シャープ テレビ 8T-C70AX1の調査レポ

新開発の8K倍速駆動液晶パネルを搭載しており、高精細で高輝度、広色域の映像表現を実現。よりきめ細かでリアルな映像表現が可能です。映像の輝き部分を復元する「「メガコントラスト」や色表現を豊かにする「リッチカラーテクノロジープロ」なども搭載しており、さらにアップコンバート機能により2K・4K映像も美しい8Kレベルの映像の高解像度で楽しめます。

オーディオメーカー「オンキヨー」とのコラボレーションにより、臨場感のある高音質を実現しています。独自の傾斜構造を持つ2wayスピーカーユニットとダブルサブウーハーを備えているので、高音質かつ聞き取りやすいクリアな音声です。

こちらは、8Kチューナーと4Kダブルチューナーを内蔵した世界初のモデルです。外付けHDDを接続すれば、4K放送の裏番組録画にも対応します。なお、地デジ・BS/CSは3チューナーを搭載しているので、2番組の同時録画が可能です。

8Kチューナーを搭載した最高画質のテレビではありますが、8Kの持つ精細な映像が表現できていない、画面が静止状態になり貼り付いてしまうことがあるという声がありました。こちらのテレビの画質は概ね高評価ではありますが、8K視聴時にこのような問題が起こっているようです。

リモコンでチャンネルを切り替える際のレスポンスが遅いという口コミが複数見受けられました。ボタンを押してもチャンネルが変わるまで10～15秒ほどかかってしまうという遅さなので、頻繁にチャンネルを変える人にはストレスを感じる可能性があるかもしれません。

外付けHDDの接続で録画機能も使用できるモデルですが、録画機能に不満を感じているユーザーの声も見られました。録画専用機で普通に使用できる毎週録画やキーワード録画などが使用できない、予約録画できる番組数が32番組のみという点も、不満に感じているようです。

8K放送はもちろん、アップコンバート機能を搭載しているので地デジや4K放送の画質も一見の価値があるほどすばらしいという点が口コミで高評価でした。動画ストリーミングサービスの動画も美しい映像で見られる点も、満足度が高いようです。画質の良さが購入の決め手になった人もいるほど、画質についての高い評価が見られました。

オーディオメーカーとコラボレーションしているだけあり、テレビの内蔵スピーカーとしては音質が良いという口コミが多く見られました。リビングに置くテレビとしては申し分がない音質で、聞き取りやすく期待していた以上の音の良さという良い評価を得ています。

応答性能が優れており、残像やノイズが少ないという声が複数見られました。高速度のゲームをプレイした場合は多少の残像があるものの、一般的なテレビ放送やゲームでは問題ないレベルで、プラズマテレビ並みの高性能という評価を受けています。

2020年4月に発売された8T-C70CX1は、8T-C70AX1の後継機にあたる8K液晶テレビです。画面サイズやチューナー数は同じですが、HDR方式が8T-C70AX1がHDR10、HLGのみであるのに対し、8T-C70CX1はさらにドルビービジョン規格にも対応。映像が持つ本来の色彩や質感を再現します。

HDMI端子やUSB端子の数はいずれのモデルも共通しており、動画ストリーミングサービスにも対応していますが、対応サービスが若干異なっています。また、画面サイズは同じですが本体サイズは新モデルである8T-C70CX1の方が小さめで、重量も1.5kg軽量です。

省エネ性能についてもほぼ同じで、わずかに8T-C70CX1の方が消費電力量が高いものの年間電気代の差は数十円程度です。画質にかかわるスペック面が8T-C70CX1の方が優れているため、より良い画質を求めるのであれば、8T-C70CX1をおすすめします。

8T-C70BW1は、2019年11月に発売されたモデルです。8T-C70AX1よりも後に発売された8K液晶搭載モデルではあるものの、8Kチューナーを搭載していないので下位モデルと考えていいでしょう。HDR方式やLEDバックライトも同じスペックで、チューナー数も共通しています。

接続端子や対応動画ストリーミングサービスもまったく同じスペックを搭載していますが、8T-C70BW1の方が年間消費電力量が少なく、年間電気代では1200円ほど安くなります。つまり、この2モデルが大きく異なるのは8Kチューナーの有無です。価格面でもほとんど大きな差がないので、8K放送を視聴したいかどうかで選ぶといいでしょう。

シャープ 8T-C70AX1 テレビの種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

8Kと4Kダブルチューナーを両方搭載したこちらのテレビは、新開発の8K倍速駆動液晶パネルによりリアルで高精細な美しい映像を実現しています。4K放送の裏番組同時録画も可能で、音質も優れています。

8Kチューナーを搭載している点がメリットである一方、8K視聴時に動作や画質に問題がある、チャンネル切り替え時のレスポンスが遅い、録画機能に不満を感じるなどのネガティブな声はありましたが、画質については概ね高評価でした。

8K放送を楽しめ、4Kの裏番組録画や地デジ・BS/CSの裏番組録画も可能、多数のネット動画にも対応しているので、多彩な番組を満喫したい人におすすめのテレビです。