扇風機を使った効率的な換気方法｜置く位置は？サーキュレーターの代わりになる？

換気は、健康で気持ちのいい生活のために大切なことです。部屋の温度を変えたくなかったり、花粉が入るのを防ぎたかったりして、換気をおろそかにしてしまうこともあると思いますが、大切なことなのでできる限り行ってください。

換気をすれば、二酸化炭素やハウスダストなどの汚染物質を薄めて外の空気を取り込めます。しかし、窓がない部屋や空気が循環しにくい部屋は、換気をしようと思っても上手くできません。そんなときに役立つのが扇風機です。扇風機を使えば、換気をしにくい部屋でも効率的に換気できます。

当記事では、扇風機を使った換気についてまとめていきます。扇風機を使って効率的に換気する方法やおすすめの扇風機などをご紹介。きれいな空気の中で健やかな生活を送るために、ぜひ当記事の情報を参考にしてください。

換気とは、屋内の汚れた空気と外の新しい空気を入れ替えることです。部屋を閉め切った状態でいると、ハウスダストや二酸化炭素、一酸化炭素などの汚染物質がとどまりやすく、増えやすい環境になります。

定期的に換気することは、そういった汚染物質を排出したり、薄めたりする役割があります。1時間に1回、5～10分行うのがおすすめですよ。

まずは、窓のない部屋の換気方法をご紹介。はじめに、ほかの部屋の窓を開けたり、換気扇のスイッチを入れたりして、家全体の空気が循環しやすい環境を作ります。そして、窓がない部屋の入り口付近に扇風機を置いてください。

部屋の扉を開け、扇風機を廊下に向けて部屋の空気を出すように稼働させます。そうすることで部屋の空気が廊下に流れ、換気ができます。

続いて窓が1つの部屋の換気方法をご紹介。まず、窓を開けてください。続いて、扇風機を窓に向けて稼働させます。そうすると、部屋の空気が外に流れやすくなります。扇風機を部屋の中に向けると空気が外に出にくくなり、上手く換気できません。「扇風機の風を使って部屋の空気を出す」と意識して扇風機を設置すのがポイントです。

窓が2つある場合は、扇風機なしでも換気可能です。対角線上にある窓を2つ開けてください。そうすると、空気が通りやすくなり効率的に換気できます。ただ、近くにある窓を開けると非効率的になってしまうので注意してください。窓の位置の問題で対角線上にある2つの窓を開けるのが難しい場合は、上記の窓が1つの場合のときの方法を活用するといいです。

扇風機と似た家電に、サーキュレーターがあります。扇風機もサーキュレーターもファンを回転させて風を発生させる家電ですが、サーキュレーターのほうが効果的です。

扇風機とサーキュレーターの違いは、発生させる風にあります。扇風機は広範囲に風を発生させ、サーキュレーターは直線的な強い風を発生できます。そのため、空気を循環させる目的で使うなら、サーキュレーターのほうが効果的ですよ。

エアコンを付ければ換気ができると考えている方もいるかもしれません。しかし、一般的なエアコンは換気できないので注意してください。エアコンは部屋の中の空気を循環させるものなので、換気にはならないのです。

ただ、換気できるエアコンもあります。代表的なのが、ダイキンのエアコンです。ダイキンのエアコンには、給気換気や無給水加湿などの機能を搭載したモデルもあります。換気もできるエアコンが欲しい方は、ダイキンのエアコンをチェックしてください。

夏はエアコンを付ける方がほとんどだと思います。エアコンを付ける前に換気をして、暑い空気を逃がしてください。そうすると、効率的に部屋を冷やせます。また、エアコンを付けたまま換気をする場合は、できる限りエアコンから離れた窓を開けてください。暑い空気をエアコンが吸うと、エアコンに負担がかかってしまうからです。

冬に換気をする場合は、まずエアコンやヒーターを使って部屋を暖めてください。壁や床、天井が暖まった状態で換気をすれば、部屋の温度が下がりにくくなります。また、空気の性質から、冬は夏よりも空気が外に流れやすくなっています。そのため、換気時間は夏よりも短くて大丈夫です。

花粉が気になる季節でも、換気はできる限り行ってください。ただ、やはり花粉は部屋の中に入ってきてしまうので、しっかり掃除をするのが大切です。換気後は、花粉が壁際に集まる傾向にあります。壁際や窓際など花粉がたまりやすい場所を、掃除機や濡れタオルで丁寧に掃除してください。

部屋の作りによっては、換気がしにくい場合もあります。そんなときは、扇風機やサーキュレーターを活用してください。効率的に換気ができます。状況に合った適切な換気を行い、健康的で心地いい生活を送ってください。