・構造・イヤホンの調整などが影響します。

特に格安イヤホンは低音が強調され、いわゆる「ドンシャリ」傾向があり、作られたわざとらしい音と表現される場合もあります。

しかし、だから「悪い」訳ではありません。

イヤホンの使用用途によっては音質を度外視したり、逆にわざとらしい音が好きな人もいます。一般的に音質と予算は比例するのを前提として、最終的には自分の好みか試聴するのが大切です。

ワイヤレスイヤホンの場合、Bluetoothの規格（コーデック）が

音をデータに変換するときの音の損失や遅延に影響します。

下記に一覧を記載しますが、以下を気をつけておけば大丈夫です。

• 遅延を気にする人
  ▶︎aptX LL ＞ aptX Adaptive
  LLの方が速いので音ゲーならこれ
• 音質を気にする人
  ▶︎LDAC ＞ aptX Adaptive
   ただしLDACは1秒程度遅延あり

▶︎コーデックの特徴と対応スマホ一覧

イヤホンの音質は、聴く音楽に合っているかという視点も大切です。

例えば、低音をノリノリで響かせたいロックやダンスミュージックを聴くのに、中音の伸びがいい高級イヤホンを使っても「いいんだけど上品すぎてそうじゃない」となる人もいますよね。

一般的に音楽ジャンルに合わせて、以下の傾向のあるイヤホンがおすすめと言われています。口コミやレビュー記事を見る際は、これらを参考にしてください。

• ロック・HIPHOP・ジャズ・ダンスミュージック
  ドンシャリ型と呼ばれるタイプ
  低音が迫力いい反面、高音がしゃりしゃり耳に刺さる場合もある。種類が多く手頃なイヤホンも多い。
• クラシック・女性ボーカル重視
  かまぼこ型と呼ばれるタイプ
  BA型イヤホンに多く、中音もよく出る。「少しいいイヤホン」に多い。
• ジャンルにこだわりなしフラットに聞きたい
  フラット型と呼ばれるタイプ
  特にどの音域を強調ということはない。

もちろん、聴く音楽ジャンル以外に「低音がド迫力だといい」などの好みもあります。音域の調整にこだわりがあるなら「試聴するのが一番」です。

ここまでの説明を読んだ方の中には、

音質に関する解説が多すぎて、結局よくわからない

となっている人もいますよね。

そんな方は、とりあえず以下を押さえておけば大丈夫です。

1. どんなイヤホンでもそれなりには聴ける
2. 3万円以下のイヤホンなら価格なりの音質
3. ワイヤレスなら
   iPhone→AAC対応
   Android→aptX Adaptive対応

良し悪しは最終的に、自分の好みによるところが大きいです。

たとえレビュー記事を読んだとしても人の耳での感想でしかないため、本当にこだわるなら試聴をおすすめします。

逆に、そこまでのこだわりがないなら、

・予算感を決める
・低音の迫力が欲しいなど1つポイントを絞る

これくらい簡単にポイントを決めて探すのをおすすめします。

近年主流のカナル型イヤホンは、耳の中へ装着するイヤーピースが取り外せる製品が大半で、このイヤーピースも何サイズか同梱されている場合が多いです。

逆にインナーイヤー型はイヤーピースがなく、フィット感を調整できない製品も少なくありません。

カナル型イヤホンでしっかり装着するのも一つの手です。

カナル型は耳穴の中にイヤーピースを入れ込むイヤホンです。

イヤホンの中で一番多い形で、通勤電車の中など、音漏れを気にする場合や遮音性を求める方に重宝します。

ただし人によっては耳が痛くなったり、長時間の使用で頭痛を感じたりと、合わない場合もあります。

インナーイヤー型はカナル型に次いで多く、

耳穴周辺の「耳甲介」と呼ばれる軟骨に引っ掛けて装着するタイプです。

カナル型の密閉感が苦手な方・頭痛を感じる方におすすめなのが、このインナーイヤー型。カナル型ほどの遮音性はなく、音と耳との距離感もあり心地いい開放感があります。

ただし、通勤電車の中ではシャカシャカ音が漏れる可能性があり推奨とは言い難いです。さらに遮音性が低く周囲の音が聞こえやすいため、音に没頭したい場合にも不向きです。

オープンイヤー型はやや珍しいタイプで、耳に引っ掛けたり、インナーイヤーのように引っ掛けて使用するタイプです。形状は統一されておらず、「オープン」になっているかで見分けます。

イヤホンの密閉感が苦手な方はもちろん、そこまで没頭せず作業したい時、周囲の様子を見つつ音楽を流したい時などに向いています。

感覚としては、耳の近くに小型のスピーカーがある状態に近く、遮音性はないため周囲の音も聞こえます。慣れないと不思議な感覚と言われますが、装着感が非常に軽くおすすめです。

ただし、遮音性は全くないため使用場所を選びます。主に在宅時の作業用でお探しの方にお試しいただきたいタイプです。

骨伝導型はオープンイヤータイプの一種で、その名の通り「骨伝導」の仕組みで音を聞くイヤホンです。

同じく耳に負担が少ないオープンイヤーの方が製品の種類も多く、あえてこちらを選ぶ理由は少ないものの、「耳に引っ掛ける感覚」がどうしても苦手な方は試す価値ありです。

メリットデメリットはオープンイヤー型とほぼ同じなものの、「ネックバンド型は目立つ」「お手頃商品が少ない」「音質がそこまでよくない」のデメリットが増えます。

また、人によってはこめかみに違和感や痛みを感じる場合もあります。

ノイズキャンセリング機能は必要な人が限られています。

しかし、絶対に必要でこだわる人も多いため、ご自身の利用シーンで必要をまず考えてください。

• ノイズキャンセリングが必要な人
  ▶︎電車やバスの中でも音楽に没頭したい人
• ノイズキャンセリングが不要な人
  ▶︎多少のノイズなら気にならない人
  　没入感をそこまで求めない人
  　静かな場所でしか音楽を聞かない人

ノイズキャンセリングを使用していて、

背後の自転車や車に気付けず怖い思いをした

声をかけられたのに気付けなかった

思いをしたことがある方は「外音取り込み」機能があると安心です。

ノイズキャンセリング機能は、騒音(ノイズ)と逆位相の音波を生じさせることで、音が耳に届く前にノイズだけを打ち消す機能です。

外音取り込み機能はノイズキャンセリングとは別に、周囲の音をあえて取り込む機能です。

カナル型の遮音性の高いイヤホン利用時には、没入感が高いゆえに周りの状況を把握しにくくなる弱点がありますが、この外音取り込みによって解決します。

この外音取り込み機能は比較的高級機に搭載されています。

ワイヤレスイヤホンの場合、

なるべく連続再生時間が長くて充電が速いものを使いたい

と考える方も多いですよね。

ただし、生活スタイルによっては、そこまで重視する必要はない場合も多いです。

バッテリー自体の寿命があるため、

使用するにつれ、連続再生可能時間は短くなっていきます。

また、通勤・通学での使用がメインの方は、毎日充電するルーティーンができていれば、どれを選んでもそこまで不便は感じません。

以下では

現在発売中のイヤホンの連続使用時間や充電時間から

バッテリーにまつわる最新情報をご紹介します。

最新ワイヤレスイヤホンのバッテリーのもち（連続使用時間）は、

• 完全ワイヤレスイヤホン　平均5〜8時間
• 左右一体型ワイヤレスイヤホン　平均10〜15時間

上記の傾向にあります。

忘れたくないのが、リチウムイオンバッテリーで稼働する以上バッテリーの寿命がある点。ワイヤレスイヤホンのバッテリーは3年程度で寿命を迎えると言われています。

要するに、3年かけて連続使用時間は徐々に短くなります。スペック表記通りの時間で使用できるわけではない点は、あらかじめご理解ください。

充電時間はイヤホンの充電ルーティンが決まっていない人は気にするべきです。

今から外出しながら使いたいのに、充電がなくて使えないとなるとがっかりしますよね。

しかし、「夜寝る前に必ず充電ポートに接続」のように充電ルーティンが確立されているなら重要視する必要はありません。

充電時間は以下のような傾向にあります。

• 完全ワイヤレスイヤホン
  イヤホン：約1〜2時間
  充電ケース：約2〜3時間
• 左右一体型ワイヤレスイヤホン
  平均1.5〜3時間

もっとも、充電時間に差があると言っても数時間もの大きな違いはないため、重要視するスペックというよりかは、「なるべく短い方が嬉しい」程度の要素として考えるべきです。

「自動電源OFF機能」は、使用をやめて一定時間経過すると自動で電源を切る機能です。

バッテリーの消耗を防いだり、電話に出るときにイヤホンでの着信をOFFにしたりと、バッテリーもちのためには必ず欲しい機能でもあります。

SONYなど、大手メーカー製ワイヤレスイヤホンは基本機能として標準搭載されています。

接続の安定性はBluetoothのバージョンで決まります。

簡潔にいうと、「新しいほど安定していて速くて省電力」です。

詳細は以下の表になりますが、これから購入するならBluetooth5.2以上が推奨です。

ただし、接続機器側(スマートフォンなど)も同じバージョンへ対応しなければ機能が発揮できない(下位互換になる)点は覚えておいてください。

イヤホン購入後の意外ながっかりに繋がりがちなのが操作性です。

コントローラーが指先だけで簡単操作できなければ、その都度イヤホンを外して目視確認での操作となるため、非常に不便に感じます。

操作性には以下のようなさまざまな要素が絡みます。

• コントローラーやボタンの位置
• ボタンの出っ張りを触った時の分かりやすさ
• ボタンのサイズ

購入前にはなかなか気付きにくいため、可能なら試聴時に一通りボタンを操作してみるのをおすすめします。

イヤホンのマイク性能は、音楽鑑賞用途ならこだわる必要はありません。

しかし、ビジネスシーンで利用する方はこだわるべきです。

テレビ会議での発表や打ち合わせなど、聞き取りやすさ次第ではビジネスに影響を及ぼす場合もあります。

メーカーを上げるなら、基本的にソニーのイヤホンなどはどれもマイク性能が良く聞き取り安いです。

それ以上にこだわり出すなら、別途専用マイクやヘッドセット型で探したりと、イヤホンよりも範囲を広めて探すのをおすすめします。

イヤホンの重量は、落ちやすさ・外れやすさに関わります。

重いと耳からポロポロ外れてしまう場合もあるため、なるべく平均かそれ以下の重さのものがおすすめ。

世に発売されている完全ワイヤレスイヤホンは、片耳で4〜6g程度の製品が多く、両耳10〜12g程度なら平均的です。

逆にそれ以上の重さになると、先述の通り落ちやすくなる・外れやすくなるといった弊害が出ます。中には肩こりを感じる人もいるため、なるべく平均かそれ以下の重さのイヤホンを選びましょう。

イヤホンの防水・防塵性能は、ライフスタイルによって重要性が変わります。

• スポーツシーンで使用する：重要(汗など)
• 通学通勤で使用する：重要(雨・ペットボトルの結露など)
• 自宅で使用する：重要ではない

防水防塵性能は「IPX(防塵)X(防水)」で表されます。ちなみに、防水防塵機能を単体で表す場合は、

「IP6X」(防塵)
「IPX8」(防水)

のように表します。

イヤホンに重要なのは防水性能の方で、等級は「0〜8」で数字が大きいほど性能がいいです。スポーツシーンで使用する場合は、IPX4以上がおすすめです。

イヤホンのデザインは音質や性能には直接影響しません。

そのため最重要視する項目ではないものの、人に見られた時の印象やイメージを左右したり、毎日使う方はそれだけ目に入るので気になる方もいますよね。

最近はパステルカラーやアースカラーの流行りで、女性が好む色味やコロンとしたデザインのイヤホンも増えています。

また、ワイヤレスなら気分でイヤホンケースを変えるのもおすすめです。有名ブランドや人気キャラクターとコラボしたデザインのものも見つかります。

耐久性は主に有線の断線しやすさや、メーカー保証を確認しましょう。

有線の場合は断線すると替えが効かないため、口コミで「すぐに断線した」趣旨のものがないか、事前に確認すると安心です。

また、聞き慣れない格安メーカーの場合、初期不良が起きていることも多く、いざというときのサポートが不十分なことも多いです。

イヤホンは多数のメーカーが出しており、コピー品に近いものも多く出回ってるため、耐久性の面でも聞いたことがないメーカーは避け、上記で紹介したメーカーを選ぶのが無難です。

マルチペアリング・マルチポイントとはBluetoothの機能の一つです。

それぞれ似て異なる別の機能のため、ここで一緒に紹介します。

• マルチペアリング
  ・イヤホンに複数機器を同時登録する機能
  ・あくまで登録(ペアリング)のみで、接続自体は1つずつ
• マルチポイント
  ・イヤホンと対応機器を2つ同時接続する機能
  ・登録ではなく同時接続
  ・スマホで音楽を聴きながら、パソコンの通話に対応可能
  ・スマホで音楽を聴きながら、すぐに切り替えてタブレットの動画視聴が可能

このように似ているようでかなり機能が違います。特にマルチポイントは使い勝手がいいです。

マルチペアリング対応機器はいくつか増えてきているものの、マルチポイント対応イヤホンはまだ限られています。複数機器の同時使用をする環境なら、こだわってみるのもおすすめです。

Xperia対応のワイヤレスイヤホンを手に入れたらまずは接続方法などの使い方をチェックしましょう。Bluetoothに対応したデバイス同士を接続することを「ペアリング」といいます。一度ペアリングをすると再度ペアリングしなくてもイヤホンが使えるため便利です。

Xperiaとワイヤレスイヤホンのペアリング手順を以下に紹介するので、「使い方がイマイチわからない」という方は是非参考にしてください。

1. XperiaとワイヤレスイヤホンのBluetooth機能を「ON」にする。
2. 【Xperiaの操作】ホーム画面から「アプリ」をタップ。
3. 【Xperiaの操作】「設定」をタップ。
4. 【Xperiaの操作】「Bluetooth」をタップ。
5. 【Xperiaの操作】「Bluetooth」がOFFの場合は「ON」にする（ONの場合はそのまま）。
6. 【Xperiaの操作】「ON」にすると、「使用可能な機器」欄に接続できる機器が表示されるので、接続するワイヤレスイヤホンをタップ（表示される名前は機器によって違うため、ワイヤレスイヤホンの説明書をご確認ください）。
7. 【Xperiaの操作】画面に表示された案内に沿ってワイヤレスイヤホンの認証をする。
8. 【Xperiaの操作】「ペアリングされた機器」欄にワイヤレスイヤホンが表示されたら完了。

イヤホンから音が聞こえない場合は、有線イヤホンと無線イヤホンで対処法が異なります。こちらでは、それぞれの考えられる原因と対処法を紹介しますので、参考にしてください。

有線イヤホンの音が聞こえないときは、イヤホンケーブルの断線か、イヤホンジャックの故障のどちらかである場合が多いです。原因によって対処法が異なりますので、代表的なものを紹介します。

• 再起動する：システムの一時的な不具合で使用できない場合は、Xperia本体の再起動が有効。
• イヤホンジャックの掃除：ホコリなどにより接続が不安定になっている場合は、イヤホンジャックの掃除が有効。掃除にはエアダスターがおすすめ。
• 設定の見直し：イヤホンが認識されていない場合は、Xperiaの再設定が必要。音量（消音）設定や、他のアプリがイヤホンを認識しているなど原因はさまざま。
• 他の機器で試す：パソコンなど他の機器に挿して、正常に使えるか確認する。機器を変えても使用できない場合は、イヤホンケーブルの断線の可能性が高い。
• 「SoundAbout」をダウンロードする：オーディオ出力を制御してくれるアプリ。音楽が途切れる症状に有効な場合がある。
• 接点復活剤の使用：金属表面の汚れを落とせる接点復活剤により、接続が安定する場合がある。直接スプレーせずに、綿棒などを利用して拭うように使用するのがポイント。

ワイヤレスイヤホンから音が聞こえないなどの不具合がある場合は、一度Xperia側の設定でBluetoothの接続をOFFにし、接続手順を参考に再度接続し直してみましょう。また、ペアリングの段階でワイヤレスイヤホンが認識されないときは、「Bluetooth」のメニュー（縦三点マーク）を選択し、「検索」をタップすると再検索ができます。

ソニーはイヤホンのみでなくヘッドホンも多数取り扱っています。

ヘッドホンならXperiaのアプリ「Sony | Headphones Connect」で耳をスキャンしヘッドホンの設定を自分好みにカスタマイズ可能です。より高音質な音楽が楽しめます。

また中でもデザインにもこだわりたい方は、ヘッドホン「h.ear on」と、カラーコーディネート可能なXperia XZ1の組み合わせがおすすめです。イヤホンをスマートフォンと同じ色でそろえるのはもちろん、異なるカラーにするオリジナリティも出せます。

Xperia対応イヤホンといっても、音質にこだわったものから、利便性やデザインに力を入れたものなど数多くの種類があります。購入する際はどんな目的で使うのか、どのような機能が欲しいのか明確にしてイヤホンを選ぶのが大切です。イヤホンジャックの有無にも確認して、自分が求める音楽鑑賞が楽しめるイヤホンを探しましょう。