カースピーカーのおすすめ海外ブランド・メーカー｜高級モデルやフォーカル・モレルも

ドライブを快適なものにするために、カースピーカー(カーオーディオ)で音楽を本格的に楽しんでいる方も多いですよね。国内メーカーも人気ですが、高級感があると海外ブランドも人気が高いです。そして最近ではリーズナブルな市販のカースピーカーを購入し、自分で取り付けを行う方も増えています。

市販のカースピーカーは純正よりも高品質ですが、自分の車に合ったものでないと本来の音質を再現できません。特に音質を重視したい方は、いくつかのポイントを抑えて選ぶ必要があります。しかし、初心者にはポイントが分からない方は多いですよね。

本記事では車に合ったカースピーカーの選び方や疑問点・おすすめ商品などを紹介します。その他にも、フォーカル・モレル・ロックフォードなどの人気メーカーも紹介するので必見です。本記事を読んで、カースピーカーの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

カースピーカーは「コアキシャル」と「セパレート」の2種類があります。それぞれ音質や価格に違いがあり、タイプによっては初心者には扱いが難しい場合もあるので、どちらの種類が適しているのかここで確認してください。

「コアキシャル」は中低音スピーカーと高音スピーカーが一体化しているため、まとまりのいい音を楽しめます。多くの純正カースピーカーに搭載されているタイプで、比較的低価格で購入できるものが多いです。純正スピーカーと同じ形状であるため、入れ替えるだけですぐに取り付け可能です。ただし、足元に設置するものが多いので、音が下の方から聴こえがちになる点を留意してください。

「セパレート」はコアキシャルとは逆に、中低音スピーカーと高音スピーカーが分かれています。特に高音スピーカーをダッシュボードの上に設置すると、高めの位置から臨場感のあるサウンドを聴けます。セパレートはスピーカーの数だけ自由に取り付けられますが、高価なモデルが多い上に設置場所によって音が変化するため上級者向けです。また、設置や調整には専門知識が必要なので購入前に調べましょう。

周波数（Hz：ヘルツ）は、1秒間に振動する波の数を示します。ロックやパンクなど低音を重視するジャンルなら40Hz以下のものを、ハイトーンボイスの曲や女性ボーカルなど高音域に強い音へこだわるなら40kHz以上のものを基準にスピーカーを選んでください。

人の耳が聴き取れる周波数は20Hz～20kHzほどですが、再生周波数の音域が広がるほど心地いい自然な音を楽しめます。スピーカーの配置も考慮しながら車内のサウンド環境を整えましょう。

W数が大きいほどダイナミックな音楽を再生できますが、自分の車のパワーアンプに適したW数でないと能力を十分に発揮できません。そのためパワーアンプの定格出力を確認し、対応可能なカースピーカーを選ぶ必要があります。

たとえば定格出力が30Wでカースピーカーの入力値が40Wだった場合、パワー不足でスピーカー本来の音質を再現できません。状況によってはカースピーカーに適したパワーアンプも同時に購入する必要があるので、留意してください。

セパレートタイプは2WAY仕様が主流ですが、2WAYよりもさらに高音質で楽しみたい方は3WAYスピーカーを検討しましょう。3WAYは、2WAYにスコーカー（中音〜中高音再生用のスピーカーユニット）を追加したタイプで、より豊かなサウンドを再生が可能。

ただし、スピーカーを増やす場合はバランス良く設定を行わないと、かえって音質が劣化します。そのため3WAYは、カースピーカーの環境を正しく把握した上で自分で調整を行える上級者の方におすすめです。

とことん音にこだわりたい方は、ハイレゾ対応のスピーカーを検討してください。ハイレゾ対応は高解像で音を再生できるため、本格的な音質を提供します。しかし、ハイレゾ音源は情報量の多さから、処理能力を持ったスピーカーでないとスムーズに再生できません。確実に楽しみたいなら、ハイレゾ対応のセパレートスピーカーが最適です。

カースピーカーは低音域に限界がありますが、より重厚感のあるサウンドを再生する方法が気になりますよね。また、16cmと17cmのスピーカーはどちらを選べばいいのか悩む方も多いです。ここでは、カースピーカーに関する疑問について解説します。

通常のカースピーカーでは表現しにくい重低音域ですが、サブウーファーを使えば低音域の補強が可能です。サブウーファーとは低音のみを再生するスピーカーです。単体のものとアンプ内蔵の一体型があります。省スペースで使いたい方はアンプ内蔵のパワードサブウーファー、スペースに余裕がある方や重低音にこだわりたい方はユニットサブウーファーがおすすめです。

カースピーカーのサイズは16cmか17cmのモデルが多いですが、国産車は一般的にどちらのサイズも取り付けが可能です。ただし、車種によっては17cmのモデルが設置できない場合もあるため、不安な場合は16cmを選びましょう。

また、16cmと17cmでは設置する際のネジの数が異なります。17cmでは4個のネジが必要ですが、16cmは機種によって3個あるいは4個のネジを使う点を留意してください。

カースピーカーは「国内製よりも、海外ブランドの方が音質や再生の完成度に優れている」などの意見も耳にします。実際のところはどうなのか「国内メーカー派」と「海外メーカー派」の意見を見てみましょう。

「海外製は高価でも性能が今一つな製品が多いので、安くても日本製の方がいい音を聴ける」といった声があります。また「海外製は扱いが難しそうでクセが強い印象があるので、安定性に優れた国産を選びたい」などの声も少なくありません。ただし、評価の高い海外製もあるので「実際に音を聴いて決められれば、海外製も試したい」などの意見もありました。

「国産は無機質な感覚で音楽を聴いても楽しめないが、海外製は音質の奥深さが圧倒的」と感じる方が多いです。ほかにも「国産は見た目は凝っているが性能はそれほどでもない、割高感がある」などの声が目立ちます。また、「海外製はごく1部しか輸入されていないため、基本的には厳選された良品が多い」と判断する方もいます。

オーディオ機器で高い評価を受けているKENWOODのカースピーカーは、臨場感のある音を再現できる低価格モデルを多く販売しています。また、高解像なハイレゾ対応スピーカーをいち早く取り扱ったのも有名です。コスパ重視の方から高音質志向の方まで、幅広い層に合ったモデルがラインナップされています。

カーナビの分野でトップクラスの技術を持つPioneerは、ブランド「カロッツェリア」で車載オーディオ機器を手掛けています。Pioneerのカースピーカーはその高い技術力を活かし、汎用性の高いスタンダードスピーカーから上級者向けのハイエンドスピーカーまで、多彩なラインナップが豊富です。

海外からも高い評価を得ているALPINEは、創業時から車載オーディオ機器を製造しているため、安定した技術力を保っています。ALPINEのカースピーカーは臨場感のあるサウンドに加え、上品なデザインも特徴的です。

また、高音質のハイレゾ音源に対応したシリーズも扱っているので、世界レベルの品質を求める方はチェックしてください。

車載機器を主力として展開を続けてきたClarionでは、カースピーカーのほかにカーナビでも確かな実績を積み重ねています。またClarionのスピーカーは、初心者から上級者まで幅広く利用可能な「SRTシリーズ」が人気です。

さらに、主流となっている2WAYだけでなく3WAYを扱っている点も、Clarionの特性です。なかでも、「クラリオン マルチアキシャル3WAYスピーカー SRT1633」はコスパ最強といわれます。

BOSEは独自の技術で多くの機器を開発しており、その技術力は音響機器以外にも幅広く応用されています。なお、BOSEのカースピーカーを単体での購入はできず、純正スピーカーとして搭載されている自動車メーカーの車購入が使用条件です。

またBOSEのカースピーカーはバイオリンのような高音質の低音にこだわっており、雰囲気を楽しみたい方におすすめです。

JBLは映画館やコンサート会場など、広い空間で使用される業務用スピーカーを手掛けている高級オーディオ機器ブランドです。JBLのカースピーカーは低音域の音質を高度に再現しており、ダイナミックなサウンドを提供します。中でも、ジャズのスピーカーに最適だと評判がいいので、ジャズファンの方はぜひ検討してください。

ロックフォードは1979年にアメリカで設立されたメーカーです。トランス・ノヴァやトパーズなどの技術を生み出し、力強くて迫力のある音を出すカースピーカーを製造しています。車内に迫力のある音を出したい方におすすめです。

専門知識がある方や工具の扱いに慣れている方であれば、30～60分ほどでカースピーカーを取り付けられます。ただしドアの加工が必要な場合もあるため、自信がない方や初心者の方は専門業者へ依頼するのがおすすめです。

業者へ依頼した場合の費用相場は以下の通りになるので参考にしてください。

カースピーカーを交換するだけで音源が格段に向上し、最高のサウンド環境を作り出せます。お気に入りの音楽を高品質で楽しむためにも、この記事を参考にしてメーカーやこだわる機能を比較して検討しながらぜひ自分にぴったりなものを見つけてください。