プロジェクターはレンタルできる？家庭用・業務用の選び方を解説【1日・1ヶ月】

大画面で映像を再生できるプロジェクター。活躍するのは映画やゲームだけではありません。会議やプレゼンテーション、大学のサークルやゼミ合宿など利用される用途はさまざまです。

しかしそういった集まりでも、毎回プロジェクターを使用するわけではありませんよね。そんなときに役立つのがプロジェクターのレンタルサービスです。宅配で必要な場所まで届けてくれるので、取りに行く必要もありません。

プロジェクターをレンタルすることでコストも安く済みます。そこで今回は、プロジェクターのレンタルサービスについて詳しく解説します。また業務用・家庭用の選ぶポイントや、おすすめのレンタルサービスも3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

急な会議やセミナーなどで一時的にプロジェクターが必要になることがあります。また、短期のイベントや講演会の予定が急遽入り、プロジェクターが用意できないケースもあるかもしれません。

年に数回程度しかプロジェクターを使わない場合や、一時的にプロジェクターが必要になった場合にプロジェクターレンタルサービスは活躍します。購入せずにレンタルすることでコストも安く済みます。

プロジェクターは一時的なレンタルサービスの他にリース契約することもできます。レンタルサービスとリース契約の違いは主に期間です。レンタルサービスもリース契約も必要な基材を借りることですが、リース契約は長期の契約を指します。

リース契約のメリットは初期コストが低く、更新期限を設定することで常に最新の設備を使用できる点です。また、故障した場合の対応もリース先の企業にしてもらえます。一方、途中契約が難しい、総コストが高い傾向にあるデメリットもあります。

企業だけでなく、個人でもプロジェクターのレンタルサービスを利用できます。セミナーに使用するためにレンタルする一般的な用途の他に、購入したい製品を事前に確認する手段としてレンタルすることもできます。レンタルすることでお目当てのプロジェクターの使い勝手や実際の性能がわかりますので、安心してプロジェクターの購入に踏み切れます。

プロジェクターは家庭では映画やゲームに使用しますが、会社では会議やプレゼンテーションの資料を映し出すためのものですよね。それぞれ用途が異なるので、選ぶポイントも違ってきます。

会社やセミナーなどで使用する業務用プロジェクターに求められるポイントについて解説します。ポイントは「使用場所によって必要な明るさ(ルーメン)が変わる」「人を写すか書類を写すかで解像度も変わる」の2つです。

ルーメンは明るさを示す単位で「lm」と表記されます。ルーメンが高いほどプロジェクターが発する光は明るいです。プロジェクターには100lm程度の製品から1万lm以上の製品まで、さまざまな明るさのものがリリースされています。

どの程度の明るさが必要なのかは使用環境によって左右されます。たとえば部屋で日中使用する場合、ルーメン数の低いプロジェクターではスクリーンの映像が見えづらくなります。また、スクリーンが大きいほど明るさが必要です。

会議室のスクリーンでプロジェクターを使用する場合、小さな会議室でも3000lm以上のものをおすすめします。大会議室やホールなどの広い空間で利用するなら6000lm以上のプロジェクターを検討しましょう。以下の記事ではルーメンについて詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

プロジェクターを利用する場合、明るさの他に解像度も大切なポイントです。解像度とは画像のきめ細やかさを示し「640×480」といったの数字で表記されます。画像は多くのピクセルが寄り集まってできており、そのピクセルの数を示すのが解像度です。

書類などをプロジェクターに写し出す場合、低い解像度のプロジェクターだとスクリーン上で文字がつぶれて読めません。しっかりと文字を表示させるには高い解像度のプロジェクターが必要です。

夜間の使用やカーテンを閉め切った暗い部屋でプロジェクターを使用するなら、低ルーメンのプロジェクターでも十分です。業務用では2000lm以上のプロジェクターが大半ですが、家庭用では100～2000ml位の製品が多くリリースされています。

夜間のみの使用なら100lmのプロジェクターでも大丈夫ですが、日中の利用を想定するなら2000lm以上のプロジェクターがおすすめです。また、ルーメンの他にコントラスト比もあわせてチェックしてください。

AndroidTVとはGoogleが提供しているスマートテレビのプラットフォームです。AndroidTVが搭載されたテレビやプロジェクターではYouTubeやU-NEXT、Amazon Prime Videoなどを視聴できます。

スマホからのミラーリングが制限されるサービスもあります。AndroidTV搭載プロジェクターなら手軽にさまざまな動画サービスを利用できます。AndroidTVに対応しているかどうか購入前にしっかりチェックしましょう。

現在ポピュラーになりつつある4K画質は、フルHDに比べて4倍の画素数を誇ります。そのため、臨場感のあるきめ細やかな映像を視聴できることが特徴です。映画を楽しむなら4Kに対応している高音質なプロジェクターがおすすめです。また、プロジェクターの音質に重要です。プロジェクター内蔵のスピーカーで音質が満足できないなら、外部スピーカーを接続することも検討しましょう。

プロジェクターの画面サイズ・スクリーンサイズは用途によって変わります。家庭用で映画を楽しむ場合は迫力のある大画面、ビジネスで使う場合は資料の文字がつぶれずに写し出せるサイズが重要視されます。

また視聴距離と画面サイズには密接な関係があります。人間の視野は限られており、近い距離からだと大画面が視野に入りません。目安のサイズは「視聴距離÷3」で出せます。視聴距離が240cmなら80インチが適切なサイズです。

スクリーンの正面にプロジェクターを設置するため、設置場所はとても重要です。棚やラックなどに設置する方法もありますが、一般的に天井吊りが広く使用されています。天井から吊すことで設置場所が確保できます。

プロジェクターをスクリーンと水平に設置できない場合、映像がゆがんで台形になることがあります。台形補正を搭載しているプロジェクターではゆがみを補正してくれます。設置場所によっては重要な機能なのでチェックしましょう。

プロジェクターの中にはスクリーンからの距離がなくても設置できる短焦点タイプもリリースされています。設置場所が狭いときには短焦点プロジェクターも検討しましょう。

ここまで、プロジェクターの選び方やあると役立つ機能を見てきました。ここでは、他のチェックすべきポイントを解説します。

プロジェクターにWi-Fiが搭載されているとさまざまな使い方ができます。たとえばパソコンやスマートフォンをMiracastという機能を通じて、無線でミラーリングすることが可能。パソコンやスマートフォンで再生した映像がプロジェクターを通してスクリーンで再生できます。

Wi-Fiで無線接続できると離れていてもミラーリングできるため、プロジェクターの設置場所を選ぶこともありません。業務用でプレゼンテーションをする場合にもあると役立つ機能です。

プロジェクターの中にはコンパクトな製品やバッテリーを搭載したコードレスで持ち運びできる製品もあります。これらの製品はモバイルプロジェクターと呼ばれており、手軽に持ち運びできるのでビジネス用途として使用されることが多いです。

小型化・軽量化され、片手で持てるくらいの小さなモバイルプロジェクターも登場しています。バッグに入れて持ち運びできるので、いつでもどこで簡単に使えるのが嬉しいポイントです。以下の記事では、モバイルプロジェクターについて紹介しているのでぜひ参考にしてください。

プロジェクターのレンタルサービスにはさまざまなものがありますが、レンタルを注文してから到着までに最低でも数日かかります。遅くても使用する3日前にはプロジェクターの予約をしましょう。余裕を見て1週間前に予約すると安心です。レンタル日数は1日～1ヶ月の間で選べる場合が多く費用は1日数千円程度です。

中には最短で1週間のレンタルが必要な場合もありますので、事前にしっかり確認してください。万が一、プロジェクターが故障しても安心な補償があるサービスもあります。補償に入らなかった場合、プロジェクターの本体代金を支払う必要があることも。必ず補償があるかどうかチェックし、万が一に備えて入っておきましょう。

「APEXレンタル」はビデオカメラ・デジカメ・三脚・マイク・プロジェクターなどのAV機器やパソコン周辺機器のレンタルサービスを展開しています。急なレンタルでも当日16時前なら発送に対応してくれるので、急遽必要になったときでも安心して利用できます。

営業時間内に仮予約すれば最短20分で返信を受け取ることも可能。店舗を東京・大阪・名古屋に構えており、店頭での受け取りや返却にも対応しています。

「レンティオ」は約2500種類もの家電製品やカメラのレンタルが可能なサービスです。お試し利用の3泊4日と月額利用の2つのコースがあります。もっとも安いプロジェクターなら1ヶ月3,200円でレンタルできます。リーズナブルな価格設定も嬉しいポイントです。

プロジェクターのレンタルサービスではさまざまな製品がレンタル可能です。購入したいお目当てのプロジェクターがあった場合、使い勝手や性能を実際に触って確認できるレンタルサービスはとてもおすすめです。ぜひ、一度利用して体験してくださいね。