LGエレクトロ二クス スマートフォン・携帯電話 Qua phone PX

スペックはあまり高くありません。しかし価格を抑えたコスパ重視のスマホです。スマートフォンに必要最低限の機能は盛り込まれています。多機能を求めるのではなく気軽に使える安いスマホを買いたいという方のニーズに応えてくれる機種といえます。また電池容量は3000mAhなので長時間使えます。

派手さよりもシンプルさを重視した外観で、高級感がある印象はありません。光沢のない表面なので指紋や皮脂汚れもあまり気にする必要はさなそうです。シンプルに仕上げられた外観なので、細かいことを気にせず使えそうです。

搭載されているカメラ機能は逆光であっても暗い部分が黒く潰れないように自動補正されます。うす暗い場所での撮影も自動で自然な明るさに調整される仕様になっています。サブカメラは約800万画素とサブカメラにしては高画素です。自分撮りにも最適です。

これは機能を限定するかわりに低価格というスマホです。そのためROM容量は16GBしかありません。しかしAndroidであれば少なすぎて困るというレベルではありません。ROM容量が少なすぎる欠点はMicroSDXCを使うことでカバーできます。

悪い口コミのなかには、優しい呼び出し音なので気づきにくい、呼出音の選択肢が少ないというものがあります。そこで呼び出し音は大きめに設定する必要があります。最大にすれば周りがよほど騒がしくない限り、聞こえにくいということはありません。

Qua phone PXは高価格のスマホと比べるとストレージ容量が少ないです。そのためアプリを大量にいれると動作が遅くなったり、アップデートがうまくいかない場合があります。サクサク快適に動くのでよいという口コミのほうが多いので、アプリの自動アップデートに失敗することがあるのは使用しているアプリの数に原因があると考えられます。

スマホの動作が遅いとイライラさせられますが、Qua phone PXの動作は軽快でストレスを感じさせません。遅くなるのは高機能だからといって大量にアプリをインストールしてしまうからです。最低限の機能があればよいというユーザー向けの機種なので動作は早いです。

バッテリーは3000mlAと大型なのでモバイルバッテリーを持ち歩く必要は少ないと思われます。口コミでも夜寝るときに充電するのを忘れても朝は30％くらい残っているとあります。低価格でハイスペック機種ではないのでバッテリーも消耗しにくいと考えられます。

画面サイズは5.2インチで表示が見やすいのが特徴です。画面の大きさのわりには本体は薄くて軽いため、携帯性も高いです。3Dゲームや動画をみることを主な使用目的にしていないのであれば、低価格でコスパのよい機種なのでおすすめです。

Qua phone PXの発売日は2016年7月、Qua phone QXの発売日は2017年7月です。約1年の違いがあります。ではQua phone PXとQXの違いは何でしょうか。

本体の横幅と厚みにはほとんど違いはありません。ディスプレイもほとんど同じです。CPU性能でみてみるとPXもQXもCPU性能は8コアで1.4GHz+1.1GHzと同じです。メモリ容量は2GB、ストレージ容量も16GBで両者は同じです。これだけではわずかに外見が違うだけにもみえてしまいます。

では違いはどこにあるのでしょうか。カメラ性能と画面解像度にあります。画面解像度はQXが1280×720、PXが1920×1080です。メインカメラ性能はQXが1300万画素、PXが1610万画素です。この部分ではPXのほうが画面解像度が高く、カメラ性能も高いことがわかります。それから重さは139.0gと127.0gでややQXのほうが重いです。

このように比較してみると、ややPXのほうが優れていると考えられます。発売当時の販売価格をみてみるとPXは51,840円、QXは32,400円と安いです。機能面で低くても安く買いたいという方にはQXがおすすめです。両方とも中古で購入することができます。それだとさらに安くなります。

Qua phone KYV37の発売日は2016年2月です。PXと比較すると半年近く前のモデルです。ではどのような違いがあるのでしょうか。

CPUに違いがあります。PXはMSM8937、8コア1.4GHzですが、KYV37はMSM8916、4コア1.2GHzです。画面解像度はPXが1920×1080であることに対してKYV37は1280×720です。バッテリー容量はPXが3000mAhであることに対してKYV37は2200mAhしかありません。

PXのほうが縦幅と横幅はやや大きくなっていますが、厚みは薄くなっていて重量も軽量化されています。

このように比較するとPXのほうが優れていると考えることができます。KYV37の発売当時の価格は49,680円とPXのそれよりも安い価格で販売が開始されました。PXよりも機能面では落ちるけれども安く買いたい方にはおすすめの機種といえます。また中古品だとさらに安く買えます。

LGエレクトロニクス Qua phone PX 携帯電話について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

Qua phone PXはコスパ重視のモデルです。ゲームをしたり動画配信に使うのには適していませんが、スマホは最低限のことができればそれでよしと考えている方には、安価で手に入れることができる最適のアイテムです。またその外観は指紋や皮脂汚れを気にする必要がない、つや消しでシンプルなデザインです。

シンプルである反面、搭載されているカメラ機能は充実しています。逆光であっても自動補正され、うす暗い場所でも自然な明るさに調整されるのできれいな写真が撮れます。自分撮りにも最適のスマホです。またバッテリー容量も3000mAhとたっぷりあるので充電なしで長時間使うことができます。

スマホの入門機に最適の機種としてQua phone PXをおすすめします。