二重構造の電気ケトルおすすめ10選｜熱くならない【ガラス製も】

「電気ケトルは欲しいと思うけれど、火傷が怖い」「家庭に小さな子がいるため、万が一の事故に不安を抱いている」「熱くならない電気ケトルはないの？」と思っている方におすすめしたいのが、二重構造になっている電気ケトルです。

電気ケトルは、水を沸騰させても本体が熱くなりにくいため、不注意による事故や火傷を防げます。しかし、二重構造のある電気ケトルにも種類があります。ガラス製とステンレス製のどちらかを選ぶ際、安全面だけでなく、電気ケトルを選ぶ際に注目すべきポイントなど、分からない点が多いと購入をためらってしまいますよね。

この記事では、二重構造がどういうものかから始まり、実際に購入した人の声や電気ケトルの基本的な選び方、おすすめ商品などを紹介しています。電気ケトルの購入に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

二重構造の電気ケトルには、本体の内側にもう1つ本体より一回り程度小さい容器（内容器）が入っています。中のお湯が沸騰しても、本体表面(側面)が高温になりません。保温に優れるのもいいところです。

本体の素材はプラスチックなどさまざまですが、内容器はガラスかステンレスでできています。これは、早くお湯を沸かすために電熱プレートの熱を効率的に伝える必要があるからです。

本体と内容器の間にできる空間は、真空に近い状態です。そのため内容器から外へ熱が逃げにくく、本体表面を熱しません。また、中のお湯を温かい状態で保つのにも役立ちます。しかし本体表面が凹むと、この力を発揮できなくなります。

二重構造の電気ケトルについても、実際に使った人の感想を見てみましょう。いくつか取りあげますので、購入する時の参考にしてください。

電気ケトルの本体素材が影響するのは、ケトルの表面温度だけではありません。ガラスとステンレス、それぞれの特徴を解説します。

ガラス製の電気ケトルは透明なので、おしゃれなデザインの商品が多いものです。お湯の味を変えないので、紅茶などお茶を淹れるのにおすすめです。

【メリット】

• お湯にニオイうつり・味うつりしにくい
• お湯の残量を確認しやすい
• お湯が沸く様子を観察できる
• 中の汚れを確認しやすい
• インテリアとしても優れる

ガラスは、衝撃に弱く割れやすいものです。小さいお子さんがいる家庭にはおすすめできません。ガラス製電気ケトルのデメリットを以下にまとめます。

【デメリット】

• 表面が高温になりやすい
• 水垢等の汚れが目立つ
• 重いので落としやすい、扱いにくい
• 割れやすいので取り扱いに注意が必要
• 安全面で不安が多い

ステンレスは、光沢と高級感がある点が魅力です。実際にこの特性を生かしたスタイリッシュな電気ケトルは、たくさん出回っています。以下、ステンレス製電気ケトルのメリットをまとめます。

【メリット】

• 耐衝撃性・耐熱性が高い
• 傷がつきにくい
• サビにくい
• 長く使い続けられる
• 生活感が出ない

ステンレス製の電気ケトルもガラス製同様、表面が高温になりやすく重量もあります。購入する際は、「火傷防止機能」が搭載されているか、取っ手が安全な素材になっているかなどを確認しておきましょう。

【デメリット】

• 他素材と比べると値段が高い
• お湯にステンレスの味が移りやすい
• 重いので扱いにくい
• 汚れを落としにくい
• 火傷をしやすい

電気ケトルは家族の人数はもちろん、どんな場面で使うかも重要な要素です。お茶を淹れる程度なら少容量で大丈夫ですが、料理に使うなら大容量が必要になります。人数・用途と、適切な電気ケトルの容量を表にします。

赤ちゃんのミルク作りに使うなら、保温機能を重視しましょう。用途以外に、持ち運ぶか否かも大切な要素です。頻繁に持ち運ぶなら軽量の電気ケトルが便利です。お客さんの前で使う場合は、生活感のないおしゃれなデザインの商品がおすすめです。

電気ケトルは、電気と熱湯を扱う家電です。二重構造だけでは安全な商品と言えません。蒸気は熱湯より高温です。また、空焚き等で火災を発生させる恐れもあります。より安全に配慮した商品を選ぶには、以下の機能を備えているか確認しましょう。

• 流水防止機能
• 給湯ロック
• 空焚き防止機能
• 蒸気レス機能
• 転倒防止機能
• 自動電源OFF機能
• チャイルドロック

事故を防止するためにも小さいお子さんがいる人は必ず、チャイルドロックが付いているかを確認してください。

電気ケトルのお手入れをせずに使い続けると、きれいなお湯を沸かせなくなり、お湯の味も当然変わります。水滴も乾くと水垢を残し、汚れの原因となります。お手入れしやすい電気ケトルが備える特徴を、以下に記します。

• フタを本体から取り外せるもの
• 汚れの拭き取りやすさ（特に本体表面）
• 容器の入り口と内部が広い形状のもの
• 表面が拭き取りやすい素材であるもの
• クエン酸でケトル内部を洗浄できるもの

電気ケトルに少量のクエン酸と水を入れ、沸騰させ一定時間そのまま置くと、内容器の水垢がきれいに取れます。より詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

ここでは、おすすめのメーカー「タイガー魔法瓶（TIGER）」と「象印（ZOJIRUSHI）」について紹介します。それぞれの特徴について書いているので、どのメーカーの商品がいいか迷っている方はぜひチェックしてください。

高機能・安全性を追求した作りが特徴のタイガー魔法瓶（TIGER）は、1923年に創業して以来、多くのユーザーに愛されている大手メーカーです。保温機能は搭載されておりませんが、電気ケトルとしての機能が充実しており、短時間で沸騰させられるケトルは一人暮らしや忙しい朝などに大活躍します。

湯漏れ防止機能や蒸気レス機能など、安全性を第一に考えて商品を制作している「象印（ZOJIRUSHI）」は、タイガーと同様、1918年に創業した有名老舗メーカーです。安全機能を搭載している商品ばかりなので、小さなお子さんがいる家庭に人気があります。また、他のメーカーには珍しい保温機能もついているため、頻繁にケトルを使用する方には特におすすめなメーカーです。

二重構造の電気ケトルは保温もお湯を沸かす力も優れています。安全面でも信頼できるので非常におすすめです。家族構成や用途に合う製品を購入してください。必要な時にいつでもお湯が手に入る、快適な生活を送りましょう。