【2023最新】節電タイマーつきの電気ポットおすすめ15選｜電気代も解説

電気ポットは火を使わずに短時間でお湯が沸き、保温によりいつでもお湯が使える便利な道具です。お茶やコーヒーを飲む際や、料理の下ごしらえなどの用途に合わせて温度調整ができたり、安全面に優れた機能があったりするなど多様な機能が魅力です。

そんな電気ポットの中には少電力で沸騰・保温ができるものや、節電タイマーがついているものなど省エネ機能に特化した商品が増えています。実際に電気ポットの電気代はいくらかかるか知っていますか？

そこで本記事では、電気ポットの電気代や今すぐ実践できる節約方法、電気ケトルとの比較などをご紹介します。おすすめ省エネ商品15選もピックアップしたので、電気ポットの購入や買い替えを検討している方、これから電気代を抑えたい方は必見です。

電気ポットの消費電力は沸騰時と保温時で違うので、使い方次第で電気代は大きく変わってきます。果たして、保温にしてつけっぱなしにしてあるお湯を再沸騰させた場合と、1度電源を切ってから再沸騰させた場合ではどのくらい違いがあるのでしょうか。

一般的な家庭用の電気ポットを例に計算してみました。沸騰時消費電力1000Wの電気ポットが沸騰にかかる時間は15分、1kWhあたりの電力量料金が27円とすると、沸騰時の電気代はおよそ7円になります。

次に、保温時の消費電力を35Wとして電気代を計算しました。24時間保温した場合22.68円、夜9時に電源を切り、朝6時に再沸騰させた場合は20.9円となり、夜間に電源を切るとわずかに安くなります。そして、使用時以外は電源を切り、朝15分・昼夜5分で沸騰させると、1日あたり11.1円と、保温機能を使うより電源をその都度切ってからの再沸騰が断然おトクです。

※ 電気料金（円）＝ 消費電力（W）÷ 1000 × 使用時間（h）× 1kWh あたりの電気料金 （円/kWh）

電気ポットは、保温機能を使うよりこまめに電源を切って、その都度再沸騰させる方がお得だということがわかりました。しかし、中には普段から多めにお湯を沸かして保温しておきたい方もいますよね。そんな方に、電気ポットのベストな保温時間をご紹介します。

ズバリ、保温の目安は2時間です。2時間以上保温すると、保温にかかる消費電力が再沸騰にかかる消費電力を上回ってしまうからです。

下の表をみてみましょう。2時間保温した場合の消費電力は1.54kWほどです。また1度電源を切り、2時間後に再沸騰させた場合は1.65kWとされており、2時間以上経つと保温にかかる消費電力が上回っていることがわかります。よって、保温は長くても2時間までとし、長時間の保温は避けこまめに電源を切りましょう。

【メリット】

• 沸騰したお湯を保温し、好きな時にお湯が使える
• 温度調節機能や保温機能が便利（赤ちゃんのミルク作りや料理の下ごしらえなど）

【デメリット】

• 容量が多い機種が多く、一人暮らしや少人数の家庭には向いていない
• 重量があるため、持ち運びに不便

【こんな人におすすめ】

• 日頃からお茶やコーヒーを飲まれる方
• 頻繁に来客がある方

【メリット】

• お湯を素早く短時間で沸かすことができる
• 消費電力が少なく、低コストで使用可能

【デメリット】

• 容量が1L前後が多く、大量のお湯を1度に沸かせない
• 保温機能や魔法瓶機能が付いている機種は少ない

【こんな人におすすめ】

• 一人暮らしや少人数の家庭の方
• お湯を沸かす頻度があまり高くない方

これまでに、電気ポットの電気代や特徴、電気ケトルとの違いをみてきましたが、それらを踏まえた上で電気代を節約するポイントがいくつかあるのでご紹介します。

【電気ポットの電気代節約ポイント】

• 水は使う分量だけ沸かす
• 沸騰・保温の温度は低めに設定
• 保温と再沸騰を上手に使い分ける
• 2時間以上の長時間の保温は避け、使わない場合は電源を切る
• 使用時以外は電源を抜いて待機電力の削減に

ご家庭の人数や用途といったご自身のライフスタイルに合う節約ポイントを心がけながら、上手に電気ポットを活用してください。

電気ポットは、沸騰したお湯を保温し、好きな時にお湯が使えるというのが大きな特徴です。しかし、保温しておけるからと大量のお湯を入れた場合、再沸騰の際に時間と電力がかかってしまいます。そのため、必ず必要な分だけお湯を沸かしましょう。

また、電気ポットには魔法瓶機能を備えた製品もあり、中でも最新のものは非常に保温性が優れているのでお湯が冷めづらく、保温時の消費電力を抑えることができます。

お湯を沸かす電気代は電気ポットと電気ケトルではさほど変わりません。しかし、保温に消費する電気の分だけ電気代は高くなるので、長時間の保温を避けることが大切です。

保温は長くとも2時間までと決めそれ以上使わない場合は電源を切り、使用毎に再沸騰させることで節電につながります。また、電源プラグを抜いておくのも待機電力が抑えられてより効果的です。

電気ポットは設定温度がとても重要です。温度設定機能を備えた製品なら、沸騰・保温の温度はあらかじめ低めに設定しておきましょう。湯沸かし温度から設定温度になるまで、ヒーターが自動でオフになるので温度が低い分だけ消費電力が少なく済みます。

また、魔法瓶機能を備えた製品なら沸かしたお湯の温度を一定に保つことができ、再沸騰にかかる消費電力を抑えることができます。以下の記事では温度設定可能な電気ポットを紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

みなさんは電気ポットに節電タイマーという機能があるのをご存知ですか？節電タイマーは、タイマー設定中に通電をオフにし、設定時間後に沸騰したお湯がすぐに使えるというとても便利な機能です。

外出時や就寝時前にタイマーをセットしておくことで、無駄な時間と電力を削減し、より効果的に節電・節約ができます。節電タイマーは「6〜9時間」と「6〜10時間」で選択できるものがほとんどですが、中には1時間刻みで設定ができる製品もあり、製品によって異なります。

• 保温・湯沸かし時の温度調節機能

湯沸かし時から自動でヒーターがオフになり、設定温度にしてくれる賢い機能です。

• 省エネ機能

電気ポットの内容器の口部を絞った形にしたり、魔法瓶構造に質の高い断熱材を搭載したりして、よりお湯が冷めにくい省エネ製品が増えています。

• 浄水機能

活性炭カートリッジが搭載された製品には、水に含まれるカルキやカビ臭を取り除く効果があり、不快なニオイが気にならなくなります。

• 安全機能

倒れてもお湯が漏れない構造やチャイルドロックが備わっているものや、空焚き防止機能がついているものは、小さいお子さんやペットがいるご家庭では必須です。

以下の記事では、あると便利な機能搭載モデルをそれぞれ詳しく紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

本記事では電気ポットの電気代や特徴、節約方法などをご紹介しました。電気ポットは保温ができるため何度もお湯を沸かす必要がなく、使い方の工夫や機能性に優れた製品を選ぶことで、省エネ＆節約に繋がることがわかりました。これから電気ポットを購入される方はもちろん、すでにご自宅にお持ちの方も、電気ポットを賢く節約しながら活用しましょう。