通学用電動自転車おすすめ32選｜中学生・高校生必見！選び方は？

学校までの距離が長かったり坂道が多かったりすると、授業を受ける前から大幅に体力が削られてしまいます。「もっと楽に自転車通学したい」「通学に使う体力を授業や部活動に充てたい」といった悩みを持つ学生も多いはず。

そんな方におすすめなのが、電力で走行をアシストしてくれる電動自転車。電気の力が加わる分、一般的な自転車よりも楽に走行できます。電動自転車にはバッテリーやギアが搭載されているので、普通の自転車よりも選び方が少々難しいです。

そこでこの記事では、電動自転車の選び方のポイントとおすすめの商品を紹介していきます。学生に特化した選び方を詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

電動自転車とはモーターが搭載された自転車の総称で、電力を利用して走行する車両のことです。駆動補助としてモーターが付いている電動アシスト自転車と、完全に自走できるフル電動自転車の2種類があります。

どちらも同じような見た目をした乗り物ですが、ペダルをこがなくても進むフル電動自転車は、原動機付自転車に分類されるので免許が必要です。一方、ペダルの力に加えてモーターも作動する電動アシスト自転車は、免許の必要がなく学生でも扱いやすい電動自転車です。

電動自転車を使う一番のメリットは、電気の力に頼って楽に走行できる点にあります。足の力だけでなくモーターの力も加わるので、普通の自転車よりも体力を使わずに走れるのが魅力です。足への負担が大きい上り坂や漕ぎ出しのときでも、軽く踏み込むだけでスッと加速してくれます。

電動自転車を使えば通学路で消費される体力を軽減できるため、その分の体力を授業や部活動に活かせるのが学生にとっての大きな利点です。

ここからは、学生が通学で使う電動自転車の選び方を解説していきます。普通自転車の選び方にプラスして、バッテリー容量やギアの有無といった電動自転車ならではのポイントも必ずチェックしておきましょう。

電動自転車にはシティサイクルモデル・子ども乗せモデル・スポーツモデルなど5つの種類が存在します。学生が通学で使用する場合は、幅広い用途に使えるシティサイクルモデルが適しています。街中でよく見かけるオーソドックスなデザインで、ママチャリとも呼ばれています。

機能性は低すぎず高すぎず、乗りやすさを重視しているモデルです。長距離・長時間の走行に適しており、安定感があるためゆったりとした姿勢で乗れるのが特徴。身体的にある程度成長している学生であれば、機能性を重視したスポーツモデルを選ぶのもおすすめです。

電動自転車のタイヤサイズは、身長に合わせて選ぶのが一般的です。タイヤのサイズはインチで表記されており、サイズが大きくなるにつれて適した身長が高くなります。一般的なシティサイクルモデルのタイヤサイズと適応身長については以下のとおりです。

タイヤが大きければひと漕ぎで進む距離が長くなるため、スピードが出やく走破性が高くなります。逆に、小さいタイヤは小回りが利きますが、走破性は大きなタイヤに比べて劣っています。

電動自転車のモーターを動かすためには、充電式のバッテリーが欠かせません。バッテリーの容量が大きければ大きいほど、1回分の充電で走行できる距離が長くなります。商品によって充電時間や走行可能な距離に違いが出るので、商品ごとにしっかりと確認しましょう。

バッテリー容量の小さな8.0Ahでも約30km前後の距離を走行できるので、一般的な通学路で充電が切れてしまう心配はほとんどありません。ただ、こまめに充電するのは大変なので、1週間に1度充電すると想定して、通学路の距離に合わせて選ぶのがおすすめです。

学生生活は最低でも3年以上続くので、通学で使う電動自転車もできるだけ長く愛用できるものを選ぶのがおすすめです。中学高校だけでなくその先も見越して使うのであれば、耐久性の高さにも注目してみましょう。

電動自転車のパーツのなかでも、タイヤは特に壊れやすい部品です。自転車タイヤの寿命は約3年と言われており簡単にはパンクしませんが、予期せぬ事態でパンクする場合もあります。荒れた道や段差の多い道を走行するとパンクのリスクが高いです。

パンクのリスクが高い道が通学路になっているのであれば、ノーパンクタイヤを選択するのもおすすめ。中に空気が入っていないのでパンクの心配がないタイヤです。クッション性が低く衝撃をダイレクトに受けやすいデメリットもあるので、どちらを優先するかは好みの問題です。

電動自転車のフレーム部分が錆びてしまうと見た目が悪くなるだけでなく、腐食が進んで使い物にならなくなってしまいます。長く使うのであれば、錆びにくいステンレスやアルミ素材を採用した電動自転車を選ぶようにしましょう。

電動自転車にもチェーンが付いており、フレーム同様に錆びやすいパーツです。チェーンが錆びてしまうとスムーズに走行できなかったりペダルが重くなったりするので、アルミやステンレスなどの錆びにくい素材を選ぶのがベター。

また、金属製のチェーンではなく、カーボンを使用したベルトドライブを選ぶのもおすすめです。ベルトドライブは錆びない素材なので、基本的にメンテナンスフリーで長く使えるメリットがあります。

電動自転車を購入するときは、変速ギアやギア数もチェックしておきましょう。ギアとは歯車のことで、小さな歯車と大きな歯車を切り替えて車輪の回転数を調節するものです。ギアチェンジが可能であれば走行状況に合わせた回転数に変更でき、バッテリーの節約にも繋がります。

シティサイクルモデルの電動自転車の多くには、内装式のギアチェンジが2～3段で搭載されています。

授業や部活動で使う物など、鞄に加えて多くの荷物を持ち歩く学生が多いです。電動自転車を通学で使用するときは、荷物を入れられるカゴ付きは必須レベルと言っても過言ではありません。シティサイクルモデルは最初からカゴが付いているものがほとんどです。

しかし、スポーツモデルの電動自転車はカゴが付いていないものが多いので、オプションでカゴが付けられるかを確認しましょう。

国内外合わせて多くのメーカーから高性能な電気自動車が販売されています。なかでも、ブリヂストン・パナソニック・ヤマハは国内を代表する3大メーカー。安定性を求めるのであれば、人気メーカーのなかから選ぶのがおすすめです。

タイヤメーカーとして名を馳せる「ブリヂストン」は、走りながら自動充電可能な前輪モーターが搭載されている電動自転車を販売しています。走行中にペダルを止めたり左ブレーキをかけたりすると、自動的に充電されるためバッテリーの持ちがいいのが魅力的。

学生が選びやすいシティサイクルモデルの電動自転車が豊富に揃っている点も嬉しいポイントです。

パナソニックは家庭用電化製品を中心に展開している電機メーカーです。通学用に販売されている「ティモ」シリーズは、十分なアシスト力を備えつつ軽量化を実現した電動自転車。機能性はさることながら、スタイリッシュなで長年愛用できるデザインが魅力的です。

日本屈指の楽器メーカーであるヤマハは、楽器のみならずスポーツ用品や自動車部品など幅広い製品を手掛けています。電動アシスト自転車の「PAS」シリーズは、モデル別に多彩な商品を展開。シティサイクルモデルはもちろん、通学向けのスポーツモデルもあるので選べる幅が広いです。

通学用の電動自転車を購入する前に必ず校則を確認しておきましょう。所属する学校によっては普通の自転車は許可されていても、電動自転車は禁止されている場合もあります。電動自転車は高価な品なので、いざ使おうとしたときに禁止されていたら家計へのダメージが大きいです。

また、地域によっては電動自転車を購入する際に、補助金を支給してくれる自治体もあるのであわせて確認しておきましょう。

電動自転車のバッテリーは消耗品のため、ある程度の充電回数を迎えるとバッテリーの最大容量が減少してしまいます。バッテリーが寿命を迎えるとバッテリーの減りが早かったり、アシストの力がが弱くっなったりするので、寿命を迎えたバッテリーは交換が必要です。

できるだけバッテリーを長持ちさせるためにも、以下のポイントに気を付けながら使用してみてください。

• 高温状態で充電をしない
• バッテリー残量をできるだけ減らしてから充電する
• バッテリー残量が空の状態で保管しない
• 車体に取り付けたまま長期間放置しない

電動自転車を購入するときは、防犯登録と自転車保険への加入を必ずおこないましょう。基本的に防犯登録は、電動自転車の販売店で申請を受け付けているので、購入時に登録するのが一般的です。

また、最近では自転車による事故が増加しているため、万が一に備えて自転車保険に加入しておくといいです。自転車保険を義務化している地域が全国的に増えているので、お住いの地域が該当するかチェックしてみてください。

部活動や塾に通っている学生は帰宅時間が遅くなり、暗闇のなかを走行しなければならないときもありますよね。薄暗くなってきたら必ずライトを点灯して走行するようにしましょう。ライトには周囲の人や車両からの視認性を高める目的もあります。

自分は周囲が見えているからと疎かにせず、辺りが暗くなったら必ず明るくして走行してください。付属のライトだけでは見えづらい場合は、ハンドル部分にコンパクトな懐中電灯を取り付けるのもおすすめです。

電気の力を借りてスムーズに走行できるのが魅力の電動自転車。自転車通学に使う体力を軽減して、温存した体力を授業や部活動に使いましょう。電動自転車は決して安い買い物ではないので、本記事で紹介した選び方のポイントを参考にして、自分に合うものを見つけてください。

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