【2022最新】ブックシェルフスピーカーのおすすめ20選！コンパクトで高音質

最近はスマートフォンなどで手軽に音楽を聴けるようになり、ヘッドホンやイヤホンはもちろん、スピーカーにもこだわりを持つ人が増えてきています。ですが、スピーカーは設置スペースをとってしまうのでなかなか手が出せないという方もいるはず。

そのような方におすすめなのが、コンパクトなサイズで高音質なサウンドを楽しめるブックシェルフスピーカー。本棚のなかに置けるような小型のデザインが魅力の製品です。

こちらの記事ではブックシェルフスピーカーの選び方やおすすめの製品をご紹介していきます。スピーカーの音質を高める設置方法も解説しているので、これから購入をする方は是非参考にしてみてください。

ブックシェルフスピーカーとは、本棚のなかに置けるスピーカーのことです。スピーカーの中でもコンパクトなサイズで、幅20㎝前後、高さ40㎝程度の直方体のものです。

ブックシェルフスピーカーはコンパクトなサイズながら、音質がフラットで低音から高音までバランスよく聞こえます。ただ、スピーカーの箱が小さいことにより、低音を出しにくいという点が弱点でした。

しかし、最近は技術の進歩により低価格で高出力なデジタルアンプが普及したためブックシェルフスピーカでも低音の出力が安定し、優秀な製品も数多く出揃っています。

コンパクトサイズで音質も優れているブックシェルフスピーカーですが、「どんな点に注意して選べば良いか分からない」という疑問も生じるでしょう。ここでは、ブックシェルフスピーカーの選び方について説明していきます。

ブックシェルフスピーカーは小さいサイズとはいえ、サイズにも幅があります。そのため、設置する場所によって最適なサイズを選ぶことをおすすめします。例えば机の上なら幅15㎝程度の小さめのサイズ、テレビ台などのスペースには幅20㎝程度、とスペースを取れる容量によって決めた方が良いです。

ただ、小さいサイズの製品は低音の再生能力に劣るため、音質を重視する方は大きめのサイズの製品がおすすめです。もしスペース的に余裕があるのであれば、幅30㎝ほどある製品ならアンプへの負担も少なく、低音の響きも良くなります。

なお、小さいサイズの製品の方が小型化へのコストがかかっており、「高い割には低音が響かない」などと求める音質と違い、後悔することにもなりかねませんので注意が必要です。

ブックシェルフスピーカーの種類には、アンプを内蔵している製品とそうでない製品があります。それぞれの特徴について説明します。

アンプ内蔵のアクティブスピーカーは、音源につなげればすぐに使える点が利点です。そして、アンプと組み合わせて使うパッシブスピーカーに比べて設置スペースをとらないので、設置場所にあまりスペースがない方におすすめです。

「アンプを内蔵したワンパックのタイプでオールインワンだから、アクティブスピーカーだけで良いのでは？」と思うかもしれませんが、実際には音質がやや劣ったり、音の出力が小さいなど、音にこだわる方にはやや物足りない部分もあります。

そのため、より高音質を求める方や、より高出力な音を求める方は、アンプは別に独立していてブックシェルフスピーカーと組み合わせるパッシブスピーカーの方をおすすめします。

あらかじめアンプを持っている方、またはアンプは別で購入する方はパッシブスピーカーの方をおすすめします。こちらのタイプは、製品をアンプと組み合わせることにより、自分の好みの音質を作り出すことができます。

なお、パッシブスピーカーによりアンプを別でつなぐ場合、音圧レベルやインピーダンスのチェックをしておきましょう。音圧レベルは「dB」で表され、この数字が低いほど、音量を大きくしたり低音を出すときにアンプに負荷がかかります。選ぶ目安としては85～90dBの製品が無難です。

またインピーダンスについて、アンプを繋いで使う場合は、故障の原因となる4Ωの製品は選ばず、できれば4Ωより高い数値の製品を選ぶことをおすすめします。

ハイレゾは、高解像度という意味の「ハイレゾリューション」を略した言葉です。CDの何倍もの情報量を持つハイレゾ音源を引き出すことができるハイレゾ対応の製品は、高域再生能力が40kHz以上あります。

ハイレゾ対応の製品は、ピアノやクラシックの音楽についても、CDにはない音の広がりや臨場感があり、楽器の奏でる繊細な音や歌い手の細かな息づかいなどもリアルに表現することができます。

ハイレゾ対応の製品はロゴマークが付いており、対象となる製品は、ヤマハ、ONKYO、SONY、ケンウッドといった国内メーカーが中心となっています。ハイレゾ対応の製品を選ぶ際には、購入時にロゴマークが付いていることを確認しておきましょう。

スピーカーの中でも小型のものは低音が少ないのが特徴です。ブックシェルフスピーカーは、スピーカーの中でも小型な方なので、低音の伸びにやや不足を感じてしまいます。特に幅15㎝以下の小さいサイズの製品は、その傾向がやや強く現れてしまいます。

ただ、周波数特性の低音側の数値が小さければ小さいほど低音には強い製品なので、製品情報を見る時にはその部分をチェックしてみましょう。具体的な数値では、40Hz台は優秀な製品です。

なお数値的には、50～60Hzでも低音域不足を感じることはそれほどないでしょう。それ以上の数値になると、低音にやや物足りなさを感じてしまいます。

ブックシェルフスピーカーは、置き方によっては音質が変わることをご存知でしょうか。ここでは、良い音質を出すための効果的なブックシェルフスピーカーの設置方法について解説します。

ブックシェルフスピーカーはコンパクトなサイズとはいえ、狭い場所に押し込めてしまうのは音がこもる原因となり、おすすめできません。そのため、音の広がりを出すためにはスピーカーの前方と後方の空間を空けることをおすすめします。またステレオの効果を上げるために、左右のスピーカーの間隔を1～2m空けた方がより良い音質を保てます。

そしてスピーカーの高さを揃えることも重要です。2台とも耳の高さに高音側のユニット（ツィーター）が来るようにすると、高音質なサウンドを楽しめます。なお、スピーカーの高さで音が変わりやすいですが、横置きにするだけでも音質や聴こえ方が変わってしまいます。

ちょっとした位置の違いでも音質ががらっと変わってしまうこともあるので、横置きのセッティングは難しいです。スペース的な都合上、どうしても横置きする必要があるなどの理由がなければ、縦置きをおすすめします。

スピーカー本体を机や本棚、床などの上にそのまま置いて使うと、共振してノイズが発生しやすくなったり音が軽くなったりして、あまり良い音質を確保できません。スピーカー本来の音質を引き出すためには、スピーカースタンドを活用するという方法もあります。

スピーカースタンドは、スピーカー底面の振動を吸収してくれるばかりか、共振によるノイズの発生を抑えることができます。なお、ここでも高さは耳の高さに高音側のユニットが来ることが基本です。購入する前に高さを確認しておきましょう。

インシュレーターは、スピーカーの底面に設置することで、スピーカー底面の共振を抑える役目の他、音がぼやけないようにもできます。小さいので高さも大幅に変わることはなく、高さの調整に苦労することもあまりありません。

なおインシュレーターにもさまざまなタイプがあり、円形タイプなどの形によって音質が変わったり、金属性などの素材によっても、音の吸収率が変わって音の響き方にも違いが出てきます。

またインシュレーターは、共振によるノイズを抑えてくれるスピーカースタンドとも相性が良く、併用するとより効果的に振動を抑えることができます。

高品質のブックシェルフスピーカーは1万円以上のモデルが多いため、中古での購入を検討している方は状態をしっかり確認してください。最低限でも見ておきたいポイントは以下の2点です。

• 断線していないか…断線していると音が出ない、音が途切れる
• スピーカーユニットの確認…ノイズが入らないか、壊れていないかをチェック

リサイクルショップで購入する時は、外見だけでなく実際に音を出して確認するのがいいでしょう。ネットフリマなら出品者にスピーカーの状態を質問することが大切です。

コンパクトでかつ高音質なブックシェルフスピーカーについて紹介してきました。設置場所を選ばないとはいえ、置き方などの違いでも聴こえ方が変わってきますので注意したいところです。ぜひお気に入りのブックシェルフスピーカーを見つけてみてくださいね。