【2024】スピーカーラックのおすすめ8選｜音質向上に！

ご自宅でテレビや映画を観たり音楽を聴いたりする際に、より臨場感を味わいながら壮大な音を楽しむことができるスピーカー。コンパクトな卓上式や自由に持ち運びのできるBluetooth接続式、本格的な大型スピーカーなどさまざまな種類やタイプがあります。

特にオーディオスピーカーは、音量や音質などの重視するスペックや予算などで選ぶ製品が異なります。実は、スピーカーの音をさらにいい音にするためにはスピーカーラックの選び方も重要です。しかし、高さ・素材・構造などによっても音響性は異なります。

そこで本記事ではスピーカーラックの用途や種類、選び方などを詳しく解説し、低価格なものから高価な製品までさまざまなおすすめラックを紹介します。さらに、自作（DIY）方法についても解説するのでぜひ参考にしてください。

スピーカーラックの役割としてはまず、音質の向上が挙げられます。スピーカーを床に直置きしてしまうと音がこもり、せっかくのスピーカーの性能が台無しになってしまうため、よりクリアな音質を味わいたいという方は必ずラックに置くようにしましょう。

また、普段耳にする音はスピーカーからの直接音だけでなく、壁や床などに反射して聴こえてきます。スピーカーラックはそのような音の雑味を消し、音質アップのための重要な役割を果たしています。

スピーカーラックを使う理由として、高さを出すためという目的もあります。スピーカーをラックに置くことで自分の耳とスピーカーとの距離が近くなり、低音域・高音域の振動がより正確に、そして臨場感の溢れる音を楽しむことができるのです。

また、スピーカーラックにごとに音響特性は異なり音が違って聴こえます。スピーカーから伝わる振動の質や強弱はラックの材質や構造によっても大きく変わってくる点に留意しましょう。

スピーカーは音を再生すると同時に全体の振動も伴います。私たちの耳にはそれらの振動が耳に伝わり届くので、音質をよりいいものにするためにもラックを用いての振動の抑制がとても大切です。一方で設置が悪くガタつきがあると、スピーカーが不必要に振動してしまい音への悪影響となってしまいます。

また、左右非対称のアシンメトリーなラックだったり、種類の違うラックにスピーカーを片方ずつ載せたりなど、振動係数が異なる置き場ではスピーカーから伝わる振動もそれぞれ異なります。反射・響きを考慮し、スピーカーの大きさや部屋の広さに合わせて適当なラックを選びましょう。

スピーカースタンドはスピーカーから発生する振動を軽減させ、不要なエネルギーを減らす役割をしています。台がそれぞれ孤立しているタイプはレイアウトもしやすく、高さの微調節ができて便利です。自分のベストポジションに高さを合わせて音を聴くことができます。

一方で、スタンドの素材によってはスピーカーから発生する振動を跳ね返したり詰まったような音になったりするものもあります。よりクリアな音を楽しみたいのであれば、固めの素材は避け、購入前にはスタンドの材質をよく確認して商品を選ぶことが大切です。

スピーカーラックは幅・高さ共に奥行きのあるものが多く、重量のあるアンプなどのオーディオ機器、高価なスピーカーもしっかりと支える安定感が最大の魅力です。スピーカースタンドでは不安定な場合もありますが、ラックを使えば安心して設置することが可能です。

また、伝わる振動や素材によって聴こえる音は異なります。オーディオ機器を乗せるための専用設計されたラックには、音質向上のための振動対策が施されています。オーディオ周りのアイテムを探している方は専用設計のラック購入をおすすめです。

スピーカーラックを選ぶときは、まず使用するスピーカーの高さに合わせるのがポイントです。ご自身の好みだったり聴こえ方のこだわりがあったりなど、それぞれのベストポジションがあるはずです。いずれもリスニングポジションで最適になる高さのスピーカーラックを選びましょう。以下ではベストな位置について詳しく解説します。

スピーカーの高さは、耳の辺りが最もいい位置だといわれています。高音域を鳴らす「ツイーター」は直進性が強いものなので、最短距離である耳の高さあたりに置くのがおすすめです。

一方で、本棚などにおいて使うブックシェルフタイプのスピーカーは元々背が低いので、耳の高さというのはあまり関係ありません。好みの音によって選ぶ高さは異なりますが、耳から5cmほど上の高さを基準に設置するのがおすすめです。

いざスピーカーラックを手に入れても、どのように配置をしたらいいかわからない方もいますよね。ラックやスピーカーのサイズ、お部屋の構造によってもベストポジションは異なりますが、最も重要な点はラックの上のしっかりと安定した場所にスピーカーを置くということです。

また、アンプやCD・レコードプレイヤーをスピーカーの近くに配置してしまうと、振動の影響を受けやすくなってしまいます。ラックの上にはスピーカーや振動による負担が掛からないものなどを置きましょう。配置を変更するとよりクリアな音を再生できておすすめです。

スピーカーラックは、音質を向上させるためにも重要な役割を果たすアイテムです。高さを出すだけでなく安定した場所にスピーカーを置いておくことができますが、床から距離が離れる分スピーカーのサイズを考慮し、サイズの合ったラックを選ばなくてはなりません。

サイズが合わないスピーカーラックを使用すると、不安定になるだけでなく音響にも影響を及ぼします。価格が安いものは、ぐらついたりすぐに破損したりする可能性もあります。適度な安定感と丈夫な作りをしたスピーカーラックをサイズに合うかと同時にチェックしておきましょう。

スピーカーラックの材質には金属性・木製・ガラス製などがありそれぞれ音質が異なります。金属製のラックは音や振動の吸収に優れているためよりクリアな音を楽しめるのが特徴です。ガラス製は見た目も美しく、お部屋の空間をスタイリッシュに仕上げてくれます。

スピーカーラックの半数を占めるのが木製のラックです。耳障りがよく心地のよい音を楽しむことができます。木材の種類によっても音が変わり、素材が硬くなって行くほどソリッドな音になっていきます。

音の好みによって選ぶ素材も違うので、購入前はお店の方やネットの口コミなどを確認しておきましょう。

オーディオボードとはオーディオ機器の下に敷く板です。オーディオ機器は音を再生する際に必ず振動が発生するため、振動の跳ね返りや共鳴による音への悪影響を与えないようにしなくてはなりません。

オーディオボードを使用すると、機器の足元をしっかりと支えることができます。オーディオ機器の振動を吸収し、オーディオ機器本来の音を引き出したり余計なノイズを抑えたりするので音質の向上が期待できます。

インシュレーターはオーディオ機器から発生する振動を、床や台の設置面に伝わりにくくするものを指します。スピーカーやアンプ・プレイヤーなどの機器の下に設置すると振動を遮断できるのがポイントです。

スピーカーラックではありませんが、スピーカースタンドであればホームセンターや100均の木材を使って簡単に自作できます。「なかなか自分好みの製品が見つからない」という方はぜひ自作にチャレンジしてください。

本記事ではスピーカーの音を高めるためスピーカーラックや制振素材を紹介しました。少しでも音質にこだわりたい方は、上手に活用して今より快適に音楽を楽しんでくださいね。