宮本輝のおすすめ人気ランキング10選|ノーベル賞は?代表作やベストセラーも

宮本輝(みやもとてる)は日本を代表する純文学の小説家です。人間らしさを作品にし、多くの読者の支持を得てきました。今回は宮本輝作品の選び方や評価、彼の代表作やベストセラーを含め、特におすすめの作品をランキング形式でご紹介します。ノーベル賞を受賞しているかも解説します。

2023/08/10 更新

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宮本輝の作品の人気おすすめランキング10選

商品比較一覧表

商品画像
メーカー
新潮社
新潮社
文藝春秋
新潮社
新潮社
文藝春秋
文藝春秋
新潮社
集英社
幻冬舎
商品名
流転の海 第1部 (新潮文庫)
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)
新装版 青が散る (上) (文春文庫)
螢川・泥の河 (新潮文庫)
優駿(上) (新潮文庫)
新装版 春の夢 (文春文庫)
彗星物語 (文春文庫)
道頓堀川 (新潮文庫)
水のかたち 上 (集英社文庫)
星宿海への道 (幻冬舎文庫 み 4-4)
説明
連載開始から37年間の自伝的大河小説
往復書簡形式で綴る、恋愛小説の金字塔
青春の光と影を描いた青春小説
宮本輝初期の代表作2編
第21回(1987年) 吉川英治文学賞受賞作品
若者の青春期の不安や焦燥を描いた青春小説
人と人の絆と何かを問う長篇小説
宮本輝の「川三部作」のひとつ
ホームドラマのような明るい宮本輝作品
宮本輝ワールド全開の物語
リンク
発売日
1990/4/27
1985/5/28
2007/5/10
1994/11/30
1989/11/28
2010/5/7
1998/7/10
1994/12/20
2012/9/26
2005/8/1
ページ数
403
270
318
190
334
408
427
247
440
470
画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト 特徴 発売日 ページ数
1
新潮社
流転の海 第1部 (新潮文庫)
781円
連載開始から37年間の自伝的大河小説
1990/4/27
403
2
新潮社
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)
539円
往復書簡形式で綴る、恋愛小説の金字塔
1985/5/28
270
3
文藝春秋
新装版 青が散る (上) (文春文庫)
1円
青春の光と影を描いた青春小説
2007/5/10
318
4
新潮社
螢川・泥の河 (新潮文庫)
506円
宮本輝初期の代表作2編
1994/11/30
190
5
新潮社
優駿(上) (新潮文庫)
737円
第21回(1987年) 吉川英治文学賞受賞作品
1989/11/28
334
6
文藝春秋
新装版 春の夢 (文春文庫)
3,200円
若者の青春期の不安や焦燥を描いた青春小説
2010/5/7
408
7
文藝春秋
彗星物語 (文春文庫)
792円
人と人の絆と何かを問う長篇小説
1998/7/10
427
8
新潮社
道頓堀川 (新潮文庫)
605円
宮本輝の「川三部作」のひとつ
1994/12/20
247
9
集英社
水のかたち 上 (集英社文庫)
759円
ホームドラマのような明るい宮本輝作品
2012/9/26
440
10
幻冬舎
星宿海への道 (幻冬舎文庫 み 4-4)
1円
宮本輝ワールド全開の物語
2005/8/1
470
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新潮社

流転の海 第1部 (新潮文庫)

連載開始から37年間の自伝的大河小説

宮本輝のライフワークとなる長編連作であり、宮本自身の父をモデルとした松坂熊吾の半生が描かれた大河小説です。戦後の焼け跡の闇市を舞台に、50歳にして初めて長男を授かったところから物語は始まります。

 

豪快で子煩悩な主人公松坂熊吾の人生が描かれています。人間の生き方、特に男の生き方とは如何にあるべきかを、親子、夫婦、恋人、愛人との関係を取り混ぜながら真正面から捕らえた力作です。

 

 力強い生命の躍動、そして日常の中の輝きや悲しみを感じ取れる作品です。宮本輝氏の表現力の素晴らしさを再認識できる1冊ではないでしょうか。作品は大1部から9部まであり、1990年に森繫久彌主演で映画化されています。

発売日
1990/4/27
ページ数
403
この我儘で理不尽、暴力的でありながら純真で利他の精神を持ち合わせる優しい男。なんと魅力的な男である事か・・その男が子を得て全ての富、力をなげうっても育てあげようとする父としての激しい愛。

出典: https://www.amazon.co.jp

新潮社

錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)

往復書簡形式で綴る、恋愛小説の金字塔

離婚した夫婦が十数年ぶりに紅葉の綺麗な蔵王で再会します。その後、二人の間に文通が始まり、手紙のやりとりだけで構成された小説になっています。手紙を通し、少しずつ過去が解け、自分と相手の未来を思えるようになっていきます。

 

誰でも、あの時もしああだったら、今はこうだっただろうなんて事は皆が思った事は有るでしょう。そんな部分を上手く物語にした作品です。人生とは偶然と必然が錦繍のように綴り重なり合うものなのだと感じさせてくれます。

 

手紙の文字ひとつひとつに情景と思いやりが込められた日本語は心に残ります。いかに手紙が意味を持ち、重いものかということを心から実感させてくれます。何度も読み返したい、おすすめの宮本作品です。

発売日
1985/5/28
ページ数
270
若い頃に、読んで、大好きな一冊で、再度、読みたい!と、購入。年を重ねて、中味の深さが分かるようになったのか、読む度に、涙が止まりません。宮本輝さんの本は、ほとんど、読んでいますが、感動します。お勧めします。

出典: https://www.amazon.co.jp

文藝春秋

新装版 青が散る (上) (文春文庫)

青春の光と影を描いた青春小説

『青が散る』は宮本輝の青春小説です。大学のテニスサークルを舞台に若者たちの群像を描いた宮本輝の代表作。

 

主人公が友人たちとテニス部を創設してテニスに打ち込み、ヒロインに恋をする姿を通じて、また彼らを取り巻く友人たちの抱える闇を通じて、青春の光と影が描かれています

 

テニスシーンの心理的描写の緻密さ、恋愛を友情を中心に登場する人物の生き生きとした描き方に青春の輝かしさが蘇る、おすすめ傑作です。TBSテレビで、石黒賢、三谷友里恵の主演により映画化されています。

発売日
2007/5/10
ページ数
318
宮本輝の作品の中では、初期の頃の作品で青春ものです。携帯やスマホも無いけど、良い時代…ワクワクしながら、一気に読んでしまいました。

出典: https://www.amazon.co.jp

新潮社

螢川・泥の河 (新潮文庫)

宮本輝初期の代表作2編

太宰治賞受賞の『泥の河』と芥川賞受賞の『蛍川』の宮本輝の若き頃の代表作2編からなる文庫本です。戦後の混沌とした日本を明るく、でも悲しく描いた名作です。幼年期と思春期の二つの視線で、二筋の川面に映る人生の哀歓を描いています。

 

戦争の傷跡を残す大阪で、河の畔に住む少年と船に暮らす家族との短い交友を描いた宮本輝デビュー作の『泥の河』。ようやく雪雲のはれる北陸富山で、父の死、友の事故、淡い初恋を描き、蛍の大群の美しい輝きの中に生死を超えた命の輝きを描く『蛍川』。

 

戦後の大阪と富山の雰囲気を秀逸な文章で表しています。的確な情景描写により、少年の眼から見た物語の進行は、読み手に人生の儚さを感じさせる作品となっています。

発売日
1994/11/30
ページ数
190
「螢川」も「泥の河」もどちらも少年が主人公である。少年が主人公の小説だと、生意気な主人公に辟易することも多々あるが、本書はそのような不快な気持ちにはさせない。明るい話ではないが、何か希望らしいものを感じさせる。

出典: https://www.amazon.co.jp

新潮社

優駿(上) (新潮文庫)

第21回(1987年) 吉川英治文学賞受賞作品

オラシオンと名づけられた一頭のサラブレッドと、その馬に関わる人々の物語です。彼ら一人一人が、夢、挫折、打算などを背負いながら、その思いをオラシオンに託して今を生き抜いていこうとします。

 

群像劇として描かれる人々の物語は、皆どこかに人間くささを抱えていて共感が湧きます。そして、彼らがオラシオンという名馬に引き寄せられるように輝きへ向かってあがき続ける姿がなんとも美しく描かれています。

 

迫力あるレースの描写は圧巻です。何も言わないはずの馬の声までが聞こえてきそうな手に汗握る展開と結末。この作品で吉川英治文学賞を最年少受賞しています。

発売日
1989/11/28
ページ数
334
出版から25年以上を経た現在であっても、古臭さが全くない。生産牧場や厩舎の描写も秀逸。競馬歴20年弱にして初めて読んだが、ストーリーにグッと引き込まれた。もっと早く読めば良かった。

出典: https://www.amazon.co.jp

文藝春秋

新装版 春の夢 (文春文庫)

若者の青春期の不安や焦燥を描いた青春小説

この小説は、主人公の大学生が、弱さや重い問題を抱えながらも歩んでいく姿を描いた物語です。青春期の不安や焦燥、鬱屈を見事に表現している作品です

 

主人公の哲之は、亡くなった父の借金を抱え、働きながら大学に通っています。引っ越しで柱に釘を打った瞬間、そこにいたトカゲを打ち付けてしまいました。釘を抜くと死んでしまいそうなので、柱のトカゲをそのままにした生活が始まります。

 

様々な出来事の中で、哲之の心はトカゲを意識していきます。しがらみや葛藤を十分詰め込まれた存在が、壁に打ち付けら身動きのできないトカゲに象徴されているのでしょうか?トカゲのキンという存在をフィルターに青年の1ページを書ききった傑作です。

発売日
2010/5/7
ページ数
408
夢中になって読みました。宮本輝さんは外れが少ない作家さんです。

出典: https://www.amazon.co.jp

文藝春秋

彗星物語 (文春文庫)

人と人の絆と何かを問う長篇小説

12人と犬一匹の大所帯の家族がハンガリーからの留学生を迎えて、共に生活する3年間のちょっとリアルなホームドラマを描いた物語です。

 

彗星のごとく現われた異国の青年。生活習慣・価値観・恋愛観の違い。譲れない感情とプライド。大家族の中に異国人がひとり混じったことで炙りださせれる家族の本当の姿。ひとつ屋根の下で繰り広げられる人間模様をユーモアたっぷりに描いた作品です。

 

家族ひとりひとりは彗星のように、結婚したり帰国したり、また独立して家を出ていったりと、現れては消える。家族の形態はときどきに変化する。人と人の絆や、家族ってなんだろうと考えさせられる作品です。

発売日
1998/7/10
ページ数
427
心が暖かくなる家族の物語。犬のフックとおじいちゃんや末っ子の描写が楽しくて何度も笑いました。

出典: https://www.amazon.co.jp

新潮社

道頓堀川 (新潮文庫)

宮本輝の「川三部作」のひとつ

戦後から昭和中期の大阪を舞台にした、喫茶店に住みこみで働く大学生を主人公にした青春小説です。道頓堀川の緩やかな一方で汚染された流れに乗るように現れる、周囲の人たちとの交流が描かれています。ディープな大阪の雰囲気も良く表現されています。

 

宮本輝らしく、人物の描写が上手く、どれも個性的で素敵な人物として表現されています。一人ひとりの人間臭さが、やがて読み進めるうちに、そのキャラクターへの愛情に変わっていく様。 そんな錯覚に読者を導いてくれる作品です。

 

登場人物すべての人生の哀しみや切なさが美しく静かに描かれており、”The宮本輝”といった作品ではないでしょうか?1982年、深作欣二監督により映画化されています。主人公を真田広之、年上の恋人まち子を松坂慶子、武内を山崎努が演じています。

発売日
1994/12/20
ページ数
247
夜は華やかなネオンの光に染まり、昼は街の汚濁を川面に浮かべて流れる道頓堀川。その歓楽の街に生きる男と女たちの人情の機微、秘めた情熱と屈折した思いを、青年の真率な視線でとらえた秀作。

出典: https://www.amazon.co.jp

集英社

水のかたち 上 (集英社文庫)

ホームドラマのような明るい宮本輝作品

東京の下町に住む、平凡な50代の主婦が主人公の作品です。骨董品の茶碗をタダで貰い受けたことをキッカケに受動的なアラフィフの主婦志乃子が、周りを巻き込み、巻き込まれ能動的な女性に変わっていきます。

 

主人公の心のゆれ、行動を通して、幸福とは何かを考えさせられる作品です。登場人物のキャラクターが、しっかり表現されていて、物語の中に、いつのまにか、入り込んでしまう、それに加えてストリーの面白さが見事です。

 

『幻の光』や「錦繍」などの初期の宮本作品とは真逆で、明るいホームドラマを見ているような、自分だったらどうするかな、と考えながら読むのも楽しめる作品です。

発売日
2012/9/26
ページ数
440
友達に勧められて読んでみました。40代過ぎてからの気付きや、喜びなど、作者が男性とは思えない表現力です。これから生きるのが楽しみになる一冊。

出典: https://www.amazon.co.jp

幻冬舎

星宿海への道 (幻冬舎文庫 み 4-4)

宮本輝ワールド全開の物語

中国で忽然と姿を消した兄をめぐって、血のつながりのない弟とその兄の妻が語る形で、物語が進みます。失踪した兄やその生みの親たちの驚愕の過去が明らかになっていく過程で「人間とは?家族とは?」という問いかけがなされている物語です。

 

いかにも宮本輝らしい、宮本輝ワールド全開の作品ですが、彼の初期の作品に、最近の作品が融合したような世界に感じます。

 

どんか環境でも人はそれぞれに何かしらの「希望」というものを、土地や物、人から見出だすことで、強く生きて行くことができるということを、複数の登場人物のエピソードから巧みに表現している作品です。

発売日
2005/8/1
ページ数
470
宮本輝は何冊か読みましたが青春モノ、上流階級モノよりも、やはり今回のようなドロッとした血を意識するものが私は好きです。

出典: https://www.amazon.co.jp

おすすめの宮本輝の作品比較一覧表

商品画像
メーカー
新潮社
新潮社
文藝春秋
新潮社
新潮社
文藝春秋
文藝春秋
新潮社
集英社
幻冬舎
商品名
流転の海 第1部 (新潮文庫)
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)
新装版 青が散る (上) (文春文庫)
螢川・泥の河 (新潮文庫)
優駿(上) (新潮文庫)
新装版 春の夢 (文春文庫)
彗星物語 (文春文庫)
道頓堀川 (新潮文庫)
水のかたち 上 (集英社文庫)
星宿海への道 (幻冬舎文庫 み 4-4)
説明
連載開始から37年間の自伝的大河小説
往復書簡形式で綴る、恋愛小説の金字塔
青春の光と影を描いた青春小説
宮本輝初期の代表作2編
第21回(1987年) 吉川英治文学賞受賞作品
若者の青春期の不安や焦燥を描いた青春小説
人と人の絆と何かを問う長篇小説
宮本輝の「川三部作」のひとつ
ホームドラマのような明るい宮本輝作品
宮本輝ワールド全開の物語
リンク
発売日
1990/4/27
1985/5/28
2007/5/10
1994/11/30
1989/11/28
2010/5/7
1998/7/10
1994/12/20
2012/9/26
2005/8/1
ページ数
403
270
318
190
334
408
427
247
440
470
画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト 特徴 発売日 ページ数
1
新潮社
流転の海 第1部 (新潮文庫)
781円
連載開始から37年間の自伝的大河小説
1990/4/27
403
2
新潮社
錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)
539円
往復書簡形式で綴る、恋愛小説の金字塔
1985/5/28
270
3
文藝春秋
新装版 青が散る (上) (文春文庫)
1円
青春の光と影を描いた青春小説
2007/5/10
318
4
新潮社
螢川・泥の河 (新潮文庫)
506円
宮本輝初期の代表作2編
1994/11/30
190
5
新潮社
優駿(上) (新潮文庫)
737円
第21回(1987年) 吉川英治文学賞受賞作品
1989/11/28
334
6
文藝春秋
新装版 春の夢 (文春文庫)
3,200円
若者の青春期の不安や焦燥を描いた青春小説
2010/5/7
408
7
文藝春秋
彗星物語 (文春文庫)
792円
人と人の絆と何かを問う長篇小説
1998/7/10
427
8
新潮社
道頓堀川 (新潮文庫)
605円
宮本輝の「川三部作」のひとつ
1994/12/20
247
9
集英社
水のかたち 上 (集英社文庫)
759円
ホームドラマのような明るい宮本輝作品
2012/9/26
440
10
幻冬舎
星宿海への道 (幻冬舎文庫 み 4-4)
1円
宮本輝ワールド全開の物語
2005/8/1
470
比較表を全て見る(10位以降)