【iPhone接続も】スピーカーフォンおすすめ5選｜有線のマイクスピーカーも

リモートワークの導入により自宅でZoomやTeamsなどを使ってWeb会議を行う機会が増えた、という人も多いのではないでしょうか。WEB会議をパソコンからだけでなく、場合によってはiPhoneから行うケースもありますよね。

iPhone内蔵のマイクやスピーカーを使用しての通話は、相手の声が聞き取りにくかったり、自分の声が届きにくかったりします。そんな時に役立つのがマイクとスピーカーが一体になったスピーカーフォンです。

スピーカーフォンとひと口に言ってもその種類はさまざま。この記事では、iPhoneに接続できるスピーカーフォンの選び方やおすすめ商品を紹介します。ぜひスピーカーフォンを購入してストレスなくオンライン通話を行いましょう。

スピーカーフォンは、集音マイクとスピーカーが内蔵されたインターネット通話でのコミュニケーションツールです。web会議などで複数人とハンズフリーの通話が簡単にできる便利なアイテム。何もつけない通話と比べて、格段に声の通りが良くなります。

スピーカーフォンは普段web会議が苦手な人にもおすすめです。複数人での会話がスムーズにおこなわれるため、まるでその場にいるかのようなオープンな雰囲気になります。ハウリングや音割れの不快な現象がなくなり、はっきりとしたクリアで聞き取りやすい声を相手に届けます。

さらに、周囲の雑音をカットし声の大小も均一化するため、これまで聴き取りにくかった人の声もはっきりと聞けます。また、プライベートでもスピーカーフォンは便利です。Bluetoothによりスマートフォンとつなげることで、ハンズフリーで多くの友人や家族と会話を楽しめます。

実際にスピーカーフォンを使った方の口コミを紹介します。いい口コミ・悪い口コミ両方チェックして、良品を選ぶ参考にしましょう。

ここではヤマハの「YVC-200」を例にiPhoneとスピーカーフォンをBluetooth接続する方法を説明します。基本的な手順ではありますが、機器によって接続手順が異なる場合があるため、取扱説明書を読むことをおすすめします。

1. スピーカーフォンのBluetoothボタンを2秒以上押し続ける
2. ライトが点滅してペアリング待機状態になる
3. iPhoneのBluetoothをオンにしてスピーカーフォンの製品名をタップ
4. ペアリング完了

ペアリングしているのにスピーカーフォンから音が出ない場合、以下の項目をまずは確認してください。

• Bluetoothがオンになっているか
• iPhoneのOSをアップデートしているか
• スピーカーフォンのバッテリーが切れていないか
• iPhoneとスピーカーフォンの距離が離れすぎていないか

これらを確認しても解決しない場合、接続に何らかのトラブルが起きている可能性があります。一旦ペアリングを解除して、再度ペアリングしてみましょう。それでも音が出ない場合はiPhoneかスピーカーフォンが故障しているかもしれません。業者に修理を依頼してください。

スピーカーフォンはスピーカーとマイクが一体になっているため、スピーカーの音をマイクが拾ってハウリングしやすい造りになっています。スピーカーやマイクの音量を下げることで防止できますが、会話しにくくなる可能性があります。そのため、エコーを抑制する「エコーキャンセリング機能」を搭載したスピーカーフォンを使うのが一番の解決方法です。

電源から離れた場所で使うのなら、無線のBluetooth接続が便利です。スピーカーフォンにバッテリーが内蔵されているため、電源を気にすることなくどこででも通話が可能。また、デバイスから離れた場所でも利用できるので、広い部屋でこそ活躍します。

伝送距離は10〜20mと幅があるので、用途や使うシーンに適するものを用意しましょう。コンパクトに持ち歩けるのがメリットのBluetooth接続ですが、無線は接続が途切れやすくなります。これを回避するにはできるだけ新しいバージョンを選びましょう。また、長引く通話なら、連続使用時間の長いタイプがおすすめです。

Bluetooth接続はコードが邪魔にならないので扱いがラクですが、先ほど説明したとおり接続が不安定です。接続の安定性を求めるなら有線接続が一番。

iPhoneをスピーカーフォンに有線で接続する場合、iPhoneのLightning端子に接続できるスピーカーフォンを選びましょう。またUSB Type-C端子のAndroidの場合はUSB Type-C端子対応のモデルを選んでください。

NFC機能とは、一度無線接続したことがあるデバイス同士を再接続させる際、軽く触れるだけのワンタッチで接続が完了する便利な機能です。スピーカーフォンをスマートフォンと接続して通話するならおすすめの機能で、面倒な接続設定をする必要がありません。

ただし、スピーカーフォンとスマートフォンを接続する場合の機能なので、まずは自分の機器の性能を確認しましょう。最新のiPhoneにはNFC機能があり、ワンタッチで手間入らずの無線接続が簡単に行えます。

NFCは、駅の自動改札やおサイフケータイなど身近なところで使われている便利なシステム。スピーカーフォンでも搭載されている機種が増えてきているので、ぜひ探してみてください。

スピーカーフォンを選ぶ際に必ずチェックしておきたいのが集音性です。マイクから音を拾える距離を表しているのが集音半径。対応人数が1人の場合3ｍが目安です。広い会議室などで使うなら、大人数に対応する8m以上あれば多くの人の声をしっかり拾います。

会社で使うのか、自宅でのリモートワークか、マイクの周りで親しい人と会話するのかなどで、使うスピーカーフォンも違ってきます。接続方法でスピーカーフォンの置き場所も変わってくるので、集音性も含めて適するものを探しましょう。

集音半径を選択できるスピーカーフォンもあります。さまざまな場所で使う機会が多いのなら、場所に応じた設定ができるものが便利。集音性はスピーカーフォンの使い心地を左右するものなので、購入の際はしっかりチェックしましょう。

マイクが音を拾う角度や方向を表すのが指向性です。多人数が参加する会議なら360度の音が集音できる全指向性が使いやすく、あらゆる方向からの声を漏らすことなく拾えます。全方向からの音をキャッチできるのは、全指向性のスピーカーフォンならではの機能です。

しかし、自宅でのリモートワークやオンラインゲームは360度の集音である必要はありません。自分の声さえ拾えればいいので、一定方向の声のみキャッチできるもので十分です。全方向のものは価格が高くなるので、用途に合わせて単一指向性のものを選べば予算を抑えて良品を見つけられます。

スピーカーと集音マイクが1台に両方備わっているのは便利ですが、マイクがスピーカーから出る音を拾ってしまうことがあります。このとき「キーン」という不快な反響音が出るため注意が必要。この現象をハウリングといい、会議の進行を妨げてしまいます。

これを回避するのがエコーキャンセリング機能。ハウリングをブロックしてくれるので、急な反響音で驚くことはありません。突然鳴り出すハウリングはかなり大きな音を出して、止めようがありません。

スピーカーフォンをビジネスシーンで使用するなら、エコーキャンセリングは絶対に必要です。ほかの機能がなくても、ハウリングだけは避けるようにしましょう。

ノイズキャンセリング機能とは、デジタル音声処理技術により、人の声以外の雑音をカットする性能です。人の多い会議はキーボードの打鍵音・ペンを走らす音・咳払いなど、常に雑音がしており、スピーカーフォンがこれを拾ってしまうのです。

しかし、ノイズキャンセリング機能があればこの雑音をカットするため、人の声以外の音はほとんど聴こえません。また、発言していない間はマイクを切っておけるミュート機能があれば、完全に雑音をカットできます。

このミュート機能はスイッチのオンオフを切り替えることなく、自動でおこなってくれるものもあるので、会話のやり取りが多いときには便利です。多人数での会議ではどうしても雑音が響いてしまうので、ノイズキャンセリングがあるとすっきりした音声になります。

複数人で会議をする際には、どうしてもスピーカーフォンからの距離に差が出てしまいます。近くの席なら声が大きく、遠くの席なら小さく拾ってしまい、座る場所によって声の大きさに差が出てしまいます。オートゲインコントロールは、この音量差を自動的に調節してくれる便利な機能。

声の大きさの大小がなくなるのでより話す内容が聞き取りやすく、スムーズな通話が可能です。集音半径が広いスピーカーフォンなら、どうしても声の大きさに大小が生じてしまいます。1人ひとりとより円滑なコミュニケーションを取りたいなら、オートゲインはぜひプラスしたい機能です。

スピーカーフォンを選ぶ際に気になるのが商品の値段ですよね。安いものでは1万円台前半、複数台同時再生機能を搭載した機種では3万円超え、接続を簡単にしてくれるNFC対応ものは5万円を超える商品が多いのが一般的です。

スピーカーフォンの価格は付属機の有無が大きく影響します。価格の安さだけにとらわれず、自分が使用する際に必要な機能が搭載されているかを確認した上で選ぶことが大切です。

iPhone・Android接続におすすめのスピーカーフォンをご紹介します。有線タイプと無線タイプがあるので自分の用途に合ったスピーカーフォンを選びましょう。

ご紹介してきたスピーカーフォンは複数人で会話できるのがメリットですが、一人で会話するならマイク付きのワイヤレスイヤホンがおすすめです。周囲の音もイヤホンなら気にならず会話に集中できます。おすすめのマイク付きイヤホンを紹介しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。

リモート会議に欠かせないスピーカーフォンについて紹介しました。スピーカーフォンがないと、声が聞き取りにくかったり雑音が多かったりとスムーズな通話が難しいでしょう。これから広く取り入れられるリモートワークでは、ストレスのないクリアな音声でのコミュニケーションが必須です。自分の使い方に適する良品を見つけて、ぜひ取り入れてみてください。