【2023最新】二槽式洗濯機のおすすめ4選｜人気の日本製最強機種もご紹介！

二槽式洗濯機とはどのような商品かご存知ですか？二槽式洗濯機の歴史は古く、洗濯機の普及が開始した1960年代から販売されていました。現在は「縦型洗濯機」と「ドラム式洗濯機」が主流となっているため、二槽式洗濯機を詳しく知らない方も多いものです。

しかし、今もなお二槽式洗濯機を愛用している方も多くいます。二槽式洗濯機は洗濯を行った後に洗濯槽から脱水槽に洗濯物を移し替える手間がありますが、節水ができたり、頑固な汚れも落としやすかったりとメリットもたくさんあります。

そこで今回は、二槽式洗濯機の特徴・メリット・最強におすすめの商品をご紹介します。二槽式洗濯機がどんなものなのか気になる方や購入検討中の方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

☆この記事を読めば二槽式洗濯機が簡単に選べます！

そもそも、二槽式洗濯機がどういうものかわからない方も多いですよね。二槽式洗濯機とは、洗濯槽と脱水槽がそれぞれ分かれているタイプの洗濯機を指します。

現在のドラム式洗濯機や全自動洗濯機が主流となる以前に使用されていたタイプの洗濯機です。

二槽式洗濯機はすすぎを行った後に、洗濯槽から脱水槽に自分で洗濯物を移し替えます。「手動」という手間はあるものの、すすぎと脱水が同時進行できるのはメリットでもあります。

二槽式洗濯機・縦型洗濯機・ドラム式洗濯機のそれぞれの違いを以下の表にまとめました。次の項目で二槽式洗濯機のメリットとデメリットについて詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

☆欲しい洗濯機はやっぱり二槽式洗濯機じゃなかった！という方は以下の記事のタイプ選びをご覧ください！

全自動洗濯機の登場により二槽式洗濯機の利用者は減少傾向にありますが、二槽式洗濯機には全自動洗濯機に負けない特徴や魅力があります。

ここからは先ほども軽く触れた二槽式洗濯機のメリット・デメリットを深掘りしていきます。

二槽式洗濯機は全自動洗濯機に比べて少しだけ価格が安いです。

全自動洗濯機に比べると機能面で劣りますが、裏を返せばシンプルな機能は「操作がしやすく、中断・再開などが簡単」ということ。

自分のペースで洗濯をしたい人に向いています。

通常の全自動洗濯機は洗濯槽と脱水槽が一緒になっているため、汚れがたまりやすく手入れするのが難しいといったデメリットがあります。その点、二槽式洗濯機は洗濯槽と脱水槽が別々でシンプルな構造なので、手入れがしやすい点が特徴です。

さらに、脱水槽がステンレス素材でできているタイプであれば、傷が付きづらかったり、汚れが付きづらかったりするため、長期的に清潔に保てます。衛生面においても、二槽式洗濯機は全自動洗濯機よりも優れているといえます。

二槽式洗濯機は洗濯槽と脱水槽が分かれています。そのため、洗濯槽で洗濯、脱水槽では脱水と同時進行が可能です。洗濯物の量が多い時や、色落ちの心配があるものを洗う際にはとても役立ちます。汚れた作業着と私服を分けて洗いたいときにも便利です。

全自動洗濯機の場合は、1回洗濯に使用した水は排水溝に流れてしまうため、毎回水を入れ直す必要があり水道代がかなりかかってしまいます。しかし、二槽式洗濯機の場合は、1度洗濯槽で使用した水を「排水ダイヤル」で排水しない限り2回目以降も使い回しが可能です。

水の汚れ具合を見極める必要がありますが、使い回すと水道代を大幅に節約できます。また、全自動洗濯機に比べて二槽式洗濯機は洗濯槽が小さめに設計されているため、水の量を調節して少なめで洗濯するのも可能です。

二槽式洗濯機は手動で行う手順が多いため、ボタンがシンプルで使いやすいメリットがあります。また、電気で駆動する箇所が少ないので、壊れにくく長期的に使用できる特徴もあります。

全自動洗濯機の場合、洗濯や脱水などメイン機能の他にタイマー機能や乾燥機能など複雑な機能も搭載されているため、比較的故障しやすいです。機能がシンプルな二槽式洗濯機は、操作が簡単かつ壊れにくい魅力があるので、長期的に利用したい方におすすめです。

二槽式洗濯機は奥行きがコンパクトな点も特徴の1つです。横幅は小容量でも75cm程度とやや大きいものの、奥行きが短いため通路などにも設置可能です。

二槽式洗濯機はシンプルな機能だからめちゃくちゃ安いはず！

と思うかもしれませんが、実際はそうでもありません。

例）パナソニックの2022年発売モデル

二槽式洗濯機　NA-W50B1　3万2,000円より

全自動洗濯機　NA-F5B1　3万5,000円より

この通り、5kg容量で比較した場合、差額は5千円もありません。

そのため、安さを重視して二槽式洗濯機を購入するのは、あまり意味がありません。二槽式でなければならない理由が明確な方にのみおすすめします。

現在二槽式洗濯機で給水オートストップの機種を発売しているのは、日立のみです。

日立の機種以外は、毎回使用時・使用後に手動で蛇口をひねらなければなりません。そのため、洗濯中はほぼ洗濯機につきっきりになります。

洗濯槽で洗いからすすぎは自動で行いますが、脱水の工程へ移るには脱水槽へ洗濯物を移し替えなければいけません。その移し替えの作業が手間だと感じる方も多くいます。特に、寒い冬の季節に洗いたての冷たい洗濯物を触るのは大変です。手も荒れやすくなるので、ゴム手袋を付けるといった対策が必要です。

二槽式洗濯機は作動音が大きさが1つのデメリットです。特に、脱水時の音が大きくなりやすい傾向にあります。そのため、マンションやアパートなどで使用する際には、防音対策が必要になります。以下のような「防振ゴム」を設置するといった対策が有効です。

ここまで、二槽式洗濯機の魅力をいくつかご紹介してきました。

実際二槽式洗濯機を導入する環境としては、

• ご家庭での汚れ物用（油や泥の付着した作業服など）
• 会社での洗濯用（油や泥のの付着したのタオルなど）

このような状況の方が多いです。要するに、メインの洗濯機はすでにお持ちで、一緒に洗いたくない頑固な汚れの洗濯物を分けて洗うために使用される方が多いです。

結論から言うと、二槽式洗濯機は日立が販売している「青空」がおすすめです。「半自動」のため手間が大幅に少なくすみます。

何が「半自動」かというと、

• 給水時に水がオートストップになる
• 洗い〜すすぎが自動サイクル

これらが自動で、脱水槽への移し替えのみが手動のため「半自動」です。

以前は国内大手メーカー各社が半自動の二槽式洗濯機を販売していましたが、今では日立のみとなってしまいました。

この日立の機種以外は、洗濯の間は洗濯機につきっきりになります。

実は、たった2つのポイントを意識するだけで商品選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】の洗濯機に行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

二槽式洗濯機の幅は最大

「幅975×高さ1130×奥行き571mm」です。(12kg容量の場合)

また、このサイズに適合する防水パンは「900×640mm」の二槽式洗濯機専用品です。

要するに横長の設計上、全自動洗濯機＆ドラム式洗濯機とはサイズ感が異なります。そのため今一度、

①搬入できるか
②設置できるか

の2つの確認が必要です。

「せっかく購入したのに、搬入できずに他商品と交換になった」などとならないように必ず確認しましょう。

本体サイズ+10cmの搬入経路を確保できるかチェック

洗濯機を購入したら、まずは自宅の洗濯機置き場に搬入する必要があります。洗濯機のサイズ感と搬入経路の確保における箇所は抑えておいた方が無難です。

搬入経路の確保をする上で要チェックすべき箇所は以下の通りです。曲がり角や取っ手がついている部分など、最も幅が狭くなる位置の計測をするようにしましょう。

【家の外】

• （マンションなどの）共用部の入り口
• エレベーター
• 階段：手すりに要注意
• 外廊下：手すり、曲がり角に要注意　
  

【家の中】

• 玄関
• 廊下：手すり、曲がり角に要注意
• 設置場所の入り口：ドアの取り外しができるかもチェック
  

先述の通り、二槽式洗濯機はその特性上非常に大きく、幅70cm以上の機種が多数存在しているため注意が必要です。

以下画像はドラム式を参考に上げていますが、二槽式洗濯機のチェックポイントも同じです。

・横長の外寸でも防水パンに収まるか
・蛇口や棚と干渉しない高さか

通常の賃貸の据付防水パンには入らない。

賃貸の場合などは特に防水パンと呼ばれる受け皿の上に洗濯機を設置することが多くなります。

しかし、二槽式洗濯機の場合、ほとんどの場合で賃貸に初めから設置してある防水パンには入りません。

全自動洗濯機用の防水パンの場合、幅800mmの最大サイズの防水パンでやっと8kg容量以下の二槽式洗濯機が入ります。

蛇口が購入する洗濯機よりも高い位置にあるかを確認

給水用蛇口は、ホースを洗濯機とつなぐため、洗濯機の高さよりも10cmほど上の位置になるのが望ましいです。もしも蛇口が洗濯機よりも下の位置になる場合は、別途部品を準備したり取り付け工事を行ったりする必要があります。

例外として、蛇口が設置されている壁と洗濯機の間に十分なスペースが確保されていれば、蛇口の位置が低くても洗濯機を置けるケースがありますが、事前に業者の方に確認依頼をする方が安全でしょう。

補足になりますが、以下の点はサイズ選びの際に考慮しましょう。

• 洗濯槽の深さ
  深すぎると腰を傷める原因になる可能性もあるので購入前に必ずチェックしましょう。90cm前後であれば、身長の低い女性でも余裕を持って洗濯物の出し入れできます。
  
  
• 洗濯棚との干渉
  洗濯機の上に棚がある場合は、洗濯機が棚と干渉しないかを確認しましょう。
  

二槽式洗濯機を汚れ物専用のセカンド洗濯機として購入する場合は、あらかじめ洗い物の量を明確にしておくことが大切です。

洗濯機は当然槽の大きさが大きくなるほど、水の使用量が増えます。そのため、想定以上に大きな容量を購入してしまうと、節水の観点でもったいなくなってしまう可能性が高いです。

脱水と洗濯を並行して行える特性上、洗濯を2回に分けても大きく手間は変わらないため、「どうせなら大きめを」という考え方よりピッタリサイズがおすすめです。

そもそも何を気にするべきなのかわからない

きっとそんな方も多いと思います。ここまでで大きく失敗しない洗濯機を選べるようになりましたが、他に気にすべき項目は何があるのでしょうか？

まずは、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。「現在の洗濯機に満足している」と答えた方を含め93%の購入者が後悔ポイントをあげています。

正直にいえばすべて理想通りの洗濯機を選ぶのは難しいです。自分は何を妥協できて、何は妥協できないのか、しっかり見極めることが重要です。

※赤字の項目は解説済み

・アパートやマンション住まいの方
・夜間の使用を考えている方

は要チェックの項目です。

静音性に次いで後悔が多い項目であった「手入れの楽さ」は、購入前にはついつい見落としてしまいがちな項目です。

しかし、結論として二槽式洗濯機はお手入れの手間が一番少ないタイプの洗濯機です。洗濯槽と脱水槽が分かれているため、特に洗濯槽にカビが生えにくく、生えたとしても拭き掃除で簡単に対処できます。

具体的な掃除箇所は毎使用後にお手入れが必要な「糸くずフィルター」のみです。

簡単にチェックできるポイントですが、意外と気にしないで後悔するのが省エネです。

アンケートに回答いただいた、実に8割以上の方々が購入前に省エネについて気にしていませんでした。一方で、昨今の物価高騰や電気料金の高騰を考えると省エネ性能についても検討しておけばよかった、という後悔も多くありました。

省エネといっても機能によりけりなので、譲れない機能を搭載した洗濯機同士の比較をする時の、一つの指標として使うことをおすすめします。

ちなみに、二槽式洗濯機は給水量を自分で決めるため、節水しやすい側面があります。

デザインより機能を優先すべきです。

ただし二槽式洗濯機はあまりモデルチェンジされない息の長い商品のため、モデルチェンジを待つと数年かかる可能性が高いです。そのため、セール時期を狙うのがもっとも現実的です。

定価でも全自動タイプよりも安い二層式洗濯機ですが、中古・アウトレットであればさらに安く購入できます。場合によっては1万円以下で購入できる可能性もあるため、新品にこだわらない方にはおすすめです。

また、メルカリ・ヤフオクなどであれば、価格交渉によりさらに安く購入できる可能性もあります。しかし、「不良品が届いた」などのトラブルが全くないとはいい切れないため、取引を行う際は十分に注意しましょう。

以下の記事で、中古洗濯機についてさらに詳しく解説していますので、ぜひこちらもチェックしてください。

二槽式洗濯機は、一般的な自動洗濯機と構造が違うため使い方も異なります。使い方を知らない方向けに、ここでは二槽式洗濯機の使い方を詳しくご紹介します。基本的に、二槽式洗濯機は手動で行う手順が多いのが特徴です。

1. まずは、洗濯槽に手動で水を貯めます。水を貯めるのも手動なので、あふれないように調節しましょう。
2. 水を貯めたら洗剤を入れて洗濯を開始します。洗濯が完了したら次は洗濯槽から脱水槽に洗濯物を移動して脱水をします。
3. 脱水が終わったら、脱水槽から再び洗濯槽に洗濯物を移してすすぎをします。（柔軟剤を入れる場合は、このすすぎの段階で入れるようにしましょう。）
4. すすぎが終わったら、再度脱水槽に洗濯物を移して脱水して完了になります。

全自動洗濯機に比べて手間がかかってしまいますが、汚れ具合によって自分で調節が可能です。洗濯槽で洗濯している間に、脱水槽を併用できるタイプもあるので慣れれば便利に感じる方も多くいます。

二槽式洗濯機を購入する時、実物を見たいと思うのは当然ですよね。しかし、ほとんどの家電量販店で、二槽式洗濯機の展示は1台あるかどうかです。

現在の売れ筋の洗濯機とは外れてくる商品のため仕方ありません。どうしても実物を見たい場合は、あらかじめ見本があるかどうかの問い合わせをして探してください。

二槽式洗濯機は現在一般家庭ではあまり利用されないタイプですが、汚れの落としやすさや水道代を節約できるなど、魅力はたくさんあります。気になっていたけど製品選びに迷っていた方は、ぜひ本記事を参考にぴったりな二槽式洗濯機を見つけてください。