キヤノン プリンター LBP612C

LBP612Cのインク交換時に使用する純正インクカートリッジは「キャノントナーカートリッジ 045」または「キャノントナーカートリッジ 045H」です。共にブラック、イエロー、シアン、マゼンダの4色となっています。

LBP612Cの互換インクはCRG-45・CRG-45Hを使用することができます。互換インクとは純正インクの代わりに使用する可能で安価で購入できるインクのことです。ただし、メーカーの保障が付かない可能性があるので注意しましょう。

LBP612Cはオフィス用のカラーレーザープリンターとなっており、有線/無線LANの両方に対応しています。その為、事務所などで作業をする際、複数台のパソコンから同時に接続することができるワイアレスプリンタを可能としています。

またスマホにも対応している他、Wi-Fiルーターがなくても「アクセスポイントモード」で直接接続することができるので大変便利です。

LBP612Cでは「自動両面印刷」を選ぶことができ、表面に印刷した後、裏面にひっくり返して給紙しなくても一度で表裏両面に印刷するこが可能です。 作業効率が半分になるため時間効率、紙の削減に繋がる機能であり、レーザープリンターの場合、インクジェットで印刷した場合と比べて裏に滲むことも少ないので優れています。

LBP612Cは、大容量カートリッジを採用しています。大容量タイプの利点は、ズバリ印刷コストが安くなることです。

一度に大量の印刷物を刷る場合、通常のタイプでは何度もカートリッジを変更する必要が生じることがありますが、大容量カートリッジ採用の機種であれば、その手間を大幅に減らすことができます。

一般家庭用としても利用することができますが、大量に印刷する必要がある業務用として利用するのがおすすめです。

LBP612Cには無線LANが搭載されていますが、電波が弱いのか距離が離れていると上手く電波を受信できないことがあるようです。

オフィスで数メートル離れているパソコンから印刷するときなどは、無線が届かない可能性があるので、有線でデータを送る必要があるかもしれません。

音が大きいと感じる方がいるようです。オフィス用なので大量に印刷する機会が多くなるため仕方ない部分もありそうですが、一般家庭などで使用する場合、静穏性が気になるという方は事前に音の大きさを確認しておくと良いでしょう。

WindowsとMacのドライバはありますが、LINUX用のドライバが用意されていないようです。LinuxはOSの一つで、オープンソースプラットフォームです。

オープンソースであることから、自由にOSを改造することが出来るので、使用している人も多く、特にWebの開発においては良く使われています。そのLinuxにドライバが対応していないということはLBP612Cでは印刷ができないので、不便と感じる方は他の対応している製品を選んだほうが無難です。

LBP612Cは大容量カートリッジを採用していますが、他の機種と比べてインクの減りが早いという声がありました。モノクロ印刷でもカラーインクが減っていくという声もあったので、印刷コストを十分に検討する必要がありそうです。

純正カートリッジもやや割高な為、性能とコストのバランスを考えて選びましょう。

レーザープリンターはサイズが大きくなりがちですが、LBP612Cは最大用紙サイズがA4までなので、コンパクトで設置し易いという意見が多くありました。

重量もそこまで重たくないので、女性でも持ち運びすることが可能で、A3サイズのプリンターが置けない場所にも置くことができます。

LBP612Cには液晶操作パネルが設置されており、見易く操作し易いという声がありました。ネットワーク接続などの基本設定やGoogleクラウドプリントにも簡単に登録できるので、初心者や高齢者の方などにも使い易いのは大きな利点です。

視認性は事前に確認できる部分なので、あらかじめチェックしておくことをおすすめします。

設置場所によっては非常に重要な点です。LBP612Cの電源ボタンは前方に付いており便利という声がありました。

電源ボタンがサイドや背面にある場合、狭い場所に設置する際は壁になってしまうことが多く使いづらいくなってしまいます。オフィスで使用する際などは電源を付けたままであることが多いかもしれませんが、家庭用として使うときに電源を入れるという場合だと、どうしても一旦壁から離すなどの手間が必要となる為、前方に付いていることは大きな利点です。

LBP654CはLBP612Cの上位機種です。「Satera LBP」シリーズは、スキャン機能のないカラーレーザープリント専用の機種であり、「Satera LBP」シリーズは国内人気が高く、なんと25年連続シェア1位という素晴らしい歴史を持つ機種となっています。

LBP654Cではディスプレーがタッチパネルになっており、モノクロ液晶のLBP612Cとは大きく異なっています。また、スマートフォンに搭載されている近距離無線通信規格「NFC」にも対応しており、スマートフォンをタッチパネルにかざすだけでデータを読み込んで印刷することが可能など、LBP621Cと比較すると大幅に性能が向上しています。

システム管理部門ID、システム管理暗証番号、オペレーションライブラリの設定など、高度な機能が盛り込まれているのも特徴ですが、価格はLBP612Cより約3倍近く高いなど、非常に高性能な機種となっているので、家庭用で使うというよりは企業向けの機種としての側面が強くなっています。

独自の装着方式により、起動から印刷までの時間を劇的に短縮されており、10秒近い速さでウォームアップを終了させるなど、機能面、アフターサポート対応、そして何より25年連続1位という信頼面において優れた機種となっているLBP654C。

価格と相談して余裕があるのであれば高性能なこちらの機種を選んでも良いでしょう。コストパフォーマンスの点では一つ下の機種であるLBP652Cを選ぶのも良いかもしれません。

LBP611CはLBP612Cの下位機種となっています。見た目やサイズは殆ど変わりませんが、機能が幾つかオミットされており、省エネルギー＆コスト削減に力点を置いた機種となっています。その為、使い勝手の面では上位機種と大きく異なっているのが特徴です。

まずLBP611Cには、LBP612Cから上の上位機種では使うことができる「両面印刷」機能がありません。その為、両面に印刷する為には一度印刷した後、裏面にして給紙し直す必要があるなど印刷の手間が増しています。

更に無線LAN機能もないので、ワイヤレスで複数のパソコンからデータを転送して印刷するといったこともできません。有線接続のみの従来のプリンターと同じなので、広いオフィスで使う機種としては向かない可能性があります。

エントリーモデルとして、オフィス用というよりは家庭用で使う機種だと言えるでしょう。LBP611C、LBP612C、LBP651C、LBP652C、LBP654Cといったモデルは現在既に生産終了となっており、現行の最新モデルはLBP621C～LBP664Cに移行しています。

最新モデルの方が若干高くなっていますが、性能面ではLBP611C～LBP654Cといった旧機種とそこまで大きな差はないので、コストパフォーマンスの観点から過去の機種を選ぶのも良いでしょう。

キャノン A4カラーレーザープリンター Satera LBP612Cの種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

レーザープリンターはインクジェット方式のプリンターよりサイズが大きくなりがちですが、このLBPシリーズは比較的コンパクトであり、下位機種のLBP611CやLBP612Cなどはよりコンパクトなので設置場所にも優れています。

LBP612Cには無線LANも搭載されており、複数のパソコンやスマホからの印刷も手軽にできるなど性能とコストに優れた素晴らしい機種に仕上がっています。

何より25年連続シェア1位という高い信頼性を誇るシリーズなので、サポートなども充実しており、オフィス用、家庭用の両面どちらでも十分に性能を発揮することができます。

価格に合わせて同系統では6つの機種が発売されているので、求める性能と価格に見合った機種を自分で選ぶことが重要です。

ぜひ、自分に合った製品を探してみてください！