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キャンプに欠かせないものはなんと言ってもテントです。テントには寝るだけでなく、日光や風雨などから身を守る役割もあります。デイキャンプのように宿泊しないときでも、テントを設営している人は多いはず。
しかし、テントの設営に時間がかかるとせっかくのキャンプを楽しめません。テントの設営に慣れていない初心者だと、テントを設営しただけで日が暮れ始める時間になることも。テントの設営を素早く終わらせたいなら、吊り下げ式テントがおすすめです。
吊り下げ式テントはポールを組み立てて本体を吊り下げるだけで設営が終わる便利なテントです。そこで本記事では吊り下げ式テントの特徴やメリットを解説します。おすすめの吊り下げ式テントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

吊り下げ式テントとは一体どのテントを指すのでしょうか。吊り下げ式テントと同じく代表的なテント「スリーブ式テント」との違いについても紹介します。
吊り下げ式テントはテントの骨格となるポールを組み立てて、そこに本体を吊り下げる設営方法のテントです。ポールさえ組み立ててしまえば、テントのフックをポールにひっかけるだけで設営ができるため、簡単で初心者にもおすすめです。
対してスリーブ式は、テントの生地にポールを通すスリーブがついていて、そこにポールを通して設営をします。吊り下げ式に比べて1人では設営をしにくく、ポールがスリーブをうまく通らないこともあります。また、スリーブの中でポールが外れたり、テントを立ち上げるときに力が必要だったりと少し面倒です。

吊り下げ式テントのメリットは設営が簡単な点です。ポールが自立するものだと1人でも簡単に設営が可能です。ポールに本体のフックを吊り下げていくだけなので、初心者でも直感的に設営できます。
設営にかかる時間も非常に短く、ソロ用の吊り下げ式テントであれば5分前後で設営できるものも多いです。1人で設営できるため、ファミリーキャンプのような複数人でのキャンプの際に、役割分担をして効率よく準備できます。

吊り下げ式テントのデメリットは、テント上部のスペースが狭いことです。ポールに本体を吊り下げるという構造上、どうしても天井が垂れた形になることが多いです。上部のスペースがないと圧迫感があるので居住性が下がります。
また、登山のような過酷なシーンでの利用では、強度の低さが問題になることもあります。フックをひっかけて設営するので、力が一部に集中してしまうためポールが破損する可能性があります。吊り下げ式テントを登山で利用するときは、強度の高い登山用モデルを購入しましょう。
吊り下げ式テントを始め、テントにはどのような種類があるのかをまとめました。テント選びの際にぜひ参考にしてください。
ドーム型テントはシンプル・軽量・コンパクトと優秀なテントで、吊り下げ式やスリーブ式のテントはドーム型テントの1種です。ユーザーも多く「テントといえばドーム型テント」といっても過言ではありません。
ドーム型テントにリビングスペースを追加したテントが「2ルーム型テント」です。タープを別に設営する必要がないので、設営の手間がかからず大人数でのキャンプに大活躍します。また、とんがり帽子のような形がお洒落な「ワンポールテント」も人気です。
ワンポールテントは中央のポールでテントを支えるので、設営が簡単で風に強いメリットがあります。床面積を広く取れるので収納力も高いですが、テント上部がどうしても狭くなるので床面積を生かしきれないデメリットもあります。
2ルーム型テントは、ドーム型テントのフライシートを伸ばしてリビングスペースを作り出したテントのことです。ファミリーキャンプのような大人数でのキャンプで人気です。
中にはインナーテントが吊り下げ式になっているモデルもあります。吊り下げ式のインナーテントを撤去すると大きなシェルターになり、雨天の際には体を濡らさないでキャンプ道具を片付けできます。

吊り下げ式テントを選ぶときは4つチェックしてほしいポイントがあります。テント選びがキャンプの楽しさを左右するといっても過言ではないため、必ずチェックしましょう。

最初にチェックしてほしいのがテントを使う人数です。利用人数より収容人数が少ないテントは狭くて快適に過ごせません。また、荷物がかさばってテントに入りきらない問題もあります。
また、ソロキャンプで2人用のテントを使う程度は問題ありませんが、ファミリーキャンプ用テントを使うことはおすすめできません。ファミリーキャンプ用テントは吊り下げ式テントであっても1人での設営が大変なものも多く、無駄にテント設営の時間がかかります。
ソロキャンプと大人数でのキャンプ両方を楽しみたい人はテントをそれぞれ購入しましょう。また、大人数でのキャンプのときはみんなでテントを持ち寄りましょう。
テントを選ぶときは重さやコンパクトさもチェックしましょう。とくに、登山に利用するテントを選ぶ場合は少しでも軽量でコンパクトなモデルがおすすめです。シングルウォールタイプのテントは軽量で登山に適しています。
ツーリングで利用する場合も、かさばるテントだと他の荷物が入らず、パッキングが難しくなる問題があります。できるだけコンパクトなテントにして荷造りを楽にすることがおすすめです。
ファミリーキャンプのような車でテントを運ぶのであれば、そこまで重量やコンパクトさにこだわらなくても問題ありません。キャンプ道具を自由に使って自分好みのテントサイトを作り上げましょう。
テントには春夏秋の3シーズンモデルや、冬にも使えるオールシーズンモデルなどがあります。基本的に3シーズンモデルで問題ありませんが、積雪期にキャンプをしたいのであればオールシーズンモデルを選びましょう。
積雪期にも使えるようなテントだと気密性が高すぎるため、夏に使うテントとしてはおすすめできません。夏も冬もキャンプをしたいなら、春夏秋用と冬用の2つのテントを持つのがおすすめです。
3シーズン用のテントでも通気性には差があります。テントの中は高温になりやすいので、夏にキャンプをするなら通気性に優れたモデルを選びましょう。
吊り下げ式は設営が簡単なテントですが、さらに設営が簡単にできるように工夫されているモデルもあります。工夫の例としては以下のようなポイントがあります。
- ポールにショックコードが通されていて、そのコードに従ってポールをつなげていく
- どこに吊り下げればいいかわかりやすいように色分けされている
- ポールだけで自立する
機能をしっかり確認して、自分に合った使いやすそうなモデルを選びましょう。
タフスクリーン2ルームハウス サンド 4〜5人用 2000031571













2ルーム型テントで居住性抜群
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
広々としたテントが欲しい人におすすめなのがタフスクリーン2ルームハウスです。インナーテントは吊り下げ式で、設営・撤去も簡単です。タープを別に用意する必要がないため、初心者でも設営に手間がかかりません。シェルターとしても使えるので、アウトドアを楽しみたい人は持っていて損はないモデルです。
- 収容人数
- 5人以下
- サイズ
- 320×230×170cm
- 重量
- 約16kg
MSR ハビチュード 4 37028 グリーン 4人用
広々とした居住空間
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
ハビチュードはポールが3種類しかなく、設営は簡単です。高さもあり、上部も広々としています。収納も多く、ファミリーキャンプにおすすめの吊り下げ式テントです。インナーテントの上部はメッシュになっていて通気性抜群。暑い夏でも安心です。
- 収容人数
- 4人以下
- サイズ
- 363x241x185cm
- 重量
- 5750g
ドックドームPro.6 SD-506





















さまざまなテントと組み合わせてアレンジ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
ドックドームは他のテントとドッキングして使うように作られた珍しい吊り下げ式テントです。もちろんそれ自体でファミリーキャンプをすることもできますが、他のテントと合わせて自分好みのテントにすることが可能。自分のスタイルが確立されてきた中・上級者におすすめのモデルです。
- 収容人数
- 6人以下
- サイズ
- 300×300×155cm
- 重量
- 13.5kg
ROSY ドゥーブルXL-BJ 71805561











大型のタープとしても使える
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
ROSY ドゥーブルXL-BJは2ルーム型テントで、吊り下げ式のインナーテントを外して大型のタープとして使うこともできます。二箇所の出入口があるので通気性も高く、蒸し暑い中でも快適にキャンプをできます。ファミリーサイズのテントにもかかわらず安価なのも魅力的です。
- 収容人数
- 5人以下
- サイズ
- 270×270×153cm
- 重量
- 約10.5kg
3ルームドゥーブルXL-BJ 71809559
















3ルームで広々と快適なキャンプ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
3ルームドゥーブルXLは2ルームにさらに1ルーム追加された3ルームのテント。6人という大人数でも快適に過ごせます。車とのリンクや電源コード取込口完備などオートキャンプにおすすめです。インナーテントは吊り下げ式で着脱できます。
- 収容人数
- 6人以下
- サイズ
- 270×270×170cm
- 重量
- 16.8kg
ヴォールトSDE-080H



リーズナブルにファミリーキャンプができる
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
インナーテントが吊り下げ式になっており、コスト・設営難易度ともに初心者向けのヴォールト。インナーテントを利用しないでシェルターとしても使えるので、デイキャンプやバーベキューなど多くの場面で活躍できるテントです。
- 収容人数
- 4人以下
- サイズ
- -
- 重量
- 7.9kg
クロノスドーム1型 [1~2人用] 1122490-SKB
ショックコードで迷わず設営ができる
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
クロノスドームはショックコードでポールとソケットがつながっているため、初心者でも迷わず設営ができます。2本のポールが直角に交わっているため居住空間も広く、通気性も高いため快適なキャンプを楽しめます。登山用ほどではありませんが軽量で、ツーリングにもおすすめです。
- 収容人数
- 2人以下
- サイズ
- 220×100×105cm
- 重量
- 1.95kg
ツーリングドームST 1~2人用



コンパクトでツーリングにも使える定番モデル
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
ツーリングドームSTはソロキャンプでとくに利用者が多い大人気モデルです。コンパクトながら前室も広く、荷物の置き場所が少ないツーリングやソロキャンプでは非常に使いやすいテント。値段も安くコスパは抜群です。
- 収容人数
- 2人以下
- サイズ
- 210×120×100cm
- 重量
- 4.4kg
ドーム ステイシーネスト [2~3人用] 2617
広い前室でツーリングに最適
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
バイクツーリングに大人気のオガワから発売されているステイシーネスト。広々とした前室があるので、荷物を狭いテント内に入れたくないソロキャンプで使いやすいです。ソロ用のテントとしては値段が高めですが、その分クオリティが高いテントです。
- 収容人数
- 3人以下
- サイズ
- 150×220×130(cm)
- 重量
- 3.1kg
Tradcanvas ツーリングドゥーブル・DUO-BJ













広い前室でバイクも置けるテント
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
バイクツーリングに使う機会が多いのであればツーリングドゥーブルがおすすめです。前室が前に突き出していて、この部分にバイクを入れて雨や風からバイクを守れます。バイクツーリングでなくても広い前室は日除けにも使え、タープを購入したり別で設営したりしなくていいのはメリットです。
- 収容人数
- 2人以下
- サイズ
- 385×220×140cm
- 重量
- 4.9kg
MSR Elixir1 エリクサー1



コンパクトながら居住性の高いテント
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
MSRのエリクサー1は軽くてコンパクトながら居住性の高いテントです。ソロキャンプのときは2人用を買わなければ狭すぎて寝るのにも窮屈なことも。しかしエリクサー1は高さこそ低いですが、高身長の人でも広々寝られます。天井にギアポケットがあるので荷物の整理も簡単です。
- 収容人数
- 1人
- サイズ
- 218×84×100cm
- 重量
- 2.16kg
ミニッツドーム Pro.air 1 SSD-712
居住性と重さのバランスが取れたソロテント
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
前室が広く取られていて、居住性の高いソロキャンプ用テントがミニッツドーム Pro.air 1です。前室が広いので雨で荷物が濡れるのを防げます。インナーテントが吊り下げ式で素早く設営できるモデルです。少しかさばるのがデメリット。
- 収容人数
- 2人以下
- サイズ
- -
- 重量
- 2.95kg
ステラリッジテント2


登山や積雪期キャンプにおすすめ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
ステラリッジテントはモンベルから発売されている登山用テントで、積雪期のキャンプにも別売のフライを購入すれば対応できます。設営も簡単で、慣れれば5分前後で設営可能。非常に軽量でありながら頑丈で、登山のような過酷な環境でも安心して使えるテントです。
- 収容人数
- 2人以下
- サイズ
- 130×210×105cm
- 重量
- 1.43kg
エムエスアール(MSR) アクセス1
雪山登山にも対応
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
弾力性の高いサイクロンポールを使用して過酷な環境にも耐えられるように作られたのがMSRのアクセス1です。軽量ながらも居住性は高く、気密性をあげることでテント内を暖かく保ちます。登山だけでなく冬のキャンプにもおすすめの吊り下げ式テントです。
- 収容人数
- 1人
- サイズ
- 213×84×104cm
- 重量
- 1.6kg
Naturehike VIK ウルトラライトシングルテント
軽量な装備で登山をしたいならおすすめ
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
シングルウォールテントで荷物の重量を抑えたいという人におすすめなのがNaturehikeのVIK ウルトラライトシングルテントです。総重量1.1kgという超軽量なテントですが、居住性は高く、登山でも利用できます。雪山には対応していませんが、軽量なので緊急用として携帯するのもおすすめです。
- 収容人数
- 1人
- サイズ
- 210×80×95cm
- 重量
- 1.1kg
テントを設営することもキャンプの醍醐味ですが、設営が簡単な吊り下げ式テントを使って他のアクティビティに時間を割けるようにしましょう。 また、ツーリングや登山ではテントの設営に時間をかけている余裕がありません。より簡単に設営できて居住性の高い吊り下げ式テントで、ゆとりをもってキャンプを楽しみましょう。
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