【2023年】グラトリ板おすすめ16選|コスパ最強の柔らかい板も！

スノーボードのグラウンドトリック通称グラトリは、かっこいいトリックが多くゲレンデで目を引きますよね。リフトの上からや滑りながら見かけると、自分もやってみたいと思うことでしょう。

グラトリをマスターするにはもちろん練習が大切ですが、グラトリ用の板を使うことが上達への近道になるかもしれません。グラトリ用の板はグラトリがやりやすい機能が備わっており、初心者でもコツをつかめば簡単にできます。

この記事ではグラトリ板の選び方とおすすめ16選を紹介します。さらに、大切なグラトリ板の保管方法と安くていい板をゲットする方法もお伝えします。自分にぴったりの1枚が見つけて、念願のトリックを決めてください。

ツインチップは重心が板の中心にあり、左右対称の形をしています。グラトリはレギュラースタンスだけでなく反対を前にして滑るスイッチスタンスでも滑らなければなりません。

ツインチップはどちらが前になっても同じ形をしているので、スイッチでも滑りやすい形状です。グラトリ板の王道で、オールラウンドに使えます。

ディレクショナルは重心が少し後ろにあり、進行方向側が長くなっています。メインのスタンスでの安定感がよく、フリーランにぴったりです。板の操作性もよく、ターンもやりやすくなります。

また、パウダースノーにも適しており前が浮くため滑りやすい一方で、スイッチでは滑りにくいです。スノーボードに慣れていない初心者や、将来グラトリをしたい人におすすめのシェイプです。

ディレクショナル・ツインは板の形状は左右対称で、ビンディングを付ける位置が後方にあるシェイプです。ビンディングをセンターにするだけでツインにもなるので、グラトリにもフリーランにも適しています。

ビンディングの位置はドライバー1本で変えられるため、ゲレンデの調整台ですぐに調整可能です。高速フリーランやカービングターンにもぴったりです。

アシンメトリーはつま先とかかとの形が左右非対称です。人間の体は左右非対称なので、体のバランスに合わせて作られたシェイプです。かかと側のターンが苦手でエッジが使いにくいなら、アシンメトリーを試すのはいかがでしょうか。前後のエッジが均等に使えるよう計算された形になっています。

キャンバーボードは中心が反った形状です。グリップのよさと高い反発力が魅力です。接雪面が広いので、荒れたコースや早いスピードでも安定して滑れます。反発を生かして高さのあるオーリーやノーリーができます。

しかし、逆エッジになりやすく、初心者には向いていません。グラトリ中級～上級者で高度なトリックを目指すなら、キャンバーがおすすめです。

ダブルキャンバーボードは2つのアーチがあります。3点の接雪面があり、キャンバーボードより逆エッジになりにくいです。反発もさせやすいので、高いオーリーができます。キャンバーとロッカーのいいところを合わせた形状で、グラトリ板の人気形状です。

近年各メーカーが開発しているのが、ハイブリッドキャンバー（可変キャンバー）です。ハイブリッドキャンバーは踏み込むと形が変わり、操作性が向上する形状です。

ロッカーボードは板がV字の形をしています。接雪面が少ないので、逆エッジになりにくいです。安定感がよくターンもしやすいので、初心者にぴったりの形状です。

一方、反発が弱く高く飛び上がることができないので、上級者には向いていません。オーリーやノーリーなどのトリックもロッカーボードでは難しいです。

一般的なスノーボードの長さは、顎の位置の身長マイナス20cmです。グラトリをするなら、短めの身長マイナス22～24cmがおすすめです。短めの板は操作性がいいので、初心者やグラトリの上達を目指す方は短めの板にしましょう。板が短いと、高回転のトリックもやりやすいです。

ただし、短い板は長い板に比べて安定感は劣ります。また、スピードを出して滑るのにも向いていません。

グラトリ板の硬さはレベルやトリックによって変わります。初心者や乗り系のトリックをするなら、柔らかい板がおすすめです。柔らかい板は、弱い力でも板を曲げやすく、ボードのプレスをしやすいです。

板を反発させるトリックや高回転を狙うなら、板の硬さはミドル～硬めを選びましょう。硬い板は反発が強いので、高くジャンプできます。しかし、体の使い方や飛び上がるタイミングが難しいので、上級者向きでしょう。

グラトリ初心者は操作性のいい板を選びましょう。板の硬さは柔らかめ・形状はキャンバーがおすすめです。柔らかい板は弱い力でも曲げられるので、トリックがしやすいです。初心者用の板が物足りなくなったら、やりたいグラトリのスタイルに合わせて板を選んでください。

中級者や上級者には、自身のスタイルに合わせた板をおすすめします。以下の表では、それぞれのシーンにおすすめの硬さ・シェイプ・形状をまとめたので、板選びの参考にしてください。

YONEX snowboard（ヨネックススノーボード）はスノーボードの種類が豊富です。歴史ある安心のメーカーで、高品質でお気に入りの板を長く使えます。プロのスノーボーダーも愛用するメーカーです。自社で長年培ったカーボン技術を生かしています。ヨネックスはオールラウンドで楽しみたい方におすすめです。

RICE28（ライス28）はグラトリを極めたい人に人気のメーカーです。初めての日本製スノーボードを手掛けたメーカーで、今も日本人に合ったスノーボードを作り続けています。高さのあるオーリーと高回転の両方のトリックに向いています。購入後のメンテナンスサービスも充実しており安心です。

011 artistic（ゼロワンワンアーティスティック）は、操作性がいい板が揃っています。軽い板も安定感があるので、初心者にぴったりです。また、高反発で高さのあるオーリーにも向いています。希少性もあり、話題にもなる011の板は一度は乗ってみたいメーカーです。

FNTC（エフエヌティーシー）は日本で大人気のメーカーです。グラトリ専門に板の研究がされており、グラトリをする人なら誰もが憧れます。日本人の遊び方と体格に合わせて作られています。上級者だけでなく、初心者でも扱いやすい板が揃っていているのが特長です。

グラトリ板は使い終わったらしっかり乾燥させましょう。乾燥させるのにドライヤーや暖房を使うのは避けてください。熱で板が変形してしまいます。直射日光も劣化につながるので避けましょう。ひどい汚れがある場合は、リムーバーを使ってやさしく拭き取るのがおすすめです。

ケースや車内に入れたままにするのも、よくありません。次回ゲレンデで楽しむために、風通しのいい日陰でしっかり乾燥させてください。

シーズンが終って長期保管する前は、板を乾燥させてからワックスをかけましょう。ワックスをかけると滑走面を守ります。また、エッジの錆びも避けられます。ワックスは通常より厚めに塗ってください。

保管場所は夏に高温になる野外倉庫などは、避けましょう。保管中に熱で板が変形する恐れがあります。室内の日の当たらない場所に、傷がつかないようケースに入れて大切に保管してください。

ワックスには手軽に使えるスプレーワックスやペーストワックスがありますが、こだわるならホットワックスがおすすめです。ホットワックスは固形のワックスを専用のアイロンで溶かして使います。手間はかかりますが、高い効果があります。

初めてホットワックスをするなら、アイロンやブラシなどがセットになったものが便利です。丁寧にホットワックスをかけると板に愛情がわいてきます。

安くていいグラトリ板が欲しいなら、型落ちを狙いましょう。スノーボード用品を一式そろえると数十万円します。グラトリ板のみの場合も、ハイブランドの板であれば1枚10万円近くするものもあります。

昨シーズンのモデルの型落ち板はショップも早く売り切りたいので、50％オフくらいに値引きされる可能性があります。型落ちでも去年の最新作なので、機能は新モデルと大きく変わりません。

グラトリ板の中古市場は、フリマアプリやオークションサイトで見つかります。掘り出し物が多く、人気モデルが安く見つかる可能性があります。値段交渉できるのも、中古品ならではです。

しかし、板は消耗品のため想像以上に傷があるかもしれません。しっかりとした目利きができるなら、中古市場を狙うのもおすすめです。

グラトリ板の選び方と、グラトリおすすめの板16選を紹介しました。さらに大切に保管する方法と安くていい板をゲットする手段についてもお伝えしました。グラトリをするなら、スタイルに合ったグラトリ板がおすすめです。ぴったりの1枚を選んで、グラトリを極めてくださいね。