コンパクトな除湿機おすすめ11選｜洗濯物の部屋干しや冬の結露対策に

雨の日の湿気・洗濯物の部屋干し・冬の結露などでお困りの方はたくさんいますよね。湿度が高いと不快なだけでなく、衣類や家具にカビが生えたり、ダニやゴキブリが繁殖したりすることがあります。ダニ・カビはアレルギーや気管支系の病気を引き起こす原因にもなり、人体にもよくありません。

コンパクト除湿機は狭い空間の除湿に適しています。部屋干し中の衣類の乾燥時間を早めたいという方はもちろん、窓や壁の結露を防ぎたい方や洗面所の湿気にお悩みの人におすすめです。クローゼットや靴箱に置くことのできる超小型タイプもあります。

コンパクト除湿機の特徴や口コミの評価、おすすめの機種についても説明しています。ぜひ参考にしてください。

除湿機は湿気の多い梅雨に使うイメージがありますが、実は冬や花粉シーズンなど1年を通して使用することができます。室内の湿気を取り除くため、部屋干し中の衣類乾燥やカビ・結露予防にも役立ちます。また、空気清浄機能や除菌機能が搭載された機種もあり、居住空間をクリーンに保つことができます。

コンパクト除湿機は置き場所に困らず持ち運びしやすいのが特徴です。部屋干しや結露対策など必要な時にだけ出して使用するのにも適しています。コンパクトなので一人暮らしのワンルームにもおすすめです。

コンパクト除湿機は除湿可能な範囲が狭い反面、次のような場面で大活躍します。

部屋干し中の衣類の近くに置くことで、部屋の湿度を下げ衣類を早く乾かすことができます。特に梅雨時、衣類のカビや雑菌の繁殖の抑制につながります。さらにサーキュレーターや扇風機で衣類に風を送ると、より効果的です。

冬になると外と室内の気温差により、窓や壁が結露することがあります。その結果、カーテンや壁紙にカビが発生してしまいます。実は見えていないだけで、壁紙の裏にカビが発生している可能性もあります。カビはアレルギーや喘息の原因にもなるため、発生させないよう気をつけましょう。

洗面所はお風呂と隣接していたり洗濯機を置いていたりと、家の中でも湿気の多い場所です。さらに洗面所の日当たりや風通しが悪い場合は、こもった湿気が逃げにくいでしょう。湿気を放置しておくと、壁紙のカビ・はがれの原因にもなります。効果的に早く乾燥させることで、家をカビから守りましょう。

クローゼットや靴箱も湿気がこもりやすい場所です。大切な洋服や靴がカビだらけになってしまっては大変です。クローゼットは衣類や布団が湿気を吸い込みやすく、扉で密封されているので湿気がたまりやすくなっています。汗をかいたり蒸れた靴を収納する靴箱も同様です。除湿機で湿度を下げたり、定期的に風通ししたりしましょう。

除湿機には

• コンプレッサー式
• デシカント式
• ハイブリッド式
• ペルチェ式

の4つの方式があります。それぞれのタイプによって性能や電気代なども大きく異なります。

それぞれのタイプの特徴を見ていきましょう。

室内の空気を取り込んで冷却器で冷やし、空気中の水分を結露させて除湿する方式です。これはエアコンの除湿機能と同じ仕組みです。除湿力が高く室温を上げずに除湿ができるので、じめじめした梅雨や夏に向いています。消費電力が少ないのも嬉しい特徴です。

デメリットは、コンプレッサーの作動音が大きいこと・冬場は除湿力が落ちることが挙げられます。本体サイズも大きめな商品が多いので、置き場所を決めてから購入するようにしましょう。

室内の空気を取り込んで乾燥剤に湿気を吸わせ、ヒーターで乾燥させて除湿する方式です。ヒーターを使用するので気温が低くても除湿能力を発揮でき、衣類乾燥や冬の使用に向いています。比較的コンパクトで作動音の小さな機種が多いです。

デメリットとしては、ヒーターを使うので消費電力が大きい・電気代が高い・室温を上げるので夏には不向きといったことが挙げられます。コンプレッサー式に比べて2〜3倍の電気代がかかることもあります。

コンプレッサー式とデシカント式のいいとこ取りをしたのがハイブリッド式です。夏と冬で2種類の方式を使い分けられるので、年間を通して使用したい人におすすめです。デメリットとしては、本体サイズが大きめ・価格が高いことが挙げられます。高性能ですが、設置スペースをあまりとれない人には向いていないかもしれません。

半導体式とも呼ばれ、ペルチェ素子という半導体を使用した方式です。コンプレッサー式のように空気中の水分を結露させて除湿します。コンパクトで静音性に優れています。クローゼットやベッドサイドなど狭い場所での使用に適しています。

デメリットは、除湿能力が低いこと・排水タンクの容量が小さいことが挙げられます。省スペースで使用したい人や他の除湿機のサポートとして使用したい人におすすめです。

除湿方式ごとの性能を比較し、◎◯△✕の4段階で評価しました。

除湿方式によって得手不得手が異なることが分かります。梅雨の時期や夏場のじめじめが気になる時はコンプレッサー式、冬場の衣類乾燥や結露対策にはデシカント式というように、お住まいの地域・住環境・生活パターン・ニーズに合わせて、除湿方式を選ぶことが重要です。

コンパクト除湿機を選ぶ際には機能面を重視しがちですが、排水タンクの容量・静音性・お手入れのしやすさも忘れないようにチェックしておきましょう。

除湿能力は、1日あたりに除湿できる水の量で表されます。除湿能力の数値が大きいほど、早く除湿することができます。ただし、除湿能力が高くなるにつれ本体サイズが大きくなる傾向があります。

また、除湿可能な面積を適応面積といいます。適応面積は除湿能力を元に算出されているため、基本的には使う部屋の広さを目安に選ぶといいでしょう。部屋干しをメインに使用する人は、適応面積が使用する部屋よりも少し広めのモデルを選ぶと安心ですよ。

使用目的に応じて、衣類乾燥機能や空気清浄機能が付いた機種を選びましょう。

部屋干しをメインに使用する人は、衣類乾燥機能がついた除湿機がおすすめです。衣類乾燥機能は、洗濯物に風を送り効率的に衣類を乾かします。洗濯物を早く乾かすことで、雑菌やカビの繁殖を抑えることができます。

送風機能に加え、消臭機能が付いている機種や赤外線センサーで風量・風向をコントロールする機種もあります。機種ごとの乾燥時間もチェックしておきましょう。

空気清浄機能付きの除湿機は、じめじめした湿気と花粉やハウスダストなど空気中の汚れを除去したい人におすすめです。1台2役なので置き場所を取らず、一人暮らしのワンルームにもぴったりです。

空気清浄能力は、集塵フィルターの性能によっても異なります。シャープの「プラズマクラスター」やパナソニックの「ナノイー」といった、プラズマやイオンを発生させる機能も人気です。

排水タンクの容量も重要なチェックポイントです。除湿能力の数値と排水タンクの容量は必ずしも一致していません。除湿能力が高くても、排水タンクが小さいと除湿途中で満水になり、運転が止まる可能性があります。

外出中や睡眠時に使用することが多い人は、排水タンクが大きい方が安心です。ただし、排水タンクが大きい機種は本体サイズも大きくなるため、注意が必要です。排水タンクは、持ち運びのしやすさ・水の捨てやすさもチェックしておきましょう。

使用する場所や時間帯によっては静音性も重要なチェックポイントになります。一人暮らしのワンルームやベッドルームなどの静かな環境で使用する場合、動作音が気になることがあります。反対に、外出中や人がいない部屋で使用する場合は静音性をあまり考慮しなくても大丈夫でしょう。

静音性にこだわる人は、デシカント式やペルチェ式がおすすめです。その他の場合は、静音モード搭載の機種を選ぶといいでしょう。

長く使うためには、お手入れのしやすさは欠かせません。特に排水タンクは、掃除の手間からくる日々のストレスを軽減するためにも、持ち運びしやすく水が捨てやすい構造のものがおすすめです。カビが発生しないよう、月に1回程度タンクを水洗いして乾燥させておきましょう。

空気の吸込口やフィルターも定期的な清掃が必要です。2週間に1回程度、掃除機でホコリを吸い取ったり水洗いしたりしましょう。フィルターの汚れは除湿機能の低下にもつながります。フィルターの交換時期も確認しておきましょう。

また「内部乾燥機能」搭載機種は、本体内部に残った水滴や湿気からくるカビを予防でき衛生的です。

カビ・結露の原因は、室内の湿度の高さや外気温との温度差が大きいことが考えられます。普段のちょっとしたお手入れでカビ・結露を予防することができます。

• 換気する
• 食器用洗剤で拭く
• 結露対策用グッズを使う

窓やドアを開けて換気することで新鮮な空気を取り込み、湿気を逃がすことが大事です。また、およそ20倍に薄めた食器用洗剤で窓を拭くことで結露予防ができます。洗剤に含まれる界面活性剤が水をはじき、結露予防になるのです。

結露対策用グッズの使用もおすすめです。

コンパクト除湿機は、使いたい場所に持ち運んだり狭いスペースで使用したりするのに便利です。湿度が高すぎても低すぎても、カビやウイルスが発生する恐れがあります。快適な湿度は40〜60％とされています。コンパクト除湿機を使って、大切な家具や衣類をカビから守りましょう！