スピーカーのおすすめメーカー12社｜世界のオーディオメーカー・ブランドの特徴は？

臨場感のある音楽を聴くのに欠かせないスピーカー。価格や機能がさまざまで、選ぶのが難しく感じます。その中でおすすめの選び方の1つが、メーカーで選ぶ方法です。メーカーによって商品へのこだわりや特徴が違うため、スピーカーを選ぶときの目安になります。

本記事では、高音質で人気のスピーカーを扱うメーカーを日本・海外ブランド合わせて12社紹介します。有名企業から成長中の企業まで特徴や評判を1つずつ説明しますので、自分に合ったメーカーを見つけてください。

また、音質にこだわる人のために、スピーカー選びでチェックすべきポイントも解説します。お気に入りのスピーカー探しのためにも、ぜひ最後までご覧ください。世界のオーディオメーカー・ブランドや音響メーカー・有名メーカー情報も必見です。

ソニーは、世界中で愛される国内有数のブランドメーカーです。さまざまな電子機器を販売しており、スピーカー分野でもハイレゾスピーカーやネックスピーカーの開発に携わったパイオニア的存在になっています。

アクティブスピーカーを中心に取り扱っており、ラインナップが多いのが特徴です。デザイン性はシンプルで、どんな部屋にも合います。また機器との連携機能に優れているため、初心者でも扱いやすいです。

音質のいいものをお求めなら、ハイレゾ機能搭載の機種を選びましょう。ソニーには、Bluetooth接続でもハイレゾ音源を伝達可能にする「LDAC」と呼ばれる技術があります。無線接続でも「LDAC」搭載のものがおすすめです。

ピアノやキーボードを販売する楽器メーカーとして有名なヤマハ。楽器製造の高い技術力を生かして、音楽機器を中心に販売しています。スピーカー分野では、業務用からコンシューマーの大型・ポータブルと幅広い商品を数多く展開する企業です。

ヤマハのスピーカーは、フラットでクリアな音質が楽しめると評判です。作られたような音ではなく、ナチュラルで長時間聴いても疲れにくい音質が評価されています。原音をそのまま再現するため、クラシック音楽に最適です。

低価格なものから超高級なものまで揃っているため、スピーカー初心者の方にも音質にこだわりのある人にもおすすめです。自然な聴き心地を体験したい人は、ヤマハのスピーカーを選びましょう。

知名度が高い老舗の音響メーカーであるオンキョー。スピーカーのユニットや振動板などの部品を自社生産している、希少な国内メーカーの1つです。低価格でも音質がいい木製のスピーカーを販売しています。

音質に対して強いこだわりがあるため、ハイレゾにも早くから対応しており、音の奥行や繊細さを忠実に再現し、高音域が鮮やかで心地いい音が自宅で聴けます。また、迫力のある音も出力できるため、ホームシアターにもおすすめです。

家庭用のコンパクトなスピーカーも多数あり、家で音楽を楽しみたい人にもぴったりです。オンキヨーのスピーカーは、さまざまなジャンルの音楽を楽しみたい人に好まれます。

コアなオーディオファンの中でも人気の高いメーカーであるデノン。老舗の音響機器メーカーの1つで、主に高音質を追求したアンプ・スピーカー・ヘッドホンを販売しています。

デノンのスピーカーは、フラットで偏りがないナチュラルなサウンドが特徴です。マイルドで心地のいい音を出すため、低音は量感たっぷりなのに聴いていて疲れません。味わいのある音を楽しむために、デノンのスピーカーを愛用する人も多いです。

最近は、低音から高音まで精密に再現できる37シリーズや、比較的安価で初めてオーディオ機器を部屋に設置する人におすすめの17シリーズが人気です。

フォステクスは、フォスター電気株式会社の自作ブランドです。車載メーカーとして世界シェア率が10%と高く人気で、音響機器だけでなくスピーカーを自作する人向けのユニットも販売しています。

スピーカーの特徴は、何と言ってもパワフルな重低音から高音までクリアに聞こえる点です。ラインナップも幅広く、音質にこだわりの強い人にもおすすめです。低音域を重視したい人には、低音専用のスピーカーユニットのついている「ウーハータイプ」を選びましょう。

価格は、1万円以下のものから10万円を超えるものがあります。スピーカー初心者より、スピーカーに詳しい人や音質へこだわる人におすすめのメーカーです。

JBLは、品質の良さから世界中の人に愛されるスピーカー大手の有名メーカーです。一般向けのスピーカーと、音楽を専門とするプロフェッショナル向けのスピーカーを販売しています。

スタジオモニタースピーカーやカーオーディオなど種類が幅広く、広い空間で多くの人が楽しめるスピーカーも高く評価されています。低音域に強く、ダイナミックな音を表現できるのがJBLスピーカーの特徴です。

大音量にしても、低域から高域までクリアな音質を保ち続けられるため、ジャズやオーケストラなどのスケールの大きい音楽に適しています。高音質で開放感のあるサウンドが好みの人におすすめです。

イギリスの高級スピーカーメーカーであるB&Wは、世界的に有名な録音スタジオである「アビーロードスタジオ」の音響を担当しています。高級スピーカーブランドのため、価格も高く玄人向けのモデルが多いです。

品質にこだわり抜き、低音はずっしりとし重く高音はきらめくような音を奏でます。さまざまなジャンルの音楽を楽しめますが、特にクラシックを聴くのに適したバランスの音質です。

アンプ選びも重要なので、スピーカーやアンプに対してのある程度の知識がある方でないと使いこなせない場合もあります。うまく調整すると最高クラスの音質を楽しめるので、ある程度スピーカーやアンプに慣れた方におすすめです。

マッキーは、世界的な音響メーカーとして有名で、スピーカーやレコーディング機器で高いシェアを誇るメーカーです。家庭用のスピーカーから業務用の音響機器まで幅広く取り扱っているので、用途に合ったスピーカーを選べます。

スピーカーの部品に高性能パーツを使用しており、低音がよく響きます。また鮮明でクリアな音を表現できるのもマッキースピーカーの特徴です。

プロフェッショナル向けのハイエンドモデルが多く、音楽を専門に扱う方々から重宝されています。高いレベルの音質をお求めの方や、低音好きにはマッキーをおすすめです。

スピーカーを専門に製造しているデンマークのメーカー・ダリ。「もっと気軽に音楽を心から楽しんでもらいたい」との願いから生まれたため、高価なものだけでなく5万円以下の価格帯のスピーカーも多数あります。

ダリのスピーカーは、聴き心地の良さとクリアに響く中音域が特徴です。音質バランスが良く、海外だけでなく日本でも愛用する人が増えています。インピーダンスの値が低くノイズが発生しにくいため、アンプに負荷を与えない優しい設計です。

ブックシェルフ型やトールボーイ型など、スピーカー形状の種類が豊富で、価格帯も2万円程度のものから10万を超えるものまで幅広くあります。高音質のスピーカーをたくさんの種類から選びたい方は、ぜひチェックしてください。

ボーズは、アメリカに本社を置く音響機器の販売メーカーです。「イノベーションを起こし続けたい」との思いから、音質や性能を追求し続けています。研究結果をもとに製品を作るスタイルで、独自の技術を製品に取り入れています。

ノイズキャンセリング機能を最初に手掛けたのもボーズです。どのモデルも高音質なものばかりで、迫力のある音量と深みのある低音の評価が高いです。

ボーズのスピーカーはシンプルでスタイリッシュなので、さまざまなインテリアに溶け込みます。据え置きタイプや設置できるタイプなど、用途に合わせた高音質のスピーカーをお探しの方におすすめです。

アンカーは、モバイルバッテリーや急速充電器で有名になった海外のメーカーです。現在ではオーディオ機器やロボット掃除機も手掛けており、低価格で高品質な製品を販売しています。

数千円の安価なモデルも取り扱っているため、スピーカーを初めて買う人にもおすすめです。コスパが良く、低価格でありながら音質にもこだわっています。低音にこだわりのある方は、低音を響かせる「BassUp機能」搭載モデルを選びましょう。

また、アンカーはポータブルタイプのスピーカーを多く販売しています。高い防水性能のある機種やスマホ連携が可能な機種が多く、使い勝手の良さも人気の理由です。さらにアフターフォローも充実しているため海外製に抵抗のある方でも安心です。

マーシャルは、イギリスのアンプメーカーとして有名で、多くのギタリストに愛用されています。スピーカーは、アンプのデザインがそのまま落とし込まれたようなデザインで、室内に置いても屋外で使ってもワンポイントになっておしゃれです。

持ち運びしやすいように軽量で持ち手がついているBluetoothスピーカーもあり、屋外での使用にも向いています。コンパクトサイズのものでも、迫力のあるサウンドを流せて臨場感ある空間に変えられるのが特徴です。

アンプ開発の技術を生かした音質は最高クラスですが、価格は3万〜5万円のモデルが多く手軽に購入できます。おしゃれで高音質なスピーカーをお手頃価格で手に入れたい方におすすめです。

ムジークエレクトロニクはドイツのスピーカーメーカーです。ドイツは自動車産業をはじめとした幅広い産業分野で世界トップクラスの技術力を誇っています。

そんなドイツで生まれたムジークエレクトロニクのスピーカーは、精度の高さと聞き心地のよさが特徴です。国内でもNHKや大手のスタジオでも愛用されており、指向特性と呼ばれる音が発せられる方向性までもをしっかりと再現します。

低音域までも正確に捉える高い精度を持ちながら、親しみ深く聴き疲れのないスピーカーは、ゆったりとした音楽の時間を楽しみたい方におすすめです。

最近は、コードが邪魔にならないBluetoothタイプの無線接続モデルが人気です。しかし、無線接続は音をデータにして飛ばすため、そのまま音を再生する有線接続と比べると音質は劣るデメリットもあります。音質にこだわるなら有線接続、使いやすさや快適性にこだわる方は無線接続のものを選びましょう。

スピーカーにはさまざまな素材が使われています。素材によって、音の聴こえ方や質感が変わります。木製素材なら温かみのある音になるため、音質重視の方におすすめです。金属製だとスタイリッシュで尖った質感の音になります。

価格の高いスピーカーほど素材のいいものが使われている場合が多いので、スピーカー選びの際は素材もチェックしましょう。

ユニットとは、音を発生させる部分を指します。ユニットの数も音質に影響する重要な部分です。ユニットが1つのものはフルレンジと呼ばれ、音を忠実に再現しリアリティのある音楽を楽しめます。

ユニット数の多いものは、高音と低音それぞれのユニットを持つため広い音域の再生が可能です。また、複数のユニットから音が出るため、音の臨場感や立体感を感じられます。好みに合わせてユニット数を選んでください。

簡単に接続したい人や車や移動先に持ち込んで利用したい人には、Bluetoothタイプがおすすめです。スピーカーやアンプに対して知識がある人なら、アンプと接続するタイプのパッシブスピーカーで高音質な音楽をゆっくり室内で楽しめます。

どちらも性能に差はそれほどないため、使う目的に合わせて購入するのがベストです。パッシブスピーカーやBluetoothスピーカーについての詳細は、以下の記事を参考にしてください。

おすすめのスピーカーメーカーを紹介してきましたが、メーカーもさまざまで、ポータブルスピーカーやオーディオスピーカーなどを販売しているため、実際にどれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。人気のスピーカーはなんなのか気になる方は下記のページを参考にしてみてください。

音質にこだわりのある方は、スピーカースタンドがおすすめのアイテムです。スピーカーだけではなく、スタンドもセットで使用すれば、音質が今以上に向上します。以下の記事ではおすすめのスピーカースタンドをご紹介しています。実際に購入する際には、ぜひ参考にしてください。

お気に入りのメーカーは見つかりましたか？メーカーによってスピーカーの音質にも違いがあるので、本記事を参考にお気に入りのスピーカーを選んでください。自分に合ったスピーカーで、楽しい音楽ライフを過ごしましょう。