ソニー テレビ KJ-43X8000Gの調査レポ

43X8000Gは、ソニー独自の超解像エンジン「4K X-Reality PRO（4K エックス リアリティ プロ） 」を搭載。あらゆるコンテンツをアップコンバートすることで、テレビ番組だけでなく、ネット動画も高精細な4K画質で楽しむことができます。

Android TV（TM）を搭載している43X8000Gは、自分の好きなアプリをテレビに自由に追加することができます。スマートフォンやタブレットで見ていた「Prime Video」や「You Tube」、「TVer」の映像も、高画質の大画面で楽しむことが可能です。 

43X800Gのリモコンは「Google アシスタントボタン」を搭載し、ワンプッシュするだけで音声検索が可能となります。放送中のテレビ番組から録画番組、ネット動画まで、リモコンに話しかけるだけで手軽に検索できるのが嬉しいですね。

高画質の薄型テレビは高性能スピーカーの内蔵が難しく、音質にこだわるユーザーから不満が上がるのは43X8000Gに限ったことではありません。43X8000Gはフルレンジスピーカーを左右に搭載していますが、より迫力ある低音質を求めるユーザーの中には、別売りのサウンドバーを購入するケースが多く見られます。

インターネット対応の多機能テレビであるがゆえに、ユーザーによってはリモコンに不要なボタンがあるようです。一方、見ている番組をボタンひとつで録画できる「見て録」や、レコーダーとの「リンク操作」といった、以前のBRAVIAに搭載していた機能はありません。従来のリモコンと同等の使用感を期待する方は、慣れるまでにしばらく時間を要することになるでしょう。

43X8000Gは、液晶テレビの欠点である「動画ぼけ」を補うための倍速機能が付随しないモデルとなります。倍速機能は、液晶テレビ特有の動画残像を抑える働きのある機能です。通常の映像を見る分には問題ありませんが、ゴルフやサッカーなど、スピード感溢れる映像を求める方には、欠点のひとつとなり得るでしょう。

43X8000Gは、「トリミナスディスプレイ」によって、今まで再現できなかった色彩領域を表現することを可能としています。繊細な色のニュアンスや人肌のみずみずしさまで描き出し、より立体感と奥行きのある世界観を体感できると評判です。10年前のBREVIAとは段違いの映像美だという声も多く寄せられています。

「Works with Alexa」に対応している43X8000Gは、Amazon Ecoシリーズと連携させることで、リモコンのハンズフリー操作が可能となります。その他、リモコンの「Googleアシスタントボタン」はワンプッシュするだけで音声検索ができ、利便性の高さが人気の理由のひとつです。

外出先ではスマートフォンやタブレットをで視聴していたインターネット動画も、帰宅後は43X8000Gの迫力ある大画面で楽しむことができます。Android atb（TM）機能により、好きなアプリやゲームを追加できるのも大きな特徴のひとつ。自宅のテレビを自分好みにカスタマイズすることが可能です。

BRAVIA KJ-43X8500Gは、KJ-43X8000Gと同じく、ソニーから発売されているBRAVIAブランドの43型液晶テレビです。

見た目には大きな違いはないものの、43X8500Gは価格の高い上位モデルとなりますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

一番の違いは、4Kチューナー内蔵の有無となります。43X8500Gは「BS4K」と「110度CS 4K」を内蔵しており、43X8000Gと違い、4Kチューナーを別に購入する必要がないことが大きなポイントであると言えるでしょう。

また、43X8500Gは「モーションフローXR240」搭載により倍速機能にも対応。スピーディーな映像にも滑らかさを求めるユーザーから、高い評価を得ています。

重さは43X8000Gが0.9g軽く、消費電力も全体の3割ほど削減されているため、省エネを重視される方にはこちらも気になるところですね。

その他、43X8500Gはより美しい4K画像を実現する「HDR X1」を搭載し、等倍速駆動パネルは2倍の120HZと、より多くの機能を兼ね備えています。

BRAVIAのベーシックモデルともいえる43X8000Gに更なる満足度を求めるユーザーにとっては、43X8500Gモデルがおすすめだと言えるでしょう。

2018年発売のBAVIA KJ-43X7500Fは、2019年に発売された43X8000Gの前身モデルとなる機種です。

Android TV機能を搭載し、好みのアプリケーションを追加したりネット動画を視聴できるなど、両者にはそれほど大きな違いは見られません。ネット動画ボタンを搭載したかんたんリモコンも、両者に付属されています。

一番の違いは、43X8000Gモデルが「トリミナスディスプレイ」を採用している点にあるでしょう。

43X8000Gは、色の再現領域がより拡大することで、美しさと共によりリアリティ溢れる映像を再現することが可能となっています。

前身モデルであることから、価格は43X7500Fが約5,000円～6,000円割安です。

その他の機能に大きな差がないことから、価格帯だけを重視すれば43X7500Fを選択するケースも多く見られるようです。

BRAVIA KJ-43X8500Fは、現行モデルである8500Gの前身機種となります。

43X8000Gの上位モデルにあたるものの価格差は1万円弱と、搭載されている機能に納得すればお手頃価格ともいえそうですが、どのような違いがあるのでしょうか。

43X8500FはAndroid TV（TM）機能に対応しています。「Prime Video」や「Netflix」の配信サービスを利用できることや、4Kチューナーは非内蔵であることも共通です。

大きな違いは、43X8500Fには倍速機能である「モーションフローXR240」と、高画質を再現する「HDR-1」が搭載されている点にあるでしょう。

「HDR×1」はHDRリマスター機能を搭載しており、様々な映像を高コントラストな画質でより鮮明に描き出すことが可能となっています。

「モーションフローXR240」では、映像のコマ数が4倍になり、残存感が低減。43X8000Gには倍速機能が非搭載であるため、動きのある映像時の滑らかさに違いが生まれます。

43X8000Gよりも上位モデルが欲しいがチューナーは必要ない。価格は抑えたいという方には、充分選択肢となり得るモデルではないでしょうか。