トースターの網の掃除方法｜外せない網の焦げ付きの落とし方も！

アイリスオーヤマ製に代表されるオーブントースターは便利な反面、汚れがたまりやすいですよね。一番面倒なのは、直接食材をのせる網の掃除です。トースターの外はピカピカでも扉を開けると、中は汚れがたまっている家庭も珍しくありません。

パンなどがくっつくと焦げが酷くなり簡単には落ちないため、普段から掃除して清潔に保つ習慣が大事です。網の焦げ・油汚れの掃除は身近にある日用品で十分に行えます。ただしある程度のコツが必要で、予備知識も欠かせません。

以上を踏まえ、本記事ではトースターの網掃除に焦点を当てて徹底解説します。網が取り外せるタイプも取り外せないタイプも、どちらも掃除可能です。汚れにくいトースターも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

網の素材はいくつかありますが、もしアルミ製だった場合は注意が必要です。なぜなら、アルミをアルカリ性の洗剤(重曹等)でこすると、黒く変色してしまいます。そのため、重曹のみでなく、後述するセスキ炭酸水も使えません。

そのため、掃除前にアルミが使われているかどうかのチェックは必須です。網を含めたトースター全体でアルミが使われている場合、中性洗剤が無難な選択となります。

家庭でのお掃除グッズとして有名な重曹は使えますが、重曹以外にもトースターの網掃除に使えるものはあります。トースターの材質や汚れの種類によって使い分ける必要があるので、以下の表でチェックしてください。

しつこい焦げ付きがある場合は、セスキ炭酸ソーダやオキシクリーン、また研磨剤成分の入っている重曹がおすすめです。

トースター掃除に特殊な掃除道具は必要ありません。もし難しそうなら必要に応じて道具を揃えても大丈夫です。ここでは、普段の掃除で活用できる道具や購入すれば便利な道具を紹介していきます。

トースター掃除に使える道具をいくつか挙げてみます。

• ゴム手袋
• ラップ
• スポンジ
• 歯ブラシ
• キッチンペーパー
• 布タオル

しつこい焦げ付きで汚れた網は、スポンジや歯ブラシでしっかり磨く必要があります。ご家庭で使えそうな道具をいくつか探してみてくださいね。

上で紹介した道具が家になかったり、汚れが頑固で十分に取れなかったりする可能性も考えられます。その場合は別の道具を使うと上手くいく可能性もあるので、可能なら購入するのもひとつの方法です。

もちろん大掛かりで特殊な道具は全く必要ありません。家にあるものと合わせて使えば汚れ落ちの効果も上がってくるはずです。ここでは、もしあれば掃除が楽になる便利な道具を2つ紹介します。

トースターの網掃除として一番簡単でオーソドックスな方法は、重曹ペーストで汚れを浮かせる方法です。油汚れや焦げ付きには、重曹に含まれるアルカリ成分が効きます。

<重曹ペーストの作り方>

1. 水と重曹を1:2の割合で混ぜて練る
2. 完成！

<重曹ペーストの使い方>

1. トースターの網を外す。
2. 網全体に重曹ペーストを塗って、乾燥しないようにラップで包む
3. 2時間程放置すると汚れが浮いてくるので、網を軽くこする

力を入れる必要はないので、網の塗装がはがれる心配もありません。細かい部分の汚れ・焦げを落とす場合は、歯ブラシを併用すると効果的です。なお、網と同じ要領で重曹ペーストを使って受け皿も掃除できます。

焦げ付きといったひどい汚れには、重曹よりも強アルカリなセスキ炭酸水やオキシクリーンでの浸けおき洗いが有効です。掃除する際のポイントは以下になります。

<つけ置き用の水を作る>

• オキシクリーン　→40～60℃のお湯を使うと効果アップ
• セスキ炭酸水　→常温の水でOK
• パッケージの指定容量通りの分量で薄める

<掃除方法>

1. つけ置き用の水に10分〜15分程度つける
2. その後スポンジでこすり水でゆすぐ

ただし、オキシクリーンとセスキ炭酸水のどちらも「水に溶けやすい」ため研磨剤としては使用できません。さらにしつこい汚れの場合は、このあと重曹ペーストで磨くとピカピカになります。

網が外せないタイプのトースターなら、庫内の掃除は安全性の面で重曹がおすすめです。食品を直接入れる場所ですので、口に入っても安全な成分を使いましょう。その点では、セスキ炭酸水やオキシクリーンよりも重曹です。

<重曹ペーストを作る>

• 水と重曹を1:2の割合で混ぜるだけ！

<外せない網の洗い方>

1. 必ずトースターのコンセントを抜く
2. 重曹ペーストをスポンジやキッチンペーパーを巻きつけた割り箸に塗る
3. 網を直接ゴシゴシ擦っていく
4. しつこい汚れは重曹ペーストを塗りつけてしばらく放置
5. 磨き終えたら、水を含ませたスポンジできれいに拭き取る

※下部ヒーターに重曹ペーストがかからないように注意してください

こういった拭くだけシートを利用するのもおすすめです。ただし、洗剤や研磨剤成分などが含まれている商品もあるため、網を擦った後で一度水拭きをし、匂いが気になるなら空炊きしてにおい成分を焼き切る、といった工夫が必要な場合も。うまく掃除に取り入れてくださいね。

トースターの網が汚れる原因はさまざまで気付きにくいため、ふと見るとかなり汚れている場合も多いです。ここでは網が汚れる原因を紹介します。

網の汚れは、油やパンくずなどが原因となる場合が多いです。ピザチーズや揚げ物、食パンなどは網に絡まりやすく、下に落ちると受け皿も汚れてしまいます。汚れた直後はトースターが熱くて掃除できず、そのまま再加熱を繰り返せば汚れが焦げ付き取れなくなってしまいます。

また、パンや焼き芋などのカスだけでなく、食材から出る汁も汚れの原因となります。加熱中に汁がトースター内に呼び散り、加熱を繰り返すと焦げてこびりつきやすいです。アルミなどを敷いていても汚れやすいので、早めの掃除が一番の対策になります。

トースターは使用のたびに少しずつ汚れます。付着した汚れが長期間残ると落としにくくなるため、1週間に1度程度手入れしましょう。台所用中性洗剤・スポンジを利用し、着脱できるパーツは外して洗浄すると衛生的です。

なお調理開始の前に、受け皿にアルミホイルを巻いておくのもおすすめ。特にピザのような油の流出しやすい食材を調理する際に役立ちます。

今回はトースターの網に注目し、その掃除方法について解説しました。掃除道具は自宅にあるものでも十分活用でき、頑固な汚れには便利な道具が販売されています。ただし一番大切なのはこまめな掃除です。頑固な汚れになる前にサッと掃除して、清潔さを保って美味しい料理を作ってください。