オーブントースターにクッキングシートは使える？｜燃える原因・代用品も紹介

クッキングシートは、高温のオーブン料理だけでなく、蒸し料理や煮物の落し蓋代わりまで幅広い用途に活躍する万能アイテムです。「高温のオーブンにクッキングシートが使用できるのだから、オーブントースターでも大丈夫だろう」と使用して、燃えた経験はありませんか？

知恵袋などの身近な体験談の中でも、実際にオーブントースターでクッキングシートを使用して燃えたといったケースが多く、使い方を間違えれば焦げる・燃える可能性は十分にあります。安全に使用するためにもオーブントースターでの使用はおすすめできません。

しかし、油汚れを防ぎたいときはクッキングシートを使いたいと思う方も多いはずです。そこで、この記事では、オーブンオースターでクッキングシートを使う際の注意点や、使用しても燃えない代用品を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

クッキングシートはオーブン料理をするとき、天板に敷いて使う耐油紙です。お菓子作りでは、ケーキ型にクッキングシートを使うと、型から取り出しやすくなるメリットがあります。クッキングシートに食材がこびりつかないのは、表面にシリコン樹脂加工を施しているからです。

通常クッキングシートは熱に強いので正しく使えば、高温で使用するオーブントースターでも燃えたり溶けたりしません。無地のものが一般的ですが、模様入りはラッピングペーパーとしても使用できます。

キッチンペーパーやクッキングペーパーもキッチンでは何かと活躍するアイテムですが、吸水性の高いパルプ紙を使用しているため、オーブンオースターで使えば燃えて危険です。中には水に濡れても繰り返し使用できる丈夫なものもありますが、基本的に用途は異なります。名称で間違えやすいので注意しましょう。

クッキングシートをオーブントースターで使用する場合、誤った方法で使用すると発火する恐れがあります。クッキングシート自体が紙製品で直火に弱いため、オーブントースター内の熱源にクッキングシートが直接触れると、引火して燃えるので注意してください。

クッキングシートを使いたい場合は必ず天板を使用し、天板に敷いたシートが熱源に触れないようにはみ出した部分を切るなどの工夫が必要です。実際に誤った使い方をして、オーブントースター内でクッキングシートが燃えたケースもたくさんあります。

危険ですのであまりおすすめできませんが、もし使用する際は、注意点を必ず守り、トースターから目を離さないようにしましょう。

クッキングシートは高温になるオーブントースターでも使用できますが、直火での使用は燃える可能性がありNGです。メーカーによって耐熱温度に違いはあるものの、耐熱温度を超えると焦げる場合があるため、使用できません。

一般的に耐熱温度は、250℃になります。しかし、250℃でも20分以上の仕様は危険なので注意しましょう。クッキングシートを天板に敷くのであれば、はみ出さないよう天板の形に合わせてカットして使うのがおすすめ。

クッキングシートは熱源に触れると燃える場合があるので、熱源に直接触れないよう注意が必要です。調理器具ごとに使用上の注意がありますので、使用していいか迷った場合は取扱説明書を確認してください。

【注意点】

• 直火での使用は発火の恐れがあるのでしない
• 耐熱温度である250℃以下でも、20分以上は使用しない
• 熱源にクッキングシートが触れないようにする
• トースターでは原則使用しない
• 使用する場合は必ず目を離さない

オーブントースターには、アルミホイルを使いましょう。アルミホイルであれば、オーブントースターに使用しても燃えないので安心です。アルミホイルの耐熱温度は、一般的には300～600℃になりますが、焼きたいものに合わせて調整をしましょう。

オーブントースターで使用する場合は、熱源に触れないようにし、天板に敷く場合は天板からはみ出ないよう調節しましょう。お餅を焼くときはアルミホイルを一度クシャクシャにして、シワを付けてから使うとお餅がくっつきにくくなるので試してみてください。

料理やお菓子作りにアルミホイルを使用したいときは、油やバターを塗るとくっつきにくくなります。こびりつきによる型くずれを防ぎたいときに活用しましょう。

クッキングシートが使えないときには、フライパン用ホイルもおすすめです。フライパン用ホイルは表面がシリコン樹脂で加工されているので、くっつきにくいのが特徴です。アルミホイルではくっついてしまう場合も、フライパン用ホイルであれば丈夫で破れにくいので、フライや唐揚げなど衣が付いた食材でも安心です。

オーブントースターで天板を使い何かを焼きたいときは、バターやオイルを塗って対処しましょう。クッキングシートがシリコン樹脂加工によりこびりつきにくくするのと同じように、バターやオイルは油膜でこびりつきを防げます。

この方法であれば、オーブンレンジを使う際にクッキングシートを切らしてしまったときにも活用できます。

ケーキを作る時、型に入れてオーブンで焼きますが、クッキングシートがないと型に生地が引っ付いてしまいます。クッキングシートを使わず引っ付かないようにするには、型に生地を流し込む前にサラダ油・バター・マーガリンなどを薄く塗っておけばOKです。

ケーキの種類によってバターやマーガリンの香りをつけたくない場合は、サラダ油を使用するのがおすすめです。さらに、小麦粉を型に振りかけてください。ふるいを使えば薄く均等に掛けられます。油と小麦粉を使えばケーキが焼きあがった後、型からはずしやすくなります。

スチーム機能を搭載しているモデルであっても、クッキングシートが熱源に触れれば燃える可能性があるので危険です。蒸し料理を作りたいのであれば、ふきんやガーゼで代用しましょう。食べるものにふきんやガーゼを使いたくない場合は、葉物野菜で代用できます。こびりつきを防げるだけでなく、食べられるのもポイントです。

クッキングシートを販売しているライオンのサイトには、リードクッキングシートの使用上の注意が紹介されています。注意点の他にも、特徴や使い方が紹介されているのでチェックしてみてください。

オーブンシートとは、オーブンで調理をする際に天板に敷く耐熱シートです。クッキングシートとの大きな違いはありませんが、オーブンシートは、食材が天板にくっつくのを防いだり、はがれやすくなるようにフッ素樹脂などで特殊加工されています。

また、オーブンシートは繰り返し使えるものが多く、洗って再利用できます。汚れても食器と同様に中性洗剤で洗えるので、お手入れも簡単です。使い捨てのクッキングシートと比べるととても経済的なので、オーブンで調理する機会が多い方におすすめです。オーブンシートは以下の調理器具で使用できます。

• オーブン
• 電子レンジ
• 蒸し器
• フライパン

100均で販売されているオーブンシートは、焦げたり燃えたるする心配がなく、トースターでも使用できます。電子レンジ・フライパン・ホットプレートでも使用できるので、焼き物をつくるときに大変便利な商品です。気になる方は、ぜひチェックしてください。

クッキングシートはオーブンにはOKでも、オーブントースターには燃える可能性があるので使用しないようにしてください。クッキングシートが使用できなくても、アルミホイルや食材で代用は可能です。オーブンもオーブントースターも両方使いたいのであれば、アルミホイルを使いましょう。