ブルーレイレコーダーの価格相場はどのくらい？録画機能付きなどもチェックしよう

好きなテレビ番組を録画したりブルーレイの映像作品を鑑賞することができるブルーレイレコーダーは製品数が豊富で値段の幅も大きいです。できることなら自分の目的に合った使いやすいものを選びたいですよね。

ブルーレイレコーダーは値段と性能に注目して選ぶ必要があります。安い製品や録画機能付きの製品など、こだわりを持って選ばないと使いやすいブルーレイレコーダーには出会えません。しかしさまざまなメーカーから販売されており頭を抱えて悩んでしまいがちです。

そこで、今回はブルーレイレコーダーの価格相場や性能の傾向について解説します。またブルーレイレコーダーを選ぶ際のポイントやおすすめ商品も紹介しています。記事の最後では、ブルーレイレコーダーの買い替えの目安についても解説しているので、ぜひご覧ください。

ブルーレイレコーダーの価格相場は27,000～297,000円です。おおまかな傾向として、価格が高くなるほど内蔵HDDの容量が大きくなります。機能としては40,000円以上から3番組以上同時録画可能な製品が多くなります。

また、60,000円以上の製品になるとBS4Kに対応した製品や、4K対応のUHD(Ultra HD Blu-ray)対応製品も増えてきているので、使用するテレビが4K対応の場合におすすめです。また、高価格帯では便利機能なども充実する傾向があります。

ブルーレイレコーダーは、搭載されるチューナー数に応じて同時に録画ができる番組数が増えます。家族で一人ひとり見たい番組が違う場合には、同時録画番組数が多い製品の方がおすすめです。新4K衛星放送では地デジとは異なる専用のチューナーがある点に注意してください。

同時録画番組数が3番組以上の製品は37,000円からです。また、選択したチャンネルを24時間自動録画する「チャンネル録画」機能も搭載しています。SNSなどで話題になった過去の番組を視聴できます。チャンネル録画が可能な製品は52,900円からです。

無線LAN対応機種ならご家庭のネットワークに繋げて、スマホやタブレットなどの端末で家中のどこからでも録画した映像を楽しむことができます。また無線LAN対応製品の中には、外出先からアプリを通じて録画したり映像を視聴することも可能な製品も多いです。

DLNA規格に対応する製品なら異なるメーカー同士でもデータ通信をし、家の異なる部屋のテレビでも録画した映像を視聴できて便利です。無線LAN対応製品は34,100円からで、DLNA規格対応製品は27,000円から登場します。

ブルーレイレコーダーは、デジタル放送を録画できるHDDを内蔵しています。容量は、500GB～2TBのHDD搭載の製品が主流です。長時間の録画が可能なより大容量のHDDを搭載した製品もあり、テレビ番組を視聴する頻度が高い家庭におすすめです。

また録画用USB端子で接続する外付けHDD対応製品もあり、内蔵HDDの容量が足りなくても録画をすることができます。外付けHDD対応製品の価格帯は27,000円からです。下の表では内蔵HDDの容量・録画時間・価格帯をまとめています。

ブルーレイレコーダーには、さまざまな便利機能が搭載されています。豊富な番組を楽しめる機能や、画質や音質にこだわった機能などがあります。

シャープのブルーレイレコーダーは「AQUOS」シリーズが有名です。映像機器などの扱いが苦手な方にも扱いやすくなっています。新作ドラマを4週連続で自動録画し、再生後4週間後には自動消去する機能「ドラまる」は、ドラマ好きの方に便利でおすすめです。

また、スマホ連携で外出先で映像を視聴したり、スマートスピーカーと連携して音声操作できる機種が多いのも魅力的です。地デジやBSの画質を向上させて4Kさながらの画質に変換できるタイプの製品もあります。製品価格帯は32,000～130,000円になります。

東芝はブルーレイレコーダー「REGZA」シリーズが人気で、設定したチャンネルをまるごと録画し続ける「タイムシフトマシン」機能を搭載した製品もあります。録画した番組は、再生時間を一覧で表示して一目で再生終了時間がわかるので便利です。

スマホ連携して、スマホをリモコンとして使用したり、テレビのサブディスプレイとした活用することができる製品が多いのも魅力です。また時短で簡単に録画・視聴できるのも特徴的で忙しい方にもおすすめできます。製品価格帯は31,000～79,000円になります。

パナソニックはブルーレイレコーダー「ディーガ」シリーズを多数取り扱っています。上位機種ではUltra HD Blu-rayに対応した製品もあり、画質・音質ともにハイクオリティさが魅力です。また、スマホやデジカメで撮影した画像や動画も保存できる製品もあります。

「全自動ディーガ」では指定したチャンネルをまるごと録画することが可能です。ほかにも4Kチューナーを内蔵した製品など、ラインアップが豊富で自分に合った製品を見つけやすくなります。製品価格帯は27,000～297,000円です。

ソニーのブルーレイレコーダー「BDZ」シリーズは直感的な画面操作が可能です。1ヶ月先から先行予約できる「新作ドラマ・アニメガイド」機能搭載製品も人気です。また、番組の予約ランキングや視聴数をチェックすることができ、トレンドに敏感な人に適しています。

4Kチューナー内蔵製品やハイレゾ対応製品なども多く、画質や音質にこだわっている点もソニーらしさです。4Kアップコンバート機能や4Kダビングが可能な製品もあり、画質にこだわる方におすすめできます。製品価格帯は34,700～110,000円です。

40,000円以下で購入できるブルーレイレコーダーの性能を下の表にまとめています。低価格帯のモデルでは、4K放送には非対応ですが2番組以上同時録画が可能です。さまざまな便利機能が搭載されているモデルもあり、コスパの良さが魅力的です。

ここでは40,000～100,000円で購入できるブルーレイレコーダーの性能を比較表にまとめました。4K放送に対応しているモデルが登場し始める価格帯で、選択肢が広がります。チャンネル録画機能搭載のモデルもあります。

ここでは100,000円以上のブルーレイレコーダーの性能比較を下の表にまとめています。100,000円を超える価格帯はおおよそ4K放送対応で多機能な製品が主流です。より高い性能を追求したい方におすすめできる価格帯です。

ブルーレイレコーダーの寿命は一般的には5～7年と言われています。内蔵するHDDの寿命によるところが大きく、ある程度年数が経ったら大切な録画番組などはデータを移しておくことをおすすめします。HDDが原因の故障の場合、録画番組の復旧はできません。

使用頻度や使用環境によっては、寿命よりも早く故障してしまう可能性もある点に注意してください。修理代はメーカーへの依頼で20,000～50,000円程度のようです。ブルーレイレコーダー人気製品の価格相場と同じような価格のため、基本的には買い替えがおすすめです。

買い替えた新しいブルーレイレコーダーに録画データを移すことを想定したダビング機能をもつ製品もあります。その場合、寿命を見越して故障前に買い替えてください。

安い価格でブルーレイレコーダーを手に入れるなら、型落ちやアウトレット製品もチェックしてください。最新のブルーレイレコーダーよりも価格が安くなっているので、できるだけ予算を抑えて購入できます。最新のモデルが欲しい場合にはおすすめできませんが、発売時期などにこだわりがない方におすすめです。

録画・視聴・ダビング・スマホ連携など、ブルーレイレコーダー1台でテレビ視聴の楽しみ方の幅が広がります。自分がテレビを見る頻度や好きな番組、また家族のことも考えて、わが家にピッタリの1台を選ぶようにしてくださいね。