ケーイーエフ オーディオスピーカー Q350

こちらのQ350を含めたQシリーズはバスレフポートをリアに配置することにより、ポートからの音漏れが削減されて中音域がクリアに聞こえるようになっています。

また、流体力学を応用したCFD設計をバスレフポートに採用することで位相乱れやポートノイズを抑えることが実現でき、よりクリアな音が楽しめるようになっています。

KEFの特許であるUni-Qドライバーを搭載することにより、バス/ミッドレンジコーンの音響芯にトゥイーターを配置する点音源思想を具現化しており、正確で美しく統合された3次元再生を実現することが可能となっています。

部屋のどこにいてもクリアで伸びやかな音をどの音域でも、そしてどのボリュームでも再現することが出来ているためストレスを感じることは全くありません。

KEFのスピーカーは永く愛用してもらえるように飽きの来ないデザインを採用していながら、継ぎ目のない彫刻のような佇まいでエレガントさも表現されており、どんなインテリアにも溶け込む素晴らしいデザイン性があります。

ブラックとホワイトに加えて、ナチュラル感のあるヨーロピアンウォールナットとインテリアに合わせてデザインを選択することが可能なのも魅力の一つです。

ブックシェルフ型のスピーカーにおいてはサイズが大きいほうで、同じブックシェルフ型のスピーカーから買い替えた方々はサイズの大きなに不満を持ったという口コミが散見されました。

特に奥行きのサイズが気になるようで、設置場所に余裕がないと距離が取れないことや威圧感があるといった評価がされています。

シンプルなデザインが魅力の商品ではあるものの、この価格帯のスピーカーにしてはシンプルすぎてチープに見えてしまうという評価が多いようです。

実際に手にもって見るとシンプル過ぎて価格に対する満足度が薄まってしまうようです。この価格帯のスピーカーにはシンプルさよりもゴージャスさが求められる傾向にあるのかもしれません。

低音もしっかりと出るという口コミがある反面、低音が主張しすぎているという内容や低音が籠って聞こえるなど個人差はありますが、低音の制御に悪戦苦闘している口コミがいくつかありました。

付属のスポンジをつけると良くなったというユーザがいたり、逆に付属のスポンジを抜いたら良くなったというユーザもいるので低音は自身の好みに合わせて少し調整が必要になるかもれません。

朝方や真夜中などは音量を小さくして聞く方もいらっしゃるかもしれませんが、Q350は音量が小さいと鳴りが悪く満足のいく音の響きが得られないようです。

苦肉の策で他のアンプにつなげてみたりと工夫すれば解消する問題ではあるものの、単体で解決するには音量を上げることのみなので、主な利用時間が早朝や真夜中にあり、近所に迷惑がかかるような環境でだとマッチしない可能性があります。

どの音域でも良い評価はあるものの、Q350が最も評価されているのは爽やかで艶やかな中音域と言えます。KEFの特許であるUni-Qドライバーの力が最も表現されている音域で、ありのままの音源に忠実な音で、この価格帯のスピーカーで最高品質と言っても過言ではありません。

この価格帯のスピーカーでの音質は頭一つ抜きんでている存在で、上位の価格帯のスピーカーと比較しても物によってはQ350が勝つとも評価されるほどの品質です。ペアで10万円前後するようなスピーカーから買い替えたユーザーも満足するレベルです。

リスニングポジションの自由度が高く、スポットがズレても音質を損ねる事はありません。設置する部屋に自由度がないような環境ではまさに買うべき一品でしょう。

置く場所や聴く場所に依存せずに部屋全体を包み込むような音場を作ってくれます。まさに、部屋全体に均一に響き渡るという謳い文句がぴったりです。

Q150はQ350から価格が1万円ほど安価な下位モデルとなります。Q350と同じブックシェルフ型のスピーカーで一見同じスピーカーに見えるほど似ています。では一体どのような性能の違いがあるか説明していきます。

まず、わかりやすいところでQ150とQ350はサイズに違いがあります。Q350は冒頭に紹介しましたが、210x362x306(mm)となっています。これに対してQ150は180x307x278 (mm)です。

スピーカーは音を振動させる役割を担っていますので、どうしても音質などはサイズに比例する部分が出てきてしまいます。口コミでも多かったですがQ150はパワーが劣るので音質に不満を持つユーザが多いようです。

設置スペースの関係上Q350を置くのが厳しい場合はQ150を選択するしかありませんが、それ以外に関しては価格差が1万円で心地よい音を楽しめるQ350を選ぶべきだと思います。

同価格帯のスピーカーでKEFのQシリーズと必ず比較されるのがDALIの製品です。KEFのQ350やQ150が比較されることが多いのが今回紹介するDARIのZENSOR1かSPEKTOR2となります。

どちらも海外メーカーの人気モデルです。今回はQ350と価格帯も近しく、スペックも劣らないZENSOR1との違いを説明していきます。

Q350の現行モデルの発売が2017年に対してZENSOR1は2011年の発売となっております。これだけ発売時期が違うのに未だに比較対象として名前が挙がるZENSOR1の圧倒的な人気ぶりがお分かりいただけると思います。

正直に申し上げて、サイズ感はQ350に軍配があがり音質も総合的にみてQ350のほうが艶のあるボーカルを楽しめると思います。

ですが、ZENSOR1は高音域に関しては評価が高く、聴きやすさはZENSOR1ではないかと言われる程です。

また、ZENSOR1はデザイン面が高く評価されています。Q350もどんなインテリアにもあうという点を推してはいますが、いまいち評価が上がらず逆にチープに見えると言われております。ZENSOR1はエレガントで高級感のあるデザインがユーザの心を掴んでいます。

どちらを買うかに関してはトータルでの判断も良いかもしれませんが、スピーカー本来の音の部分で評価するにあたってははQ350のほうが断然評価が高いのでQ350を選択するのが良いと思います。

KEF Q350について商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

Q350はQシリーズの中でもコストパフォーマンスが最上級といっても過言ではない製品だと思います。KEFの特許であるUni-Qドライバーがリスニングポジションの自由度を高めると共に部屋に均一な心地よい音を提供することが可能となっています。

また、低音域は高価格帯の製品に劣るものの工夫次第ではその差を縮める程度は可能ですし、中音域・高音域に関しては他社の高価格帯のスピーカーを喰ってしまうと評されるほどの圧倒的に音質でどんなボリュームでもクリアに聞こえて、ボーカルを前面に押し出してくれます。

この価格帯でブックシェルフ型の設置しやすいスピーカーをお探しであれば間違いなくQ350を選択するべきだと思います。