【2024最新】スポットクーラーのおすすめ26選｜工事不要で簡単設置！

家の中のすべての部屋にエアコンを設置するためには、設置工事や壁に穴を開ける必要があります。しかし、部屋の構造上や広さなどの問題で、エアコンが設置できない場合にはスポットクーラーがおすすめです。スポットクーラーは「ポータブルクーラー」とも呼ばれます。

一般的にスポットクーラーは工事が不要でコンパクトサイズで軽量のモデルが多く、手軽に取り入れられるエアコンとして人気です。中には排気ダクト付きで便利なモデルもあります。製造している主なメーカーは、トヨトミ・日立・スイデン・アイリスオーヤマなどです。

今回は、注目されているスポットクーラーのメリット・おすすめモデル・選び方・排気ダクトなしの場合の注意点などについて解説します。コンパクトなエアコン選びに悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

スポットクーラーとは、部屋の中で移動可能なコンパクトサイズのエアコンで、別名スポットクーラーや冷風機とも呼ばれています。一般的なエアコンと同じ構造ですが、室外機を設置する必要がありません。

そうなると「スポットクーラーはあまり部屋が冷えないのでは？」そんな点が気になります。その通り、スポットクーラーは冷風と温風の両方が排出されますので、部屋の外に熱を排気する工夫が必要になります。

上述のように、スポットクーラーは冷たい空気を送風口から排出し、暖かい空気を排気口から排出する仕組みです。排気ダクトで暖かい空気を部屋の外に排出しないと部屋はいつまでも暑いままの状態になってしまいます。

そのため、排熱ホースなし・排気ダクトなし・排熱なしのスポットクーラーであれば、一定時間運転した後に窓を開けて換気する必要があります。

スポットクーラーはセキュリティ面で注意が必要です。排気用ダクトを窓に設置するタイプのスポットクーラーは仕組み上、運転時には窓の鍵を開けた状態になります。どうしても窓を開けてその間から排熱する仕組みになっているためです。

防犯上が心配であれば、窓に補助鍵を取り付ける方法があります。加えて、スポットクーラーの不使用時には窓の鍵を閉める習慣をつけるなどの対策をとりましょう。

スポットクーラーは小型のタイプが多いですが、部屋の熱気を吸い込み冷却して冷たい空気を排出する仕組みのため、扇風機などの送風機と比較すると電気代がより高くなります。電気代に関しては一般的なエアコンと同様に消費電力が高い点を頭に入れておきましょう。

スポットクーラーの電気代は機種・大きさ・冷却能力の大きさ・使い方によっても変わってきます。一般的には、冷房能力が0.7kw〜2.0kwで、1時間使用したときの電気代が5円〜20円ほどです。部屋の換気をマメにするといった工夫が必要です。

家庭用のスポットクーラーは対応電圧が100Vになっているモデルが多く、ほとんどが室内での使用目的に作られています。コンパクトで、家庭用コンセントがあればどこでも設置ができます。

また、排気ダクトを外に向けて設置するタイプや、冷房機能以外に暖房機能も搭載したモデルなどもあります。1年中使える便利な製品を探している方におすすめです。

業務用のスポットクーラーは、エアコンの冷気が行き渡らない工場や飲食店のキッチンなどでの使用に向いています。家庭用スポットクーラーよりも大型で対応電圧は200Vが多いです。

学校のホールや体育館などの広い場所や屋外で使用を想定したモデルが多く、冷房能力は平均で2.5kwほどあります。40kg以上の重さがある製品もあり、1人で持ち運びするのは大変です。選ぶ際には運搬方法や設置場所を事前に考えましょう。その他の業務用エアコンについては、以下の記事で紹介しています。

ポータブル・スポットクーラーはその名の通り、持ち運びしやすくコンパクトなスポットクーラーです。取っ手やキャスターがついたモデルが多く片手で簡単に持ち運べるほど軽量で、LEDライトを装備したタイプもあります。

室内だけでなく屋外に持ち運んで使用できるタイプは、キャンプなどのアウトドアで活用できる点もおすすめポイントのひとつです。以下の記事でポータブルクーラーについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

スポットクーラー選びで、多くの方が最初にチェックするのが大きさや重さです。エアコンを設置したい部屋や場所の広さ、大きさによって適切なサイズが違います。冷却能力を求めて大きすぎるものを選ぶと邪魔になり、使いにくいのでおすすめできません。

もし、家の中で移動させる機会が多くなる場合は、自分で運べる重さかどうかや移動のしやすさもチェックポイントとなります。取っ手やキャスター付きタイプは移動が楽になります。

スポットクーラーの基本機能である空気を冷やす能力の冷却力の強さは、購入前に必ず確認したい事柄の1つです。冷房能力の値は「KW」とアルファベットで表示されています。

KWの数値が大きいほど、冷房能力が高さを意味します。選ぶときには、家庭用クーラーの冷却能力の目安は0.7～2.0KWで、業務用であれば2.5KW以上を目安にしましょう。

スポットクーラーは、一般的なエアコンとは違って室内機と室外機が一体化した作りです。送風口は2つあり、冷たい空気と暖かい風がそれぞれ出てきます。この暖かい風が室温の上昇に繋がります。

この対策としては、温風を室外に排気する排気ホースがあるモデルを選んでください。熱い風を外に排出して快適に使用できるようになります。購入する際は排気用ホースがあるかどうかをチェックしましょう。

もし、スポットクーラーを複数人で利用する状況であれば、冷風の吹き出し口の数もチェックしましょう。広い場所や屋外で使用する場合も同様です。

1人であれば1つの吹き出し口でも問題ありませんが、大勢でスポットクーラーを使用する場合は2～3つ程度の吹き出し口を搭載したモデルを選んでください。さらに、首振り機能も搭載していればより快適に使用できます。

便利なスポットクーラーですが、気になるのが稼働音の大きさです。最近では静音性に優れ、寝室にもぴったりな製品が販売されています。自然な送風で扇風機よりも涼しくクーラーほど冷えないため、就寝時の使用もおすすめです。

スポットクーラーといえば冷房機能のみを搭載した製品が主流ですが、なかには暖房機能も搭載した冷暖房兼用タイプも販売されています。ストーブのように火を使わず安全に使用できるため、小さなお子さんやペットのいる家庭にもおすすめです。

また、小さなポータブルタイプならトイレや脱衣所など、短時間だけ暖めたい場所にも向いています。ただし、冷房機能のみのタイプに比べると販売されている機種数が少なく、価格が高い点には注意が必要です。

部屋の室温を下げて快適な状態にしたいときには、温度だけでなく湿度も下げる必要があります。近年は除湿機能付きのスポットクーラーも多く販売されています。

除湿機能があるとジメジメとした梅雨の時期や、雨の日に洗濯物を部屋干しをするときなどにとても便利です。しかし、本格的な除湿器とは違い除湿力が低い場合がありますので注意が必要です。

スポットクーラーには「ノンドレン水タイプ」があります。これは、エアコンの運転で吸い込んだ熱い空気を熱交換して、結露した水分であるドレン水が出ない機器を意味しています。

ノンドレン水タイプは、排気するときにドレン水を一緒に放出する仕組みなのでドレン水が貯まりません。自分で定期的に排水する必要がなく手間がかかりません。

スポットクーラーはその名の通り、特定の地点を冷やす冷房器具です。一箇所だけでなく、広い場所をまんべんなく冷やしたい場合は自動首振り機能がついた製品を選びましょう。冷風ダクトが自動で動き、冷たい空気を会場内に効率よく届けます。

大人数が集まる体育館や公民館、工場などの広い場所に最適です。冷風ダクトの可動領域はそれぞれの製品によって異なるため、購入前にしっかりチェックしてください。

スポットクーラーにタイマー機能や自動運転機能が搭載されていると、就寝時や小さい子供やペットがいる家庭でも安心してエアコンが使えます。

オンとオフを時間で設定するでき、自動運転機能では室温を自動的に検知して風量調整をおこなうなど、一般的なエアコンと同様に使えます。