【バイオリン・ヴィオラなど】肩当ての人気おすすめ10選！ 選ぶ際のポイントを徹底解説！

バイオリンやヴィオラを演奏するときに肩に当てることで安定した演奏をサポートしてくれる肩当て。肩当てを使うと楽器が肩から滑るのを防いだり、身体にフィットしやすくしてくれるので、快適な演奏を行うことができます。

肩当てには素材や形状にいくつか種類があり、選ぶものによって音の響き方や使い心地に差が出てきます。ですから、快適な演奏をするためには肩当ての選び方は非常に重要です。そこで今回は肩当ての選び方について詳しく解説していきます。

さらに人気のビバラムジカやウルフなどのメーカーの商品を含めた、肩当てのおすすめ商品10選をランキング形式でご紹介していきます。肩当ての購入に迷っている方や商品選びで頭を抱えている方は、ぜひご覧になってみてください。

肩当ては、バイオリンやヴィオラを演奏する際に、身体にフィットさせて肩の上で滑るのを防止し、安定した演奏をサポートしてくれます。

バイオリンをしっかりと方に固定させてくれるタイプのものや、逆にあまり固定せずに自由に動かしながらもフィットさせてくれるタイプのものもあります。自分の求めるタイプをイメージしてから体にフィットしたものを選べば、演奏中も納得の安定感を得ることができるはずです。

肩当ては演奏に必須ということではないため、肩当てなしでも演奏できる方もいます。肩当ての必要・不必要は、首の長さや肩の骨格などの違いによっても変わってくるので、楽器が身体にフィットしない方、またはすでに肩当てを使っているのにフィットしないと思っている方は、選び方もご紹介しますので自分にぴったりのものを探してみてください。

まずは肩当ての選び方についてご紹介します。肩当ての選び方は主に「形状」「素材」「角度」「高さ」「折り畳みの可否」が選ぶ際のポイントです。順番にご紹介するので参考にしてみてくださいね。

まずは形状についてです。形状は「ブリッジタイプ」と「座布団タイプ」があります。主なタイプはブリッジタイプなので、座布団タイプは少ないですが、気になる方は試してみてくださいね。

バイオリンをしっかりと肩に固定させるのがブリッジタイプです。ブリッジタイプは台座のような形状になっており、しっかり支えることができるため、誤って楽器を落とすことや演奏中の楽器のずれを防いでもくれる、最も一般的なタイプで初心者の方にもおすすめです。ブリッジタイプの場合は、振動を抑えて柔らかな音色になる場合が多いですよ。

装着するとある程度高さもあり、楽器が顔に近くなるため、その方が演奏しやすい方にもおすすめです。ただし、逆に顔に近いと演奏しにくい方や演奏中ある程度動かしたい方には向いていないかもしれません。

あまり固定しないで演奏したい方におすすめなのが、自由度が高い座布団タイプです。ブリッジタイプと比べるとしっかりした形状ではなく、クッション性のある低めのタイプになっています。座布団タイプの音色は、高音域が響き明るい音色になりやすいですよ。

座布団タイプは、ブリッジタイプだと楽器の位置が高すぎる方や演奏中に少し動かしたい方にも向いています。そのため、安定感が劣るというデメリットがあるので、どちらのタイプが向いているか試してみてください。

次に素材です。素材は主に「木製」「プラスチック」「カーボン」などがあります。素材によって音の響きや見た目が変わってくるので、試したり比べたりしてみましょう。

木製の肩当ては、音の響きに影響が少ないため、響きを最も重視したい方におすすめです。また、バイオリンやヴィオラなどに使われるメイプル・ウォルナット・アッシュなどの素材もあり、バイオリンの素材と合わせることができます。

木製は、見た目の統一感が出るのもおすすめポイントです。特にメイプルは、バイオリン本体によく使用されるため、楽器と肩当てが馴染みやすいでしょう。また、アッシュは最も堅いため音色もはっきりとした音になりやすいです。音の粒をはっきりさせたいと思っている方は、堅めの材木を用いた肩当てにすると良いかもしれません。

プラスチック製の肩当ては、木製よりもリーズナブルで軽量なところがおすすめポイントです。装着していることを感じないくらい軽いため、あまり重いのは向いていないと思っている方におすすめですよ。

軽さによって音色にも影響は出ますが、どのような響き方になるかは楽器自体との相性にもよるため、お店などで試してみて、音色を確かめながら選ぶとよいかもしれません。また、プラスチック製はカラーバリエーションが豊富なのもポイントです。

木製とプラスチック製のいいところを兼ね備えたのがカーボン製です。木製の響きの良さと、プラスチック製の軽さをほどよくいいとこどりしている高性能の肩当てになります。

カーボン製は、性能が高まる分比較的値段が高くなってしまうことと、あまり種類がないことがデメリットです。しかし、演奏する機会が多い方やこれまでの肩当てが合わない方、より肩当てにこだわりたいという方は、チェックして試してみることをおすすめします。

身体によりフィットする肩当てが欲しい方は、角度ができるタイプや高さ調整ができるタイプの肩当てを選ぶことをおすすめします。

肩当ての脚部に関節がついているものだと、自分にぴったりの角度ではめることができ、脚部自体が調整できるものだと、自分の体格に合わせて調整できます。体の大小や首の長さ、腕の長さなどに合わせて身体によりフィットするので、安定した演奏ができますよ。

「演奏の頻度が多い」「部活で毎日運ぶ」というように持ち運びの多い方は、できるだけ荷物をコンパクトにして移動したいですよね。そんな方におすすめなのが、持ち運びに便利な折り畳み式の肩当てです。

些細なことですが、意外と肩当ての脚部の出っ張りが楽器ケースに入れにくい、なんてこともあります。脚部などが折りたためるタイプの肩当てを選べば、片付けたりすぐに移動、という時もスマートにしまうことができますよ。

今回はバイオリンやヴィオラの演奏時に使う肩当てをご紹介しましたが、たくさんの種類があって奥深いですね。形状や素材、その他のこだわりで選び、自分に合ったスタイルを見つけることで、演奏を楽しんでくださいね。