電子書籍リーダーおすすめ9選｜カラー版も！Kindle・楽天Koboなど

Koboやkindleなどの電子書籍リーダーで読書をしたいけれど、どうせならカラー表示に対応した機種で読書を楽しみたいと思ったことはありませんか？フルカラーのコミックや、雑誌など電子書籍のバリエーションが増えたことで、このような気持ちを抱く方も多いのではないでしょうか。

2021年3月に待望のカラー化した電子ペーパーが発売されました。しかし、カラー表示の電子書籍は発売から間もないので、電子書籍リーダーを購入するとなると白黒がまだまだ主流です。

そこで、今回はカラーの電子書籍リーダーの紹介を含める電子書籍リーダーの基本情報やメリット・デメリットや選び方をご紹介します。これから電子書籍で読書を楽しみたい方はぜひ最後まで読んでください。

電子書籍リーダーとは、インターネット上のショップやアプリを介して購入した電子書籍を読むことに特化した読書専用端末です。購入した書籍は端末内で保管されるため、容量が許す限りたくさんの書籍を購入し持ち歩くことが可能です。

電子書籍リーダーは、タブレット端末とは異なり、Androidに対応した機種でない限り、用途が読書に限定されます。しかし、書店に行かずとも新しい本を購入し読書を楽しめることなどから人気を博しています。

電子書籍リーダーのメリットとして、読書に最適な環境が整えられる点が共通しています。具体的には、

• 通知で邪魔されない
• バッテリーが長時間持続する
• 使用する場所を選ばない
• 持ち運びしやすい重さで安い
• 自炊した本を取り込める 

などが挙げられます。電子書籍リーダーは、ブルーライトが発生しないので目に優しく、長時間読書に没頭することが可能です。また、自炊した本（自宅にある本をスキャンしてPDF化したものを指します）を取り込めば、紙の本も電子書籍のように扱うことができるようになります。

まず、電子書籍リーダーにはカラー対応している端末の種類が少ないのが特徴です。そのため、カラーで読書を楽しみたい方には向かないというデメリットが挙げられます。白黒ではなく、カラー表示に対応した機種を購入したい場合は、タブレット端末がおすすめです。

電子書籍リーダーの機種によって電子書籍の販売ストアが異なるため、本のラインナップや購入した書籍の管理などが煩雑になることも想定されます。また、一部の端末ではページをめくった時に残像が残る現象が確認されています。

上記で紹介したデメリットが大きく感じる方やカラーで電子書籍を読みたい方はタブレットがおすすめです。タブレット端末なら種類も豊富で、端末にこだわりを持って選べる点もメリットです。また、タブレット端末の場合は書籍を読む以外にも活用ができる点も魅力的といえます。

2021年にはカラー電子ペーパーである「BOOX Nova3 Color」の販売が開始されました。電子書籍をカラーで閲覧したい方以外にも、Androidアプリをカラーで閲覧したい方や電子メモ帳などをカラーで使用したい方におすすめの商品です。

「BOOX Nova3 Color」は「SKTSELECT」から販売しているカラー電子ペーパーです。発売日は2021年3月16日で2021年4月後半からAmazonや楽天などでも販売されています。価格はAmazonで51,800円（税込）です。

カラーで電子書籍の閲覧が可能なのはもちろん、スピーカーを搭載していたりAndroidで動く電子書籍ストアが利用できます。また、重さも265gと軽量で、より使いやすくなったタブレットのような商品です。

電子書籍リーダーは機種によって電子書籍の購入先が異なります。Amazonが販売するKindleシリーズはKindleストア、楽天が販売するKoboシリーズは楽天ブックスでのみ電子書籍の購入が可能です。

そのため、自分の読みたい本が販売されているストアを選ぶ必要があります。複数のストアから電子書籍を購入したい場合は、GooglePlayストアからアプリをダウンロードできる製品を購入するのがおすすめです。

読書といっても、小説や雑誌、漫画など読みたい本の種類によって求める性能が異なりますよね。ここでは、画面サイズと解像度の観点から電子書籍リーダーの選び方を紹介します。

画面サイズはインチ（inch）で表記されます。数字が大きくなると、画面サイズも大きくなります。電子書籍リーダーの場合、ディスプレイは小さいもので6インチ、大きいものは8インチ程度です。機種によっては10インチのものもあります。

6インチはコンパクトなサイズなので、持ち運びのしやすさや、長時間の使用で持ち手が疲れるのが気になる方にぴったりです。一方で8インチ以上の大画面サイズは、雑誌や漫画など細かな字を読む方におすすめです。

画面の解像度はピクセル（ppi）で表記されます。ピクセルの数値が高いと、低い数値の画像よりもきれいに、くっきりと表示されます。そのため、漫画をはじめとする細かい柄や文字が含まれる書籍をメインで読む場合には解像度の高い機種を購入するのがおすすめです。

電子書籍リーダーの場合は、300ピクセル以上が高画質とされています。ピクセルの粗さは、電子書籍の読みやすさを大きく左右するため、購入の際には事前に確認しておいてもいいんですよ。

1台で多くの書籍を持ち歩ける電子書籍リーダーですが、容量によって保存できる数が異なります。特に、小説と異なり画像の多い雑誌や漫画は多く容量を必要とします。たとえば8GBの場合、保存できる量はそれぞれ、小説約400冊・漫画約80冊・雑誌約24冊が目安です。

小説なら8GBでも充分ですが、漫画・雑誌の利用が多い場合は大容量モデルを選ぶか、SDカードで容量を増やすのがおすすめです。大容量モデルにSDカードを挿せば、容量を気にせず漫画・雑誌も楽しめます。

お風呂や台所といった水場での使用が多い場合には、防水機能搭載タイプの電子書籍リーダーがおすすめです。防水の性能は「IPX」の後に続く数字で表されており、数字が大きいほど高性能になっています。台所で料理をしながらレシピを見たい場合には、IPX4以上を目安にすれば、水しぶきに強いモデルを選べます。

お風呂場のような本体が水をかぶったり水没する可能性のある場所では、水によって故障するリスクを軽減できるIPX8のモデルがおすすめです。

仕事で使う機会の多い方だと、資料をPDF化する場合も多いのではないでしょうか。そうした方にはPDF対応の電子書籍リーダーがおすすめです。スキャンしたPDFファイルを電子書籍リーダーに保存すれば、パソコンがなくても出先などで手軽に資料の確認ができます。

他にも、PDF対応モデルであれば、PDF形式の電子書籍も見られます。ビジネス書や資格書など、図表が多い電子書籍はPDF形式で販売している場合があります。これらをよく読む人には非常におすすめです。

ちょっとしたことをメモしながら電子書籍を読み進めたい場合におすすめなのが、メモ機能を搭載した電子書籍リーダーです。電子書籍のページに直接メモしたり、気になった部分にマーカーを引いたりと、直感的なチェックが可能です。

中には、追加したメモ部分を検索して表示できるタイプのモデルや、Eメール経由でエクスポートできるモデルもあります。自分が気になった部分を読み返したいときに役立ちます。

専門用語が多い資格の本や、難しい内容の電子書籍を読む場合は、読みながらわからない単語をすぐに調べられる、検索機能が搭載された電子書籍リーダーがおすすめです。気になったタイミングですぐに調べられるので、本の内容の理解が進みます。パソコンやスマホを別途用意せずに済むため、余計な手間が省けるのも魅力です。

Kindleは、ECサイト「Amazon」が運営している電書籍販売サイトです。Kindleシリーズの電子書籍リーダーでは、Kindle経由で書籍を購入します。Amazonプライム会員の場合、割引価格で書籍を購入できたり、Amazon Unlimitedに加入するので、対象の書籍を無制限で読むのが可能です。

Koboは、インターネットサービス「楽天」が運営している電子書籍販売サイトです。Koboシリーズの電子書籍リーダーでは、Kobo経由で書籍を購入します。電子書籍リーダー本体や電子書籍を購入すると楽天ポイントを貯めるのができるため、ポイントを利用してお得に書籍を手に入れたい方におすすめです。

Booxはアメリカのロサンゼルスで創業され、中国に本社を構える人気ブランドです。初心者でも使いやすい表示切替機能や電子ペンを使ってのメモ機能など、さまざまな機能が搭載されています。読みやすさと使いやすさの両方を兼ね備えた優れものです。

「BOOX Nova3 Color」以外にもカラー対応の電子書籍リーダーは販売されています。「BOOX Nova3 Color」以外でカラーの電子書籍を検討している方は海外で販売されている「Pocket book InkPad Color」がおすすめです。

アメリカで販売されているカラーの電子書籍リーダーです。野外などの明るい場面でも読みやすいのが特徴。しかし、色温度の調節が難しい点は難点です。漫画などをカラーで読む分には十分ですが、雑誌などのより細かいカラーで作られているものはまだまだ読みづらいのも特徴です。

Kindleの電子書籍リーダーにカラー対応のモデルはあるのでしょうか。残念ながら、Amazon・楽天で販売されているKindleシリーズには、カラーに対応している端末はありません。書籍の表示は白黒で行われています。

今回は、電子書籍リーダーのメリットやデメリット、選び方について紹介しました。現在、カラー対応の電子書籍リーダーは販売されておらず、タブレットなどで代用する必要があります。しかし、白黒でも魅力的な商品が登場しているので、電子書籍で読書を楽しみたい方はぜひ電子書籍リーダーの購入を検討してみてください。