食洗機対応のフライパンおすすめ6選｜ティファールやニトリは？鍋も入る大型食洗器も

炒め物や焼き物をしたあと、フライパンを洗うのが面倒だと感じる方も多いですよね。こびりついた食材や油を手洗いするのは大変です。場合によっては1度で汚れが落ちず、複数回洗わないといけない場合もあり、手間がかかります。

そんな手間から解放されたいと思っている方は、食洗機OKのフライパンを使用するのがおすすめです。自宅に食洗機があるなら、食器だけでなく調理器具も一緒に洗えるので家事がとても楽になります。また、食洗機でさらに洗い物が楽になる「取っ手が取れるフライパン」も必見です。

本記事では、食洗機対応のフライパンやティファールのフライパンについて詳しく解説します。おすすめの商品・ニトリのフライパンは食洗機に対応しているかどうか・パナソニックのフライパンや鍋が入る大容量食洗機を紹介します。食洗機で洗う際の注意点なども紹介するので、洗い物の手間を減らしたい方はぜひ参考にしてください。

鉄製のフライパンとテフロン加工のフライパンは食洗機では洗えません。なぜ洗えないのか、その理由について解説します。

鉄のフライパンは食洗機でも洗えますが、おすすめはできません。なぜなら、鉄のフライパンは油引きをして油膜を作って焦げ付きや錆付きを防いでおり、食洗機で洗うと油膜が洗い流れるからです。

どうしても食洗機で洗いたい場合は、洗い終わったらすぐに火にかけ水分を乾燥させてから、油引きしましょう。すぐに対応できない場合は、錆付きの原因になるので注意してください。基本的には、洗剤は使わずお湯をかけたたわしやササラ(竹製たわし)でさっと洗い、仕上げに油引きをするのがおすすめです。

テフロン加工(フッ素加工)を施したフライパンが油を引かなくても焦げ付かないのは、表面をフッ素樹脂でコーティングしているからです。アルカリ性や研磨剤を使用している食洗機用洗剤は、汚れ落ちがいい反面、フッ素樹脂コーティングが剥がれやすくなります。

ただし、テフロン加工のフライパンでも食洗機に対応しているものはあります。購入時に食洗機対応かを確認してください。食洗機に対応しているものでも、洗剤はアルカリ性より中性がおすすめです。

フライパンを食洗機で洗うことを前提に選ぶなら、セラミックかステンレスがおすすめです。以下で詳しく解説します。

セラミック製のフライパンは、表面にセラミックをコーティングしています。フッ素樹脂に比べて耐久性が高く、熱伝導性に優れているのがメリットです。摩擦による傷が付きにくいので、食洗機で洗っても問題はありません。

ただし、研磨剤が入っている食洗機用洗剤を使用すると、細かい傷が付きます。また、水道水に含まれるカルキや塩素が残っていると焦げ付きの原因になるので、洗ったあとはしっかりと水気を拭き取りましょう。白い斑点が付く場合は、クエン酸で洗浄すれば落とせます。

ステンレス製のフライパンは熱伝導率はあまり高くないものの、保温性と蓄熱性に優れています。表面のコーティングはなく丈夫で、食洗機で洗っても問題ありません。錆びにくいので扱いやすいのもポイントです。

アルミ製のフライパンはパッと見ではステンレスと見分けがつかないので注意してください。アルミ製かステンレス製かわからない場合は、重さで確認しましょう。アルミはステンレスに比べて軽いです。

食洗機で洗える素材と洗えない素材を表でまとめました。食洗機非対応のものは手洗いしましょう。食洗機に対応しているものは、汚れ具合によって食洗機と手洗いを使い分けるのもおすすめです。

食洗機に対応しているフライパンであっても、ブランドやシリーズによっては洗剤を指定している場合があります。たとえば、テフロン加工のフライパンの場合、中性洗剤を使用するようにとの注意書きがあるので、必ず確認してください。

また、洗剤以外にも注意すべき点があるので気をつけましょう。アルミ製のフライパンは、食洗機の種類によって使用できない場合があります。この場合も、食洗機の取扱説明書に注意書きがあるので、使用前に必ず確認しましょう。また、取手がとれる製品の場合は、本体は洗えても取手が洗えないものもあるので注意が必要です。

食洗機に対応しているフライパンでも、フライパンのサイズと食洗機の庫内サイズが合わないと洗えません。一般的な26cmのものだと、フライパンは入っても他の食器が入らない場合もあります。フライパンを選ぶ際は、食洗機の庫内サイズを確認しておきましょう。

ビルトインタイプなら庫内容量の大きいモデルがあるので、26cmのフライパンでも楽々入ります。庫内サイズが小さいなら、ティファールの取手が取り外しできるフライパンがおすすめです。

食洗機対応のフライパンのおすすめメーカーとして挙げられるのは、ティファール・サーモスです。ティファール・サーモスからは、食洗機で洗えるだけではなくさまざまな点で便利に使える取っ手が取れるフライパンが販売されています。

取っ手が取れるフライパンとしておなじみのティファールは、焦げ付きにくくオーブンでも使用できる製品が特徴的です。また、サーモスのフライパンは非常にリーズナブルな価格で食洗器対応の中でも安価でコスパ最強と高評価を得ています。ただし、取っ手と蓋は食洗機非対応です。

他の食器とフライパンを同時に洗う場合は、配置が重要です。食洗機は下部にあるノズルから水を噴射するので、他の食器や調理器具と重ならないよう入れ方に注意してください。全体に噴射が当たるように食器は斜め下向き、フライパンは内側を下向きに食器にかぶせるように入れるのがポイントです。

かごが2段式の場合は、下の段にフライパンのような大きいものを入れると上まで噴射が届かないので上段に入れましょう。かごが取り外せるなら、外せば大きい鍋も一緒に洗えます。

フライパンの取手は、食器1つ分のスペースを塞ぐのでコップやお茶碗が1つだけ入らない場合もあります。取手がとれるものはできる限り外すのがおすすめです。取り外してから入れれば、その分スペースを有効的に使用できます。浅いフライパンなら大皿のように立てて収納できるので無駄なスペースを取りません。また、取手が邪魔になり、コップや食器の内側の汚れが落とせない失敗も減ります。

フライパンに食材カスや油の汚れが付いたままだと、食洗機でも落とせない場合があります。また、食材カスがフィルターに詰まると、食洗機のお手入れが大変です。食洗機に入れる前にお湯でサっと洗い流すか、キッチンペーパーで拭き取ってから入れるようにしましょう。

フライパンが食洗機に対応しているのかは、メーカーによって異なります。それぞれのメーカーについて詳しくご紹介していきます。

ティファールは多くの製品が食洗機に対応しているため、フライパンも問題ないと思っている方は多いです。しかし、ティファールのフライパンの中には食洗機に対応していないモデルもあります。とくに、ティファールのステンレス製のフライパンは食洗機非対応なので注意してください。

食洗機に対応しているモデルは、商品名の最後に「エクセレンス」が付いています。ただし、食洗機対応でも、色合いや輝きが悪化するなどの問題もあるため注意しましょう。この後、使用する洗剤の注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

カローテ（CAROTE）のフライパンはおしゃれで値段も1万円以内と安いのが特徴です。取っ手を着脱できる機能つきのフライパンもセットで安く購入できるので、一気に買い揃えたい人に向いています。ただし、食洗器での利用は不可なので、食洗機対応のフライパンが欲しい人は別のメーカーのものを購入しましょう。

カインズの取っ手が外せる食洗機で洗えるフライパンの5点セットは、鍋のサイズが18cmで、フライパンのサイズが22cmと26cmとなっています。鍋の内寸横は18cmで、内寸縦は9cm、底厚は3.3mmです。このフライパンは食洗機で洗える特徴がありますが、取っ手と鍋用ガラス蓋は除外されます。

各サイズの重量は、18cmが約540g、22cmが約590g、26cmが約680gです。フライパンの材質・素材は、本体がアルミニウム合金、はり底がステンレス鋼（クロム:16%）、ハンドルがフェノール樹脂、蓋が強化ガラスです。内面はふっ素樹脂加工、外面は焼付塗装が施されています。

フライパンを食洗機で洗えば後片付けも楽になるうえに、手洗いするよりも効率よく汚れを落とせます。フライパンを買い換える際は、ぜひ食洗機に対応しているものをチェックしてみてください。長く使用するために、取扱説明書をよく読んで正しく扱い、面倒な手間を減らしましょう。