毛穴吸引器おすすめ11選｜ウォーターピーリングとどっちがいい？デメリットも

鼻からおでこのTゾーンは皮脂の分泌量が多く、毛穴の汚れもたまりやすい部分です。毛穴に詰まった汚れは洗顔だけでは落とせず、知らない間に角栓になってしまう場合もあります。しかし、無理に汚れを取ろうとすれば肌を傷つけかねません。

そんなときは、自宅でも手軽に毛穴洗浄などのケアができる毛穴吸引器がおすすめです。毛穴吸引器はパナソニックをはじめとしたいくつかのメーカーから発売されていますが、種類が多いのでどれを選べばいいか迷ってしまう方も多いですよね。また、ウォーターピーリングとの違いも気になるところです。

この記事では、メンズ向け商品を含む毛穴吸引器の選び方・ウォーターピーリングとどっちがいいのか・効果はあるのか・メリットやデメリット・Amazonや楽天でも購入できる水流式などのおすすめの毛穴吸引器11選を紹介します。毛穴吸引器の使い方と注意点についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも、毛穴はなぜ汚れてしまうのでしょうか。毛穴汚れの外的要因は、ほこりなどの汚れや紫外線ダメージのほか、毎日の食生活や生活習慣などでも原因があり、皮脂が過剰に分泌されると汚れが溜まってきます。

また、肌に合わない化粧品を使っていたり、しっかり肌のケアができていなかったりすると黒ずみになってしまいます。毎日洗顔やクレンジングをしていても落としきれない汚れには、毛穴吸引機がおすすめです。

毛穴吸引器のメリットは、洗顔では落としきれない毛穴の汚れを除去できる点です。ファンデーションや化粧下地、皮脂など肌表面に付着したメイクや汚れであれば、メイク落としや洗顔料でもある程度は落とせます。

しかし、毛穴に入り込んだ汚れや角栓はメイク落としや洗顔料ではなかなか落としきれません。毛穴吸引器は、毛穴に詰まった汚れや角栓を物理的に吸引して除去できます。女性だけでなく男性用もあるので、性別を問わず使用できるのもメリットです。

毛穴吸引器はパワーを上げても効果が高まるわけではなく、肌質に合わせた吸引力の見極めが大切です。敏感肌や赤ら顔の方が強レベルで毛穴吸引器を使用すると、肌トラブルを引き起こす可能性があります。

ニキビや肌荒れなど肌トラブルが起きているときに毛穴吸引器を使用すると、炎症が悪化する恐れがあるので注意が必要です。肌トラブルを起こしていない場合でも、吸引レベルが強すぎると炎症を起こす可能性があります。

毛穴吸引器は、肌質に合った吸引レベルで使用しましょう。少なからず肌へ刺激を与える機器であるため、敏感肌の方や肌に炎症ができている場合は、使用を避けてください。

市販の毛穴ケアアイテムには、毛穴吸引器のほかに「ウォーターピーリング」があります。毛穴吸引器は直接毛穴を吸引して、内部の汚れを取り除く機器です。これに対し、ウォーターピーリングは超音波振動によってミスト化した水で、毛穴の汚れを落とすといった違いがあります。

ウォーターピーリングは直接肌に当てずにケアできるので、肌への刺激が少なめな点が特徴です。毛穴吸引器は刺激が強すぎて使えない、そんな敏感肌の方でも、ウォーターピーリングなら使用できる場合が多いのでおすすめです。

吸引式は掃除機のように、空気の力を利用して毛穴の汚れを吸い取ります。アタッチメントのサイズによる違いはあるものの、強力にピンポイントで吸引できるのが特徴です。ただし、吸引力が強いため肌への負担がかかりやすく、敏感肌にはあまりおすすめできません。

吸引力はkPa（キロパスカル）で表示されており、敏感肌には30～40kPa・普通肌は50kPaが目安です。一般的なモデルは50kPa前後、小型モデルは30～40kPa前後のものが多く見られます。

水流式は名前からもわかるように、水の力で汚れを洗い流す方式です。吸引式に比べると肌への負担が軽減されるので敏感肌の方に向いています。ただし、威力が弱い分汚れを落とす効果は吸引式に比べると劣るのは否めません。また、水流式は数が少ないので選択肢は限られてしまいます。

コンセントから電源を取るタイプは、常に安定した電力供給ができるので時間を気にせず使用できるのがメリットです。ゆっくり丁寧に毛穴ケアをしたいときも、電池やバッテリー残量を気にする必要はありません。ただし、コンセントがない場所での使用はできないので注意が必要です。

電池式は電池さえあれば、どこでも使用できるのがポイントです。コードの煩わしさもなく、コンセントに左右されないので使う場所を選びません。

洗面所で鏡を見ながら使用したいときや、旅行先に持っていきたいときにもおすすめです。ただし、電池交換が必要なためランニングコストがかかる点がデメリットといえます。

充電式の毛穴吸引器には、ACアダプターとUSBケーブルを使う2タイプがあります。いずれもしっかりと充電しておけば場所を気にせず使用でき、繰り返し充電できるのでランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。

ただし、バッテリー残量が少ないとパワーが低下しやすく、充電に時間がかかるものは不便に感じる場合があるので注意しましょう。

アタッチメントの種類はメーカーやモデルによっても異なりますが、部位別にケアがしたいのであればアタッチメントの種類が豊富なものをおすすめします。

アタッチメントの先端が細いものは小鼻のキワのように細かい部分のケアに、アタッチメントの先端が広いものはほほやおでこなど広い範囲のケアに最適です。

毛穴吸引器は片手で扱うので、手の大きさに合う握りやすいものかを確認しましょう。また、部位別にアタッチメントを交換する際にスムーズに交換できると便利です。スイッチや吸引レベル調節も用途に合わせて切り替えやすいかどうかもチェックしてください。

吸引力はモデルによる違いもありますが、肌のコンディションや部位によって最適な吸引力は異なります。常に一定よりも吸引力を調節できた方が便利です。

調節範囲は強と弱のみ、または1段階～6段階まで幅広く調節できるものなどもあるので、用途や肌質に合わせて調整できるかどうかもチェックしましょう。

毛穴吸引器を使用する際は毛穴が開いた状態の方が効果的なため、バスルームで使用できるタイプが便利です。ただし、バスルームで使用するのであれば、防水機能は欠かせません。

防水機能にもレベルがあるので、誤ってお湯の中に落としても安心なIPX7（一時的な水没に耐えられるレベル）以上をおすすめします。

ミスト機能を搭載したモデルは、吸引カップの密着性を高める効果が期待できます。吸引レベルが高すぎると肌への負担も大きくなりますが、ミストが吸引カップの密着性を高められれば吸引レベルを上げずに、毛穴の汚れ除去効果をサポートできます。

肌への負担を軽減したい方には、ミスト機能搭載モデルがおすすめです。

毛穴吸引器を使用する際、鏡を見ながらでも顔を近づけない場合は、スマホと連携させて毛穴を拡大して確認できるモデルがおすすめです。毛穴吸引器の先端に内蔵されたカメラが、連携したスマホに毛穴の状態を拡大して映すので毛穴を見ながら使用できます。

スマホ連携機能は、黒ずみや角栓をしっかりと除去したい方におすすめの機能です。

毛穴吸引器は、汚れが気になるからと毎日使用するのは肌に負担をかけてしまうためNGです。最低でも1日は空けるようにして、週2～3回の使用に留めておきましょう。また、長時間使いすぎても肌を痛めてしまうため、1回の使用は5分以内がおすすめです。

同じ箇所に連続して当てるのではなく、数秒ごとに移動させて使用するのも肌に負担をかけないポイントです。

毛穴吸引器を使用するにあたり、毛穴が開いた状態にしておくのが大切です。入浴中や入浴直後は毛穴が開いた状態なので、毛穴吸引器の効果を感じやすくなります。その他の時間は、蒸しタオルを使って顔を温めるのもおすすめです。

使用後は毛穴が開いた状態のため、化粧水やクリームで保湿してから冷タオルで毛穴を引き締めます。冷タオルは毛穴吸引器でうっ血や赤みが出たときにも有効です。

肌質によっては、一番低いレベルで使用してもうっ血や赤みが出たり、炎症を起こしたりする場合があります。もし、毛穴吸引器の使用後に肌に異常を感じた場合は、使用を中止して皮膚科を受診してください。肌トラブル発生後の毛穴吸引器の使用については、皮膚科医と相談しましょう。

毛穴吸引器は洗顔では落としきれない毛穴の汚れを除去するので、初めて使うとこんなに汚れていたのかと驚くかもしれません。

目に見えて効果を感じるのは嬉しいのですが、汚れを落とした後は保湿ケアだけでなく、清潔に使うためにも毛穴吸引器もきれいに掃除しましょう。掃除の仕方は取扱説明書を参考にしてください。

品質が高くリーズナブルな商品が購入できるニトリ・ドンキでも、毛穴吸引機が購入できるのか気になりますよね。まずニトリですが、以前は充電式の毛穴吸引機を販売していましたが、残念ながら現在は取り扱っていません。

しかし、ドンキは自社ブランド「情熱価格」で、「ノーズバキューマー」の商品名で毛穴吸引機を販売しています。真空毛穴吸引方式を採用し、4段階調整可能な吸引力で自分に合った毛穴ケアができます。さらに、広範囲用・細部用・キワ部用の3種類の吸引ヘッド付いているのも嬉しい特徴です。

毛穴吸引器を使えば、洗顔では落としきれない毛穴に使った汚れや角栓も簡単に除去できます。吸引方式や機能性はメーカーやモデルによっても異なりますが、自身の肌質に合ったものを見極めるのが大切です。今回紹介した選び方とおすすめ商品を参考にして、最適な毛穴吸引器を見つけてください。