コスパ最強！安いストーブおすすめ12選【寒い冬も乗り切れる】

温かい空気は上に移動するため、エアコンを付けていてもあまり温かくないと感じることがあります。設定温度を上げると電気代がかかるので、電気代を気にして寒さに凍えている…。こんな経験はありませんか？

エアコンの設定温度を上げずに部屋を温かくしたいのであればストーブの導入をおすすめします。ただしストーブにも種類がありますので、特徴を知らないと買ってから後悔することになるかもしれません。

この記事では、ストーブの種類別に特徴を解説するとともに、安いおすすめのストーブをご紹介します。記事の最後には効率よく部屋を温める方法についても解説しますので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

グラファイトヒーターは黒鉛の発熱体を採用した電気ストーブのことで、スイッチを入れてすぐに温かくなるのが特徴的です。ピンポイントで温めるタイプのため部屋全体を温めたいときには不向きですが、エアコンとの併用で素早くしっかり温まりたいとき重宝します。

グラファイトヒーターはスリムでスタイリッシュなデザインが多いので、暖房性能とデザイン性を重視して選びたい方におすすめです。値段はやや高めですが、快適性を求めるのであれば満足度は高いでしょう。

パネルヒーターは、ヒーターを内蔵したパネルの輻射熱で空間を温めるタイプです。電気の力を利用するため、室内の空気を汚さないというメリットがあります。さらにヒーターをパネルで覆っているので火傷のリスクが少なく、安全性を重視して選びたい方におすすめです。

薄いので置き場所も取りませんし、脱衣所やトイレのようにスペースが限られる場所でも使用しやすいがポイント。広い部屋ではパネルヒーターだけで部屋全体を温めることはできませんので、エアコンや他の暖房器具との併用をおすすめします。

カーボンヒーターは、炭素繊維を発熱体にした電気ストーブのことです。炭素繊維に不活性ガスを封入したことで、遠赤外線効果が生まれじんわりと温めます。遠赤外線は人の体に吸収されやすいため、石英管を使用した電気ストーブよりも温かく感じられるのが嬉しいところ。

カーボンヒーターは本体価格が安く消費電力も小さいため、コスパの良さでストーブを選びたい方におすすめです。

ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプを使用して近赤外線で温めるタイプの電気ストーブです。近赤外線は人の体に吸収されにくいため、空間を温めるのに適しています。立ち上がりは早いので、早朝のキッチンや脱衣所などを素早く温めたいときにおすすめです。

メインの暖房器具としては力不足ながら、ピンポイントで温めたいという場合はとても便利。値段も手頃なので、キッチンや脱衣所に設置しておき必要なときだけ使うのもおすすめです。

セラミックファンヒーターは、内蔵したセラミックを電気で温め温風を出すという仕組みです。石油ファンヒーターやガスファンヒーターのように、燃料を必要としないので手軽に使えるのが魅力です。

スイッチを入れてすぐに温風が出てくるのもポイント。石油ファンヒーターやガスファンヒーターに比べてサイズが小さいので、一人暮らしにもおすすめです。ただし他の種類と比べると電気代がかかります。消費電力をチェックしてどのくらい電気代がかかるか確認しておくといいでしょう。

灯油を燃料とする石油ストーブは、暖房効率が高くランニングコストが安いのが魅力です。種類は反射式と対流式の2つに分かれており、それぞれに特徴が異なります。

反射式は、円筒形の燃焼部から発する熱を反射板で反射させ、前方を温めるタイプの石油ストーブです。上部からも熱は出ていますが、サイドと背面には温かさは届きません。そのため、部屋の角か壁際に設置して使用するのが一般的です。

スリムなタイプは一人暮らしや狭い部屋に、横幅のあるワイドタイプはリビングやダイニングといった広い場所でも使用できます。天板で湯沸かしや煮込み料理をすることも。価格は8,000円前後ですが、灯油が安いのでランニングコストを考えて選びたい方におすすめです。

対流式は円筒部を覆うように本体があり、本体も円筒形をしているのが特徴的です。本体上部から出た温かい空気が対流を起こし、広範囲を温めることができます。360℃どの方向にも温かさが届くので、部屋の中心に置いて使うのがおすすめです。

対流式の石油ストーブはエアコンがなくても十分温かく過ごせます。反射式に比べると本体価格が数万円と高めですが、暖房効率を重視するのであれば、ランニングコストを考えてもおすすめです。

反射式・対流式ともに灯油を燃焼させるため、定期的な換気が欠かせません。換気を怠ると一酸化炭素中毒のリスクがあるので注意してください。

ガスストーブには据え置きタイプと、カセットガスを使用するポータブルタイプがあります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

据え置きのガスストーブは、立ち上がりが早く火力が高いので暖房効率を重視して選びたい方におすすめです。ガスを燃料としているので、燃料を補給する手間もかかりません。エアコンに比べると空気の乾燥も少なく、ガス栓があれば取り付けは簡単です。

ただしガス栓がない場合は工事が必要になるため、手軽さを考えて選びたい方には不向きでしょう。またガスを燃焼させるため、石油ストーブ同様に定期的な換気が必要です。

ガスストーブでもカセットガスを使用するポータブルタイプであれば、ガス栓がない部屋でも取付工事なしで使用できます。カセットガスは、カセットコンロで使用するCB缶なのでスーパーやホームセンターなどで手軽に購入できるのもポイントです。

ガスコードにつなぐ必要もないので自由に部屋を移動できますし、キャンプにもおすすめです。ポータブルタイプは暖房効率はあまり高くありませんが、足元だけを温めたいときに役立ちます。カセットガスさえあれば、災害時にも暖を取ることが可能。

ストーブ選びは、設置場所・ランニングコスト・安全性をチェックすることをおすすめします。

ストーブは種類により暖房効率が違うため、シーンに合わせて選ぶことが大切です。シーン別におすすめのストーブを紹介します。

リビングや寝室で部屋全体を温めるのであれば、石油ストーブかガスストーブ（据え置き）がおすすめです。ガスストーブは暖房効率が良く素早く温めたいときにも便利。ただしガス栓がないと使えないので注意が必要です。

石油ストーブはガス栓もコンセントも不要ですので、場所を選ばずに使いたいという場合は石油ストーブをおすすめします。寝室には壁際に置く反射式、リビングには中心において周囲を温める対流式が便利です。

脱衣所やトイレのようにスペースが限られる場所には、コンパクトな電気ストーブがおすすめです。コンセントさえあればどこでも使えるのもポイント。脱衣所には立ち上がりの早いセラミックファンヒーター、トイレには薄型のパネルヒーターがおすすめです。

人感センサーを搭載したモデルは、スイッチを入れてそのままにしても、一定時間人の動きがないと自動でオフになるので消し忘れを防げます。常に人がいるわけではない場所で、付けたり消したりを面倒に感じる場合におすすめです。

シーズン中はほぼ毎日のようにストーブを使用しますので、ランニングコストは考えておきたいところです。小さいお子さんやペットがいるご家庭では、安全面も考えて選ぶことをおすすめします。

ランニングコストを重視して選ぶのであれば、断然電気ストーブがおすすめです。電気ストーブは本体価格も安く、スイッチを入れればすぐに温かくなります。灯油やガスといった燃料も不要なので、ランニングコストもかかりません。

ただし電気代はかかります。消費電力が大きいほどパワフルで温かく感じますが、その分電気代も高くなるので注意が必要です。また安全面を考えるのであれば、転倒時自動オフ機能が搭載されているものがおすすめです。

小さいお子さんやペットがいるご家庭では、安全面も気になるところではないでしょうか？電気ストーブのパネルヒーターは、本体表面をパネルで覆っているので火傷のリスクが低く安心して使用できます。

他のストーブを使用する場合は、ガードで囲っておくといいでしょう。ただしガードをしていても、燃焼部分に密着させてしまうと高温になり危険です。ガードはストーブから少し離して設置してください。

電気ストーブは基本的にスポット暖房のため、他の暖房器具を使わずに部屋全体を温めるのが難しくなります。電気ストーブだけで部屋全体を温めたいのであれば、サーキュレーターや扇風機の併用をおすすめします。

温かい空気は上に行く性質があるので、サーキュレーターや扇風機は上に向けるのがポイントです。上に向けて風を送ることで対流がうまれ、温かい空気を部屋全体に送ることができます。風を人に当てると体感温度が下がるので注意してください。

電気ストーブは正面しか温まらず、体全体を温められません。体全体を温めたいときは、こたつやホットカーペットをプラスしてみてください。こたつに入り背中の方に電気ストーブを置けば、体全体を温めることができます。お尻が暖かいと体の芯も温まるので、電気ストーブとホットカーペットの組み合わせもおすすめです。

室内で暖房器具を使っていても、窓際にいると寒いと感じたことはありませんか？窓を閉めていても、わずかな隙間があると隙間風が入り込むため寒いと感じるのです。隙間風を遮断するだけでも暖房効率はアップしますので、ぜひ取り入れてみてください。

室内でもセーターや羽織物を着たり厚手の靴下をはくなど、なるべく厚着をして体を保温すれば、電気ストーブの設定温度を下げて節約することが可能です。その際、肌着は通気性のいい素材のものを着用しましょう。厚着をして汗ばんだ際、通気性の悪い肌着だと汗が乾かず体を冷やしてしまう恐れがあります。

食事で体を温めて、電気ストーブの設定温度を下げて節約する方法もあります。ショウガ・トウガラシ・スパイスなど体の内側から体を温める食材を使ったり、スープ・シチュー・鍋料理なども体がぽかぽか温ます。特にシチューなどとろみのある料理は冷めにくく、体を芯から温めたいときにおすすめ。

食後は厚着をして、せっかく温まった体が冷えないようにすると、なお効果的です。

電気ストーブは使い勝手のいいサイズが多く、コンセントがあればどこでも使用できます。値段も手頃ですし、エアコンが効くまでのつなぎにも活躍してくれます。電気ストーブ以外にも選択肢は豊富に揃いますので、ライフスタイルに合わせて最適な商品を見つけてください。