ブラックベリー スマートフォン・携帯電話 BlackBerry Bold 9900

66mm×115mmというサイズと10.5～12.3 mmという厚さが手になじみやすく、グリップ感のある素材が持ちやすいデザインです。またメタルフレームを採用し、強度の強化と高級感を演出しています。

タッチで操作できる液晶と、その下にはパソコンでおなじみのqwertyキーボードを組み合わせた独特のデザインです。見た目の小ささに相反する奥行きのあるキータッチでメールや検索での文字入力もストレスフリーでできます。

前OSのBlackBerry6に比べて45％高速化されたBlackBerry7を搭載。1.2GHzのSnapdragonのCPUで操作性やブラウジングも快適です。

BlackBerry Bold 9900の画面は2.8インチと、現在主流のスマートホンと比較すると半分程度の大きさです。タッチパネル操作で拡大などもできますが、大画面がメインとなっている現在では画面が見づらく感じるかもしれません。

BlackBerry Bold 9900のバッテリー容量は1230mAhと少なく、連続通話時間は300分となっています。そのため、メールをたまに見る程度なら問題ありませんが、通話などあまり長時間の使用には向かないようです。

BlackBerry Bold 9900はBlackBerryシリーズの中では最新のOSで動作が良かったですが、現在主流のスマートホンやiPhoneよりはメモリ容量やCPU性能が低く、Wi-Fi以外での通信はかなり時間がかかります。

いくつものアプリを使ったり容量の大きいアプリを使うことには向かないようです。

BlackBerry Bold 9900はインカメラがなく、背面カメラも500万画素とあまり大きくはありません。なので、BlackBerry Bold 9900でいろいろな写真や動画を撮影して楽しむ、デジカメのような使い方には向かないようです。

BlackBerry Bold 9900は数あるスマートホンの中でもかなり小型で、重量も130gと軽いです。そのため、電車の中などで片手でスマートホンがしやすく、疲れにくいのがメリットのようです。

BlackBerry Bold 9900はキーボードが外付けになっている珍しいタイプのスマートホンです。タッチパネルのフリック操作やタッチ操作よりもキーを打ち込む方が快適という意見やショートカットキーとして使えるという利点が便利という意見もあります。

BlackBerry Bold 9900はパソコンで使われていた音楽や動画形式にはほとんど対応しており、また「BlackBerry Media Sync」というアプリを使うとPC上のWindows Media PlayerやiTunesと同期して音楽を取り込めるという点もありました。

そのため、音楽プレーヤーとして活躍していた側面もあったようです。

BlackBerry Bold 9900はキーボードがついた独自のデザインもそうですが、メタルフレームを使用したことによる高級感や壊れにくさという部分が非常に人気だったようです。

BlackBerry Bold 9000はBlackBerry Bold 9900より3年前に発売された機種です。サイズや見た目はあまり変わりがありませんが、BlackBerry Bold 9900の方が薄くなっています。また、素材の変化や外装がメタリックフレームになっていることもあり、高級感はBlackBerry Bold 9900の方が増しているという意見があります。

大きく変わったところはOSとメモリの面です。OSはBlackBerry Bold 9000では6だったのがBlackBerry Bold 9900では7に変わっています。コアはどちらもシングルでありながら種類が変わっており、BlackBerry Bold 9900の方が処理速度が速いため、レスポンスやアプリの処理が速くなっています。

また、どちらもBlackBerryシリーズの特徴的なqwertyキーボードがついていますが、入力はBlackBerry Bold 9900の方がしやすいといった意見があります。

ただ、バッテリー容量はBlackBerry Bold 9000よりBlackBerry Bold 9900は少なくなっているため、バッテリーの持ちはBlackBerry Bold 9000の方が長持ちするようです。

以上の点から、快適な操作を求める場合はスペック的に完全に上回っているBlackBerry Bold 9900の方がおすすめです。その分、BlackBerry Bold 9000はBlackBerry Bold 9900よりかなり安くなっているので、とことんコスパを重視するならBlackBerry Bold 9000がいいでしょう。

BlackBerry CLASSICはBlackBerry 9900より後の2015年に発売された機種です。BlackBerry 9900はdocomoからの販売でしたが、BlackBerry CLASSICは格安SIMのエックスモバイルから発売されています。

BlackBerry CLASSICも特徴的なqwertyキーボードは健在です。ただ配列がBlackBerry 9900ではカーブがかっていたのがBlackBerry CLASSICでは一直線になっており、そのデザインが残念という声があります。

大きさではBlackBerry CLASSICの方が大きく、画面も広くなったので、片手操作は難しくなりました。しかしその分BlackBerry 9900より見やすくなっています。キーボード以外ではよりAndroidのデザインに近づいているといえます。

機能としては、まずOSが10になったことで様々な変化が見られています。BlackBerry9900では難点だった通信がAPN設定できるようになっており、ブラウジングもサクサク動くようになっています。動作も3倍ほど速くなっています。BlackBerry9900では入れることができなかったAndroidのアプリも取り入れることができます。

バッテリーはBlackBerry CLASSICでは容量が大きくなっているほか、BlackBerry9900より50％ほど消費が削減され、持ちがよくなっています。ただし、電池の取り出しは不可となりました。

BlackBerry CLASSICはBlackBerry 9900より一般向けなスマートホンに進化しているといえます。qwertyキーボードを使いながら、よりスペックの高いスマートホンを使うならBlackBerry CLASSICがいいでしょう。

ただしその分価格は高くなっているので、片手で操作したい、最低限の機能があればよく、コストを抑えたいという場合はBlackBerry 9900の方がおすすめです。

BlackBerry Bold 9900 携帯電話の種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

BlackBerry Bold 9900は現在サービスが終了しており、メーカーやdocomoのサポートは受けられない状況となっています。ただSIMロック解除されている端末なら、格安SIMなどで使用することができ、Wi-Fi通信のみの使用もできます。

特徴的であるqwertyキーボードの操作が非常に評判が良く、サポートが終了した今でも高い評価や手放せないといったレビューもしばしば見られます。

BlackBerry Bold 9900の難点としては通信機能が遅く、Wi-Fi環境下以外ではかなりストレスになる点やバッテリーの持ちが短い点です。画面も小さく、そのため、YouTubeの視聴やサイト閲覧などエンターテイメントをメインとした使い方には不向きです。

スペックや環境的にメインのスマートホンとしては難しいですが、メールやSNS、ちょっと調べ物をしたりといった補助的なスマートホンとして使うなら、充分使えるシンプルなスマートホンです。特に液晶をタッチして文字入力などするのが苦手な人にはおすすめです。