キヤノン プリンター TS8130

TS8130は写真に強い染料インクと文字に強い顔料インクの6食インクタンクを搭載しています。文字ブラック顔料は濃度とコントラストが高く、細かな文字がにじみにくく、くっきりとした仕上がりになります。

更に、キャノンの新プリントシステム「FAIN」はピクサスの美しさを実現する技術で高密度プリントヘッド技術になっています。この技術により、インクの粒を極小化して、用紙に正確かつ安定して吐出するので、写真の人肌も綺麗にプリントできるようになっています。

TS8130には写真自動補正機能も搭載されています。プリンター自身が撮影された写真がどのようなシーンか自動で解析、分類することでシーン別に最適な補正を行いつつ、オリジナルの良さを保ちながら、仕上がりを美しくします。

また、「My Image Garden」などのソフトウェアの使用時には、どのような撮影光源かを推定して、その情報を元に、色かぶりなどの補正をしてくれるという頭脳明晰なプリンターとなっています。

TS8130にはWi-Fiが搭載されていて、ワイヤレスで接続することが可能となっています。Wi-Fi内蔵となっているTS8130はプリンターの電源を入れなくても、スマホやパソコンからプリントを指示すれば本体の電源が自動にオン状態になります

また、操作パネルや、用紙排出トレイが自動的に開いてそのままプリントしてくれるのでとても便利なものとなっています。更に、クラウドからのプリントにも対応していますので安心です。自宅にWi-Fi環境が無い方も、スマートフォンやタブレットからもダイレクト接続でプリントが可能です。

TS8130はスマートスピーカー対応の機能が搭載されていて、声での操作もできるようになっています。対応するスマートスピーカーはAlexa対応端末とGoogleアシスタント対応端末で、連動させることにより「キャノンプリンターで～して」というように伝えれば、いろいろなコンテンツのプリントが楽しめる優れものとなっています。

TS8130は6色のハイブリッドインクが必要で、インク自体は個々で無くなったものだけを交換できるという作りになっていますが、交換用のインクがとにかく高いとの不満が目立ちます。

6色の良いとことは発色が綺麗という利点もありますが、大体6色同じくらいに終わってしまうため、6色セットで買わないとならなくなり、しかも単色で買うと割高になってしまうので余計にかかってしまうとのことです。インクの減りも以外と早いそうなので、買った後のコストを考えると躊躇してしまう部分もありますね。

TS8130はコンパクト設計でデザインもおしゃれなものになっていますが、いざセットしてみると、給紙トレイが出っ張った状態で置かなければならないので、コンパクトさとおしゃれ感が台無しになってしまうと感じる方が少なくありません。

確かにこの見た目で購入したのに下の部分がいつも出っ張った状態になるのは台無しと感じてしまうのも仕方がないことかもしれません。プリンターを購入する際には、給紙トレイをセットしたときにどうなるかを見極めた状態で購入に踏み切るのが良さそうです。

TS8130はWi-Fi対応となっていて、ワイヤレスで接続でき、プリンター機能などを使うことができますが、実際に使ってみるとWi-Fi接続が切れてしまって、設定し直しとなることが多いようです。Wi-Fi接続はいつも確実に繋がっているわけでは無いようですので注意しましょう。

TS8130には6色ハイブリットインクを使うのですが、その中の文字ブラック顔料がとても良い仕事をしていてくれているようで、文章の印刷がとても綺麗に仕上がると高評価となっています。

TS8130は文字に強い顔料ブラックインクを採用されているので、濃度が濃い黒でコントラストが高く、細かな文字や罫線までくっきりシャープな仕上がりになります。また、年賀状などの宛名印刷や、筆文字などのハネ部分の再現性にも優れているので、年賀状を受け取った方にも気持ちの良い文字で渡せそうですね。

TS8130にはCD・DVDなどのレーベル印刷機能が搭載されています。このレーレル印刷がとても便利だと高評価です。レーベル印刷を省いているプリンター複合機が多い中で、このレーベル印刷が目当てで購入する方も少なくない印象です。

自宅で動画編集や写真画像編集をされる方や、映画やドラマをDVDなどに焼いて保存しておく方には、レーベルに印刷できると保存も楽しくなりますので、レーベル印刷対応のこの機種を購入検討対象に入れてみると良いかもしれません。

TS8130はWi-Fi機能搭載となっていて無線での接続が可能となっています。一見接続が大変そうと感じますが、このTS8130のWi-Fi接続が非常に簡単にできると高評価を受けています。

接続する際も、タッチパネルを見ながら、指示に従いつつ簡単にできるほか、面倒なパスワードも無いので、サクッと接続できてしまうようです。接続初心者の方にも簡単にできるようになっていますので安心できるポイントです。

TS8130とTS8230の2つを見比べてみると、TS8130に比べてTS8230は丸みが無くなりよりスタイリッシュ感が増し、洗練されたような外見となっています。TS8130は2017年発売の2017年モデルで、TS8230は2018年に発売された2018年モデルとなっていて、TS8230は1年新しいモデルです。

見た目は大きく違っていますが機能の意外はあるのでしょうか。2つの特徴や、機能を比べてみると大きな違いは無く、6色ハイブリットインク・給紙容量・自動電源・印刷スピード＆コストなどは一緒で、マイナーチェンジの機種となっていることがわかります。

この2つの機種の違いは外見が大きく変わって、カラーが前面に3色とも白色が入ったことが上げられます。また、細かい点ではネイルシールのプリントができるようになり、ネイルシールを自宅で簡単に作れるようになったことや、TS8130にあったスクエア写真印刷の用紙サイズが127mm×127mmに加えて89mm×89mmが使用可能になりました。

ネイルを楽しみたい方や、スクエア写真を利用する方にはとても嬉しい追加機能となっています。価格も現在では販売店によって差もあまり無いようですので、デザイン性や、細かな追加機能で購入を考えて見ると良いかもしれません。

TS8130とTS6230の2機種を見比べてみるとデザインはほぼ同じで液晶やボタンなどを見ても違いは無いようにも見えますが、TS8130は2017年に発売された、上位モデルで、TS6230は2018年に発売されたスタンダードモデルとなっています。見た目は同じようでも、発売年、スペックに大きな違いがあります。

大きく違う点はインクがTS8130は6色ハイブリットインクに対してTS6230は5色ハイブリットインクとなっています。インク色が1色少ないため1枚辺りのコストは抑えられる利点もありますが、写真の発色の良さは6色インクに劣ってしまいます。そして、レーベルプリントができないため、レーベルプリントが必要な方にはこの機種は向いていません。

また、Wi-Fi対応となっていて、無線接続はできて便利なのですが、SDカードダイレクト印刷ができないため、カメラがWi-Fi接続できないものだったらパソコンなどが必要になってくる場合があります。ただし、スマートフォンからのプリントは可能ですので安心できる点もあります。

スタンダードモデルですので、多機能というわけにはいきませんが、インクのコストや自宅にパソコンがあり、SDカードをダイレクトに挿さなくて良い方や、レーベル印刷が必要ない方にとっては、スタンダードモデルでも事足りるかもしれません。

今回はキャノン TS8130の商品情報、おすすめポイント、口コミレビュー、商品比較などをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。キャノン製品を長く使っている方も多くいる印象で、カメラがキャノンだからと購入する方もいるようです。

TS8130は6色ハイブリットインクということもあり、写真や文章の仕上がりが綺麗と高評価も多いのですが、インクのコストの高さがやはり不満に感じる方が多く、口コミの大半を占めているような印象を受けました。6色セットで6000円程かかってしまいますので、たくさん印刷される方はインク代だけで本体の値段を超えて行く勢いです。

またコンパクトの設計でデザインはとても好印象なのですが、給紙トレイの出っ張りがどうしても気になってしまうという点も残念な所でした。本体を小さくするとはできますが、紙は小さく収納することはとても難しいようです。

しかし、設定面や、使いやすさに関しては高評価ですので、初めてプリンターを購入する方や、インクのコストよりも印刷の綺麗さや文章印刷の綺麗さ重視の方、レーベル印刷を探している方にとてもおすすめできるプリンターですので、一度検討してみてはいかがでしょうか。