スキー・スノーボードで使えるワックスのおすすめ22選｜100均で代用も？

スキーやスノーボードのメンテナンスにワックスは欠かせません。しっかりとワックスがけを行っている板やボードは、滑り方が滑らかで扱いやすく上達しやすいとも言われています。しかし毎回のお手入れは少々面倒、もっと手軽にできるものはないかと感じている方も多いのではないでしょうか。

またワックスと一口で言っても、その種類はさまざま。ワックスによって使い方も異なるため、よくわからないけどなんとなくただ塗っている方、使っていてもあまり効果を感じないのでワックスは不要じゃないの？と感じている方も多いです。

そこで今回はスキー・スノーボード用ワックスの選び方・おすすめ商品22選をご紹介します。100均アイテムで代用できる簡易ワックスについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ここではスキー・スノーボード用として便利なワックスの種類と使い方についてご紹介します。ワックスは主に4種類、それぞれの特徴や使い方を確認して、自分にぴったりのワックスを見つけてください。

簡易ワックスは、名前のとおり手軽に使用できる便利さが人気です。初心者やライトユーザーにおすすめのタイプで、ホットワックスのようにアイロンを使用する手間がいらないので、スキー場に持っていって休憩時に使用することもできます。

手軽に使用できる反面、ワックスが剝がれやすいので滑る度に作業が必要です。固形タイプはそのまま板やボードの裏面にこすり付けるようにして塗ります。

簡易ワックスのひとつで、液体ワックスをスプレー状に板やボード裏に塗りつけるタイプのものです。固形ワックスよりも馴染みやすく、効果をより期待できます。

スプレーと言っても吹きかけるのではなく、先端にスポンジやフェルトが付いているもので、押し付けるように滑走面に塗ります。手も汚れずに手軽に使えて人気です。

スプレーワックスの使い方

1. 滑走面にワックスをまんべんなく押し付けるように塗る
2. 一定の量を塗ったらそのまま乾かす
3. 専用のコルクを使って、ワックスを押し付けるように伸ばしていく
4. 専用のブラシで余計なワックスを取り除く

ペーストタイプのワックスは、半練りタイプのテクスチャーが缶に入ったタイプのものです。付属のスポンジを使って、板やボード裏にしっかり伸ばすことで滑走面が滑らかになります。

簡易ワックスのひとつですが、固形やスプレーよりもしっかりとワックスを塗り込みたい方におすすめです。よりきれいに仕上げたい場合は、専用のコルクやナイロンブラシを使いましょう。

ペーストタイプのワックスの塗り方

1. コルクにワックスを付けてスキー板を磨く
2. ナイロンブラシで余計なワックスを掻き出す

ホットワックスは中～上級者に人気があり、一度ワックスを塗れば効果を長く維持できます。実はホットワックスをかけることで上達が早くなるとも言われているんです。これはホットワックスによって滑らかになった滑走面により、板やボードの操作性が上がるからと言われています。

そんなホットワックスですが、扱いは初心者にはやや面倒です。ホットワックスを使うために準備する道具もあり、コストもかかります。それでもスキー・スノーボードを楽しむ前にしっかりと準備しておきたい、と考える方におすすめです。

ホットワックスの使い方

1. 温めたアイロンにワックスを当てて液状にしたものをスキー板やボード裏の滑走面に落とす
2. アイロンにワクシングペーパーを貼り、その上から固形ワックスを溶かしてワクシングペーパーに染み込ませる
3. ワクシングペーパーを当てたアイロンを滑走面に当てて、ワックスを伸ばしていく
4. ワックスが固まるよう常温で乾燥させる
5. スクレーパーを使って余分なワックスを取り除く
6. ナイロンブラシで滑走面に残ったワックスを取り除く
7. 仕上げとして馬毛ブラシで滑走面にブラシがけをする

スキー・スノーボード用のワックスの種類がわかったところで、次は選び方についてご紹介します。ワックスは対応する環境によって選ぶ種類が異なるため、購入の際には自分の使用する環境に合ったものを選ぶようにすることが大切です。しっかりチェックしておきましょう。

スキー・スノーボード用のワックスは、ゲレンデのコンディションやその日の雪質・雪温に合ったものを選ぶのがおすすめです。たとえば凍ってアイスバーンになっている固い雪質の場合、馴染みやすく手人気の柔らかめのワックスだとすぐに剥がれてしまいます。

そのため、固い雪質でも剝がれにくい硬めのワックスを選びましょう。普段の柔らかめのワックスの上から重ね塗りしておくこともできます。また、対応する雪質や雪温の範囲の広いものを選んでおくと、汎用性があり便利です。

自分の購入するワックスがどんなものなのかはしっかりと把握しておくことが大切です。一般的に使用するだけなら、柔らかめのワックスを購入すれば問題ありません。

自分の使いやすいタイプのものを選ぶのも重要です。スキーやスノーボードに出掛けるのは年に数回の方なら、ホットワックスのように道具を揃えたり準備や手間がかかったりするタイプのものよりも、簡易ワックスの方が手軽に使えるのでおすすめです。

配合されている成分によって得られる効果が異なるのでしっかりと確認しましょう。

• フッ素配合タイプ・・・撥水性が上がりスピードが出やすくなる
• グラファイト配合タイプ・・・静電気を抑え摩擦による失速を抑える

フッ素配合タイプは撥水性を上げるので湿った雪などで滑る場合に便利です。ただし2022/2023シーズンより、大会でのフッ素配合タイプのワックスの使用は禁止となるため注意しましょう。

グラファイト配合タイプは静電気の発生を抑えるので雪に板が張り付くことを軽減しチリやホコリなどの付着を防いでくれます。低温で乾燥した中での使用が効果を得られやすいです。

初心者の方にはセット商品もおすすめです。道具一式の購入になるため初期費用はかかりますが、ワックスをかけるのに必要なアイテムがすべて揃います。ワックスはこだわりがあるほど選ぶのが難しいので、とりあえず滑走が滑らかにする便利なものが欲しい方におすすめです。

シーズンオフにプロにお任せするのもいいですが、料金がかかります。ぬり方も覚えてしまえば簡単なので、コスパよく仕上げたい方、自分の道具は自分で管理したい方にもおすすめです。

ワックスやワクシングペーパーなど、専用のアイテムはコストがかかります。年に何度もスキー場に足を運ぶ方にとって、ランニングコストは気になるところ。そこでおすすめなのが、コスパのいい100均アイテムです。

実はスキー・スノーボード用ワックスの代用品になるものが100均で購入できます。ワックスはパラフィン入りのろうそくで代用でき、ワクシングペーパーは耐熱性のあるクッキングペーパーを使えば問題ありません。コスパが気になる場合はぜひ試しましょう。

スキー・スノーボードを満喫するには、専用ワックスを揃えるだけでは不十分です。関連アイテムとしてスノーボード用グローブ・スキーゴーグル・スノーボード用ヘルメットもチェックしましょう。以下の記事ではおすすめ商品をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

スキーやスノーボードで快適に滑りを楽しむなら、ワックスは必要不可欠なもの。ワックス作業はひと手間ですが、続けることで道具に愛着を感じることも上達への1歩です。どんな環境でも自分の滑りを楽しみたい方、早く上手くなりたい方はぜひ自分に合ったワックスを見つけましょう。